2017年12月4日月曜日

フィリピンの空港のぼったりタクシーに乗らなくてよい方法

先日、フィリピンという国に行ってきました。この国にはすでに何度か来たことがあります。
この国でいつも困るのが、空港に到着して最初の移動の時です。空港に到着してホテル等に移動するにあたって、この国では空港に直結する鉄道がなく、空港バスの利用も外国人には難しいです。そのため、タクシーを使うことになるのですが、普通にやると確実にぼったくられます。
まず、空港に到着して出口を出たとたん、「タクシー!タクシー!」と叫びながら近づいて来る人がいます。これについていくと、行先が近く(例えばパサイ)でも、2000ペソ程度をふっかけられます。あるいは、通常2000ペソのところを1800ペソで利用できるというような言い方で勧誘を受けます。それでは日本円で5000円ほどになりますので、かなり高額です。仮にとことん粘ってまけさせたとしてもせいぜい800ペソくらいまでで、やはり割高です。さらに、一般タクシーは危険だと警告されたりするもんだから、外国人旅行者は、この国が危険だという意識もあって、背に腹は代えられないと、ぼったくりタクシーを利用してしまいます。
勝手知らない空港で、タクシーを求めてキョロキョロしているというのは、ぼったくりタクシー業者からしたら、目の前に絶好のエサがウロウロしている状態ですので、しつこく付きまとってきます。
しつこい勧誘を振り切って、空港の端の方でメータータクシーを見つけて、ドライバーに話を聞くと、ちゃんとメーターを使って適正に乗せてくれると言われたりします。しかし、これもぼったくりです。メーターに対する単価が異常で、結局、降りるときに2000ペソ程請求されます。
本物のメータータクシーですと300ペソ程度だったりするのですが、フィリピンの空港では、フィリピン人自身ですらぼったくられることがあるくらい騙されやすく、ましてや海外からの旅行者にとって、まともな料金でタクシーに乗るのは至難の業です。
その国を代表する玄関口の国際空港で、外国人旅行者相手に堂々とぼったくりをやっていて、この国の政府は恥ずかしくないのかと思えてきますが、そういうのが普通の国ですので、感覚が異なります。

そこでお勧めしたいのがUberやGrabといったいわゆる白タクです。フィリピンではGrabの方がややメジャーなようですが、どちらも一長一短があります。
Grabは現金払いです。現金払いということは、ちゃんと乗った後に代金を手渡しで支払うことになるため間違いがありません。ただし、現地通貨が必要ですし、チップのことを考える必要があります。
Uberは事前に登録したクレジットカード払いとなります。現地通貨を持っている必要はないですし、財布を取り出す必要すらありません。チップも事前に設定しておいた割合が自動で支払われます。ただし、クレジットカードの為替手数料がかかるのと、なにかの間違いでちゃんとしたサービスを受けられなかったとしても、自動で支払われてしまうリスクはあります。
どちらのアプリも使えるように用意しておき、自分にとって使いやすい方や用途に応じて使い分けるのがいいのではないかと思います。

UberやGrabを使うには、スマートフォンにアプリをダウンロードして、登録しておく必要があります。インターネット接続も必要ですので、現地で使えるsimカードを購入しておかなければなりません。
アプリの使い方は、この手のITデバイスの扱いになれた方には簡単だと思います。
出発地はGPSで判断されますが、正確な位置を指定した方がいいと思います。到着地は名称で検索もできますし、地図上で地点を指定することもできます。出発地と到着地を結ぶルートに元づいて金額が提示されます。それで問題なければ、検索をかけると、付近を走行中の車両を探しだして割り当てられます。あとは画面に表示される時間、そこで待っているだけです。こちらに向かっている車両の位置がスマホの地図上にリアルタイムに反映されるので、眺めているとおもしろいです。

私は実際に空港で利用したことがありますが、パサイまで150ペソ以下で行くことができました。
空港以外においても、マニラ内での移動に何度も使いましたが、たいへん便利でした。マニラは渋滞が多く、通常のタクシーでは、メーターの料金が気になることがありますし、場合によっては渋滞を理由に割増の料金を交渉されることがあります。そうでなくても外国人旅行者に対してはぼったくりをかけてきます。UberやGrabを使うと、乗る前に料金が決定しているので、そうした心配が一切ありません。

大変便利なサービスですが、注意点としては、なにかの原因でインターネットが使えない状況になるということも想定して、100%あてにしないようにしておく心構えを持っておくべきです。また、田舎の方ではサービスをしている車両がないため、使えない可能性もあります。
あとは、若干の英語力があると、運転手とのコミュニケーションのためにいいと思います。

2017年10月23日月曜日

ヨドバシのポイント割引は10%ではなく実際は約9%である

家電量販店のヨドバシカメラでは「10%ポイント還元」といって、購入価格が10%割引であるかのように錯覚する表現が使われている。ヨドバシカメラでなにか購入すると、その代金の10%に相当するポイントが加算され、次回の買い物時にそのポイントを用いて、割り引かれた金額で購入することができる。
しかし、「10%ポイント還元」という表現を、10%割引だと思っていると、損をしてしまうことがあるかもしれない。

まず、ヨドバシカメラではじめてなにかを購入するときは、ポイントをまったく持っていないので、代金の全額を支払う必要がある。したがって最初は0%引と言える。そして、後日、他の商品を購入すると、その商品が前回購入した商品代金の10%相当のポイント分、安くなる。仮に、前回も今回も同じ1,000円の商品を購入したとしたら、1,000円+1,000円-100円=1,900円となり、この2回分をトータルで考えると5%引きということになる。そう、冷静に考えてみると10%引きにはならない。
だが、このようになるのは最初だけで、それ以降はちゃんと10%引きになると思われるかもしれない。しかし、実は、ポイントは購入した金額に対して付与されるもので、ポイントを使って割り引かれた金額分については、新たなポイントは付与されない。先の例で言うと、2回目の購入では900円しか支払っていないので、付与されるポイントは90円分だ。

これを、分かりやすいようにシミュレーションしたのが以下の表だ。


これは50回分の買い物した場合のケースだ。「販売価格」の列は、10万円未満の金額をランダムに生成した。
「ここまでのトータルの割引率」という列は、一回目の買い物からの累計の割引率だが、この数字はどこまで行っても10%にはならず、おおむね9%前後に収束する。
個々の買い物では、10%を超える割引率になったり、場合によっては100%割引になることもあるのだが、トータルで支払っている金額は絶対に10%引にはならない(理論上約9.09%)。
ちなみに、もう少し還元率の良いゴールドポイントカードプラスを使うと11%ポイント還元となるので、以下のようになる。理論上は9.9%で、こちらであれば、いちおう10%近い割引率になる。


Amazon等、他店と価格比較をするときは、こうした点を念頭に置いておかないと損をすることになりかねない。ヨドバシカメラの価格は10%ではなく少なくとも9%割引で計算するべきである。実際に支払う金額は表示価格に0.9ではなく0.91を乗じて求めなければならない。

あえてここで屁理屈をこねると、1円の商品を購入して、10%還元で0.1円分のポイントをもらい、切り上げて1円分のポイントとなり、次回の買い物で1円の商品を購入したとしたら、1円で2円分の買い物ができることになるので、50%引きということになる。だが、そんな非現実的な話をしても仕方がない。実際的なシミュレーションは上記の通りだ。

ちなみに、私は、ヨドバシカメラで、よく商品を購入している。価格も安く、実店舗、インターネット通販どちらもあり、とても便利だ。
Amazonも併用している。送料無料を目的にプライム会員になっているが、年会費が必要で、年会費なしで送料無料のヨドバシカメラとは、一概にどちらが安いとは言えない。

ヨドバシカメラは、若干アナログ的なところやスピード感にばらつきを感じるが、基本的には分かりやすい仕組みで運用されているように思う。それだけに、10%還元というのも、ポイント付与分は除外したりせず、販売価格に対してきっちり10%を還元するようにすると、ここに書いているようないちゃもんをつけられることはなく、顧客にとって分かりやすくなるだろう。ぜひとも検討してもらいたい。もちろん、利益に直撃するため、そう簡単な話ではないのは分かるのだが。

2017年8月18日金曜日

感心するほど徹底した実用性重視の携帯型扇風機

真夏に屋外で行動するというのは大変です。ただ外を歩いているだけでも汗をかいてしまいます。うちわや扇子が手放せません。
現代では、高効率のモーターや高密度のバッテリーの進化もあって、ハンディタイプの扇風機というものがあります。
以前その手の商品を購入したことがあったのですが、羽がむき出しになっているため、収納と安全性を考えてペラペラのナイロン製でした。やわらかい羽では回転すると空気抵抗に負けて寝てしまうので、しっかり風をかくことができず、十分な風量を生み出せません。これでは使いものにならないと思ってゴミ箱にしまっておいたら、いつのまにか、なくなっていました。まあ、そんなものかと思っていたのですが、最近、頻繁に屋外に出かけるようになると、さすがに暑さに我慢ならなくなってきました。うちわは持ち運びに不便だし、扇子は耐久性がなくてすぐに傷んでしまいます。そもそもそういう人力のものではすぐに腕が疲れます。
あらためて調べてみると、今ではいろんな製品が出ているようです。その中で、見た目がぜんぜんシャレてない、パソコンのファンかと思うような、ただ黒いだけの、実用性のみという雰囲気のものがあったのでそれをチョイスしてみました。値段もほかのものよりちょっとだけ高かったことから、やはり性能重視なんだろうと、意気込みを感じたのもあります。いい年したおっさんなので、格好は関係ありません。ただ涼しければそれで問題ありません。

熱中症対策研究所製のウェアラブル扇風機「抱っこファン」 Amazonで2,800円

この製品には、これまた安っぽい黒いプラスチック製の取り付けアダプターがついていまして、面テープのバンドでとめるという単純な方法で、帽子やら腰ベルト等あらゆるもに取り付けることができるようになっています。
しかし、これがその不格好さとは裏腹に想像以上にちゃんと機能して、私はザックの肩ベルトに付けているのですが、思った以上にしっかり取り付けられます。しかも扇風機の向きを自由に調整できます。試しに腰のベルトにも取り付けてみたのですが、想像以上にしっかり取り付けられます。伸縮性のある面テープのバンドによる取り付けではぐらついたりして不安定そうと思ったのですが大丈夫でした。
最初、腰に付けてみたときは、ブーンと音を発する扇風機を腰に付けた状態で外を歩いている姿を想像して、自分でうけていたのですが、実際に外に出れば街の騒音でファンの音はかき消されますし、誰も見向きもしないでしょう。

