2014年4月17日木曜日

STAP細胞 捏造疑惑や再現性について騒ぎすぎ

最近、STAP細胞というのをニュースで見ることが多くて、なにやら論文を捏造したとか、STAP細胞というのがあるとかないとか、騒がしいようですが、何もよく知らない私から見ると大げさにいっているだけのように見えます。
完全に何も知らない私が個人的なブログに思いつきで書いているだけですから、流してもらっていいのですが、適当なことばっかり書いてみます。


まず問題は二つあって、一つ目は論文、もう一つはSTAP細胞が実在するかということです。

論文というのはドキュメントです。ただの文章であって、それ自体が直接何かの働きをするわけではありません。私はITのことをちょっとかじっているのですが、こういう業界でも実際に動作するソフトウェアだけでなく、ドキュメントというのを作成します。ドキュメントは記録として残したり、後から参加した人や事情を知らない人が開発物の全容を把握したり、部分的な情報を得るために使うことがあります。実際のところ、ドキュメントで記述ミスというのは普通に起こりえます。コンピュータコードならコンパイルとかビルドという工程を通す際に記述ミス的なものが自動的にチェックされるのですが、ワードとかエクセルのドキュメントで、そのようなことはありませんから、記述ミスがあって、誰も指摘したり修正したりしなければ、そのままですし、そのままであっても実際に動作するソフトウェアには影響ありません。それでいいわけではありませんが、ドキュメントのミスを撲滅するには馬鹿げたコストをかけるようなことをしなければできないのが現実です。


どう表現してここに書くか難しいのですが、ドキュメントは手段であって目的ではありません。ドキュメントを軽視するわけではないのですが、ドキュメントにこだわりすぎるのは、本当にやらなければならないことをできなくしてしまうことがあります。
大企業やお役所仕事でありそうな話で、手続きや書類ばっかりに手間がかかって、簡単なことを遠回しにしなければならなくなることがあります。もちろん、煩雑な手続きがあるのは意味があってのことでしょうが、そうではなく形式や格好を先に考えて行うとすれば発想の順序が逆になっていることがあります。目的を達する必要のために手続きがあるのであって、手続きに無理に当てはめて実務をするのではありません。
科学の世界において論文を書くことというのは研究成果を研究者同士で共有するために必要なことであり、正確に記述することが大切で、論文を書ける能力は研究者に欠かせないもののひとつなのだろうと思います。
少々飛躍した話ではありますが、例えば架空の音楽家、ここではとりあえずベートーヴェンという名前にしておきますが、彼は耳が聞こえないとします。音楽家にとって音が聞こえないのは致命的とも言える欠点です。しかし、彼には音楽家として活動する資格がないかと言えばそれは必ずしも分かりません。音が聞こえなくても経験的に作曲活動ができるかもしれないからです。
研究者にとって論文を書く能力はおそらく絶対的に必要な能力なのだろうと思いますが、しかし論文はあくまで手段であって、目的ではありません。論文を書けなければ研究ができないかどうかは決めつけられないような気がします。

捏造とのことですが、どういう動機があって捏造するのか分かりませんが、捏造しても意味がありません。問題はドキュメントではなく、STAP細胞の存在だからです。仮になにかしらの悪意があって捏造したとするなら、あまりにも無意味なことですから、騒ぐような問題ではありません。

あと、論文を出す前に第三者がチェックするべきというのが言われますが、恐れずにはっきり言ってしまうと「面倒くさい」と思います。面倒くさいという言葉は悪いですが、つまり、研究者が膨大な時間と頭をつかってやってきた研究を、関わっていない他の研究者がトレースして、しかも疑いの目を持って、そうとうな時間と思慮をかけて行うというのは忍耐と犠牲が要ります。非現実的ということです。


次に、もうひとつの問題であるSTAP細胞が実在するかどうかということですが、これはどちらでも構わないと思います。STAP細胞が実在すればいいのかもしれませんが、なかったとしてもそういうことはありえます。昔、光より速いヒッグス粒子というのを発見したかもしれないという発表がありましたが、実際はどうやら計測ミスらしいということがありました。研究というのにそういうことはつきものです。慎重な発表は必要ですが、研究を萎縮させないために間違っていたからといってあまり強く責めることはできません。それに雑誌に掲載されたというだけのことで、まだ第三者による再現が広く行われる前の段階です。ですから、今後、実験の仕方に問題があって、STAP細胞ではなかったという結論になる可能性は普通にあります。

今のところこのニュースに関してはこんな感じですが、それにしてもマスコミには困ったものです。

リモートデスクトップの上部バーが邪魔にならない方法を発見

今日はいままで気付かなかった、つまらないTIPSをご紹介します。
おそらく単に私が知らなかっただけだとは思いますが、ひょっとすると私のような人が他にもいるかもしれないのでここに書いておきます。

Windowsのリモートデスクトップをフルスクリーンにして使っていると、画面上部にこのようなバーが表示されます。


これは左端のピンアイコンをクリックしてオフにすることで、画面上部に隠すようなイメージで見えなくすることができるのですが、それで完全に見えなくしてしまうと、リモートデスクトップを使っていることや、どのパソコンに接続しているかが分からなくなってしまいますし、バーの右端にあるアイコンを操作したり、バーをダブルクリックしたりするのが素早くできなくなってしまいます。そのため、私はこのバーを常時表示したままにして使っています。

