2017年7月31日月曜日

家に帰ってから会社のパソコンのカメラの映像を見ていたら、やっぱりそうだったか

会社で使っているパソコンにウェブカメラが付いているのだが、その映像を自宅のパソコンにストリーミング配信する方法を思いついた。いつもだいたい定時に退社しているので、その後、どうなっているのか見てみたかった。特にいつも残業をしている人たちが何時ごろに帰っているのかに興味がある。会社に残って見ていたらいいだけのことだが、デスクがあるのはオフィスの端で、壁の方を向いて座っているので、部屋を見渡すには後ろを振り返る必要があるのと、なにより居心地の悪いオフィスでは落ち着かないので早く家に帰りたい。
家に帰って夕食を食べたりテレビを見たりしつつ、オフィスの映像を見ていた。最初の人は18時55分頃にオフィスを出た。次の人は19時5分頃。そのあとしばらくして21時頃。最終的に照明が消えたのは23時頃。
それで、あることに気が付いた。みんなだいたい時計の長針が上を向いている時刻に帰っているのだ。つまり19時頃や21時頃の前後5分以内の時刻に帰っている。これは、時計を見て帰るタイミングの頃合いを見計らっているからだろう。特にどうしても残業しなければならない理由があるわけでもないが、会社からの評価を気にして、なんとなく適当に残業しているのだ。チラチラ時計を確認しながら帰る時間を調整しているのだろう。
考えてみれば出勤時刻は守れるし、昼の休憩時間も、きっちり見れているのに、帰る時刻だけは、守れないというのは不思議な話だ。

なぜこのようになるのかは、想像がつく通りだ。日本の会社の労働環境はこういう無意味な残業が常態化している。この会社は残業手当の出ないサービス残業にもかかわらず、会社からの評価を気にしてある程度残業しているふりをしてから帰らなければならない。
こんなこと時間の浪費であり、つくづく不幸でしかない。