風量は3段階に切り替え可能です。屋内で使うのであれば一番弱いモードでも十分ですが、じっとしているだけでも汗をかくような夏の屋外ですと、最強にしたくなります。
風量はなかなか強く、実用的なレベルだと思います。強くすると騒音が大きくなるのと、バッテリーの消耗が早くなりますが、それでも4時間くらいはもってくれそうです。
取り付けアダプターには本体をただ差し込んでいるだけですので、取り外しに工具もいらず、本体をそのまま手で持って使えば、ドライヤーを送風で使うようにして体の好きな場所に風を当てることもできますし、服の中に風を送り込むこともできます。テーブルにおいて卓上の扇風機としても使えます。

付属の2000mAhのリチオムイオンバッテリーで動作します。USBで充電でき、スマホ用のモバイルバッテリーからも充電できます。内臓のバッテリーが尽きたらモバイルバッテリーから給電して使うことができるのも大きいです。これによってバッテリー残量を気にせず使えますし、丸一日回し続けることも可能になりそうです。
見た目はおしゃれとは言えませんが、実力重視のこの製品。夏によく外出をする人は手放せなくなるかもしれません。

2017年7月31日月曜日

家に帰ってから会社のパソコンのカメラの映像を見ていたら、やっぱりそうだったか

会社で使っているパソコンにウェブカメラが付いているのだが、その映像を自宅のパソコンにストリーミング配信する方法を思いついた。いつもだいたい定時に退社しているので、その後、どうなっているのか見てみたかった。特にいつも残業をしている人たちが何時ごろに帰っているのかに興味がある。会社に残って見ていたらいいだけのことだが、デスクがあるのはオフィスの端で、壁の方を向いて座っているので、部屋を見渡すには後ろを振り返る必要があるのと、なにより居心地の悪いオフィスでは落ち着かないので早く家に帰りたい。
家に帰って夕食を食べたりテレビを見たりしつつ、オフィスの映像を見ていた。最初の人は18時55分頃にオフィスを出た。次の人は19時5分頃。そのあとしばらくして21時頃。最終的に照明が消えたのは23時頃。
それで、あることに気が付いた。みんなだいたい時計の長針が上を向いている時刻に帰っているのだ。つまり19時頃や21時頃の前後5分以内の時刻に帰っている。これは、時計を見て帰るタイミングの頃合いを見計らっているからだろう。特にどうしても残業しなければならない理由があるわけでもないが、会社からの評価を気にして、なんとなく適当に残業しているのだ。チラチラ時計を確認しながら帰る時間を調整しているのだろう。
考えてみれば出勤時刻は守れるし、昼の休憩時間も、きっちり見れているのに、帰る時刻だけは、守れないというのは不思議な話だ。

なぜこのようになるのかは、想像がつく通りだ。日本の会社の労働環境はこういう無意味な残業が常態化している。この会社は残業手当の出ないサービス残業にもかかわらず、会社からの評価を気にしてある程度残業しているふりをしてから帰らなければならない。
こんなこと時間の浪費であり、つくづく不幸でしかない。

2017年7月26日水曜日

企業「残業手当ゼロ」、労働者「自由な時間」、夢の制度はなぜ実現できないのか

裁量労働制、高度プロフェッショナル制度、ホワイトカラーエグゼンプションと、さまざまに名前を変えて繰り返される残業代をゼロにするための取り組み。企業はこうした制度を導入してどうにかして残業代をなくしたいというのが本音だ。残業代がなくなれば、労働時間を増やし、一方で人件費は削減できる。企業にとってこれほどうまい話はない。

こうした制度は、みなし労働時間が定められ、働く時間や出退勤を労働者の裁量で自由に決定できることになっている。例えば出勤時刻をずらして通勤電車の混雑を避けるとか、平日しか行くことのできない役所の手続きに気軽に行ったり、仕事の合間にスーパーへ晩御飯を買いに行ったり、その日の気分で適当な時刻に退社したりと、ひょっとしたらそんなふうに勤務時間を自由にできると思われるかもしれない。時間を自分の好きなようにできるのなら、極端な話、昼夜逆転した生活に変えることもできる。1分でも勤務すれば一日勤務したとみなされるため、会社に出社だけしておいて、あとは家に帰って寝ていてもその日は完全に勤務したことになる。だがもちろん、会社に儲かってもらわなければ給料は出ないわけで、実際は、やることはちゃんとやるにしても、時間が自由になると聞けば、労働者は解放されたような気分になるだろう。それで、こうした制度を肯定的にとらえる労働者もいる。しかし、実際の運用では、労働者の自由な裁量によって勤務時間を好き勝手に決めることはできないし、企業側はそのように自由にさせるつもりはまったくない。例えば、朝礼、会議等への出席を求めることで出退勤の時間を事実上限定したり、外出に制限を設ける、出退勤の時刻を事前申請制にする等、あらゆる方法で、実質的に勤務時間を自由にできないようにするだろう。企業の目的は人件費の削減と労働時間の増加による生産性の向上およびコストダウンなのであって、従業員に労働時間を自由にさせたいわけではなく、むしろその逆で、時間を拘束して労働力を可能な限り使いきりたい。
実際、現状でも実施可能な裁量労働制においても、実態としては労働者の裁量のない疑似裁量労働制と呼ばれる形で運営されているものが大半だ。そうした職場では影響力のある労働組合が組織されていなかったり、経営者の意向に逆らえないような中小企業であったりして、労働者の意思は無関係で導入されており、残業手当を支払わなくて構わないという企業にとって都合のいい部分のみを利用する形で悪用されている。

こうした仕組みを制度化する際に、1000万円以上の年収等、収入による制限を設けることを条件とすることがあるが、それには労働者側の理解を得ようとする意図がある。最初は年収の制限を設けることで制度化の突破口を開き、後々制限を緩和あるいは撤廃するつもりだ。
1000万円以上であれ、なんであれ、残業手当を支給しないことによる労働者側のメリットはない。働く時間を自由にさせるということであれば、わざわざ時間をかけて制度化せずとも、企業が独自に今すぐ裁量を与えればよいだけのことである。

しかし、そもそも労働者に労働時間を自由にさせる制度を実効性のあるものとして施行するのはなかなか難しいのが現実ではないかと思う。

テレワークとか在宅勤務と呼ばれる勤務スタイルがある。これは会社に出勤せずとも、自宅やカフェ等からインターネット等を通じて勤務するというものだ。メールやメッセージ・通話ソフトを利用することで実現する。一部ではそうした勤務を導入している企業も存在する。
しかし、これも実際は普及が難しい。その最大の理由は、自宅勤務では会社勤務と同等レベルで、きちんと仕事に集中すると思われないからだ。会社であれば、会社の業務以外にやることはなく、周囲の目による監視があるため、否応なく職務に専念せざるをえない。たとえすることがなかったとしても、手待ち時間としてそこに居ることが求められる。企業は労働者の時間と場所を確実に拘束し、無駄なく使い切ることができる。
テレワークは、企業が労働者を信頼するか、信頼しなくても目に見える形で成果の分かるような職業でなければ、活用することは難しい。そうした職業は限られる。

少し異なるが、フリーアドレスという自分のデスクを持たず、自由な席で仕事ができる制度がある。その日の気分で席を変えることができるとすれば、嫌いな人の近くに居る必要がなくなるし、作業内容に応じてより適切な場所で仕事ができるようになる。
だが、これですら馴染まず四苦八苦するのが現実だ。デスクが固定されないと個人の所有物の置き場所や、室内のレイアウト等の問題もあるが、そんなものは些細なことで、最大の理由は労働者を信用できないというところにある。席を自由にさせると、上司の目の届かないところに逃げるようになるだろうし、デスクに座ってまじめに仕事をしていることを常時監視し続けることができない。やはり、勤務時間中は上司のすぐ目の前の席で管理、監視下におき、居場所と勤務時間を掌握しておかないと、管理者や経営者は安心できない。

企業はただ労働時間の増加と残業手当の抑制をしたいだけなのだが、その引き換えに労働者に労働時間の自由を与える必要がある。しかし、労働者に本当に労働時間の自由を与えることは非常に難しい。そこで企業は残業手当を支払わなくていいという、いいとこ取りをして、自由な時間という部分についてはあらゆる手段を講じて封じることを目論む。その結果、労働者は期待された自由を手にすることはなく、ただ残業手当がなくなるだけとなる。騙されたことに気付いた労働者は、その後どういう反応をするのかは分からないが、よくないことになる可能性もあるかもしれない。

勤務時間を労働者の裁量に任せるような制度は、制度化したからといって適用できるものではない。その前に適用できる職場環境であることが先だ。労働時間の自由の中で正常に事業を運営できる状態にできなければ成立しえない。また、それができるのなら、あるいはその方が適切だと言うのなら、制度化を待つまでもなく、経営者の判断ですでに自由な労働時間の運用に取り組んでいてもおかしくはなく。現状においても、残業手当込みの賃金にする等の手立てもある中、残業手当を支払うことがネックになるとは思えない。

無料で労働時間を増やせるというのは、企業にとって夢のような話だが、それでは当然労働者に理解されるわけがない。一方、労働時間が自由になるという点をアピールしすぎると、労働者は自由になることを期待する。その点に注目されすぎると、企業は本当に自由を与えざるをえなくなりかねない。
どうにも無理がある。

2017年7月21日金曜日

.NETプログラミングでリソースに関する実行時エラーMissingManifestResourceExceptionが発生した場合

C#で.NETのプログラムを実行すると以下のようなエラーメッセージが表示されました。

System.Resources.MissingManifestResourceException: 指定されたカルチャまたはニュートラル カルチャに対して適切なリソースが見つかりませんでした。
'xxxxx.resources" が適切に埋め込まれたか、実行時にアセンブリ"xxxxx" にリンクされたか、または必要なサテライト アセンブリが読み込まれて完全に署名されていることを確認してください。

