2017年10月23日月曜日

ヨドバシのポイント割引は10%ではなく実際は約9%である

家電量販店のヨドバシカメラでは「10%ポイント還元」といって、購入価格が10%割引であるかのように錯覚する表現が使われている。ヨドバシカメラでなにか購入すると、その代金の10%に相当するポイントが加算され、次回の買い物時にそのポイントを用いて、割り引かれた金額で購入することができる。
しかし、「10%ポイント還元」という表現を、10%割引だと思っていると、損をしてしまうことがあるかもしれない。

まず、ヨドバシカメラではじめてなにかを購入するときは、ポイントをまったく持っていないので、代金の全額を支払う必要がある。したがって最初は0%引と言える。そして、後日、他の商品を購入すると、その商品が前回購入した商品代金の10%相当のポイント分、安くなる。仮に、前回も今回も同じ1,000円の商品を購入したとしたら、1,000円+1,000円-100円=1,900円となり、この2回分をトータルで考えると5%引きということになる。そう、冷静に考えてみると10%引きにはならない。
だが、このようになるのは最初だけで、それ以降はちゃんと10%引きになると思われるかもしれない。しかし、実は、ポイントは購入した金額に対して付与されるもので、ポイントを使って割り引かれた金額分については、新たなポイントは付与されない。先の例で言うと、2回目の購入では900円しか支払っていないので、付与されるポイントは90円分だ。

これを、分かりやすいようにシミュレーションしたのが以下の表だ。


これは50回分の買い物した場合のケースだ。「販売価格」の列は、10万円未満の金額をランダムに生成した。
「ここまでのトータルの割引率」という列は、一回目の買い物からの累計の割引率だが、この数字はどこまで行っても10%にはならず、おおむね9%前後に収束する。
個々の買い物では、10%を超える割引率になったり、場合によっては100%割引になることもあるのだが、トータルで支払っている金額は絶対に10%引にはならない(理論上約9.09%)。
ちなみに、もう少し還元率の良いゴールドポイントカードプラスを使うと11%ポイント還元となるので、以下のようになる。理論上は9.9%で、こちらであれば、いちおう10%近い割引率になる。


Amazon等、他店と価格比較をするときは、こうした点を念頭に置いておかないと損をすることになりかねない。ヨドバシカメラの価格は10%ではなく少なくとも9%割引で計算するべきである。実際に支払う金額は表示価格に0.9ではなく0.91を乗じて求めなければならない。

あえてここで屁理屈をこねると、1円の商品を購入して、10%還元で0.1円分のポイントをもらい、切り上げて1円分のポイントとなり、次回の買い物で1円の商品を購入したとしたら、1円で2円分の買い物ができることになるので、50%引きということになる。だが、そんな非現実的な話をしても仕方がない。実際的なシミュレーションは上記の通りだ。

ちなみに、私は、ヨドバシカメラで、よく商品を購入している。価格も安く、実店舗、インターネット通販どちらもあり、とても便利だ。
Amazonも併用している。送料無料を目的にプライム会員になっているが、年会費が必要で、年会費なしで送料無料のヨドバシカメラとは、一概にどちらが安いとは言えない。

ヨドバシカメラは、若干アナログ的なところやスピード感にばらつきを感じるが、基本的には分かりやすい仕組みで運用されているように思う。それだけに、10%還元というのも、ポイント付与分は除外したりせず、販売価格に対してきっちり10%を還元するようにすると、ここに書いているようないちゃもんをつけられることはなく、顧客にとって分かりやすくなるだろう。ぜひとも検討してもらいたい。もちろん、利益に直撃するため、そう簡単な話ではないのは分かるのだが。

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