ラベル 英語 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 英語 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2015年9月11日金曜日

スカイプのオンライン英会話を録画する方法

スカイプでオンライン英会話レッスンを受けている最中は、レッスンに集中していますが、あれは何を言っていたのかとか、終わってから確かめたいことがあります。そんな時のために、Skypeのレコーディングをおすすめします。

オンライン英会話レッスンの録画にはSkypeRecorderが最適です。
それには理由があります。
まず、ビデオと音声だけでなく、Skyepのチャットの部分も一緒に録画できます。なんならSkypeウィンドウ全体を録画することもできます。オンライン英会話の講師がチャットに書いてくれた内容やあなたがチャットボックスに書いた内容が完全に録画されます。
実はSkypeのチャットは、書いた後で、書き換えたり、消したりできます。SkypeRecorderで録画しておけば、一部始終が完璧に記録されます。

SkypeRecorderは、Skypeの通話開始と通話終了を自動で検出して、自動で録画しておいてくれます。けっこうやってしまう撮り忘れを防止するには非常に有効です。肝心な時に限って録画してなかったというのは、よくあることです。録画は任せておいてレッスンに集中できます。

スピーカーとマイクの音声両方を録音できて、それぞれをステレオのチャンネルで左右に分けることができます。講師と自分の音を別々に録音できるということです。これにより、講師の話した内容をよりクリアに確認することができます。
自分の声は聞きたくないという人にも使えそうです。

SkypeRecorderはこちらから入手可能です。

2015年9月8日火曜日

簡単にSkypeを録画、録音する方法

Skypeの通話を簡単に録画、録音できるWindows用ソフトを紹介します。
使い方はとてもシンプルなので、誰でもすぐに使えます。

インストールして実行すると、タスクトレイにアイコンが登場します。
そのアイコンをダブルクリックすると出てくる画面から「設定」ボタンをクリックして設定画面を開きます。
ひとまず、コーデックにMicorosoft Video 1あたりを選択しておき、録音デバイスの1と2にはSkypeのオーディオ設定にあるマイクとスピーカーと同じものを選びます。
これだけで準備OK。

Skypeで通話をはじめる前に、開始をクリックしておきます。
こちらからコールするか、相手からコールがあると、自動的に録画がはじまって、通話が終わると停止します。
通話がはじまってから録画を始めたいタイミングで開始をクリックしてもかまいません。

通話が終わってしばらくすると、設定画面に指定されている出力先にAVI形式の動画が作られます。


これだけで十分使えますが、さらに、設定画面にある「自動で録画を開始、終了する」のチェックをオンにしておけば、タスクトレイに起動しておくだけで、あとは無意識でバックグラウンドで勝手に録画しておいてくれます。これはとっても便利です。

オンライン英会話や、恋人との会話も記録しておけますよ。

このSkype録画ソフトはこちらからダウンロードできます。

2014年4月28日月曜日

オンライン英会話を2年体験して効果あったのか

私がオンライン英会話をはじめて2年経ちました。それで英会話力に少しは効果があったと思われますか?
もちろん、ありました。


これまでのレッスン数はかるく1000回を超えています。平均すると、毎日2回近くやっています。
RosettaStoneから始まり、QQEnglishやらいくつかのスクールを経験してきました。
今にして思えば最初のRosettaStoneでの成長は大きかったです。緊張や凹むことばかりできついことも多かったですが、最初の何も分からない時期に英会話の初歩を専用学習ソフト(RosettaStoneではこれをコースと呼んでいました)とグループレッスン(RosettaStoneではこれをスタジオと呼んでいました)で体系的に学習できました。フィリピン人講師によるマンツーマンのオンライン英会話レッスンで、英会話初心者をほうっておくと単語の羅列だけの会話力になりがちです。英語で文法を教えることが難しかったり、会話の途中で話を止めて急に勉強モードになることが難しかったりするからです。そうかと言って、テキストを使えば講師の解説ばかりで会話練習になりません。しつこいほどに表現を植え付けるような学習カリキュラムを用意し実行することが難しいのです。
その点、RosettaStoneでは、コースで繰り返し表現を学び、それに沿った内容のスタジオで、ネイティブ講師のリードのもと、学習した表現を使う練習をしました。回数制限なく何回でも同じスタジオに挑戦できたので気が済むまで練習できました。それでも、コースはだんだん退屈になり、続けることが苦痛になってきますが、逆に言えば、あれだけの分量のカリキュラムをオンライン英会話スクールでは開発できないだろうと思います。
当時、7万円払いましたが。それを安いとは言わないまでも、納得はしています。
英語をちゃんと勉強してこなかった人は、基本的な表現を得るため、はじめの一年、RosettaStoneで修行するのもひとつの方法だと思います。毎日1時間程度コツコツやる必要はありますが、それができる人ならおすすめします。

途中から、RosettaStoneと平行しつつ、QQEnglishで、カランメソッドや独自テキストで勉強をしました。ここは、「会話すること」と「定形フレーズを口から出すこと」を同じことのように取り違えていたり、「理解する」と「使えるものになる」をやはり同じことのように取り違えていて、英会話で必要な大量の会話練習機会が圧倒的に少なく、加えて講師が硬すぎたり、つまらなかったりしたので、これでは練習にならないと思い途中で中止しました。しかしながら、勉強らしい勉強のような形式を好む日本人や、英会話力ではなく学校の勉強やTOEIC対策等が目的であれば、効果があるかもしれません。
QQEnglishに替わる会話練習をするための低価格で楽しいスクールをいくつか経由して、現在はとあるオンライン英会話スクールを利用しています。ちなみにDMM英会話ではありません。しかし、DMM英会話も楽しくて安いので自分で主体的に勉強できる人には強くおすすめします。


実際に、私は一人で海外旅行に行って、ホテルや交通手段の手配、トラブル時の対応、現地や他の旅行者とのコミュニケーション等、すべて英語で行いました。まだまだ、たどたどしいですが、いつの間にか、そんなこともできるようになっていたようです。
英会話をこれからも続けていきますが、こうして成長している自分を思うと、これから数年後が楽しみに思えます。

DMM英会話のキャンペーンが安いのには裏がある

DMM英会話はフィリピンに3箇所の拠点を持っています。セブ本社、マニラ、ダバオです。それぞれの地域で、講師に支払うレッスンあたりの報酬が異なります。それらの金額はすでに判明しているのですが、ここでは仮に平均65ペソだとします。一方、生徒が支払う金額は半額キャンペーンによってレッスンあたり100円未満ですから、現在の為替で43~44ペソです。これだけ見ると、DMMはレッスンをするたびにおよそ20ペソの赤字を出すことになります。
レッスンあたり100円というのは、生徒が毎日すべてのレッスンを消化した場合の単価ですから、実際には放棄される分があります。計算上は3割以上放棄されれば赤字ではなくなりますが、これ以外にも、振替チケット、体験レッスン、設備費、広告費、日本人スタッフの人件費等々、様々なコストがあります。
いずれにせよ、赤字か、ぎりぎりでやっていると思われます。他社の状態から考えても普通では無理な価格です。

私の場合、そんなDMMの懐具合なんてどうでもよくて、ただ安く英会話レッスンができればそれでいい・・・とはならず、DMMが何を企んでいるのかがとても気になります。知ってどうにかなるものではないですが、単純に興味を持ってしまいます。

拡大を続けるDMM英会話

現状、オンライン英会話は儲かるビジネスではありません。フィリピン人講師の賃金は安くていいのですが、その分単価が安く、売上規模が大きくありません。大量の講師を集め、大量の生徒を集めないと、まとまった金額になりません。
それにもかかわらず、DMMが参入した理由は、もちろん金を儲けるためです。DMMが目をつけたからには、必ずどこかに金の匂いがしているはずです。DMMは営利企業ですから、儲けるためにやっているにもかかわらず、今儲けているようには見えない。それはなぜか?

DMM英会話はオンライン英会話ビジネスが今後巨大化することを見込んでいると思います。少なくとも数百倍になると見ています。日本のみではなく海外も視野に入れていると思います。今の赤字は将来の巨額の利益から見れば、ちっぽけな金額なのです。まだ苗が小さい今のうちに、大きなシェアを獲得しておいて、将来の莫大な収益を狙っています。これはDMMが何か悪いことをしているというのではなく、当然の企業活動です。

そう考えると、DMMが今の段階で一番したいことは、市場占有率を速やかに拡大することであろうと思います。広告、キャンペーンを駆使し、早く大多数の生徒を獲得したいだろうと思います。そのためには他社からの乗り換えを歓迎しますし、他社を取り込んでしまうのも手かもしれません。
市場で十分なシェアを獲得しはじめたころ、DMMは次の段階へと移行し、収益の出る価格体系に変えて、オンライン英会話の裾野の拡大を図り、いよいよ実り始めた果実の収穫をはじめるでしょう。

逆にDMMが嫌がることを考えてみますと、シェアの拡大を阻まれることや、十分なシェアが獲得できないうちにオンライン英会話市場が急成長しはじめることだと思います。

こうした私の妄想が当たっているかどうかはともかく、ありえない安さには必ず裏があるはずです。私はただ英会話をしながら、こうしてあれこれウォッチングもして楽しんでいるだけです。

2014年4月26日土曜日

今、オンライン英会話(スカイプ英語)スクールを選ぶとすればどこ?

たくさんあるオンライン英会話スクールの中で、これからはじめる人にどれを勧めるかと言えば、今ならDMM英会話です。
その人が何をやりたいか、どのように英会話を学習したいかによって変わってくるので、例えばカランメソッドのような特殊なことをやりたいというのであればDMM英会話はおすすめできませんが、そういうことでなければ、総合的にみてDMM英会話になってしまいます。

本当は私はDMM英会話はあまり好きではありません。それはDMM英会話のしたたかさに不安を感じているからです。そのあたりのことについては後述するとして、まずはいいところから書いていきます。


なんといっても安いです。これまで繰り返しキャンペーン期間を延長していて、今は10月末まで半額となっています。大手では群を抜いて安い状態です。近い価格のスクールがないこともないのですが、最安値クラスであることは間違いありません。

講師にはフィリピン人だけでなく、リトアニアやボスニア・ヘルツェゴビナ等、あまり馴染みのない国の人もおり、フィリピン人とは異なるなまりを経験したり、その国の文化を知る機会になります。
講師の個性によりますが、楽しくレッスンできる人が多いです。楽しいというのは英会話を続ける上で、とても大切なことです。

レッスンが終わると講師からレッスンノートをもらえます。とは言ってもそのメッセージはコピペが少なくありませんし、センテンスや単語はどうせ復習しませんから必要ないかもしれません。講師は時間節約のためレッスン中に書いていたりしますし、そうでなければ残業しなければならなくなりますから、どうせ使わないものに対して講師に負担を課すのは個人的にはいらないと思っていますが、そういうことを求める人には意味があるかもしれません。

予約やお気に入り講師の登録等、システムの基本的な部分も若干使いにくい面があるにせよ、概ね良いと思います。
レッスンごとに生徒から講師への評価コメントが入力できて、講師のプロフィール欄に掲載されます。スタッフがチェックはしているようですが、ネガティブな内容であっても普通に掲載されます。この手のフィードバックはあっても現実には何にも活かされないのが普通ですので、ほとんど無条件で掲載する運用はせっかくのコメントを活かすもっとも適当な方法であると思っています。

条件を指定して講師を検索

レッスン教材としてPDFのオリジナルテキストが用意されていますし、TOEICや瞬間英作文等の提携教材を使うことができます。これらは時々追加される等、増強を継続的にしているのはいいことです。
もちろんアーティクルやフリートークも可能です。

講師側からキャンセルされた時には、解約するまで使えるレッスンチケットが発行された上、当日以内であればキャンセルされた分のレッスンで再予約ができます。これはDMMが一回分のレッスンを損するようになっていて、ちゃんと自社にペナルティを科しています。当日予約の権利を行使しなければ、そうはなりませんが、それでも先行予約に使い良いレッスンチケットがもらえています。