調べてみると拡張子がresxのファイルを削除してしまっていたようです。もとに戻してビルドして実行するとエラーがでなくなりました。必要なリソースをまちがって削除していたようです。

2017年7月20日木曜日

「型 '' を読み込めませんでした。」のビルドエラーの対処法

Visual studioにてC#のプログラムを作成しているときにビルドすると以下のようなエラーが表示されました。

アプリケーションでサーバー エラーが発生しました。

説明: この要求の処理に必要なリソースの解析中にエラーが発生しました。以下の解析エラーの詳細を確認し、ソースファイルに変更を加えてください。 

パーサー エラー メッセージ: 型 'xxx' を読み込めませんでした。

必要なファイルが内容です。上記のxxxの部分はクラス名で、そのクラスのDLLはbinフォルダの中にありました。
参照設定にあるファイルもbinフォルダに入れてみましたが、現象は変わりません。
さらに上記のxxxのクラスの継承先のソリューションを開いてそのDLLの参照設定にあるDLLも追加してみたところ、やっとビルドが通るようになりました。
このエラーは、継承先の参照設定のDLLがロードできないときに出ることがあるようです。

2017年7月18日火曜日

スメハラ、ノイハラ、息苦しい職場の人間関係の対処法

先日、テレビを見ていると「スメハラ」というのを紹介していた。「スメルハラスメント」(Small Harassment)の略で、職場で体臭等の強い臭いをただよわせることで周囲の人の集中力を削いだり、居心地を悪くすることを言うらしい。
たしかに私の職場にも、異臭を放っている人がいる。彼が近くに来ると、見なくてもいることが分かってしまうほどだ。こういうのは本人は気が付かず、周囲も指摘しくいということがあるため、テレビ番組では、臭いを自己診断できるエチケットのための機械を紹介していた。
そういえば、最近、私は自宅用に空気清浄機を購入したのだが、臭いをセンサーで感知して脱臭する機能がついている。職場の臭い人がそうした空気清浄機の前を通ると、空気清浄機がフル稼働になるんじゃないかとさえ思える。食べ物や整髪料の臭いにも敏感に反応するくらいなので、冗談ではなく本当にそうなりそうな気がする。

臭いも問題なのだが、私が一番困っているのが騒音だ。いわばノイズハラスメント(Noise Harassment)、ノイハラだ。オフィスでのキーボードの打鍵音がうるさいというのは言われるようになって久しいが、それ以外にも、マウスを動かす時に持ち上げて机に落とす音。引き出しをガラガラ~と開けてパシャンッと閉める音。書類を揃えるために机に落とす音。ホッチキスの音。ペンを机に落とす音。ドアの開閉音。歩く時の足音。独り言。コーヒーをすする音。呼吸音。
丁寧な動作をしない性格の人は、自らがたてている音を気にしないので、すべての動作が雑でノイジーだ。それに、ADHDということはないのだろうが、落ち着きがない。

しかし、そんなことばかり言いだすと、音も臭いも出さず、身をひそめるようにしていないといけないのかということになる。
私がそうであるように音にも臭いにも神経質すぎるということはある。決まったデスクを持たないフリーアドレスとか、在宅勤務にでもなれば解決できるかもしれないが、できたとしてもそうやって人のうっとうしさから逃げるようにして働く環境がいいことなのかは分からない。

臭いや騒音を他人に気遣う風習はいいことなのだが、それと同じように他人に苦情を言うことにも気を使うため、気軽に「臭い」「うるさい」と本人に面と向かって言うこともできない。

そういえば、先日、スラックスをクリーニングに持って行った際に、店員さんにお尻の下の部分が破れていることを指摘された。あまりにも大きく破れていたのでびっくりしてしまった。貧乏くさく長く使っていたのでいつの間にか破れてしまっていたようだが、そんな状態で履いていたのだから、想像するとあまりにも恥ずかしすぎる。しかも、それを誰も指摘しなかったというのもびっくりだ。誰も気が付いていなかっただけという望みはあるが、あれだけ大きく破れていただけに、残念ながら、見ても言いにくかったという可能性は低くない。

普段から、他人に平気でものを言って、平気でものを言われるような人になっておかないと、なにかと生きづらいということかもしれない。

2017年7月13日木曜日

Visual Stuidoにてプロジェクトのバージョンを変換するとThe project file must be opened...うんぬんとエラー表示

Visual Studioにおいてプロジェクトファイルのバージョンを変換すると、以下のようなエラーが表示されることがあります。

The project file must be opened in the Visual Studio IDE and converted to the latest version before it can be built by MSBuild

原因は、よく分かりませんが、参照設定の特定のファイルをいったん削除して追加しなおすとエラーが出なくなります。どの参照設定か見当がつかない場合は、ひとつずつ試すか、全部削除して追加しなおすことになります。

2017年7月11日火曜日

運転免許証の住所変更が平日の勤務時間内しか受け付けず詰んでいる

引っ越しをして住所が変わった場合、運転免許証の住所変更が必要になる。住所変更をしておかないと、免許更新時の通知が新しい住所に送られてこないし、郵便局で荷物を受け取る時に住所の証明ができない等、身分証明が必要な場面でなにかと不便になる。
免許証の住所変更は、運転免許試験場や警察署で行うことができる。都道府県によって異なるが、平日のみということがあり、これがかなり不便だ。しかも昼は受付時間外となっているので、職場の昼休みに最寄りの警察署で手続きをすることもできない。こうなると正攻法では有給休暇を使う以外に手がない。警察署での手続きは書類を一枚書いて、住民票と免許証を出せばいいだけで10分ほどのことなのだが、そのために有給休暇を使うのはちょっとイタい。
幸いにも免許の更新が近い場合は、その時に住所変更を一緒にするか、どうにか職場を抜け出して手続きするか、なにか有給休暇を取るついでに行けるといいのだが、どうにもならない場合は、有給休暇を使うしかない。ま、たまには平日にゆっくり休むのも悪くはない。
本当は、平日の昼間のみ受付という状況をどうにかするか、もっと言えば、勤務時間が柔軟な社会になってもらいたい。

HTMLでテキスト、コンボボックス、ボタン等の縦位置を揃える方法

HTMLでテキスト入力欄やコンボボックス、ボタン等を横に並べてレイアウトした際に、それぞれの項目の高さが異なることで、縦位置が揃っていないように見えることがある。各項目の縦サイズを変更したり、marginやpaddingで上下位置を調整しようとしても、反映されなかったりして、なかなかうまくいかない。そもそも、縦位置を揃える必要があるのかということはある。普通はウェブブラウザが配置しているものを任せておけばいい。変に細かい調整を入れると、後々のメンテナンス性が悪くなる。後で見た他の人はどこをどう変えるとどなるのか、把握するのが困難になる。何もせず、ウェブブラウザがするように任せておくのが、一番いい。
とはいえ、それでも縦位置を揃えたいという場合には、float:leftを使う方法がある。すべての項目を左上に詰めていくことで、上端を揃えることができる。ラベル項目はspanで囲めばよい。その後は各項目にpadding-top等を入れて微調整することができる。

2017年7月7日金曜日

ロリポップのひとつのファイルサイズの上限はいくらまでか

ロリポップのライトプランというのを使っているのですが、FTPでアップロードできるファイルサイズの上限はいくらまでか、実際にアップロードして試してみました。
結果は、2Gバイト(2,147,483,648バイト)で、アップロードが停止しました。ひとつのファイルサイズの上限は2Gバイトのようです。

2017年7月4日火曜日

YouTubeアカウントに関する通知メールでアカウント停止になった場合の心の対処法

YouTubeから突然「YouTube アカウントに関する通知」という件名のメールが来ました。コミュニティガイドラインに違反しているため、アカウントが停止されたというものです。以前にいくつかの動画をアップロードして、少しだけ登録者のいる長く使ってきたアカウントですが、最近は何も動画をアップロードしていなかったので、今更感があり、予想もしていなかったので困惑しました。
利用判断権限を持つ超巨大企業のGoogle傘下のYouTubeさんがダメと言うのですから、一個人の権力では、それに逆らいようがありません。しかし、おかしな動画はアップロードしていないですし、あまりにも今更感があって、少々違和感を感じました。Googleさんのことですから、こういうスパム検出は自動化されていると思われます。誤検出されたのかもしれません。念のため、再調査をしてもらうことにしました。その結果、アカウントの停止は解除されました。

私のアカウントが解除されたのはそれは結構なことでしょうが、これをご覧になっている方は、やはりアカウントが停止されて困っている方かもしれません。
先ほども申しましたが、相手がGoogleさんですから、日本企業のカスタマーサービスのような丁寧な対応は期待できません。理由をたずねても回答は期待できませんし、再調査の依頼をしても回答がないことをもって拒否回答になるという、不人情で機械的なものです。

身に覚えがないのであれば再調査の依頼を一回くらいはしてもいいかもしれませんが、それをしつつも、あまり期待せず、こちらも不人情にスパっとあきらめて、他の方法や考え方に頭を切り替えたほうが、人生が有意義になると思います。
どの程度の痛手かというのは分かりませんが、残念だとしても、あなた自身の幸せのために、冷静に考えて前に進むことをおすすめします。

2017年6月15日木曜日

お使いの資格情報は機能しませんでしたと表示されてリモートデスクトップ接続できない

Windowsのリモートデスクトップで接続しようとしたところ、「お使いの資格情報は機能しませんでした」というメッセージが表示されてリモートデスクトップ接続ができませんでした。以前には接続できていたので不思議ですが、Windowsがアップデートされたのが原因かもしれません。リモートデスクトップ接続される側はWindows10で設定を見直しても問題ありませんでした。
他のパソコンで試したところそちらでは接続することができました。違いを見てみると、ログインユーザーがMicrosoftアカウントになっていました。Microsoftアカウントのメールアドレスとパスワードを入力するとリモートデスクトップ接続をすることができました。

2017年6月14日水曜日

アドレスにGIVIのリアボックスを取り付けてみた。これは快適だ。

スズキのAddressV125Sというバイクに乗っているだが、シート下のトランクの容量はフルフェイスのヘルメットを入れるとそれでいっぱいになってしまう。ハンドル下にポケットやフックがあるが、小物や買い物袋程度にしか使うことができない。そこでリアに追加トランクを取り付けることにした。
バイクの振動もあるし、雨風にさらされて使うものなので、変に安いものを買っても結局すぐにダメになりかねない。GIVI(ジビ)というメーカーがしっかりしたものを作っているようなのでそちらの製品を購入した。E300N2という型番のものだ。人気製品のようでAmazonで入荷するのに時間がかかった。