それでもバーの下に隠れた部分を操作することができないので、そのときはバーをドラッグして左右に動かしてずらして、下に隠れていた部分を操作していました。
今日気がついたのですが、実はこのバーは横幅のサイズも変えることができます。そんなこと知っていると言われるかもしれませんが、恥ずかしながら、今まで気が付きませんでした。
バーの左右の端の方をドラッグするとサイズを変えることができます。これができるのであれば、バーが邪魔になる確率が減るので結構ありがたいです。


このバーですが、そもそもピン止めをオフにして見えなくした際でも、フェードイン、フェードアウトとかスライドするアニメーションとかいらないので、瞬時に表示/非表示して欲しいです。
たぶんWindowsのXPあたりからですが、こういう操作性を犠牲にするアニメーションとか、濃淡のはっきりしない色使いとか、ちょっと考えものです。
昔はパソコンが遅くてレスポンスが悪かったのを、今ではパソコンの性能を活かして遅くしているのですから、世の中単純ではないなあとしみじみ感じている今日このごろです。

効果的に上達するためのオンライン英会話の本当の活用方法

ここにオンライン英会話スクールが二つあったとして、
スクールAはこう言うとします。
「私どものスクールで学習していただくことで、だいたい3ヶ月後にはそれなりに英語が話せるようになります」
一方、スクールBはこう言います。
「当スクールで3年程度やっていただければ、そこそこ英語が話せるようになります」
これから英会話をはじめようとしている人がいたとしたら、どちらのスクールを選ぶでしょうか?

3ヶ月と3年の違いですね。これほどトラップが分かりやすい設問はないですから、大半の人はスクールBの方を選ぶ、と言うかもしれませんが、3ヶ月程度オンライン英会話をやってもまともに英語が話せるようになるはずがないのは当たり前として、3年でもかなり難しいというのが実際です。
しかし、世の中にある英会話の書籍や教材を色々見ていますと、楽に英会話ができるようになると感じさせるように書かれているものが多いような気がします。つまりそれが人々の求めるものであって、それを叶えるものでなければ意味がないからです。

英会話をそれなりのものにするには数年あるいは数十年の歳月が必要という現実を言ってしまうと、英会話を簡単に考えている人には興味を持たれなくなるかもしれません。これから英会話をはじめようという人が、そんな気の遠くなるような先のことを夢見て英会話をやろうとは思わないでしょうし、ひとつの書籍や教材でそれだけの学習期間を支える手段を提供することも現実的ではありません。


英会話ができるようになるには数千時間から一万時間以上の練習が必要だと言われています。ちょっと計算していただければ分かりますが、1レッスン25分のオンライン英会話でそれだけの時間を満たそうと思えば、何年、何十年という単位の期間を要します。
ここで、中学校や高等学校で英語の授業をやってきたストックがあって、その分の時間をすでに完了していると言われるかもしれません。日本の学校の英語は英会話ではありません。日本語で授業を聞いて、英語の問題を解いたりするのが大半で、会話の練習ではありません。それに、理屈の上で時間数を水増しして喜んでいても、なにも意味がありません。

オンライン英会話で英会話の練習をするには、一日1レッスンでは、まったく足りません。
私がオンライン英会話をはじめたきっかけであるロゼッタストーンをやっていたときには、週に3回程度しかオンラインのレッスンをしていませんでした。講師が何を言っているのか分からないので、リスニングにものすごく集中力を使い、自分も英語を話せないので、いつも失敗ばかりして凹むことが多かったので、レッスンを受ける前はいつも緊張して不安にかられていました。ですから、初期の頃はレッスンをたくさんとれなくても仕方ないと思いますが、そうだとしても1年も経てば2つ、3つと増やしていかないといつまで経っても英会話はできるようになりません。オンライン英会話で英会話をできるようになるには、毎日のレッスンを多くする以外に事実上選択肢はないと言い切ります。
オンライン英会話スクールの中には、複数レッスン契約の場合、割引しているところもありますし、複数アカウント、複数スクールも視野に入れて、少なくとも一日4回。できればもっと増やしたいところです。その分、費用もかかりますから、安いスクールを選ぶことも考えなければなりません。
文法や語彙はオンライン英会話以外の方法でいくらでも学習できますから、オンライン英会話は会話練習に特化させ、会話の機会をいかに増やすかがポイントです。講師に何かを教えてもらうつもりはなく、会話になっていないカランメソッドやDMEのような手法も意味がありません。それであれば安いスクールでも問題なく、会話相手として成立し、いかに楽しく続けられるかが重要となります。


ひょっとすると、会話をするのに話題が尽きることを心配される方がいるかもしれません。
英会話をするのに国際情勢や経済状況などに詳しくなければならないとか、博識に富んでいないといけないということはありませんし、普通の生活をしている人は毎日特別なイベントが起こるわけでもありません。人に誇れる社会的地位や交友関係も関係ありません。それに実はそういうウンチクとか、自慢話というのは、聞いているほうは楽しくありません。
そう、例えば、レストランで注文した料理がなかなか出てこなくて忘れられてるんじゃないか心配したとか、トイレに行って個室が全部埋まっていて困ったとか、そういう些細な話で構いません。事前に話題を用意しておく必要もありません。話題に困るとか、レッスン前に話題を準備しておくというような発想では、毎日のレッスンが苦しくなります。アーティクルも必要ありません。むしろアーティクルを使うと、リーティングや意味の知らない単語の解説に時間を食って会話練習になりません。アーティクル自体も探してこないといけないし、事前に調べておくとかすると、面倒くさくて続けることができません。
それと、英会話というのは相手やその日によってうまくいく日とうまくいかない日があります。残念ながらうまくいかないということがどうしてもあります。そういうことも含めて、それがオンライン英会話での練習ということなのだろうと思います。