マニラのマカティ、セブ、ダバオの3箇所にあるオフィスからレッスンしている場合と、講師の自宅からレッスンしている場合があります。オフィスの場合、回線や機材の安定性、環境という面でメリットがあります。自宅講師はそういう点では劣ることがありますが、講師の家族が登場したり、周辺の騒音も話題にできるのは、ある意味楽しいことかもしれません。

DMM英会話にとりたてて大きな問題はなく、一般的なオンライン英会話として誰にでもおすすめできます。


さて、当然ながらどのスクールであっても完璧ということはなく、まだ途上と思われる事項がないわけではありません。

講師のクオリティは高くありません。しかしもともとどこでもオンライン英会話スクールのフィリピン人講師のクオリティは高くありません。これも何を持って良いと言うかは見方によりますので、人によって合う合わないということになりますが、悪く言えば寄せ集めなのではないかという気がしています。DMM英会話自体まだ新しいスクールですし、広告とキャンペーンによって一気に大量の生徒を集めている経緯があり、それに応えるための講師も雇わなければならなかったわけですが、そうなると、採用にあたって講師を選り好みする余裕が制限されるように思います。どこのオンライン英会話スクールでも講師採用率何パーセントとか言っていると思いますが、母数が何かとか、いつ、どこでの数字かとか、よく分かりませんし、結局そういう数字はなんとでも言えてあてになりません。ですから、それでもって講師の品質がいいという保証にはなりません。
講師のトレーニングも、どうやら入念ではないようです。とういうかろくにやっていないと思われます。実際のところ他社の経験があるような講師には不要だろうとは思いますが、講師のスタンスとしてはパート、アルバイト感覚だということです。
私に言わせればトレーニングなんて下手にしてもらわないほうがいいのですが、普通の日本人生徒はどう思うか分かりません。

オフィス勤務ということですが、オフィスを持つ他社オンライン英会話スクールと比較すると講師間の横のつながりは薄いようです。オフィスといっても自宅に代わる場所貸しをしているだけで、講師は四方を壁で囲まれたブースの中で孤独に仕事をしており、講師間で親しい関係にはなりません。ミーティングが定期的に開催されているようなこともなく、組織的な運営は期待できません。
あくまで自宅の延長線上にあるオフィス勤務ということであって、オフィスであることのメリットはインフラのみという感じです。

契約プランは毎日1回から毎日3回の3通り用意されています。毎日最大3回というのは足りません。複数アカウントを作ってもいいですが、割高感を感じるため最低4回以上のプランは用意しておいた方がいいと思います。


最後に、DMMのキャンペーンについてですが、当初は月額980円で華々しく開始し、現在は半額を継続実施中です。生徒にとって安いのは単純にありがたいことに思えますが、いつ終わってくれるかと思っている他社は、毎月毎月キャンペーン期間が引き伸ばされるたびに忌々しく感じているのではないかと思います。
グループ全体で売上1000億円とも言われるDMMから見れば、規模から考えてオンライン英会話事業の赤字は大したことありません。けっして無料でやっているわけではないので、生じる赤字幅もむちゃくちゃ多いわけではありません。オンライン英会話を専門でやっている他社では、そこにしか収入がないため、このような戦術には追従できません。さらに円安や消費税増税がかぶさって、いっそう厳しい状況が思い浮かびます。
幅広い業界で事業を展開するDMMは、これまでにも熾烈な競争を経験してきているでしょうから、えげつないほどに強かです。マーケティング戦略的に見れば、DMMは圧倒的多数のシェアを獲得するまでキャンペーンを続けるでしょう。つまり、現在最大シェアであるレアジョブを撃沈するつもりです。レアジョブがどうにか資金を調達してDMMの価格というアドバンテージを無効化しようとしても、バックからの補給が絶えないDMMは際限なくキャンペーン期間を延長してきます。周辺システムを改良する等、差別化を考案しても、所詮オンライン英会話の本質は25分間のレッスンですから、たいしたインパクトは与えません。有名大学出身講師の在籍や、未だシェアNo.1で老舗であるといった強みも活かせていません。レアジョブがDMMが真似のできない画期的な差別化の方法をこれから発明するなんて望みはあるでしょうか。
DMMが圧倒的多数のシェアを獲得した暁には、通常価格に戻しても、もはやDMMに立ち向かえる相手はいなくなっています。巨大なバックという対抗不能な核兵器を持つDMMに対して、核を持たないオンライン英会話専業会社は勝てません。同様の核を持つ資本が参入すれば可能ですが、消耗戦をするほど価値のある市場に見えるかは分かりません。
DMMが通常価格に戻したら、他社に乗り換えるつもりでいても、もうそのころには他社は弱体化しきっています。特にメリットがなければ、わざわざ移る人はいません。
DMMにしてみれば、万一、英会話事業がコケても、事業多角化の一貫としてやっていることですからその中には当然失敗するものも想定していますし、会員獲得や知名度向上に一定の効果があったとして、それはそれで得るものがあったと言えるでしょう。DMMオンライン英会話のウェブサイトを使っていますと、どこのページを開いてもずっとついてくる動画やオンライゲーム等他事業へつながる上部メニューを見ていてそう感じます。

とは言え、これからオンライン英会話を始める人にどこのスクールを勧めるかといえば、無難にいけば、やはりDMM英会話となってしまいます。

世の中どうなるか分かりませんし、これも市場の原理ですから、仕方ないのですが、将来的に競争原理が働きにくくなって、価格はいいとしても、レッスン内容やユーザーサポート等、細々したところに品質低下するようなことがないことを願うところです。

2014年4月17日木曜日

効果的に上達するためのオンライン英会話の本当の活用方法

ここにオンライン英会話スクールが二つあったとして、
スクールAはこう言うとします。
「私どものスクールで学習していただくことで、だいたい3ヶ月後にはそれなりに英語が話せるようになります」
一方、スクールBはこう言います。
「当スクールで3年程度やっていただければ、そこそこ英語が話せるようになります」
これから英会話をはじめようとしている人がいたとしたら、どちらのスクールを選ぶでしょうか?

3ヶ月と3年の違いですね。これほどトラップが分かりやすい設問はないですから、大半の人はスクールBの方を選ぶ、と言うかもしれませんが、3ヶ月程度オンライン英会話をやってもまともに英語が話せるようになるはずがないのは当たり前として、3年でもかなり難しいというのが実際です。
しかし、世の中にある英会話の書籍や教材を色々見ていますと、楽に英会話ができるようになると感じさせるように書かれているものが多いような気がします。つまりそれが人々の求めるものであって、それを叶えるものでなければ意味がないからです。

英会話をそれなりのものにするには数年あるいは数十年の歳月が必要という現実を言ってしまうと、英会話を簡単に考えている人には興味を持たれなくなるかもしれません。これから英会話をはじめようという人が、そんな気の遠くなるような先のことを夢見て英会話をやろうとは思わないでしょうし、ひとつの書籍や教材でそれだけの学習期間を支える手段を提供することも現実的ではありません。


英会話ができるようになるには数千時間から一万時間以上の練習が必要だと言われています。ちょっと計算していただければ分かりますが、1レッスン25分のオンライン英会話でそれだけの時間を満たそうと思えば、何年、何十年という単位の期間を要します。
ここで、中学校や高等学校で英語の授業をやってきたストックがあって、その分の時間をすでに完了していると言われるかもしれません。日本の学校の英語は英会話ではありません。日本語で授業を聞いて、英語の問題を解いたりするのが大半で、会話の練習ではありません。それに、理屈の上で時間数を水増しして喜んでいても、なにも意味がありません。

オンライン英会話で英会話の練習をするには、一日1レッスンでは、まったく足りません。
私がオンライン英会話をはじめたきっかけであるロゼッタストーンをやっていたときには、週に3回程度しかオンラインのレッスンをしていませんでした。講師が何を言っているのか分からないので、リスニングにものすごく集中力を使い、自分も英語を話せないので、いつも失敗ばかりして凹むことが多かったので、レッスンを受ける前はいつも緊張して不安にかられていました。ですから、初期の頃はレッスンをたくさんとれなくても仕方ないと思いますが、そうだとしても1年も経てば2つ、3つと増やしていかないといつまで経っても英会話はできるようになりません。オンライン英会話で英会話をできるようになるには、毎日のレッスンを多くする以外に事実上選択肢はないと言い切ります。
オンライン英会話スクールの中には、複数レッスン契約の場合、割引しているところもありますし、複数アカウント、複数スクールも視野に入れて、少なくとも一日4回。できればもっと増やしたいところです。その分、費用もかかりますから、安いスクールを選ぶことも考えなければなりません。
文法や語彙はオンライン英会話以外の方法でいくらでも学習できますから、オンライン英会話は会話練習に特化させ、会話の機会をいかに増やすかがポイントです。講師に何かを教えてもらうつもりはなく、会話になっていないカランメソッドやDMEのような手法も意味がありません。それであれば安いスクールでも問題なく、会話相手として成立し、いかに楽しく続けられるかが重要となります。


ひょっとすると、会話をするのに話題が尽きることを心配される方がいるかもしれません。
英会話をするのに国際情勢や経済状況などに詳しくなければならないとか、博識に富んでいないといけないということはありませんし、普通の生活をしている人は毎日特別なイベントが起こるわけでもありません。人に誇れる社会的地位や交友関係も関係ありません。それに実はそういうウンチクとか、自慢話というのは、聞いているほうは楽しくありません。
そう、例えば、レストランで注文した料理がなかなか出てこなくて忘れられてるんじゃないか心配したとか、トイレに行って個室が全部埋まっていて困ったとか、そういう些細な話で構いません。事前に話題を用意しておく必要もありません。話題に困るとか、レッスン前に話題を準備しておくというような発想では、毎日のレッスンが苦しくなります。アーティクルも必要ありません。むしろアーティクルを使うと、リーティングや意味の知らない単語の解説に時間を食って会話練習になりません。アーティクル自体も探してこないといけないし、事前に調べておくとかすると、面倒くさくて続けることができません。
それと、英会話というのは相手やその日によってうまくいく日とうまくいかない日があります。残念ながらうまくいかないということがどうしてもあります。そういうことも含めて、それがオンライン英会話での練習ということなのだろうと思います。

2014年4月16日水曜日

オンライン英会話で上達するためには教材を使わない

カリキュラム、コース、マテリアル、教材・・・オンライン英会話スクールによって言い方は異なりますが、これらはオンライン英会話のレッスンで行う学習方法のことです。具体的には、テキストブックを用いるものであったり、インターネットの記事を使うものであったりするのですが、カランメソッドやグローバリッシュ等、独特のカリキュラムを持っているスクールもあります。

どのカリキュラムで英会話レッスンをすれば良いかということは、学習者のレベルや、何を目的とするかによって変わってきますし、状況は各人で千差万別であって、どれが良いとも悪いとも一概には言えません。
それにもかかわらず、私は少し思うことがあって、この記事を書いています。オンライン英会話にはオンライン英会話に適した学習スタイルがあるような気がするのです。

例えば学校のテストで点数を取ることを目的としてオンライン英会話を使うのは適していないと思います。そういうことは塾でするほうが効果的です。TOEICや英検目的であれば多少は意味があるような気がしますが、私はやったことがないのでよく分かりません。
そうした試験対策といった類のものではなく、私は英語での会話力という実用目的で考えたときに何が有効かということを考えています。

オンライン英会話スクールの中にはテキストブックを用いて文法レッスンをしているスクールが多くあります。現実的に考えて、英語の文法を知らない人が、英語で文法を説明されても理解するのは難しいと思います。不可能とまでは言いませんが、英語の文法を知らないレベルの人が、英語で文法を説明されるのですから無理があります。もともとある程度の文法を知っていて、復習や補足的な理解のためにあえてオンライン英会話で文法を学習するという意図や、文法の説明を受けることそのものがリスニング力の向上につながるという意図で受けることも考えられますが、文法レッスンの性格から講師が一方的に話している時間が長くなりがちで、リスニング力はともかくスピーキングの機会が少なすぎます。