リアキャリアに取り付けるのに付属のボルドとナットを使うのだが、ボルトを回すための六角レンチと、ナットを回すレンチが付属していない。通常、こういう製品には必要な簡易工具がついているようなものだが、海外製ということだからか、ついていない。ちょっと痛い。
ナットは手持ちのペンチで挟んで保持することにし、六角レンチはホームセンターで調達してきた。リアキャリアの下という狭い箇所での作業なので、使用する工具もそれを考えておく必要がある。
工具さえあれば、面倒くさいだけで取り付け自体は時間の問題だ。ただし、振動を受けるものなので、しっかりと取り付けておかなければならない。

走行してみて、重量バランスは最初は少し違和感があるがすぐに慣れる。幅もそれほどないので、すり抜けも問題ない。

生活感のある話だが、もっとも入ってほしかったのが、スーパーで5つセットで売っているボックスティッシュペーパーだ。それについては余裕で入る。12ロールのトイレットペーパーもなんとか入った。
もう日常の買い物にはかかせないし、とても便利だ。

蓋をロックする機構にクセがあって、特に閉めるときが難しい。難しいというよりコツがある。上からスライドさせるようにパネルを押さえてロックする。コツをつかめば簡単に閉められるようになる。変な操作をすると、ロック機構がロック?することがあるらしい。説明書にその時の解除方法がかかれている。このあたりの作りの微妙さが海外製品らしい。

バイクにリアボックスを付けているのは、おっさんくさいので、かっこ悪いと思ったが、どうせおっさんだし、実用性の方が重要なので恰好は二の次だ。実際つけてみるとかっこ悪くもない。
便利で、一度使い始めると手放せなくなる類の製品になるだろう。

セブンイレブンのお弁当サービス「セブンミール」は時間の節約に最強

セブンミールというセブンイレブンのお弁当サービスがある。ウェブで予約しておくと、配達してくれたり、店舗で受け取ることができる。いつも利用しているのはおまかせ御膳という510円のもの。量がちょっと少な目で、体形に気をつけている私にはちょうどいい。一応は日替わりなので、毎日利用しても大丈夫だ。

最大のメリットは、夕食の買い物にかかる時間の節約。セブンイレブンというコンビニで受け取ることができるので、通勤途中にある店舗を指定して立ち寄れば、わざわざスーパーに行かなくてよい。受け取りは入り口入ってすぐにあるレジだ。店舗の中まで入っていく必要がない。歩く距離も最小限だ。セブンイレブンとしては、ついでに店の物をなにか買い物してもらうことを期待する部分もあるのかもしれないし、実際、その思惑通り、まんまとそうすることもあるのだが、特に必要なものがないときは、本当に最小限の時間しかかからない。貴重な生きる時間の消費を最小限にできて、他のことに時間をまわすことができる。

食の楽しみということもあるので、文字通り消化するだけの夕食ライフをセブンミールだけで送るというのは、味気ないものがある。しかし、いちおうは日替わりということと、味に関しては、うまいとは言えないが普通に大丈夫であり、安定した低カロリーという点もあって、これはこれでありだと思う。

ただ、日替わりとはいえバリエーションがまだまだ少ない。できれば365日メインのおかずが重なることがないというくらいバリエーションを開発してほしい。それから、オムニというウェブサイトで予約するのだが、その操作がやりにくいし、注文完了までクリックする回数が多すぎる。頻繁に利用するにはかなり面倒だ。支払いもクレジットカード等で事前にできるようにして、店舗では本当に受け取るだけにすればさらに時間短縮になる。店舗に入ってすぐにレジがあるとはいえ、並んでいる人がいると待たされてしまう。そればかりはしかたないかもしれないが、その時間すらもったいない。宅配ボックス的な暗証番号みないたもので受け取れるとか、なにかアイディアがほしい。
あと、まだまだこのサービス自体がマイナーなので店舗で新人の店員さんにセブンミールと言うと、どの銘柄のタバコかと聞かれることがある。セブンなんとかというタバコがあるので、タバコのことかと勘違いされるようだ。今さらだが、セブンミールの名前を変えるとか、店員さんの教育をするとか考えたほうがいい。

安くて、時間の節約になるセブンミールというサービス。一人暮らしの人も多いし、忙しくてせっかちな世の中。特に平日は仕事に固定的に時間を取られて、ただでもプライベートな時間が少ない。生きる時間をもっと作るためにも、こうしたサービスは有効だ。もっと宣伝して、クオリティを上げれば、利用者も増えそうなポテンシャルがある気がする。

フローリング床のホコリ対策で毎日ピカピカ

フローリングの床の部屋に住んでいるとよく分かるのだが、ホコリが毎日のように床に積もる。掃除機をかければいいんだが、毎日となると手間だ。
そこで見つけたのが、クイックルワイパー。ずっと前に買ったままほどんど使わず放置していたが、よく考えてみればそれを使えばいい。
クイックルワイパーとは長い柄の先にある板状の部分に紙製のナプキンのようなものを取り付けて床を拭き掃除できるものだ。考えてみればこれは本当によくできている。今まで使わなかったのがもったいなく感じる。

掃除機は重いし、電源コードがあるので、掃除をするのに「さあ、やるか」と、ちょっと踏ん切りがいる。クイックルワイパーだと軽いのでパッと取ってささっと掃除することができる。騒音がないので、時間を気にする必要がない。私はいつも出勤前の空き時間を使って掃除している。マンションなのでまだ就寝中の人がいる可能性を考えて近所迷惑にならないよう掃除機は使いたくない時間帯だ。狭い部屋なので、クイックルワイパーで掃除にかかる時間はたった1~2分だけ。静かなのでテレビを見ながらできる。

クイックルワイパーに付けて使う紙は使い捨てで簡単に取り換えできる。取り付けも4個所を指で押し込むだけの極めて簡単なもの。その押し込む部分が上側にあるので、取り外して捨てる時に汚れた部分を手で触る必要がない。この仕組みはなにかでパチンと紙を止めるような仕組みがあるのではなく、穴が切ってあるだけのところに押し込むという言い方は悪いが、貧乏くさいというか、しっかりした作りに思えないのだが、実はシンプルで十分なものだし、取り付けも取り外しもかえって簡単にできる。

壁と床の直角になった隅の部分もきっちり拭くことができるし、必ずしも床だけでなく、壁のように垂直な部分も拭くことができる。
これを毎日やるようになってからは、いつでも床がピカピカで気持ちがいい。クイックルワイパーなんてローテクで、原始的な掃除器具だと思っていたが、よく見ると実はちゃんと考えられているし、掃除能力も高い。フローリングのお宅には必需品だと思う。

svchost.exeのCPU使用率が高くてWindowsが重い

Windowsで何をやるにも遅いのでタスクマネージャーを見てみるとCPU使用率が100%近くになっていた。プロセスをみるとsvchost.exeというのが、90%以上のCPU使用率を占めている。
svchost.exeはさまざまなサービスのプロセスを動かすためのものらしいので、こいつ自体を止めるこことはできない。svchost.exeによって制御されているサービスのなにかが原因なので、それを探し出す必要がある。管理ツールの中にあるサービスを開き、あやしそうなものをひとつひとつ停止して見つけるしかない。
「Automatic Updates」というのを停止したところ、タスクマネージャーのCPU使用率が下がった。名前から考えるとWindowsのアップデート関連だろうか。止めて問題ないようであればスタートアップでの起動も停止しておいた方がいいだろう。

2017年6月13日火曜日

通帳記入を放置しておくと思わぬ落とし穴が、そして印鑑登録を何度も

最近は、まったく貯金通帳を使わなくなった。キャッシュカードで十分だからだ。通帳記入ができないので履歴が残らなくなるが、それは大昔にあきらめた。今、通帳記入をしても過去の履歴は全部記入されない。しかし過去の履歴がなにかの役に立つこともないし、過去の思い出を眺めていても、未来の幸せにはあまり関係ない。それより通帳記入に行く手間と時間を考えると、人生を浪費する分不幸だ。通帳記入しなくても普段の生活になんの影響もないので、通帳記入を完全に残したいというのは気持ちの問題でしかない。

ただ、盲点があって、貯金通帳をどうでもいいと思っていると、印鑑の方についても意識がなくなってしまう。その結果、銀行印がどれだったか分からなくなる。複数の銀行口座、複数の印鑑を持っていると、どの組み合わせになっているのか、もはや記憶にない。たまに銀行印が必要になった時に、適当に印鑑を使うと、印影が異なると言って突き返される。しかたないので、銀行印の再登録をしてもらったことが何度もある。幸い無料でやってくれるので助かるが、銀行にとっては迷惑だ。

ということで、以前間違えたときに付けたであろう目印が印鑑に書いてあった。「非銀行印」と書いてある。なるほど、これは銀行印ではないということだ。これならこの印鑑を間違えて使うことはないだろう。しかし、それが銀行印でないことは分かったが、どれが銀行印かは分からない。「非銀行印」ではなく「銀行印」と書いてあるものがないので困る。そして、結局、銀行でまた印鑑を再登録してもらった。こんどはちゃんとこの印鑑に「銀行印」と書いておく。

PowerDirector15を買った。ちゃんと使える動画編集ソフトに成長している

動画編集ソフトが必要になって、どういうのがいいか探していたところ、PowerDirector 15というのが売れているらしいことを見つけた。PowerDirectorと言えば昔にちょっと使ってみたことがあって、ものすごく使いにくかった記憶がある。とにかく、やたら落ちまくる。なにかひとつ編集するだびにセーブしておかなければならなかった。機能も十分とは言えず、歯がゆい思いをすることが多かった。
他にはEDIUSというのも使ったことがあって高機能でよかったのだが、ちょっと値段が高い。でも、やりたいと思ったことがちゃんとできるソフトだった。PowerDirectorも売れていて、インターネット上の評判も悪くなさそうなので、以前の悪いイメージを気にしつつも、値段はそれほどでもないし買ってみることにした。
PowerDirector 15にもいくつか種類があって、一番高いUltimate Suiteというのを買った。高いといっても1万4千円程度。これには、動画や音に様々な効果を付けたりするソフトも付属されている。だからちょっと高い。こうしたソフトを使えば、単なる動画編集にとどまらない変わった動画を作ることができる。ただし、使いこなすには、それなりの才能も必要だろう。