そしてなにより、残念なことに文法を理解しても英語を話せるようにはならないということです。文法が不要という意味ではなく、文法だけでは話せるようにはならないということです。英語に整然とした法則性のようなものがあると信じて、それを組み合わせることで英語を縦横無尽に使いこなせるようになるという望みは幻想です。自然の言語というのはそのような単調なものではなく、例外や自然な言い回しが無数にあり、簡単にはいきません。

それでは文法が不要かと言えばそうではありません。文法も必要なのですが、その頻度が問題です。

人間は何かを覚えようと思っても、自分の意思で覚えられません。苦労なく記憶をコントロールできません。コンピュータのメモリのように、通電している間は確実に覚えておけるというような仕組みではありません。
文法でも単語でもそうですが、学習したからといってそれですぐ永久記憶になりません。学習したその時は使えても、継続的に使えるものとしては身につかないのです。
テキストを用いた文法レッスンでよくあるのが、文法の基礎を学習した最後にOwn sentenceといって学習した文法を用いて学習者自身が自らの言葉を作る練習をします。学習した文法を使えるものに変えるためのトレーニングです。しかしそれとて、記憶や能力が廃れるのにそれほど時間を要しません。Own sentenceを作ることで、その時だけでなく永続的に使える能力になるのなら英会話の習得にこれほど苦労しません。


英語は勉強しても身につかない。私は、この難題の存在から目をそらしたり、気づかないふりをしたくありません。誰もがうすうす気づいているのに、まるで勉強をすれば英会話ができるようになるかのような錯覚にとらわれるのは、もうそろそろ過去の遺物にしてはどうかと思います。仮にこの問題を解決する良案がないとしても、良案がないことをもって効果のないことをせざるを得ないという理由にはなりません。実際のところこれに気づいている人がたくさんいることは知っていますが、オンライン英会話の現状を見ているとそれが反映されているようには見えません。オンライン英会話もビジネスですから需要のあるカリキュラムを組みます。それがどのような方向かを見ていると、やはり少し違うのではないかと思えます。もっともオンライン英会話スクールは、25分間を埋めるための題材としての役割と、継続してもらうための目標設定の意味としてテキストを用意しているのだとは思います。

文法を勉強したいなら、オンライン英会話で理解し難い英語で説明を受けなくても、書店や図書館で文法書を探したり、インターネットでも無料で英文法を解説しているウェブサイトを見ることができます。文法の基礎だけでなく、それにまつわる表現やプラスアルファの知識でさえも継続的に紹介しているウェブサイトがあります。YouTubeではネイティブの発音や英会話の表現を紹介しているビデオがたくさんあります。
NHKのラジオ英会話では、15分間の番組の中で、会話例、ボキャブラリー、イディオム、表現、発音、リスニングといった英会話に必要な要素が網羅的に無駄なく盛り込まれています。毎日少しずつ効果的に英会話を学習することができます。NHKが作っているだけあって非常に完成度が高いです。
これならオンライン英会話で、わざわざフィリピン人素人講師に教えてもらう必要はありません。
しかし、もちろんこれらをやっても英語を話せるようにはなりません。勉強をいくらやっても英会話はできません。


では、どうすれば良いかということですが、現在ある中で最有力の解決策はやはりオンライン英会話です。しかし、オンライン英会話で勉強をやっても意味がありません。勉強をするなら上に挙げたものでもっと効果的にできるからです。
オンライン英会話は実践の場、あるいはシミュレーションとして活用するのが最良です。それ以外に活かしようがありませんし、それこそがオンライン英会話ならではの強みであり、今までの勉強では実現できなかった英会話の上達を可能にする限られた方法のひとつです。
英会話の能力というのは目に見えて上達しません。英会話の練習を継続していて、ふと一年前の自分を振り返ったときに、そういえば一年前に比べれば少しは成長しているような気がするかもしれないなあ、という程度にしか実感しません。
英会話が使えるようになるためには、膨大な時間の練習が必要です。一日25分では少ないです。はじめは少しずつはじめるのがいいと思いますが、慣れてきたら可能な範囲で増やしていくことをおすすめします。
圧倒的な量の会話練習と、少しの勉強を平行して行うのが現在において最適な英会話の学習方法であろうと思います。

2014年4月15日火曜日

オンライン英会話スクールの比較おすすめの選び方

100社以上あると言われるオンライン英会話スクールですが、その中からどのようにして、最適なスクールを選べば良いか。これから始める方や、スクールの乗り換えを検討している方に確実なオンライン英会話の選択方法を提案します。

その方法を簡単に言ってしまえば、スクールのスペック一覧表を作成するというだけのことです。
それにはExcelのような表計算ソフトを用いると便利だと思いますが、テキストの書けるメモ帳のようなものでも、なんでも用を足せば構いません。
縦にスクールの一覧、横にスクールの項目を持つ表をひとつ作ります。

項目は例えば以下のようなもので、必要そうなものを考えて列挙します。
・スクール名
・URL
・時間帯
・料金
  月額制・ポイント制・チケット制
・レッスン単価
  そのスクールに加入すれば選択するであろう料金プランで計算した単価を記入
・講師に関すること
  人数
  国籍
  性別
  年齢
  オフィス・在宅
・カリキュラム・コース・マテリアル
  オリジナルテキスト
  市販テキスト
  カランメソッド
  DME
  キッズ
  フリートーク
  その他、旅行、ビジネス、発音、独自カリキュラム等

主なものは上記ですが、それ以外にも、設立年、オフィス所在地、体験レッスン有無、評判、ウェブサイトの使いやすさ、レッスンキャンセル方法等、検討に必要と思われる項目を追加してください。

項目の列挙は上記でOKとして、次に候補となるスクールを探してきます。
100社以上あるすべてを調べあげるのは大変ですので、めぼしいところを10社以下程度ピックアップします。
そのために、オンライン英会話の口コミ・比較サイトを参考にします。
以下にいくつかのサイトを紹介します。

オンライン英会話スクール比較 EXCELLENT エクセレント
オンライン英会話スクール比較サイト Best Choice
オンライン英会話の口コミ満載!オンライン英会話の比較王
オンライン英会話の情報満載  オンライン英会話スクール比較サイト
オンライン英会話比較ガイド -オンライン英会話スクール情報の徹底比較

どこのサイトでもいいですから、スクール一覧ページを探して、条件的に良さそうなところや、評判の良さそうなところ、有名なところ、気になるスクールを適当に拾ってきて作成中の一覧表に記入していきます。

候補となるスクールを記入したら、スクールの公式ウェブサイトを見に行って、各項目のデータを調べて埋めていくと、ひとまず表は完成します。自分だけが分かればいい表ですから、項目の精度はだいたいで構いませんし、全部埋まらなくても問題ありません。

このようにして作成した表は以下のようなものになります。


こうした表を作成することで、オンライン英会話の相場やスクールごとの特徴がよく分かってきます。その過程では各スクールのウェブサイトを視察できて、項目に挙げられないようなことや、スクールの雰囲気も知ることができます。

作成した表の中から、優先順位をつけたりしつつ、コレというスクールをいくつか選んで、体験レッスンを受けていきます。
せっかくこのような表を作っておいたのになんですが、必ずしも表にあるスクールのスペックだけにこだわらない方がいいと思います。直感やフィーリングで良さそうなところの体験レッスンも受けてみてください。後から後悔しないためには、気になるところをなくして納得しなければ意味がないからです。

後は、各スクールの条件、体験レッスンの内容等から総合的に判断し、最適だと思われるスクールを選択するだけです。
実際のところ数回の体験レッスンだけでは、本当の使用感は分かりません。
入会金が不要なところで安いスクールを選んだとするなら、月額はたかだが数千円程度だと思います。その数千円でひと月スクールの様子を体験するつもりで入会してみるのがいいと思います。問題ないようであれば継続すればいいですし、ダメなら解約して次のスクールを探せばいいだけのことです。それでも損失はせいぜい数千円です。

とはいえ、どこのスクールを選んでもそれなりに情が出てきて、やりはじめたら愛着が湧いてくるものです。ですから、とにかくどこでもいいからやってみることが一番です。
パソコンとヘッドセットやウェブカメラ、あるいはスマートフォンでもあれば今すぐ無料で体験レッスンができますから、すぐに始めてみてはいかがでしょうか。

2013年12月5日木曜日

オンライン英会話のフリートークが怖い英会話初心者

英会話をまったくやったことがない人が、オンライン英会話でいきなり自由な会話、フリートークができるものでしょうか?
もちろんできるわけがありません。
それは英会話に限らずどんなことでも同じです。スポーツや仕事、趣味であっても、何か挑戦するとき、はじめからできるわけがありません。簡単にできることなら、挑戦する必要も価値もありません。できる、できないということを考えすらしません。

英会話をやって最初に困るのが、リスニングです。
会話以前に、そもそも相手が何を言っているのかすら分かりません。
部分的に聞き取れる単語、言葉のイントネーション、表情、身振り手振り、状況からの推察、何度もゆっくり繰り返してもらって、言い換えをしてもらい、それでも無理なことがあるかもしれません。
リスニングのできない初期のころは、相手の言っていることを理解するために、ものすごい集中力を使います。
今、私は、楽になってきているので、椅子にのけぞりながらオンライン英会話を受けていますが、はじめたころの数ヶ月は、眉毛の間にシワを作って、画面に顔をくっつけるほど前のめりでした。
相手の言っていることと見当違いの答えを返すことや、言葉が出てこずだんまりになることもあります。しかし、三ヶ月もすれば、徐々に理解できるようになってきます。

だけど英語で話せないのに、どうすればいいの?

英語ができない人がいきなりオンライン英会話のスカイプの前に放り出されて、講師からHow are you?と聞かれ、ただ焦ってアワアワアワ・・・としか言えなかったとしても・・・・・・・OKなのです。
英語ができないからやっているのであって、仕方ありません。恥ずかしいことでもありません。
答えられなければ講師の方から、fine?、good?とか答えを聞いてくるかもしれません。
現実は映画やドラマのように、メキメキと英語が上達するわけがありません。
こういう初期の過程を経ずして、その先が来るはずはありません。

オンライン英会話をこれから始める人は英会話ができないことに躊躇するのではないかと思います。最初の階段の一段目が異様に高い状態なのですが、なだらかに、ソフトに、痛みなく、英会話をスタートしたいと望むかもしれません。
もしも英会話ができたとすれば、その先に興味深い世界が待っているかもしれません。新しいことへの挑戦というのは、不安でもありますが、ドキドキ、ワクワクすることでもあります。
一番最初の挑戦は、最初にしか味わえません。考えようによってはとてもエキサイティングなことです。

今、オンライン英会話は活気のある時期です。オンライン英会話業界も数年先はどうなっているか分かりません。もじもじしている間にも歳だけはとっていきます。今したいと思うことは、今しておくべきです。何も待つ理由はありません。

英会話は死ぬまで失敗の繰り返し

英会話をする上で、失敗はつきものです。その回数というのは数回とか数十回という単位ではありません。会話をするたびに失敗をし、数えきれないくらい失敗をします。
失敗してはダメだというのでは、英会話はできません。
この点、子供は有利です。失敗して恥をかくことを恐れません。格好をつけず、正直で、プライドも高くありません。
優秀な講師なら、英語を話すのをためらっていると、ずばり「間違ってもいいから、話せ」と言ってくれます。

オンライン英会話の生徒は、生徒であると同時にお客さんです。
生徒は教えられる立場なので、できなくて当たり前。しかもお客さんなので、講師は丁寧に対応しなければなりません。
講師にとっては忍耐が要りますが、それが彼らの仕事であり、その姿勢が、生徒の英会話向上を助けているのです。

英会話は学校の勉強ではない

日本人の感覚で英語と言えば、中学、高校の英語の授業を想像するのではないかと思います。
中学、高校で習った英語は確かに英語であり、その教育に対し一概に否定できるものではありません。
しかし、英会話という捉え方では、残念ながらあまり実践的とはいえないように思います。