PowerDirectorを使ってみた感想としては、15作目ともなると完全に安定している。いくつか動画を作ってみた感じでは、落ちたことは一度もない。
動作も軽快とは言わないが、問題ない。例えばなにかクリックして瞬時に動作しない場合があっても、マウスから手を放すほど待たされることはない。エンコードも十分速い。
動画をトリミングして、並べて、音を付けて、タイトルを作るという基本的なことに関して、まったく普通に使える。動画をトリミングするにも、ちゃんと一コマずつ開始と終了コマを指定するような細かいこともできる。
トラックも100トラックまで作れるので十分だし、音やタイトルも並み以上の機能で編集できるようになっている。加えて、動画の手ぶれ補正や動画サイトへのアップロードといった付加機能もいろいろある。

ここまでちゃんと使えるのなら、素人が動画を編集するには十分だ。昔の基本的なこともまともにできなかった時代があっただけに、当たり前のことが当たり前に使えるようになっていることにちょっと感動した。でもその当たり前のことができるというのがとても大事だ。
たぶん、VideoStudio等の他社の同価格帯の製品でも同じようなものだと思うが、このクラスの動画編集ソフトで普通に使えるようになっていることを知って、浦島太郎状態になってしまった。

運送会社の待遇改善は必要だがサービス向上努力が不要ということではない

ヤマト運用からメールが来た。6/19から時間帯指定の区分が変更されるようだ。
インターネット通販をはじめとした物流量の増加と、サービス品質への高い要求から配達員に負荷がかかりすぎることが問題になり、そのことに対して利用者の理解もある程度得られていることから、サービスや運送料の見直しを行っているようだ。

まず、不払い残業等の法令違反は問題外であり、そのような点は直ちに改善する必要がある。低価格や便利なサービスは、ルールに乗っ取ってやるのが前提であり、ルール違反をしてそれを実現していたのでは意味がない。そのようなものは反則であり、サービスとは言わず、不正と言う。ただのブラック企業だ。

さらに再配達を何度でも無料でやっているのは、過剰サービスではないかという指摘がある。配達時間が細かく指定できるというのも、サービスが良すぎるという指摘がある。海外と比較した場合、考えられないようなサービスらしい。
配達員等の努力によって、そうしたサービスが提供されていることは、ありがたいことだと思うが、ただ、私は、海外と比較してサービスが良すぎるからサービスの質を下げていいということになると、それはどうかと思う。
もちろん、単純にサービスの受益者としてはサービスのレベルが高い方がありがたいということもあるのだが、もっと一般的な話として、企業努力や競争原理によってサービス等を向上していくのは悪いことではないからだ。
例えば、海外の配送業者が日本企業のサービスレベルが低いところを見て、そこに付け込んで独自のアイディアで参入してくるかもしれない。いくら配達員の負担があると言っても、よりよいサービスの提供を実現できる企業が登場したら、消費者は正直な選択をするだろう。また、高いサービスのノウハウは、海外進出にも有利だ。

宅配ボックスの設置にも言える。高いサービスを要求しなければ、そもそも宅配ボックスの必要性は考えもしないかもしれない。だが、宅配ボックスは配送業者、利用者双方にとってメリットがある。高いサービス水準の要求は、そうしたアイディアや工夫を生み出すもとになる。便利なサービスを作れば日本発として海外へも波及させられる。海外のサービス水準が低いから、日本のサービス水準も落としたらいいのではなく、逆にサービス水準の低い海外に日本の高いサービス水準を輸出するくらいでいい。

あくまで法律を守り、配達員を大切な社員として維持した上で、サービスの向上を目指すのは悪いことではない。

ソースとしての信憑性に弱いインターネットの記事

古い話だが「日本死ね」と書かれたブログだったか、ツイッターだったかが、国会で取り扱われたことがある。保育園に自分の子供を入園させることができない状況である日本に対して文句を言っているものである。
それはいいとして、思うのがインターネットのブログやツイッターに投稿された一般の人が書いた投稿というのは、特に事情がない限りはあまり特別に扱う必要はない。このブログもそうである。一個人が適当なことを書いているだけのものであり、なんとでも書くことができるし、責任もない。そのようないいかげんなものをひとつの事例として国会で取り上げるというのは違和感がある。

例えば、
「太陽は西から上る。これは絶対に全世界的に普遍的で正しいことだ。」
と、このようにインターメットには嘘を簡単に書くことができる。昇るではなく上るという誤字も間違ったまま書くことができる。そして、ご覧のとおり削除されることも訂正されることもない。これを読んでいる方も、その気になれば、同じようにいくらでもインターネットに適当な嘘八百を書くことができる。こんな情報を信用できるだろうか。信用できるわけがない。
実のところ、それはインターネットに限らないし、個人が書いた記事だけの話でもないのだが、インターネットの個人の記事は特に信用できない。わざわざ間違ったことを書かないだろうという性善説による期待はできるが、裏付けはない。

ひょっとすると、インターネットには、正しいことを書かないと、問題になることがあると考える人がいるかもしれない。例えば名誉棄損とか営業妨害等だ。だから責任のある記事が書かれなければならないと思われる人がいるかもしれない。
だが、そのような責任が伴うのでは、誰もインターネットに気軽に投稿できないし、個人の投稿に対していちいちそのような責任を求めるのは現実的ではない。一個人が十分な裏付け取材をして、個人的な感情や思い込みがないよう精査してから投稿するなんてことはしない。思いついたことを適当に書いているだけだ。
インターネットは、個人で気軽に投稿できる仕組みなので、望む望まざるにかかわらず、そうならざるを得ない。

寿司屋のチェーンを経営している会社が、インターネットの記事に対して裁判を起こしたことがあった。記事が名誉棄損や営業妨害になるということだ。当然ながらそのような裁判を起こしても意味がない。その案件は記事内容が事実かどうかということも判断材料としてあったようだが、仮に事実でないことを書いたとしても、インターネットの記事に対していちいち事実と異なるからといって裁判をすること自体ナンセンスである。よほどの悪意があるとか、なにか特別な事情があればどうか分からないが、ほとんどの場合においてはありえない。
インターネットに対して、いい加減な記事を書いても罰せられないという意味ではない。それ以前に、インターネットの情報を個人が無責任に書いているのは、はなから常識だ。100%信用できないのは周知の事実である。でたらめかもしれないと誰でも分かっている記事に対して、でたらめなことを書くなと言うようなものだ。
仮に間違ったことや非難、批判がインターネットに書かれているからといって、誰もそれを真に受けていない。あくまでひとつの意見として参考にするだけで、様々な可能性のひとつであるだけである。

2017年6月12日月曜日

50ccから125ccバイクに乗り換えて気が付いた危険なこと

以前50ccの原付バイクに乗っていたが、普通二輪の免許を取得したことで125ccのバイクに乗り換えた。エンジンの出力こそ上がったものの見た目は50ccの原付風だ。実際は一回りサイズが大きい。大きくなっても横幅はハンドルに手が届く範囲になるので、すり抜けも可能だ。

125ccになると、最高で80km/h程度出る。一般的な道路では80km/hまで出すことはないので、ほとんど問題がない。バイクは車体が軽い分加速が良く、信号待ちからの発進では車を大きく引き離すことになる。先日まで2000ccの車に乗っていて、それでスポーツモードに入れてアクセルをいっぱいまで踏めば、車の方が早いかもしれない。しかし、普段の運転でそのような燃費が極端に悪くなるようなことはやらない。通常の感覚の発進加速では、125ccバイクの方が圧倒的に速い。結果として、一般的な街乗りに関していえば、車より軽快でとても便利だ。

しかし、気が付かなかったし、今まで誰からも聞いたことのない盲点があった。誰もそのことについて言及しないので、そのことを書きたいためにこの記事を書いている。
125ccのバイクを運転していると、やたらと目の前に飛び出される目に遭う。それは自転車、原付、自動車、すべてが、いきなり目の前に飛び出してくるのだ。
道路の左の路地から原付バイクが左折合流して、走行している自分の目の前にいきなり飛び出してくる。それでブレーキ回避が必要になる。左端を走行中の自転車が、走行している自分の前でいきなり左端から右端へ進路変更する。それでブレーキ回避が必要になる。右折レーンで右折待ちをする車列の左を走行していると、右折待ちをする車列の中から、走行している自分の目の前にいきなり進路変更してくる。それでブレーキ回避が必要になる。そうやってやたらと、進路妨害をされるのだ。進路妨害というだけでなく、危険だ。以前の50ccの原付の時はそんなことはなかったが、125ccになるといつもそのような目に遭う。
なぜ、このようなことになるかというと、車体が小さい分、速く走れるからだ。自動車なら車線幅の大部分を占めてしまうが、バイクなら2台並走できるくらい余裕がある。余裕があって広々しているわけなので速度を出すことが可能だ。しかも加速がいいので、それを瞬時に実現できる。それは、自転車、原付、自動車の運転手の想像を超えていることで予想されていない。だから彼らには見えていないのだ。
信号待ちで発進をすると、バックミラーで見ると追いかけてくる車があっというまに小さくなって、あまりの車の遅さにびっくりする。それくらい125ccバイクは加速もトップスピードも速い。
このことは他の交通の運転手は気が付かないことなので、バイクの運転手側で十分に注意する必要がある。

質問の意図するところを答えずトンチンカンな回答をする政治家が多い

テレビのニュース番組を見ていて思うのは、国会議員等の政治家が記者からのインタビューを受けたときに、まともな論理によって答えられないことが多い。尋ねられたことの回答になっていなかったり、論理的に筋が通っていなかったりする。特に聞かれたくない質問をされたときにそうしたことが多いような気がする。