日本人(と、実は講師も)は、オンライン英会話においても、学校の授業と同じように捉えているような気がします。
会話ではなくテキスト重視。アーティクル(インターネット記事を題材にした学習法)をやっても、単語の意味や発音の勉強中心になりがちです。
特に、文法を理解することが英会話をできることだと信じて止まない人もおられるのではないかとすら思います。
文法は不要だとは決して言っていません。ですが、文法だけやっても意味がありません。確かに文法は英会話を強力に助けます。しかし文法だけで会話ができるようにはなりません。

私は文法や語彙の勉強を、継続的にすることをおすすめします。でもそれ以上に会話練習することをおすすめします。
その割合は1:9くらいで会話を中心に置くのがいいのではないかと思います。1時間やるなら、小難しい勉強は5分程度で十分です。残りは英会話を楽しんでください。
仮に今、助動詞canを勉強したとします。おそらくcanはどういう時に使うのか、疑問文の作り方、否定文の作り方を習い、canを使ってセンテンスをいくつか作るようなトレーニングをするかもしれません。それで、その瞬間から今後、助動詞canが使えるようになったかと言えば、そうは問屋がおろしません。使わなければどうせ忘れます。翌日や一週間後ならまだ覚えているかもしれません。一月経ってから、canは何だったかと問われて、言われてみれば思い出すかもしれないような状態をcanが使えているとは言いません。
実際はcanだけではありません。willやshould、may等、助動詞はいろいろありますし、文法は助動詞だけの話ではありません。語彙やイディオムやら覚えることはたくさんあります。それらを馴染ませていくには、頻繁に使っていくことが必要なのです。
ですから一日に学習する文法や語彙はわずかでよく、それでも日々積み重なっていくとなれば分量も日増しに増えていきます。ずっと前に学習したことを忘れないようさらに定着させ、新しく学んだことは新たに定着させていかなければなりません。それでも忘れることは避けられないでしょうから、再度、文法や語彙を学習しなおす機会も必要です。

会話に必要な能力を習得、維持するためには、大量の会話をして使う機会を多くし、馴染ませていかなければなりません。
幸い、オンライン英会話は楽しいです。笑いだけでなく、講師に腹をたてたり、病気や退職等、悲しいこともありますが、そういうことも含めて、オンライン英会話は楽しいのだろうと思います。
オンライン英会話は会話練習にうってつけなのです。

初心者のフリートーク

フリートークは楽しいのかもしれないが、そもそも初心者は英語で会話できないではないか。という声があるかもしれません。
これは勘違いだと思います。程度にもよりますが、実は単発の単語だけでも英会話はできます。そんなのでいいのかと言えば、いいと思います。単語しか出てこないような時期は最初の数ヶ月です。最初の数ヶ月は度胸や慣れを作る期間です。むしろちょうどいいのです。

フリートークだけやっていればいいのか?

私はフリートークという英会話の学習方法がパーフェクトとは考えていません。
フリートークだけでは、知っている言い回しや単語しか使えません。フリートーク中に講師がせいぜいひとつかふたつ程度、何か新しいことを教えてくれるかもしれませんが、それでは不足するかもしれません。
とはいえ、語彙や文法の勉強は、独学や他の学習教材でもできます。書籍をあたるのも良い方法ですが、今の時代、親切なウェブサイトが無料で解説しています。映像や音声で教えて欲しければYouTubeに動画があります。
オンライン英会話はアウトプットの機会であり、実践に近い英会話の練習場として活用するのが一番効果的であると同時に、これほどのものは他にありません。

文法をオンライン英会話で習うのは、ひょっとすると現役の中高生には多少意味があるかもしれません。
しかし、オンライン英会話で文法を習うということは文法解説そのものも英語です。
例えば、be動詞は主語によって変化しますが、生徒がなぜそのようになっているのか疑問を持ったとしても、be動詞の変化を習っているような生徒が、まずそれを英語で講師に訴えることが難しいでしょうし、英語で解説されて理解できるとも思えません。
日本語で言ってもらえればあっけないことでも、英語で理解するのは大変です。

そのようなわけで、オンライン英会話による文法解説は、文法を理解するものとしては、効率的ではないかもしれませんから、オンライン英会話はフリートーク中心としても、それ以外に軽く補足的な学習をしておくのは良いと思います。

オンライン カランメソッド効果で本当に4倍速く英会話が身につく?

カランメソッドの宣伝文句のひとつに「通常のレッスンと比較して、生徒が話す時間が4倍多い。だから4倍速く英会話が身につく」というのがあります。
その「話す」というのが何を意味しているかというのがありますが、少なくともカランメソッドは、実際の英会話ではありません。講師の言ったことをそのまま反復したり、カランメソッド用の定型的な文を口から発します。それは実際のコミュニケーションの言葉ではありませんから、ニュアンス的には「話す」というより、「口から英語を発する」という言い方がふさわしいように思います。
たとえ現実的な会話でないとしても、とにかく英語を口から発するということは、英会話の上達において効果がないわけではありません。特になめらかな英語の発音トレーニングにはなるように思います。

ただ、英会話学習者が何を求めるかという観点で考えると、カランメソッドがそれに期待できるものなのかは疑問があります。
英会話というのは口から英語を発している行為ではあります。しかし、口を動かすという表面的に分かりやすい物理的現象だけで成立しているものではありません。脳が言葉や発すべき音を考えだし、口はアウトプットのためのスピーカーを担っています。言葉を作り出している中核にあるのは脳の働きです。
口を4倍の時間動かすというのは、明確で分かりやすい話ですから、英会話というのをよくご存知ない方にとって、意味を取り違える危険性があるのではないかと思っています。

英会話に必要な脳の働きとは何でしょうか?
語彙、文章作成力、瞬発力・・・
そうした能力は必要ですが一部分でしかないと思います。これもまた、そういう分かりやすいものだけではありません。
例えば、口を動かすのと同時進行で次に言う言葉を考える能力、適切なニュアンスを持つ表現の選択、感情を込めた表現、相手の言いたいことの理解、相手の言った言葉を受けた上での適切な言葉の選択、言葉とシンクロした顔の表情、相槌・・・
コミュニケーションとしての英会話では、すべてを列挙するのが困難なほど多様なノウハウを駆使しています。英会話に必要な個別の技能すべてを体系的に整理して列挙することができるものなのか私には分かりませんが、できるとしても英語で会話している過程を頭のいい誰かがそれ相応の時間をかけて学術的に分析しなければできないような気がします。
しかし、実は英会話を習得するために、そうした要素を列挙する必要はありません。
なぜなら、実際に英会話を行えばよいからです。英会話をするということは、英会話に必要なすべての要素を鍛えることそのものです。カランメソッドでは、英会話をしていないのですから、英会話に必要な部分を網羅していないのは当然と言えば当然です。

カランメソッドというのは、英会話をトータルで練習できるものではなく、英会話に必要な一部の能力のみを集中的に鍛えるものであり、スポーツで言えば、素振りやウェイトトレーニングに相当します。ファッション的な意味で体に筋肉をつけることが目的なら別ですが、競技の実践の場を想定した筋力強化であれば、筋肉だけつけることは、目的と手段を取り違えています。
カランメソッドで鍛えられる部分を鍛えるのは結構なことだと思います。
しかし、いくらそういうことをやっていても、いつまでたっても英会話はできるようになりません。

要するに私が強調したいのは、カランメソッドをすれば、英会話ができるようになる。という非現実的な勘違いをしがちなので、そこを留意しておいてはどうかということです。
カランメソッドをしたい方や、今されている方には、それを全面否定はしませんが、効果が限定的かもしれないということと、固執し過ぎず、時には柔軟に考えてみることをおすすめします。

2013年7月27日土曜日

オンライン英会話のカランメソッド効果は評判どおりか?

本当は残念なのです。カランメソッド。これがいい英会話の練習方法なら素晴らしいことだと思うのですが・・・実際はそう思えないのです。
もし興味がありましたら、以前にQQ Englishのカランメソッドを体験したときの記事を書いたことがあるので、そちらもご参照ください。

今、オンライン英会話サービス各社を見ていると、カランメソッドやらその発展型のDMEを売りの一つとしているところが結構あります。
こういう何々メソッドとか命名された英会話の書籍や教材をときどき見かけますが、そういうもので期待された効果があるものは見たことがありません。
結果が出るまでに、非現実的な根気を要するとか、あまりにもつまらなさすぎて挫折してしまうような方法は、実質的には効果のある方法とは言えません。

最近、もてはやされていて、今、まさに実行されている方もいるかもしれないものを、否定的な観点から記事を書くというのは、挑戦的な気がしないでもないですが、後々になってから意味がなかったと言わなくていいように、こうした意見もあるということを認識いただいておければと、おせっかいながら書いているところです。


カランメソッドに効果がない理由

カランメソッドというのは、自由に英会話するのではなく、決められた通りのことだけをしゃべります。
講師が決められた質問をし、それに生徒が決められた回答をします。原則、フリートークはありません。単調なおもしろくもない作業を高速に延々と続けます。
はじめのうちは物珍しさもありますから張り切っていますが、興味を失ったあとは、ただ先のステージへ進むことだけが目的の退屈なレッスンとなります。
カランメソッドのテキストの中身
カランメソッドに効果があると仮定しても、数ヶ月程度で結果の出るものではありません。年単位ではないかと思います。あの単調でつまらないレッスンを何年もかけてやり続けるなんてことを想像すると、なかなかに忍耐のいることではないかと思います。
最新のカランメソッドにはステージ1から12まであります。これをコンプリートできる人はどれくらいいるでしょうか。それに、そもそも最後までやったとして話せるようになるのでしょうか。
実際、最後まで我慢できる人は多くないのではないかと思います。ほとんどの人が到達できないような目標ならできないのと同じ事です。仮に100人やって数人しか達成できないのなら、大部分の人にはできないということです。そういうのは実質的には、できるとは言えません。わずかしかできないということは、なんらかの限定された条件が必要とか、非人間的な我慢に耐えられる能力が必要だということです。カランメソッドの苦痛に耐え切れない人は英語を学習する資格がない、と言われれば、大部分の人にとって実用的でない学習方法と言わざるをえません。
日常生活の中で何か電化製品や生活雑貨等の商品を買うとして、それが期待した機能を果たせる可能性が数%しかないとしたら、私は購入を躊躇します。カランメソッドについても成功率が低いのであれば同じ事を思います。


けなげなカランメソッドの講師

カランメソッドを実施する講師はそれが仕事ですから、一所懸命にやってくます。講師が汗水垂らしてヒーヒー言いながらがんばってくれることと、そのメソッドに意味があるかというのは別問題です。心情的には、せっかくやってくれていることに意味がないとは言いにくいですし、もちろん実際に講師には言わなくてもいいですが、本当はどうかということとは分けて考える必要があります。
それより、ある意味講師も被害者かもしれません。
また、講師の中には本音を漏らす人もいます。


カランスクール本校とオンラインスクールは同じでない

カランメソッドを開発したカランスクール本校はイギリスにあります。
オフィシャルウェブサイト
 イギリスは英語発祥の地であり、言うまでもなく英語が日常的に使われている国です。そうした地でカランスクールに通う学生は、その地にいるというだけで、すでに英語を話せるようになる優位な環境にあることになります。カランメソッドを使うまでもなく、英語を話せるようになりえるわけです。ですからカランスクール本校で効果があるように見えても、他の環境で同じように結果が出るかは分かりません。

実際のカランメソッド本校の運用では、毎回、レビューを何日分だったか遡って実施するそうです。一回やっただけではすぐに忘れてしまうからでしょう。しっかりと定着させるために、何回も繰り返しレビューするというのは、意味のあることかもしれません。
一方、オンラインで実施する場合には時間的制約があります。QQ Englishの場合はレビューは一回分のみでした。当然、その程度の練習量ではできるようにならないため、多くの場合、生徒は単に講師の後に続いてリピートするだけになってしまいます。自分でセンテンスを考えず講師が言った通りのことを反復するだけでは、いつまで経っても自分でセンテンスを考えられるようにはなりません。

オンライン英会話の講師は、毎日出勤して、30分おきに代わる代わるスカイプ越しに登場する生徒に対して、一日中レッスンをします。講師にとってカランメソッドのような教授方法は、ひとつひとつ片付けていくという感覚かもしれません。


カランメソッドは英語ビジネス

カランメソッドをするには専用テキストを購入しなければなりません。オンラインレッスンをするにも費用がかかります。
カランメソッドステージ1のテキスト
オンライン英会話スクール自体がビジネスですが、カランメソッドというのは本当にビジネスライクなビジネスです。他スクールとの差別化になりますし、講師のティーチングスキルも不要で、生徒が挫折するまでの数十レッスン分をこれで稼ぐことができます。


ただ純粋に感じるだけ

日本人の特徴かどうか分かりませんが、他人の意見に流され過ぎます。
他人が良いと言えば、良いと思い、権威を持った人が正しいと言えば、正しいと思い込みます。言っている内容がどうかではなくて、誰が言っているかで正否を判断します。
それは考える力がないからか、勇気がないからか、そういう生き方なのかは分かりませんが、そうした思想の正否は問わないとしても、他人の意見に追従していたからといっていつも正しい答えになるとは限りません。もちろん他人の良い部分を手本にするとか、確率的に他人が良いと評価したものの方が好結果になる可能性が高いかもしれないとか、多数派になることがリスクの回避になるということ等はあります。しかし、カランメソッドのこの話に限って言えば、個人で学習するものですから、そうしたメリットは関係ありません。自身にとって結果が得られるかどうかだけです。
もちろん、このブログにしたって、一個人の感想に過ぎません。もっと言うとインターネット上の情報すべてがそうです。
私も、カランメソッドについての肯定的な評判をいくつも見たことがあります。それを承知の上で、鵜呑みにすることなく、正直な自分の考えを持っているだけのことです。

カランメソッドの広告を見れば、分かりやすい売り文句がいろいろ書かれています。そういうものは、一見、理屈が通っているように見えます。
例えば、カランメソッドでTOEICのスコアが平均XXX点上がったというようなものがあったとします。カランメソッド開始前後で複数の人のスコアを測定し、実際に上昇していたとすれば、しかもその評価方法は外部による客観的なものですので、それだけ聞くと効果があるような気がするかもしれません。しかし、よく考えてみてください。カランメソッドは数ヶ月単位の期間行うものです。その間に他の学習を並行して行なっているかもしれません。
カランメソッドの純粋な効果を測定するのであれば、カランメソッドだけを学習するグループと、カランメソッド以外の比較対象とする方法で学習するグループに分けて、一定期間それぞれの方法のみで学習させるようにしなければなりません。これであれば、同じ時間をカランメソッドに費やすのが良いか、それとも他の方法で学習するのが良いかが分かりやすいです。ただし、この場合であっても比較対象の学習方法との相対差しか分かりません。比較対象の学習方法を用意するのは、カランメソッドの優位性を証明するためです。何もしないことと比較するのであればたとえカランメソッドでも多少の進歩は起こりえるからです。
もっとも私はTOEICのスコアに興味はありませんが、あくまで売り文句というのはどこまで信用できるか分からないということを言いたいのです。広告の売り文句は有効性を分かりやすく宣伝しますが、分かりやすいからといって真に受けることはできません。


それならとにかく一度やってみてください

それでも興味がある方は、是非、ご自身でやってみて実感してみてください。
はじめにテキストの購入が必要かもしれませんが、最初の一冊だけなら、せいぜい数千円です。仮にカランメソッドが本当に良くないものだったとしても、その程度の被害で済みます。やってみて、ずっと継続してやっていけそうなものか考えてみてください。
私の場合は実際にやってみて、これは違うなと悟りました。
是非一度やってみて、正直に判断していただければいいと思います。

こんなことに時間と費用を消費していては、上達が4倍速どころか、4倍遅れます。
何年か経った頃、「昔、カランメソッドなんていうのがあったけど、どこ行った?」なんて言っていることになるような気がします。
カランメソッドに関して調べているといろいろテクニカルな話を見かけると思います。スピーキングスピードがどうだとか、フルセンテンスがどうしたとか・・・。そんなこと関係ありません。それ以前の話で、単純におもしろくないものを何年もどうやってやり続けられますかという簡単な話です。どんなに技術的に優れていても、現実にやり続けられないような方法は絵に描いた餅です。
この記事も難しく書いていますが、ただ本当に効果あると思いますか?という単純なことです。

オンライン英会話にぴったりのSkype録画録音ソフト

2013年7月24日水曜日

本音のおすすめオンライン英会話 QQイングリッシュの人気・講師・評判

私はQQ Englishというオンライン英会話スクールというのをやったことがあるのですが、どうも堅い感じであまり楽しくありませんでした。無料の充実したオリジナルテキストが用意されていたり、カランメソッドという特殊な英語の練習方法を提供しているのですが、皮肉なことにそうしたことがかえって英会話の練習をつまらないものにしているのかもしれません。QQ Englishはとてもよくできているのですが、なぜかつまらないのです。

QQ Englishの中でも、時にはテキストそっちのけでフレンドリーに雑談したりできるほどの柔軟な講師もいますが、大部分は型にハマったことしかできません。
大勢いる講師の中に、たまにいい人を見つけても、シフト変更になったり、我々には知ることのできないなんらかの事情で予約不能だったり、早朝の予約争奪戦に参戦しないとレッスンを確保できなかったりと、まともに利用することができません。
それに、もともと料金が高いことから、あまり多くのレッスンを受けることができません。そのことも講師との関係性が希薄になる要因のひとつでした。
インターネットのいろいろな評判を見ていても、どうも堅物なスクールという印象を受けます。
根本原因は、講師個々人の能力というより、QQ Englishのシステム的欠陥といいますか、商売重視の事業構造になっていることによるものかもしれません。それに変に企業気取りになっていて親しみを持てないのです。なんなら講師のデスクレイアウトやチーム構成、組織図、管理者や日本人スタッフまで顔を出したり、もっとオープンにしていいのではないかと思います。
英会話というものが、人間のコミュニケーションのためのものであるという基本的なことをすっかり忘れてしまっているのではないかとさえ思えます。
しかし、QQ Englishのようなスタイルが好きな人がいてもいいと思いますし、個人的には気に入らなければ関わらなければよいことです。私は、こちらのスクールを非難したいわけではなく、本当は英会話は楽しくできるもので、そうでないとすれば悲しく感じるというだけのことです。
それに実は稀にQQ English的には規格外れな講師もいますので、そうした講師を探し当てることができれば、楽しいかもしれません。

英語のレッスンは、うまくできないのが普通です。それは当たり前のことで、はじめからうまくできるのであれば、レッスンを受ける必要がありません。できないことに挑戦するからレッスンの意味があるのです。
私の場合、英語のレッスンを強制されているわけではなく、ただの一般の社会人です。仕事が終わった後や休日は、好きな事をして過ごすことができる自由があります。
小難しくて、できない英語のレッスンに挑戦することもできますし、ビールでも飲みながらテレビのバラエティー番組を見て過ごすこともできます。どちらでも好きな方を選ぶことができます。どちらを選んでも誰も何も言いません。
特に、仕事が終わって拘束された時間から開放された後は、英会話のレッスンを受けるのが面倒に感じることがあります。
ましてや楽しくない英会話レッスンとなれば、だんだん苦痛になってきます。

ですから、英会話というのは、何をおいても絶対に楽しくなければなりません。
英会話の習得にはとても時間がかかり、長く続けることが何よりも大切なのです。
このあたりことは以前こちらの記事にも詳しく書いています。
英会話に興味を持ち、新たに挑戦をはじめた人も、次第につまらなくなってきて、やめてしまうようなことがあるとすれば、私は英会話に取り組むものの一人として残念なのです。
長期的に見れば英会話ビジネスの業界にとってもマイナスだと思います。

今、私がやっている英会話スクールはそれなりに楽しいスクールです。前述の他スクールの経験から学んだ欠点とは真逆の状態のものを選択しました。
同じ講師で何度も受けることができて、柔軟なレッスンが可能で、たくさんのレッスンが受けられるように料金の安さも考えました。
そのスクールで、何十回と同じ講師でレッスンを受けていると、良くも悪くも講師と生徒がお互いに慣れてきます。
講師の態度も徐々に遠慮がなくなってきますし、こちらも同様です。
突っ込んだ話題になってきて、講師のプライベートや具体的な雇用環境、他講師や他生徒のこと、他スクールのこと、下ネタ、通常ではタブーとなりそうなことでも話題になります。
用意された教材はふざけてばかりで進みません。
人によっては、そのような形式のレッスンは不真面目で、勉強にならないと思われるかもしれません。
英会話スクールを経営する立場なら、講師の給料がいくらだとか、他生徒のプライバシーに関わるようなことをレッスン中に話題とするのは好ましくないと思うでしょうし、それが英会話のレッスンに必要なこととは到底思えないでしょう。
しかし、本音で気軽に話せる関係が作られていくと、レッスンを受けることが苦痛ではなくなってきます。気楽なので、なんの心配もいらないのです。セリフや話題に気を使わなければならないのだとしたら、沈黙にならないよう話題探しの心配ばかりしなければなりません。

何度も言いますが、レッスンが楽しいか、そうでないかというのは決定的な差です。
日常生活の中で、ふとその日の英会話のレッスンの予約を思い出した時、「また、今日もレッスンを受けなければならない」と憂鬱に思うか、「また、今日もレッスンを受けられる」と楽しみに思うかというのは、毎日の生活の重荷になるか励みになるかと言える違いです。
英会話というのは、がんばって勉強しなければならないものと思い込み、一生懸命やっただけ身につくと信じて、根性論のように、忍耐強くレッスンを受け続けるのだとしたら、なんて不幸で気の毒なのかと思います。
そういうのは学校の勉強だけでたくさんです。

はっきり言ってしまうと、オンライン英会話の講師が英語を教えることはできません(いや、ちょっと言い過ぎか)。
オンライン英会話の講師が文法を教えたりしていますが、英文法を知りたければ日本の書店や図書館に行けばいくらでも解説書がありますし、インターネットで検索すれば親切な解説サイトを無料で見ることができます。しかもそれらは日本語で書かれています。
あるいは、発音を教えてくれますが、今、本当に発音が知りたいでしょうか?本当は発音ではなくて、英語で会話ができるようになりたいのではないでしょうか?発音も結構ですが、それより言いたいことが言えるようになりたいのではないですか?
恐れずに言うと、オンライン英会話講師の本当の仕事は、英会話初心者の話し相手になってあげることです。つたない英語しか話せない人の練習台になることです。
そのような言い方をオンライン英会話の講師に言うとモチベーションを失うかもしれません。でも、目をそらさずに見れば、それが現実的です。

今、私がやっているオンライン英会話スクールでは、何名かの講師とざっくばらんな会話をしています。
例えば、ある講師によると、レッスンスケジュールがぎっしり詰まっていると、レッスンの間にわずかな休憩しかなく、レッスンのための十分な準備もできないので、ストレスを感じるようです。
また、カランメソッド等の教授方法に関する本音も聞けます。
他スクールで講師をしていた経験や、他スクールの講師と交友がある講師もいます。個性はあるにせよ講師も人間ですから、やはり講師の質の前に、スクールの方針によって楽しさが変わってしまうということだと思わされます。

今、どこかの英会話スクールを利用されている方がいるとしたら、本当に楽しいのかどうか、そのカリキュラムなり、学習メソッドはおもしろいのかどうかを、再度、ご自身に確認されてみてはいかがでしょうか。
余計なおせっかいではありますが、何かをコンプリートするためや、自身の選択を否定しないために、特定のやり方にしがみついていたりするのであれば、有効な時間の使い方をしていないかもしれませんし、あまり努力を要するようなら無理をせず楽に考えた方が長続きして幸せな気がします。