・仮定の質問に答えるのが政治家の仕事
「仮定の質問には答えられない」というのもその代表的な一例だ。政治というのは過去、現在そして未来について検討し、進めていくものだ。北朝鮮がミサイルを発射して日本列島に落下する可能性がある時どうしますか?と質問されて、仮定のことは考えてないというのはありえない。そうした仮定のことは当然考えているだろうが、答えられるかどうかということはある。しかし、それに対して「仮定の質問には答えられない」では答えない理由になっていない。
政治において、過去や現在のことだけでなく、先のことの可能性についてどう考えているのか尋ねられるのは当然のことだ。仮定であることが原因で答えられないのなら、なぜ仮定のことに答えられないのか具体的な理由も示すべきである。例えば、国家機密に該当するとか、それを言及することで良くないことが予想されるとか、複雑で簡単に言えることではない、といった言い方があるだろう。単に仮定の質問には答えられないというだけでは質問から逃げているようにしか見えない。
もちろんまずは回答しようという誠実な対応であるべきなのだが、答えられないとしても、本来は、普通に「これこれこれで答えられない」と申し訳なく言えばいいことだ。

・「しっかり」を連発する議員は頭が悪く見える。
「しっかり」という言葉もたびたび目にする。しっかりという形容詞を付加することで強い印象を与えることを意図しているのではないかと思う。しかし、それであればしっかりという形容詞を付けなかったら、しっかりとはやらないのかということになる。あまりにも度々使われているので、安っぽくなってしまって、良い印象を与えない。
では、しっかりの代わりに「確実に」とか「きっちり」とか、他の言葉に言い換えればいいとか、そういう問題ではない。普通に自分の言葉で話せばいいのだ。

・タレント議員は急に政治家みたいなしゃべり方になる
テレビタレントやテレビに頻繁に出演するコメンテーターのような人が、選挙に出馬することがある。
テレビに出演していたときは、普通に話していて親近感もあって印象がいいのだが、政治家になると、急に話し方が政治家風になって政治家を演じるようになる。それがとても滑稽だ。
なにごとも自然体が一番。肩の力を抜いて、普通にされてはどうかと思う。

・内閣官房長官の態度が横柄
内閣官房長官は、特に記者会見を受けているのを見る機会が多い。そしてしばしば横柄な態度のことがある。現在の内閣官房長官だけでなく、以前からそうした人がいる。
国家運営について記者会見を受けるというのも難しい仕事で大変ではあるが、態度が横柄というのは別問題だ。会見場にはメディアの記者しかいないかもしれないが、テレビカメラを通して国民が見ているので、その態度は内閣に対する国民の印象となる。
おそらく、内閣官房長官も、普段、人と接するときは、あんな態度ではないと思うのだが、何かの意図があってああいう不遜な態度を演じているのか、あるいはそっけない態度が冷静に見えると思っているのだろうか。
特に質問の意図することと関係ないことを答えはじめ、最終的に質問に対する答えとしては、意味をなしていないようなことがある。そのような回答は、まともに答えていないことを、記者も、見ている国民も気が付いているし、結局、良くない印象にしかならない。
日本だけでなく外国の政府のスポークスマンもあまり良い印象でないことがある。しかし、良くないことを真似る必要はない。むしろそうした態度を見て、いかに無作法で印象が悪いかを学ぶべきだ。
内閣官房長官は、頭がいいだけでなく、普通の態度、普通の話し方ができる人、論理的に意味の通ったことが言える人、記者の質問に対して関係ないことを言って言葉数の水増しや時間稼ぎをせず、答えになっていることをシンプルに言える人に務めてもらいたい。

上に挙げたすべてのケースについて言えるのは自然体で普通にするのが一番ということだ。

2017年6月9日金曜日

加計学園問題で再調査するようだが、菅官房長官ショボボーン必至か

加計学園の問題で、やっと再調査をはじめるということになったようだ。私は記者でもなければ、プロのライターでもない単なる一個人にすぎず、単なる一個人が好きなことを書いているブログに過ぎないので、言いたいことを言えるわけだが、とにかく見ていて痛々しい。その最たるものが菅官房長官だ。今までずっと再調査をしないと言ってきていたわけだが、その再調査をしない理由は文書の出所が不明だからというものだ。元事務次官が証言をしていて、現役の職員の中からも文書が存在するとの情報が報道され、実際に公表されたメールの内容や宛先等からも信憑性があるものであることは誰でも分かる。常識的に考えて、文科省内部に実在する可能性がかなり疑わしいものであって、出所が不明どころか、むしろ出所は明らかだ。文科省の中のパソコンやサーバーを調べればほぼ確実に出てくることが分かっているこの段階において、出所が不明というのは再調査をしない理由になっていない。そら出所を調べないんだから、出所は不明なままという、しょうもないトンチ問答だ。

この再調査で、おそらく文書が発見されるだろうが、そうしたら菅官房長官はどう言うつもりだろうか、これだけ散々ごまかし続けておいて、もはや何を言っても彼の言葉には説得力がない。なんの関係もなく、公共性もないし、興味もない一個人が風俗店に行ったという、聞いてもいない取るに足らない話を持ち出してきて、元事務次官の証言の信憑性を棄損しようとがんばっていたが、信憑性が棄損されたのは、他でもないそうした意図を完全に見透かされた言っている張本人の方である。新聞社とグルになってスキャンダルをほじくり返してきて、告発者への攻撃心むき出しになってどや顔していたが、あまりにも分かりやす過ぎて恥をかいただけである。

そうかといって文書が発見されなかったということにでもなったら、それこそ大炎上になるだろう。もう存在することは誰も分かっているのだから。

どのような展開になるか分からないが、今後のこともあるので、こうした低次元の話ではなく論理的思考力を持った人が国を動かすようになって欲しいので、メディアの記者のみなさんにはがんばっていただきたいという気がする。

2017年6月8日木曜日

シャットダウンとシャットアウトを混同してる?

最近テレビを見ていると街頭インタビュー等で、「シャットダウン」とう言葉を使っているのを見かけることがある。例えば、「そうした意見をシャットダウンするのは問題がある」「北朝鮮からの輸入はシャットダウンするべきだ」といった感じだ。どうにも違和感を感じる。シャットダウンと言って真っ先に思い浮かぶのがコンピューター等のなんらかのシステムを停止したり、電源を落としたりすることである。先の例で言えば、何かを停止するというより「締め出す」「受け入れない」というニュアンスで使われているように思う。それならば「シャットダウン」ではなく「シャットアウト」の方が自然だ。もちろん、重々承知の上であえて「シャットダウン」という言葉を選んで言っているのであれば別だが。
広く使われているMicrosoft製のOSであるWindowsの最新バージョンであるWindows 10では、電源を切る操作を「シャットダウン」と表記している。そうしたところで「シャットダウン」という言葉を目にする機会が増えてきていて、最近では「シャットダウン」と「シャットアウト」を混同しているのではないかという気がする。

2017年6月6日火曜日

Google Maps APIがIE11で正常に表示されない場合

Google Maps APIを使用した地図をInternet Explorer 11で表示した際に、地図のドラッグやマーカーのドラッグ等が正常に表示されない場合は、互換性表示になっている可能性があります。

IE11ウィンドウの右上の歯車アイコンをクリックし、表示されえたメニューから「互換表示設定」を選び、ダイアログの互換表示に追加されたウェブサイトに「google.com」がある場合は削除します。またローカル環境のサーバーのウェブページを表示している場合は、「イントラネットサイトを互換表示で表示する」のチェックもオフにします。

2017年6月2日金曜日

失敗確実なプレミアムフライデーではなく実効性のある対策を

プレミアムフライデーという月末の金曜日に通常より早く仕事を切り上げる取り組みがあったが、最近はほとんど聞かなくなった。すでに虫の息だ。もともと成功率は低いと思って期待していなかったので驚きはないが、予想通りすぎて残念ではある。

午後3時頃に仕事を切り上げて、一杯飲みに行ったり、ショッピングを楽しんだりと、ささやかな時間を楽しんでほしいという趣旨だったようだが、まずこの趣旨からして現実的ではない。大半の人はとっとと家に帰るのが実際だろう。家に帰ってYouTubeでも見て過ごすだけである。しかし、それで構わない。消費活動による直接的な経済効果は単なる見せかけであって、この制度の真価は、労働時間の縮小や生産性の向上にあるのだ。単純に考えると労働時間を減らすと生産性が下がると考える人がいるかもしれない。だが、長時間労働が常態化すると、それが前提になり、非効率にだらだら時間をかけるだけで、短時間で仕事をこなす努力をしなくなる。仮に仕事をさっさと終わらせても、周囲が帰らないのであれば気まずくてどうせ帰ることができないし、下手に早く帰ったりすれば暇だと思われて仕事を増やされかねない。人事評価にも響き、出世や給与にもかかわってくる。どうせ帰れないのだから、生産性を向上させるモチベーションなどはなく、労働者は残業を見越して労働力を温存させ、昼間から手を抜きはじめる。こうした濃度の低い、スカスカの生産性を変えることにつながらなければ、あまり意味はない。
生産性を上げて労働時間を減らすことができれば、労働者も企業もそして日本という国も幸せになるはずだ。

プレミアムフライデーだが、月に一回というのではあまりにもインパクトが小さかった。毎週というのなら、まだ存在感があったし習慣化しそうだが、月一回では感覚的にほとんどないのと変わらない。社会へ問題になるようなインパクトを与えないようにということは分かるが、忘れさられるほどインパクトがなかった。せめて、将来的には、毎週、最終的には毎日やるつもりだというくらい言っておいてもらいたかった。
失敗してはダメなわけではなくて、いろんなことに挑戦したらいいと思うが、今回のことを前例として、どうせやっても無駄というような空気にはなって欲しくない。むしろ、もっと成功する見込みのある方法でなければならないという反面教師にしてもらいたい。