2013年7月18日木曜日

オンライン英会話(スカイプ)で上達する効果的な勉強法

もったいぶらず始めに結論を申し上げますが、英会話を取り組むにあたってもっとも大切なことは何かと言いますと、楽しさです。
人によって様々な価値観や学習スタイルはありますが、私は「楽しい」ということが一番重要なことであると思っています。

私は英会話の学習をしていますが、すでに長期戦を覚悟しています。長期戦というよりは一生ゴールのないものかもしれません。少なくとも一定の満足いくレベルに達するにも、相当な期間を要すると思われます。

日本人が第二言語としてある程度の英会話力を習得するのに必要な学習時間は、研究機関やデータ、個人差等によって様々ではありますが、おおよそ数百時間から数千時間必要と言われています。
第二言語として英会話力を身につけている一例として帰国子女や海外で働いている人達がいます。そのような人たちが海外で生活していて、毎日3時間程の英語に触れていたとするなら、3年で3000時間になります。おそらくその付近まで来ると、それなりの英会話力になっているのだろうと思います。
一方、日本に住んでいて、日常生活でほとんど英語を使うことがない人がオンラインの英会話サービスのみを使用して英会話を学習するとすれば、3000時間に到達するにはどれくらいの期間がかかるのでしょうか。
一回のレッスンが約30分で、それを毎日やったとすれば、6000日必要ですから、16年以上かかる計算になります。
16年という歳月を見た時、私は、目標として置くには、いささか気の長すぎる話に感じます。
では、その他の学習方法を組み合わせたり、受けるレッスンを増やす等して、毎日1時間の学習時間に倍増させたとします。期間は半減し、それでもまだ8年かかります。
もっとがんばってさらに倍の一日2時間取り組んだとしたなら、4年です。現実には毎日休まず2時間英語をやり続けるのは難しいこともありますから、もう少し時間がかかるかもしれません。だとすれば5年くらいでしょうか。まだ長く感じますが、これくらいならなんとか希望を持って取り組める気がしないでもありません。

いずれにせよ、英会話をモノにするには、とても時間がかかります。


しかし、こうして英会話の学習に時間がかかることは、多くの英会話学習者に理解されにくい可能性があるのではないかと思っています。
どういうことかと言いますと、文法、語彙、発音等のテクニカルなことを学習すれば、英語を話せるようになるような気がするのではないかと思うからです。そうした要素は英会話の上達を強力に助けます。非常に役立ち、重要なことではありますが、会話力の本質ではありません。
文法を熟知し、あらゆる語彙を覚え、ネイティブ並の音を発することができたとして、それでも英会話ができるとは限りません。もちろん、現実の話としてそれらの要素を持つ人がいれば、当然に英語を話せる人であろうことを期待できますが、単なる喩え話として、英語をまったく話せない人が、突然そうした個々の要素を得たとしても、英語を話すことはできないということです。

私たちは日本語を話す時に、文法や単語の意味、発音の仕方をいちいち意識しません。頭の中で文を意識的に組み立てつつ話していたり、舌の位置を意識して話すような、間接的で歯がゆいことをしていません。
自然に話すというのは、頭で考えるのではなく、反射的に無意識にできるということであって、それが勉強という行為のもと、理解して、できるものだと勘違いしがちです。
英会話は理解し、知識として知っているだけでできるものではありません。
自分なりの言葉として定着するために、繰り返し使い、こなれていく過程が必要で、延々としたトレーニングがなければ、勉強したことも時間とともに失われていきます。


では長期間にわたる英会話のトレーニングとはどのようにすればいいのでしょうか。
それが「楽しむ」ということです。
言い方を変えれば、英語の勉強やトレーニングをする必要はありません。ただ英会話を楽しんでいればいいのです。


もうひとつだけたとえ話をします。
いかにもありがちな、こんな理屈があります。
毎日3つずつ単語を覚えるとしましょう。一年やりつづければ1000単語、三年経てば3000の単語を覚えることができます。
これはとても分かりやすい話で、理屈としては間違っていません。
現実は、三年経った時、古い単語はほとんど覚えていません。新しい単語を覚えると同時に古い単語はどんどん忘れていきます。覚えているのは、基本的な単語や、よく使うものだけです。
それならば、そうならないような策を考えるかもしれません。ある程度時間がたったら以前覚えた単語を引っ張り出してきて再暗記の機会を作るようなことをすれば良いのです。

とはいえ、覚えない=使わない単語を無理やり記憶してなんになるのでしょう。使う機会がないから覚えないのであって、使わないものをなんのために覚えるのか。もちろん、どんなことでも知らないより知っている方がいいに決まっています。ですが、そのために毎日、面白くもない丸暗記という作業を味わい続けるというのは、なにかの修行かと思えます。
単語を暗記する行為が好きな方でもなければ、こういう過重に根気のいる無意味なことはしないことをおすすめしたいです。

無理をしてがんばればストレスになりますし、長続きしません。せっかく無理に勉強したことも、どうせ使わなければ忘れます。
ですから、なによりも使うことが大切なのです。使うというのは英会話を実践するということです。英語で誰かと好きなことを話せば良いのです。それでこそ、その人に必要な単語や言い回しが、少しずつではありますが着実に身についていきます。


楽しくないことをすれば、英会話の学習を志半ばで挫折するかもしれません。それはそれまで蓄積した英会話の能力を無に帰することで、最悪の結末です。やめてしまえば英会話力は時間とともに急速に失われ、結局なんの成果も残りません。英会話の学習に挑戦した思い出だけが、遺産です。

英会話の習得は頭で考えるのではなくて、練習です。それはとても時間がかかるので、長い目で見る必要があります。長い期間続けられるためにはどうしても楽しくなければなりません。
目標を達成するためにがんばるのではなく、今現在を楽しむという姿勢が一番です。時間が経ったころ気がつけば結果的に目標が達成できている。そんな形が理想だと思います。

2013年4月8日月曜日

カランメソッドの効果を評判だけで取り違えるオンライン英会話

QQ Englishのカランメソッドの効果があまり高くないことは前回の記事で書きましたが、それは私個人の意見であって、少なくともQQ Englishの人たちはそのように考えていないかもしれません。QQ Englishの講師のなかには効果がないことを薄々気づきつつも仕事として取り組んでいる人もおられるかもしれませんが、本当に良い方法であると考えている人もやはりいるでしょう。

QQ Englishの講師の中にはカランメソッドの手法を他のカリキュラムにまで持ちだしてくる人がいます。
具体的には、コンプリートセンテンスを求めたり、ショートコンストラクションを使わせるようなことです。ひどい場合にはリーディングさせて、その後をシャドウイングしてくる人もいます。
後ろからリーディングを追いかけられると、焦らされている感じがして、ただうっとうしいだけです。カランメソッドの世界では、スピードや瞬発力を出すためにあえてそのようにするのかもしれませんが、他のカリキュラムでは、意味のある方法ではありません。それよりは、リーディングを落ち着いて聞いて、必要な訂正をする方が良いのではないかと思います。

QQ Englishの講師は、カランメソッドが優れたティーチング手法であるという指導を受けているため、他のカリキュラムにも取り入れようと安易に思いつくのではないかと思います。。
もちろん、本当に効果的なものであれば他に流用するのもひとつの手ですが、カランメソッドについては特殊な部分が多いです。カランメソッドではOKなことでも、他では逆効果になりかねません。もしも取り入れるなら慎重に考えなければなりません。

それと、カランメソッドを嫌ってカランメソッドのカリキュラムを避けているのに、カランメソッドもどきのことをされるのも、意味がなくて気分を害します。

私がカランメソッドの効果に懐疑的なのはそうですが、単にカランメソッドの効果が少ないということだけでなく、他へ悪影響していることを考えると、つくづく、QQ Englishのカランメソッドは好ましくないものに思えてきます。

カランメソッドの効果については以下の記事をご覧ください。
オンライン英会話のカランメソッド効果は評判どおりか?

QQ Englishのカランメソッドについては以下の記事をご覧ください。
オンライン英会話 QQ Englishを数ヶ月やった 口コミと評判

オンライン英会話にぴったりのSkype録画録音ソフト

2013年4月5日金曜日

QQ Englishの講師(先生)と予約、キャンセル、退会の仕組み

オンライン英会話スクールQQ Englishについて書いた記事の後半です。前半は
オンライン英会話 QQ Englishを数ヶ月やった 口コミと評判
からご覧ください。

QQ Englishがフリートークに向かないわけ


その他に、日常英会話やトピックカンバセーション等、もう少しフリートーク寄りのカリキュラムも用意されています。
残念ながらQQ Englishの講師は、フリートークが上手でない人も少なくありません。
カランメソッドやPPPメソッドといったシステマティックなメソッドがあるばっかりに、それらが足を引っ張って講師のフリートーク力が鍛えられないのではないかとすら思えます。自由度の高いトピックカンバセーションであっても、いつもお決まりの手順通りです。講師用テキストに記載された質問例を順番に投げてくるだけの時もあります。
フリートークはマニュアル化できませんから、もっともティーチングスキルが求められるレッスンスタイルです。講師が一方的に話せば、生徒にとって満足感のない時間にしかならないでしょうし、英語を話すことができない生徒に、言葉を自ら考えださせ、いかにしゃべらせるかというのは、なかなかに難題です。それだけに聞き上手な高いスキルが求められます。


トピックカンバセーションの無料テキスト

話のネタというのは、年齢や好み等あらゆる条件、そのときの状況、気分次第でおもしろくもなるし、つまらなくもなります。
あらかじめ用意されたネタというのは、わざとらしくなるため、とってつけたような話題になりがちです。ですからトピックを準備して済むような簡単な話ではありません。
その場の流れや、お互いのフィーリングで会話をしなければ、生徒が言いたくて言いたくてしかたない気分になって、前のめりで話すようにはなりません。
フリートークは一筋縄でできないのは明白で、講師を大量採用しているQQ Englishに、そうした能力を育成、確保できないのは想定可能です。

QQ Englishは人気のあるスクールで、どの講師も予約がほとんど埋まっています。
一人の講師が一日に10回程度のレッスンをし、一週間続ければ50回を超えるレッスン数になります。数分の休みを挟んで次々と繰り返されるレッスンは、講師にとって一人一人の生徒に対していちいち気を払う余裕がありません。個別の生徒の印象がないので、同じ講師のレッスンを受けても、一週間も経たず、前レッスンのスモールトークの時と同じことを言われます。
すべてのレッスンが一期一会で、人間的関係の連続性がなく、いつも初対面のような会話になります。そのような状態のフリートークは表面的なものしか作れません。

大量講師、大量生徒をランダムマッチさせるQQ Englishの運用形式は、機能的ではありますが、講師も生徒も機械的に扱われている感じがします、
その場だけの同じパターンの繰り返しでは、毎日カロリーメイトを食べているかのように、合理的とは言え、味気ない食事のように感じ、すぐにあきてしまうのです。

そんな中でも、一部、上手にフリートークできる講師がいたり、顔を覚えてもらえることもありますが、退職、異動、シフト変更等の環境的理由で、予約の継続を断たれることが頻繁です。講師がいなくなることがあるというのはどこのスクールでもそうでしょうが、QQ Englishの場合、なまじ大きくなっているだけに、組織内の異動がその頻度を高めます。
QQ Englishのレッスンスタイルからも想像できるように、ドライな経営都合重視の運用は、マネージャーにとって人事異動に躊躇する理由はないということでしょう。

トピックカンバセーションというフリートーク的なのがあるだけまし。そこで話す機会を作ることができないわけではないので、それでもいいように思われるかもしれません。ですが、QQ Englishは、他スクールに比較して割高ですし、フリートークに関してQQ Englishに特別なメリットがあるわけでもなく、ティーチングスキルがない講師もカランメソッドやPPPメソッドでやっていけるスクールだけに、むしろ講師にフリートーク力がないのがウィークポイントになっていると思います。
フリートーク的なトピックカンバセーションに期待して、QQ Englishを選択するのは賢明とは思えません。