本当は、プレミアムフライデーよりも、もっと現実的な対策を行ってほしい。
たとえば、サービス残業の温床となっている時間外手当込みの給与体系を禁止したり、裁量労働制の悪用をできないようにするほうが効果がある。時間外手当込みの給与というのは例えば月40時間分の時間外手当を時間外労働せずとも給与にあらかじめ含めておくというものだ。時間外労働をしていないにもかかわらず時間外手当が支払われているとみなされ、労働者にとって得になると考えられるため、合法と解釈されている。なんのことはない、はじめから時間外手当分の給与を含むことを見越して基本給を下げているだけだ。
こうしたサービス残業の温床になっているものは、あらゆる逃げ道を完全にふさぐことが必要だが、どうせあの手この手で時間外手当の回避策を講じてくることが予想できる。しかし、そのことも予想できるのだから、そうした回避策についても、発生するたびに即座に禁止できる体制を作っておけばよい。
さらに、時間外手当を高額に設定し、時間外労働をすればするほど会社が損害を感じるようにしたほうがいい。会社はそれだけの費用をかけて時間外労働を命じる価値があるかどうかを勘案しなければならない。時間外労働をする労働者は会社にコストをかけさせる悪となり、あまりにも目に余るようであれば、人事評価にも悪影響がでるようになるべきである。
はじめから給与を少なく設定しておく等の方法で、時間外労働前提の給与体系にさせないために、時間外労働の多い会社は、毎月の時間外労働の累積に応じて手当の乗率を指数関数的に上げていき、時間外労働が常態化しているととんでもない時間単価を支払わなければならないようにするなどの対策も必要だ。
これらは、特別な対策を言っているように見えるかもしれないが、実は時間外手当の趣旨そのままの実効性を持つようにするということだ。

毎日定時にきっちり帰る人と、毎日恒常的に残業をしている人では、現在の日本では、後者の方が評価される。後者のような人はその人自身のことだけを見ると、時間外手当がもらえるし、残業してまで仕事をたくさんしているように見えるので会社からの評価も上がり、いいことずくめのように見える。しかし、広い視野で見たとき、このような人がいると労働者同士で残業競争になり、残業手当前提の低い基本給になっていたり、人事評価を意識してお互いが足を引っ張り合う構図を作ってしまう。そのような形で時間外労働を強いられる労働者は、先にも書いたように、効率よく仕事をするどころか、わざと効率を落として時間稼ぎをすることになる。よく見ていると、毎日残業している人もいつも同じような時間に帰宅していたりする。仕事にも波があるはずなので、早く帰宅する日があってもよさそうなものだが、実は帰る頃合いを見て調整しているのだ。普通に効率を考えて仕事をしても本当に毎日残業しなければならないほど仕事があるのだとしたら、そもそも仕事の割り振りに問題がある可能性があるので、それならそのような窮状を会社に訴えなければならない。しかし、おそらくは時計をチラチラ見ながらソリティアでもやりつつ残業の演技をしている。そういうことは、やっている本人にとっても、会社にとってもつくづく不幸である。

2017年5月26日金曜日

「おもてなし」という言葉に違和感 「おもてなし」と「おせっかい」は紙一重

ずいぶん前の話ですが、東京オリンピック誘致のためのスピーチで滝川クリステルさんが「おもてなし」という言葉を使って日本でのオリンピック開催をアピールしていたのをテレビで見たことがあります。彼女の容姿や話し方から感じる好印象から影響を受けてか、それ以降「おもてなし」という言葉を多くの場面で見かけるようになったような気がします。
しかし、そうした言葉もあまりに目にする機会が多くて、乱用されるようになれば、当初のありがた味が薄れて安っぽく感じるようになってきました。日本人自らが、日本はおもてなしのある国だと自分で主張しているように見えるのです。おもてなしというのは、する側が主張することではなく、される側が感じればよいことで、頼んでもいないことをやって親切にした気になって、恩着せがましくしても、相手はおせっかいに感じます。
本性はおもてなしの心意気を持っているわけではないにもかかわらず、おもてなしを演じるというのも滑稽に見えます。本来は、おもてなしという言葉を言わずとも、自然体で相手を気遣うことができているような人が、結果としておもてなしのあるふるまいとなっていて、また、恰好をつけているナルシズムな気持ちがあるのではなくて、はたからみているとスマートに見えるようなものなのではないかと思います。

どうであれ、おもてなしという意識を持つことによって結果として人が親切にふるまう風潮になるのであればそれでいいのではないかということもありますが、日本人の古くからある民族性としてのおもてなしという意味は、ちょっと無理して親切を演じるのではなくて、他人からどう見られているかを意識する必要はなく、素の状態で当たり前にできていなければ、本当のおもてなしの心というのとはちがうような気がします。

最近の賃貸マンションの契約はややこしい

長く住んできたマンションを離れ、新しいマンションに引っ越そうとしているのですが、賃貸マンションの契約も昔とちがって最近はなにかと変わってきているようです。

まず、入居審査というものがあります。
申込書を記入し、その内容を入居先のオーナーが審査します。それに数日要します。今どきの賃貸マンションは手付金を払ってその場で入居確定になるわけではないようです。申込書を記入すると、その物件はそれ以上の入居者募集を停止するのが一般的ではあるようですが、オーナーの方針によっては、入居者の募集が継続されたり、複数の応募者がいれば、比較される可能性があります。

入居審査にパスしても、今度は家賃の支払いにクレジットカードの作成を求められることがあります。例えばVISAの「住まいの家賃サービス」というものもそのひとつです。
その申し込み用紙には名前や住所、生年月日といった本人の個人情報は当然ですが、勤務先の業種、年収や勤続年数の記入欄があり、保証人と保証人の持ち家等の情報、保証人自筆によるサインも要求されます。家賃の支払い用クレジットカードですから、入居者に関する情報の記入欄もあります。はっきり言って記入項目がかなり多くてかなり面倒くさい申し込み用紙です。保証人が遠方に住んでいる場合は、サインひとつのためにわざわざ郵送して書いてもらう必要もあります。クレジットカードですから審査に通らない可能性もありますし、それが判明するにもまた日数がかかります。
痛いのは、その加入に家賃の50%以上の手数料がかかるうえ、月々および年ごとに手数料がかかります。そうした費用は保証の対価ですから、退去したときに返ってくるわけではありません。
このようなものがあるのは、家賃の支払いの保証のためなのですが、手続きの煩雑さや費用面において賃借人の負担があまりにも大きすぎます。特に真面目にきっちり家賃を支払っており、貯蓄もある程度ある者から見ると、無用な保証のためにお金をどぶに捨てているような感覚です。
家賃を踏み倒されないように、マンションのオーナーの自己防衛ということは理解できますが、手続きにかかる時間や、次々と判明するわけのわからない費用負担にいいかげんうんざりします。マンションのオーナーにとっても家賃支払いの心配はあるとしても、借りる人に無用な負担はかけさせないですめばその方がいいベターであり、こうした仕組みが、貸主、借主双方にとって本当に良いことなのか考える必要があると思います。

賃貸マンションの契約も昔はもっと簡単なことだったような気がするのですが、気のせいでしょうか。あるいは、時代の流れなんでしょうか。

ユニットバスのカビ対策

・ユニットバスはカビる
マンションやアパートに住まわれている方は、浴室がプラスチックでできたユニットバスと呼ばれるタイプを使用されていることが多いと思います。このユニットバスは、うっかりしているとすぐに黒色のカビが発生してしまい、気持ち悪いことになってしまいます。
トイレ付のユニットバスの場合、トイレのタンクと壁の間や、洗面がある場合は、洗面台と壁の間等、洗うことが困難な狭い隙間や、目地、排水口、何かの隅や裏側といった箇所にカビが発生してしまい。対処不能になって目を背けて見ないようにしたくなる状況になることがあります。放置しておいても広がるばかりで消えてなくなることはありませんし、風呂やシャワーを浴びるたびに目にすることになって、気分がいいものではありません。
そのようになってしまった場合、一念発起して掃除をするか、それがどうしてもイヤならダスキンやおそうじ本舗といった業者に依頼して一度きれいにする必要があります。

・日頃の手入れ
がんばってどうにかきれいにできたとしても、その状態を維持していくことが大切です。
掃除は最低でも週に一回は行います。頻繁に掃除できるためには、なるべく簡単に短時間でできるように工夫します。例えば、浴槽は、手にもって使うスポンジで洗うのではなくて、長い柄の付いたブラシを使って、浴槽内にかがまなくてもいいようにします。
隙間等の細かいところは、小型のブラシを使います。100円ショップにいろんな掃除用品が売っていますから、それらをおおいに活用してください。
また、手袋を使うのも手です。気持ち悪いものを直接触らなくてもよくなるので、心理的に楽になると思います。
浴室のドアもきちんと掃除しておきます。ドアの通気口は掃除機やブラシを使い、ホコリがたまらないようにしておきます。
たとえ、目に見える汚れがなくても、日頃から一通り洗って掃除しておくことが重要です。

・予防
掃除した後は、予防措置をとっておきます。
2か月に一度はカビ予防の燻煙剤を使います。1個500円くらいですから、年間3,000円ほどかかりますが、浴室まるごとカビ予防できますので、費用をかける価値があります。
カビやすい部分には、防カビスプレーをかけておきます。カビが発生する前に先回りして対策しておくことが大切です。
また、日常的に換気扇を回しておきます。音がうるさくて、いつも動かしておきたくない場合には、最新の静音タイプに取り換えることも検討してください。マンションのオーナーに相談してもいいと思います。
シャワーのみ浴びる方は、シャワーカーテンを使って、なるべく浴室内に水が飛び散らないようにします。シャワーカーテンを取り付けるようになっていない場合は突っ張り棒を使ってカーテンレールを作れます。シャワーカーテンも100円ショップに売っていますから、ちょっとでも汚れたら使い捨て感覚で交換できます。ストックしておいて、汚れていなくても月に一度程度、定期交換してもいいと思います。
シャンプー等のボトル類は、置いておくと、置いた場所とボトルの裏側にカビが発生したり、置いている部分が汚れてきますから、ボトルにフックをつけて浴室内に吊り下げるようにします。そうした小物も100円ショップで調達できますから、ちょっとでも汚れたら即交換できます。



浴室に限らないことではありますが、掃除は、汚れていなくても掃除する。汚れる前に掃除する。先手必勝ということのようです。

2017年4月28日金曜日

北朝鮮 核実験やミサイル発射だけでなく金正恩は戦争さえ覚悟できている

最近、北朝鮮のことがニュースで問題になっているようです。アメリカの大統領が行動力のあるトランプ氏になったことで、中国を巻き込んで、北朝鮮の核とミサイル開発をやめさせようとしています。
そうしたニュースを見る中でテレビや新聞等で報道される視点とは異なることについて気がつくことがありましたので書いていきたいと思います。