ストレスすぎるQQ Englishのシステム


 QQ Englishは月額2,980円で300ポイント購入できます。不足するなら追加ポイントを購入できます。
消費ポイントは、講師によって1レッスン25~100ポイントと変わるのですが、一番人数の多い50ポイントを基本に考えることになると思います。

月額プランの300ポイントは毎月決まった日に追加されます。そのポイントを使って当日から一月先まで予約可能です。毎月9の付く日(9日、19日、29日)の早朝、全講師の一月先の10日分のスケジュールが一斉に追加されます。それに合わせて、生徒は追加されたスケジュールから目当ての講師を予約していきます。早く予約しておかなければ、狙ったとおりの講師、時間で確保できない可能性があります。
つまり、購入したポイントを約一月先の予約をするために消費することになります。一月後、また月額ポイントが追加されますが、そのポイントはその一月先の予約に使うことになります。そのようにして、常に一月先の予約をし続けなければならなくなります。

2~3月分の例


上カレンダーの例では毎月5日に月額ポイント300が発生します。9の付く日に一月先のスケジュールが公開されていくので順次予約していきます。ポイントがなくなった1/29~2/4の間がQQ Englishのやめ時ですが、買ったポイントで2/21まで予約をとっているのですから、やめられません。
ポイントを使い切ってやめるためには、やめたくなった直前にレッスンをたくさん予約することになります。その場合、講師の選択肢は狭くなりますし、やめたいほどやる気を失っているのに、その状態でたくさんレッスンを受けることになります。

ちなみに実際は上記カレンダーで1月分のレッスンは12月に予約していることになりますし、3月分のレッスンは2月に予約することになります。

300ポイントでは約6回分ですから週2回、レッスンを受けるとすれば、一月分としては少し足りません。そうでなくても一月6回は少ないです。そうすると、ほとんどの人は追加ポイントを購入します。追加ポイントを持っていると、それも消費しなければならないため、ますますやめ時が難しくなります。

9の付く日の予約争奪戦が習慣化し、ポイント計算のジレンマに苦しみ、ポイント地獄のスパイラルに落ちるようにうまく仕組まれています。
QQ Englishのポイント制度は、入りやすく抜けにくい。一度入ると抜けられない構造になっているわけです。

他社に比較してレッスンのキャンセルのペナルティも大きいです。12時間前までにキャンセルすれば全ポイント返却されますが、それを過ぎると半分になり、1時間を切ると全ポイント失います。
12時間というのは、当日のキャンセルはほぼ不可能ということを意味します。
一方で、QQ English都合でキャンセルされるときは、メールやスカイプによる通知が30分前というドタキャンだったりします。
QQ English都合によるキャンセルは、当然ポイントが全額返還されますが、代替講師がいつも割り当て可能なわけでもないので、一方的に、今日はできません、ごめんね。と、QQ Englishの損失無しで済まされることになります。

QQ Englishをおすすめ


こうして、私がQQ Englishを実体験した中で良かったことと残念なことについて紹介してきましたが、これらのことを踏まえてQQ Englishを利用されるのはよいことではないかと思います。はじめに心づもりがあれば、実際その通りだったとしてもあまり気になりません。

することの分かりやすいカランメソッドや、完成度の高いPPPメソッドのテキストは、英会話に不安を持つ方にとって、とっつきやすい入り口になります。
自分で考えて話さないということは、失敗しないということですから、できなかったり、恥をかいてへこむ機会もなく、シャイな日本人向きのように思います。
それらは、痛い目を見ないで学習する方法なので、英会話力の上達は少ないです。そこで、QQ Englishはあくまで通過点と考え、後々スクールを変更するのもひとつでしょう。

ということで、私は今後、QQ Englishのように高等なメソッドのない、もっと安くて低レベルな英会話スクールを探し、楽しんで英会話の練習を続けることとしたいと思います。

オンライン英会話にぴったりのSkype録画録音ソフト

オンライン英会話 QQ Englishを数ヶ月やった 口コミと評判

オンライン英会話スクールの中でも急成長中のQQ Englishというサービスがあります。
月額5,000円程度で毎日レッスン(1回約170円)を受けられる他社サービスが乱立するなか、約3,000円でだいたい6回(1回約500円)のレッスンです。レッスン単価が倍以上という強気の価格設定です。すべての講師が国際英語教授資格(TESOL)を保持していることや、PPPメソッド、カランメソッドと呼ばれる固有の学習方法を売りとしていて、さらに日本人によるサポート、24時間営業、TOEIC対応等、品質と付加価値を高めて差別化することで、高い料金設定でも競争力を獲得するビジネス戦略のようです。

QQ Englishのホームページ

私も、こちらのサービスを約4ヶ月間利用してみました。しかし、残念ながら私には合っていないようで、中止することにしました。どうも効果がないような気がしているのと、なによりレッスンがつまらないからです。
オンライン英会話スクールに限らず、どのような商売でも独自の強みを作り、差別化することでビジネスを有利に展開できます。そのような冷めたビジネス的視点でQQ Englishのアピールする内容を見たとき、実効性のない口先は通用しなくなります。つまり、どんなに良さげに言っても結果がなければ意味がなく、本質を見破られるということです。

以下には、私が実際に利用して感じた、QQ Englishの良かった点、良くなかった点を正直に書いていきたいと思います。
今、QQ Englishを検討している方や、すでにご利用中の方等、一個人の感想として、ご覧ください。

評判のオンラインカランメソッドの効果


QQ Englishの代表的カリキュラム、カランメソッド。
カランメソッドとは、簡単に言うと、講師の質問に定型的な文体ですばやく回答することを反復練習して、英語を話せるようになることを目指すというものです。宣伝文句を挙げると、カランメソッドはイギリスのカランスクール本校という伝統と実績のある語学学校で、長期にわたり、開発、運用されてきたもので、正確かつ実践的な英語が身につくとされています。しかも、4倍早く英語が習得できるそうです。QQ Englishのウェブサイトや、ウェブ検索したり、YouTube等で探していただくともっと詳しい情報を見つけることができるでしょう。
特にQQ Englishはカランスクール本校の正式な認定を受けており、正統なカランメソッドのレッスンが受けられるということになっていて、専売特許のように言っています。

テキストの購入が必須

それはいいのですが、効果あるかどうかが問題です。
ひょっとするとQQ Englishのカランメソッドの運用方法にも問題があるのかもしれませんが、私が試したところとしては、これで英語を話せるようになるとは思えません。
レッスンでは、講師が言ったことを反復したり、カランメソッドのテキストを読まされたりします。そんなことをいくらやっても英語を話せるようにはならないと思います。英会話とは口を動かしたり、口から音を出すということだけではないからです。英会話は、口を動かすことなんかよりも、もっと難しいことを克服しなければならず、そこが最大の難関なのです。

say → speak → talk → conversation

英会話学習者の目標は英語を言う(say)ことでも、しゃべる(speak)ことでも、話す(talk)ことでもありません。英会話の最終目的は会話(conversation)であって、それはコミュニケーションすることです。
会話とは、相手が質問したことに、反射的に定型文を返すことではありません。意思の疎通をすることです。
カランメソッドでは、自分の言いたいことを話すトレーニングではなく、決まったフレーズを口から発することしかしません。そこには会話に必要な一連のプロセスが含まれていないのです。

■英会話
 聞く → 聞いた内容から自分の意見を考える① → 英語の表現を思いつく② → それをしゃべる
■カランメソッド
 聞く → カランメソッドの求める回答を考える → それをしゃべる

カランメソッドには、もっとも難くて一番鍛えなければならない英会話の①と②の過程がすっぽり抜け落ちています。その代わりカラン用の回答を考えることに置き換わっているのです。これではいくらやっても多くの人が悩んでいる肝心の①と②の能力が伸びません。

結局、カランメソッドとは英会話ではなく、求められる正しい回答をするゲームでしかないのです。
このゲームは正確に答える能力を鍛えます。例えば、冠詞とか三単現のsをつけることを忘れなくするのには効果があるかもしれません。しかし、コミュニケーションにおいて、それらの機微は致命的な問題ではありません。もちろんいつまでも間違った英語を言い続けることはよくないことですが、初期の段階で、そのような細かいことはおいておいても後々修正されていけばよいことです。

日本人が口から英語が出てこない本質的原因は、口から英語の発音ができないからではありません。表現したいことを英語として言えないからです。私の中でその原因や改善するアイディアの結論があるわけではありませんが、おそらくはフレーズや単語のボキャブラリー不足かもしれないと思っています。
ともかく、問題は口から出す音にあるのではありません。その証拠に、たとえ口から音を出さず、脳の中だけで完結させるとしても、表現したいことを瞬時に英語にすることができないものなのです。
もちろん、私は発音練習が不要だと言っているのではありません。カランメソッドを通してトレーニングできる副次的効果があることは承知しています。それ以前の問題を言っています。多くの場合、カタカナ英語ですら出ないのが英会話初心者ではないでしょうか。その解決方法が口から英語を発するトレーニングにあると誤解しているように思うのです。

付け加えると、決まったことをするだけのカランメソッドはつまらないレッスンです。
講師にとっても、時間をこなすだけのものでしかありません。口は疲れるでしょうが、ティーチングスキルはいりません。
カランメソッドとは、講師に一定の教授方法を習得させて、後は工夫の必要もなく、永続的かつ自動的に収穫できる英会話スクール経営者から見れば、おいしい商材に過ぎないのです。
スピードなんとかとか、エブリデイどうとかというような、どこにでもある英会話教材の話と同じで、ベルトコンベアー式に英会話スピーカーを量産する方法を確立できない現実をあらためて実感します。

これで話せる?PPPメソッド


QQ Englishには、PPPメソッドというのもあります。
教科書のようなテキストに沿って文法を体系的に学ぶものです。講師の説明で文法を学んだ後、語順の並び替えや穴埋め問題をして、理解を確かめます。カリキュラム名は「これで話せる英会話」となっています。これで本当に話せるようになるでしょうか?


無料ダウンロードして使えるPPPメソッドのテキスト

レッスン中、QQ Englishの講師はホワイトボードを活用して、それはそれは熱心に説明してくれます。すでに文法を知っている人にとっても、あらためて復習になりますし、作りこまれたテキストはよく考えられていると思います。
ただし、これをやってもやはり英語を話すことができるようにはなりません。文法を学んで話せるようになるのであれば、中学、高校をまじめに卒業した人は話せるようになっているはずです。
英語のことをよく知らない人が勘違いすることですが、文法を覚え、パズルを解くように文章を組み立てて会話ができるというわけにはいかないのです。
熱心に教えてもらって、楽しくない文法レッスンをがんばって受けても、人間の頭はよくできていて、使われないものは不要なものとして整理され、ものの数ヶ月で忘れてしまいます。
PPPメソッドを会話の実践に活かせるものに変えるには、自身の使う言葉に取り込み、長期間に渡って繰り返し使い続けなければなりませんが、PPPメソッドではそこまでケアするように設計されていません。さらに都合の悪いことにPPPメソッドのレッスン中、25分間の大部分を講師の文法解説に割かれてしまいます。ですので、話すトレーニングにはまったくなりません。
短期間に効率よく文法を学習できるという意味でPPPメソッドは大変優れていますが、同時にそういう一夜漬けは短期間で効率よく忘れます。
PPPメソッドは英会話を目的としないか、他で数倍の会話練習をする等、考えて使わなければ意味がありません。
こうした問題はQQ Englishに限らず、学校勉強をはじめとした多くの英語学習方法が正面から目を向けていない課題で、逆に考えると英会話向上のヒントなり、限界なりが見える糸口かもしれません。

後半へつづく→「QQ Englishの講師(先生)と予約、キャンセル、退会の仕組み

オンライン英会話にぴったりのSkype録画録音ソフト

2013年4月2日火曜日

ロゼッタストーンのスタジオを録画・録音する方法

ロゼッタストーンのスタジオ中では、コーチから口頭で訂正や助言を受けたり、知らない単語やフレーズは画面に書いて教えてもらえることがあります。そのようなとき、私はノートに走り書きでメモしておいて、後からきれいに書きなおしています。
コーチからこちらの姿は見えていませんから、ノートに書いている最中でもスタジオは進行していきます。それで、ノートのメモが間に合わないときは、あきらめざるを得ません。

そこで、スタジオの内容を録画、録音しておき、後から見直すことができるようにすることにしました。スタジオ中はスタジオの内容に集中できます。
使うソフトはマグノリア製の「ムービーレコーダ」です。Windows XP/Vista/7/8で使えます。
Vector(http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se501234.html)からダウンロードし、zipの中のインストーラーを起動してインストールします。

使い方は極めて簡単で、実行するとこのようなシンプルなウィンドウが表示されます。



このムービーレコーダの左端のボタンをドラッグしてロゼッタストーンのウィンドウに重ねます。
 
スタジオが始まったら、左から2つ目の録画ボタンをクリックして、録画を開始します。

録画中はムービーレコーダの下に録画中の内容がサムネイル表示されています。








25分経ってスタジオが終われば、右端の録画停止ボタンをクリックして、aviファイルとして保存します。

このように作成して保存されたaviファイルは、25分で約200MBの容量になり、Windows Media Player等で再生できます。
スタジオが終わってからゆっくりと復習可能になりました。

だだし、欠点が2つありまして、ひとつは、ロゼッタストーンのウィンドウの上にエクスプローラやエクセル等、他のアプリケーションのウィンドウを重ねるとそれも一緒に録画されてしまいます。
それは、スタジオを受けている時、そのようにならないよう気をつけていればいいことですが、むしろもうひとつの方が問題でして、コーチや他の参加者の声は普通に録音されるものの、自分の声だけは録音されません。
録音した自分の声を聞くのはなんか気持ち悪いので、録音されないのはそれなりにいいように思われるかもしれませんが、英語の学習としてスタジオを記録する上では、あまり都合がよくありません。どういうことかといいますと、自分のしゃべっている内容を客観的に見直すことができないからです。後から自分の英語を聞き直して、アイタタタ…と落胆しつつも、自分のダメなところを気づくことが英語の上達に繋がると思います。
とはいえ、コーチと他の参加者のやりとり、自分の話した内容の記憶から、録画したものを見直すことも、大いに勉強になります。

興味がありましたら、お試しください。

2012年11月20日火曜日

値段の高い評判のロゼッタストーンをやるワケ

相変わらずロゼッタストーンで英会話を続けています。
ロゼッタスーンの世界は、いいことも、もう少しと思うこともありますが、それも慣れてしまって淡々と進んでいます。

・スタジオが25分化してひと月
先月、スタジオが25分化し、それにともない変更となった予約画面をしばらく使ってきましたが、やはり、使いにくくなったように思います。
新しい予約画面
選択したレベル、ユニットの空きスタジオをひとつのリストとして表示するため、俯瞰的かつ視覚的に見ることができません。
以前のような一週間分の空きスタジオを表形式で見られる方が、全体像がつかみやすいです。
先日、夜の予約をしたつもりが、朝の予約になっていて気づかず、結果的に無断欠席をしてしまいました。午前と午後の表示を見落としていたためです。
プリファレンスを変更して24時間表示にしたため、もう同じ失敗をしないと思いますが、標準設定のままでは、間違えやすい予約画面のような気がします。プリファレンスの時刻の形式を変更

25分になったことで、50分の時より予約が取りやすくなるかと思いましたが、まだ、そのようになった実感はありません。
私はアメリカ英語版ですが、当日は空きがありませんし、翌日もほとんど残りません。50分のときと同様、結局二日以上先を予約するスタイルは代わりません。土日についても、50分の時と同様で、すぐに埋まってしまいます。
予約の取りやすさよりは、スタジオ出席者の人数の方に変化があるような気がします。
50分のときはマンツーマン率が7%だったのに対し、25分になってからは21%に増えました。スタジオでの出席人数の平均は50分だと2.87人でしたが、25分では2.52人です。
レベルや時期が異なるので単純な比較はできないものの、スタジオ出席人数が減少している傾向が見られます。
人が分散して、出席人数が減ったということかもしれません。

ロゼッタスーンのスタジオは、予約が2つまでできます。2日先を予約できるということは、1つ終わった直後に次を予約することで、平日に限って言えばなんとか毎日スタジオを受けることはできそうです(ロゼッタスーン社が、そのように調整しているということかもしれませんが)。
実際、私は、25分でお手軽になった分、スタジオの予約ペースが増加しています。

・レベルが上がると話し方が速くなる
ロゼッタスーンをはじめたころ、上のレベルが遠い存在に感じていました。気がつけば、いつの間にか私がそのレベルに到達しています。
レベルの高いスタジオを受けると、コーチのスピーキングが速くなっている気がします。「ワッチャホビー」(What's your hobby?)みたいにはじめて言われたときは、頭の中が真っ白になりかけました。これもまた、少しずつ現実的な言い方に近づけてくれているのだろうと前向きにとらえることにしています。
英会話の練習は失敗や無念さの連続で、それを避けて通れないのが現実です。これから、英語を理解したい、英会話をはじめたいという人がいたとすれば、一番重要なのは、文法や語彙ではなく、失敗することを認め、失敗しなければならないことを理解することではないかとすら思っています。
私がこれまでロゼッタスーンのスタジオの中で犯してきた失敗の数々は、数百という単位におよぶと思います。正当な代金を支払っているからと言えばそうですが、こんな人にも根気よく相手をしているコーチには、ありがたいことだと思います。

・ストーリーの朗読が難しい
ロゼッタスーンが4.5にバージョンアップした際に、ストーリーを朗読する機能が追加されました。
表示されている文章を読みあげると、音声解析して、うまくできているか判定してくれるものです。
OKの時は、右側のアイコンがグリーンになり、良くない時はオレンジ色になります。


ときどきやっているのですが、難しいですね。コレ。
少し前に見つけたコツは「流暢に喋る」ことです。丁寧に喋ることよりも、なめらかに喋ると通りやすいようです。
高いレベルのストーリーでは、右側のアイコンがなかなかグリーンになってくれません。通らなくて何度も挑戦していると、なぜか、やればやるほど、通らなくなっていきます。疲れて口が回らなくなるのかもしれません。

何か理由でもなければ、しつこく朗読を繰り返す練習なんてしませんから、このストーリーの朗読機能というのは、疲れるほど英語の発音トレーニングをさせられているわけで、発音練習の効果は高いということになるのでしょう。


ビジネス英語にもロゼッタスーンを英会話スクールとしていかがでしょうか。

2012年10月16日火曜日

ロゼッタスタジオ25分版を受けてみた 短時間化の明暗

とうとうスタートしましたロゼッタストーンのスタジオ25分版。
さっそく25分のスタジオを受けてみました。

予約画面は見通しが悪くなった
50分から25分に変更されたことで、予約画面がガラッと変更されました。
デザインや操作方法の変更以外で機能的に変わったのは同一ユニット内で「レッスン2」と「レッスン4」が選択できるようになったことです。
レッスン2というのはレッスン2が終わった段階で受けるレッスン1と2の分のスタジオ、レッスン4というのはレッスン4が終わった段階で受けるレッスン3と4の分のスタジオということだと思います。

この予約画面で良くなった点としては、予約済のセッションが左下に表示されるようになりました。
予約作業中に、今どのセッションを予約しているのかが、明確に分かります。

レッスン2・4の選択、日付、曜日、開始時刻、終了時刻を指定すると、右側に該当するセッションが一覧表示されます。
この一覧に相当するものは、以前は一週間分の曜日が列として表示されていて、それぞれの日の予約可能セッション枠を縦に表示する形式でした。変更された今は、検索条件に一致するセッションがひとつのリストとして表示されるようになっています。この一覧リストは曜日、日付、時刻、午前/午後を文字として読みながら探すことになりますので、以前の表形式に比較すると直感的ではなくなりました(いちおうスクロールしていくと日毎に背景色の濃さが変わりますが)。
30分単位になってセッション数が倍増したこともありますし、リストに3週間分のうち6件しか見えていないので、全体像が分かりにくく見通しがよくありません。

あと、注意する点として、デフォルトでは朝8時から午後10時の範囲が選択されています。その範囲内のセッションしか表示されていませんので、他の時間のセッションを表示したいときは、表示範囲の時刻を変更してください。

スケジュールのサーバー検索速度は依然として遅いです。
予約画面だけでなく、ロゼッタストーンのオンラインに関わる操作は、なにをしても一律に遅いんですよね。

25分でお手軽になった
25分のスタジオを受けてみました。これまでに何度か受けたことがある内容が分かっているユニットです。題材は50分のときの一部が25分として使われていました。50分から25分に時間が変わったことで内容の変更はありません。
コーチと出席者二人だけでしたので、時間が短くなったことによる物足りなさはそれほどでもありませんでした。一日の中でスタジオに一時間使うのは結構大きいですので、25分くらいの方が気軽に受けられそうな気がします。ただし、4人出席となると、25分を共有するのは厳しいかもしれないとも思いました。
いっそのこと、ReFLEXのように予約なしで受けられると本当に気軽になるのですが、さすがに難しい注文でしょうか(ReFLEXはコーチがずっとスタンバイしているってこと?)。

先日、ロゼッタストーンの広告について書いた記事でもそうですが、損得を時間単価で考えてしまいがちです。50分が25分に半減するのは、利用者にとって損したような気がするかもしれません。
ただ、よく考えると、利用者が求めるのは金銭的価値ではなく、英会話の学習効果です。安ければありがたいというのは分かりますが、それは英会話の学習効果があって、その上でさらに安ければありがたいという話です。本当に求めるべき単価は、費用÷スタジオの時間ではなく費用÷学習効果ではないでしょうか。
英会話は使わなければできるようになりません。そのためにスタジオは効果的です。スタジオ出席への敷居を下げるという意味では、お手軽になったのは良いことだと思います。そうした方向の改善はロゼッタストーン社にとっても利用者にとってもプラスだと思います。
ただし、時間を短くすることが良いという意味ではありません。お手軽になるというのは、スタジオを怖がっているような人が出席しやすくなったり、これまでよりスタジオに頻繁に出席しやすいという意味です。

2012年9月27日木曜日

ロゼッタストーンのスタジオがよく分かる2つの動画

今日はロゼッタストーンのスタジオの様子が分かる動画を2本ご紹介します。

一つ目は、ロゼッタストーンのオフィシャル動画です。
デモンストレーションとして、ロゼッタストーンスタッフが英語版のスタジオをマンツーマンでやっています。
http://www.youtube.com/watch?v=sOjNtBXniQA
印刷した紙をテロップ代わりにカメラの前に掲げていて、ああビデオ編集ができないんだなあ、と素人臭ささを伺わせるのがなんではありますが、編集されていないお陰でノーカットで見ることができます。
これは一番簡単な、レベル1-1のスタジオです。マンツーマンなのでグループレッスンの雰囲気が分からないのと、あまりにも淡々と進みすぎているのが、少々現実的ではありませんが、スタジオというのは画面の写真を見ながら質問と回答を繰り返して進んでいくことが分かると思います。実際は出席者が複数いれば順番に質問されます。レベルが上がればコーチによってアドリブの質問が来ることがあります。
たいくつなビデオですが、スタジオの進み方が分かりやすいビデオではあると思います。

次は、日本語版のスタジオのビデオです。
外国人がロゼッタストーンで日本語を勉強しています。
ロゼッタストーンのスタジオがどんなものか知りたい方は、こちらの方が参考になるかもしれません。英語版は、これの逆ということですから。
http://www.youtube.com/watch?v=ncdXIBChz0o
「これはだれですか」と聞いているのに「オレンジです」と答える。
「分かりません」を一回で覚えてくれない。
素晴らしく現実的だと思います。このリアリティこそがロゼッタストーンオフィシャルでは出せないユーザー制作ビデオの良さだと思ったりします。

marlissa21さんは他にも日本語版スタジオのビデオをアップされているようなのでよろしければご覧ください。
http://www.youtube.com/user/marlissa21