■アメリカはアメリカのことが第一
トランプ大統領はアメリカファーストというスローガンを掲げ、アメリカのことを第一に考えると言っています。これは今に始まった話ではなく、昔からアメリカはアメリカの利益を最優先に考えていまして、それはアメリカ人の投票によって選出されたアメリカ国民のための大統領ですから、アメリカ第一に考えるのは当然と言えば当然です。トランプさんはそれを口に出して露骨に遠慮なくやることもあると宣言しているだけのことです。本質的には今も昔も変わりません。
現在、北朝鮮のミサイルは中距離から長距離へと進化し、アメリカ本体にまで到達するという段階へと近づいているようです。それで、アメリカとしては、そうなる前に叩き潰しておきたいわけです。
しかし、そこで思うのが、北朝鮮のミサイルはすでに韓国や日本、アジアの国々には到達可能であるということです。まもなく届くという話ではなくて、もう完全に射程範囲にあります。
アメリカは、これまで日本を含むアジアの国々に核ミサイルの脅威があっても、本格的に対策することはありませんでした。それが、アメリカ自身の脅威になるとなると話が違ってくるわけです。まさにアメリカファーストです。アメリカにとって危険だから、動きはじめたのです。逆に言えば、アメリカにとって脅威がなければ、日本やその他の国に脅威があっても、重要度は下がってくるということです。

■核やミサイルが本質ではない
もしも、私が金正恩の立場だったらと思って考えてみました。祖父から三代にわたって引き継いできた最高権力者としての地位、そして彼を取り巻く側近たちの地位を守るのが、彼の死守するものです。その先には祖国統一ということもあるかもしれませんが、それは現在の地位あってのものですから、まずは現在の地位が盤石になることが最優先です。
しかし、他の国からは悪人扱いされ、血眼になって地位を守る、そんな生活に疲れたからといって、今さら普通の生活をすることはできません。一般の人と同じような生活を望めば、あっという間に命が狙われます。
そうであればもはや覚悟するしかありません。石にかじりついてでも北朝鮮国家元首としての地位を維持するか、そうでなければ死ぬかです。
亡命を提案してはどうかという意見もあります。例えば中国に亡命するとか…。しかし、それはこれからの一生を囲まれた空間で生活することを意味します。ある程度、食べ物や生活環境のリクエストは受け付けてもらえるかもしれませんが、すべてが自由とはならず、かごの中の鳥のように、むなしい一生を過ごすことになりそうです。そのような選択をするとは思えません。
覚悟を決めた金正恩にとって迷いはありません。地位を脅かそうとするものに対しては、徹底して対抗する可能性があります。仮にアメリカが北朝鮮を攻撃して国内に被害がでたとしても、最低限守るべきものである地位さえ残れば良いのです。
うまく金正恩の首をとっても、その先のことを想定している可能性もあります。血縁者による後継や、それが幼齢なら摂政による継続に備えているかもしれません。
そうなってくると、この金一族による世襲システムを確実になくすには、北朝鮮の中枢まで軍で抑えて、体制自体を崩壊させるしかありません。

トランプ大統領は、核やミサイル開発をやめさせるのが目的であって、体制の変更までは望んでいないと言いました。それは本心ではありません。意味がありません。閉鎖的な独裁体制をどうにかしない限りは、根本的な解決になりません。
金正恩の兄である金正男氏の殺害、拉致被害等、国際的な問題行動もありますし、北朝鮮国内に大きな災害があった場合には人道的な支援が必要になるかもしれません。そうした時に、開けた国家でない場合、正常なやりとりができません。
北朝鮮という国の国家体制という部分にまで言及し、それを否定することは、内政干渉とか、多様性の問題ということは言えそうですが、現実的で正直な話としては、金一族体制がなくなって、文化や経済交流のある開けた国家になってもらうのが、周囲の国にとってもっとも安全なことで、それを望んでいるのです。

■核やミサイル開発は間違っているというが
多くの国の人たちは、彼らが核やミサイルを開発することは間違っていると言います。それは間違っているというより、周囲の国の人たちの脅威となるため、安心できないということです。
もしも、彼らが核実験を繰り返し、核兵器の小型化や威力向上に成功し、ミサイルの性能と信頼性を獲得し、そうしたものを移動式のトラックや潜水艦に搭載し、その数が数十、数百、それ以上という単位になったとすれば、もはや武力によって彼らを押さえつけることは不可能です。
それは、力ずくで彼らの体制を転覆させることはできないことを意味します。核とミサイルによって体制が維持できると、かたくなに信じている彼らの考えには、そういう意味では残念ながら同意できます。

覚悟を決めた彼らに対していかなる制裁を行っても、体制を維持さえできるのであれば絶対に屈することはないでしょう。核施設やミサイル施設を部分的に攻撃しても、攻撃される脅威を知った彼らは、なおさらのことあきらめることはないでしょう。
外科的対策をするには、まだ力のついていない今しかチャンスはなく、数年もすれば、手がつけられなくなるその前にやっておかなければならのないのですが、繰り返し言われているように、目と鼻の先にあるソウルに向けられた大量の砲台をどうにかできる画期的なアイディアがなければ、手を出せません。

古いLinuxでyumがYumRepo Errorで実行できない場合

yum installやyum updateを実行すると以下のようなメッセージが表示されて実行できなくなりました。

Loaded plugins: fastestmirror
Determining fastest mirrors
YumRepo Error: All mirror URLs are not using ftp, http[s] or file.
 Eg. Invalid release/
removing mirrorlist with no valid mirrors: /var/cache/yum/base/mirrorlist.txt
Error: Cannot find a valid baseurl for repo: base

古いCentOSを使っているためのようです。
セキュリティのこともありますからOSごと最新に移行するのがいいに決まっているのですが、ひとまずこのままyumを使えるようにするには古いバージョンが置かれた別のサーバーを見に行くようにする必要があるようです。

/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo を編集します。

[base]
name=CentOS-$releasever - Base
mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&rep
o=os
#baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/os/$basearch/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-5

を以下のように変更します。(赤字の部分)

[base]
name=CentOS-$releasever - Base
#mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&rep
o=os
#baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/os/$basearch/
baseurl=http://vault.centos.org/5.11/os/$basearch/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-5

[base]以外に[update]等、すべて変更します。
「5.11」の部分はバージョン番号です。使っているCentOSのバージョンは

cat /etc/redhat-release

で確認できます。

上記の参照先である http://vault.centos.org/ には各バージョンごとのファイルがそろっていますので、そのバージョンのディレクトリがあるか確認しておいてください。

以上で、yumを実行できるようになっているはずです。

GraphEditでDirectShow Filtersをクリックすると落ちる原因

DirectShowのフィルターを編集してテストできるGraphEdit(graphedt.exe)というMicrosoft製の便利な開発ツールがありまして、それ関係の開発者の方は使われているのではないかと思います。私もそのGraphEditを使っていたのですが、ある時からクラッシュするようになってしまいました。具体的にはフィルターを選択するダイアログにあるツリー表示の中から「DirectShow Filters」をクリックしてツリーを開くとその瞬間にGraphEditが落ちてしまいます。メッセージすら何も表示されないので原因の特定は難しいです。以前にインストールしたDirectShowフィルターの中に問題のあるものが含まれているのだろうという認識でしたが、それがどれなのかは特定のしようがありませんし、そもそも本当にそれが原因なのかも分かりません。
先日たまたまコーデックパックの「K-Lite Codec Pack」というのをアンインストールすることがあって、その後にGraphEditを使うと落ちなくなっていました。どうやらK-Lite Codec Packの中のコーデックのどれかに原因があるようです。具体的にそれがどのコーデックか、までは追及しませんでしたが、少なくともこのことから言えることは、GraphEditのフィルター選択ダイアログのツリーの中の「DirectShow Filters」をクリックした瞬間に落ちる現象がある場合は、インストールされているDirectShowフィルターに問題のあるものがあるということです。それは特定の一つかもしれませんし、コーデックパックをインストールしていれば、そこに含まれているものかもしれません。
ですので、もしもそのような現象に遭われている方は、Windowsの「プログラムと機能」の中から、ひとつひとつコーデックやコーデックパックをアンインストールしていきながら原因を特定してみてはどうでしょうか。ちょっと面倒くさいですけど。

2017年4月27日木曜日

格安simのデメリットである通話料も格安にする方法

最近は、格安simへ移行する人が増えています。私も格安simへ移行しました。契約したのはDMMモバイルです。大変安くなって助かるのですが、欠点というか、注意したいのは、通話料が高くつく可能性があるということです。DMMモバイルの場合、一般電話への通話は30秒で20円です。通常のキャリアと契約した場合は、定額だったり、もう少し安かったりしますから、場合によっては通話料が大きくなることがあります。

DMMモバイルではDMMトークというアプリを使うことで、それを半額の30秒10円にすることができます。このアプリが使える状況では、使わない手はありません。

私の場合は、Skypeを使うことでさらに格安にしています。Skypeのプリペイドプランでは、携帯電話へは1分10.81円、固定電話へは1分2.26円と、かなり安くなります。ただし、最初の接続時には4.82円、携帯電話へは8.75円の接続料金がかかります。つまり、携帯電話に電話した場合、最初の1分で約20円かかり、それ以降1分ごとに約11円かかります。DMMトークアプリを使うよりさらに安いわけですが、固定電話への通話だと相当安いです。
ただ当然ながらSkypeの場合にも欠点がありまして、1500円の前払いになりますし、1500円を超えると通話が止まってしまいます。またデータ通信なのでその分のデータ通信容量を消費します。このあたりを理解した上で、あまり通話を使わない人なんかには、これもひとつの選択肢になると思います。

あとは、自宅にパソコンがあって、インターネットが使えるなら、パソコンのSkypeから電話するのがもっとも快適です。パソコンならヘッドセットが使えるのでハンズフリーですし、音響環境も良くなります。そもそもSkype同士なら通話料は無料ですし、ビデオ通話も可能で、普段から通話を頻繁にするような人は最初からSkypeメインに移行するのも悪くありません。
WindowsのSkypeでしたら、通話を録画、録音することもできます。そういうこともパソコンならではのメリットです。