2012年11月20日火曜日

クレーンゲームの攻略法 コツや技等の取り方が実際に通用しない理由

先日、大型スーパーのゲームセンターの前を通りかかったとき、長いチップスター(筒状の容器に入ったスナック菓子)が落ちそうに置いてあるクレーンゲームが目に入って、ちょっと見ていたのだが、結局やらなかったものの、どうやったら落ちるのだろうかと眺めて考えていた。
普通に考えて上からクレーンで掴み上げようとしても失敗するようになっているに違いない。するとクレーンで何度も掴みかけては落としを繰り返し、微妙に転がしていくしか方法がないのかもしれない。それでは何百円もかかるなあ。と思ったところで、ヤル気を失った。

昔、こういのをやったことがあるときは、クレーンの腕が商品の下側に入って閉じて商品を持ち上げるのではなく、商品の上をなぞって閉じたり、思ったとおりに動かないようになっていてインチキくさかったことがある。
YouTubeのクレーンゲームの動画を一時停止したりして見ていると、クレーンの左右の腕の閉じるタイミングが異なることがあるのが分かる。クレーンの左腕の下に商品があるときは、右腕だけが閉じて左腕は閉じない、上に上昇しはじめてから左腕も閉じ始めることで、上をなぞるだけで商品を動かさないようになっている。クレーンの右腕の下に商品があるときはその逆になる。クレーンの真下にあるときもそれに応じた取れない動きになっていることだろう。センサーが装備されていて、取れないようにうまく作られているのだ。
クレーンの腕でつかもうとしたらまず取れないし、それ以外の方法を考えても一回や二回では難しい。

現在のクレーンゲームは、商品を取り出された回数やゲーム回数をカウントしていて、アームの強度を動的に変化させる等、難易度がコントロールされるようになっている。
これは、商品を取れないようにしているのではなく、ずっと商品を取れない人のために難易度を下げるためのものであるという建前になっている。
ただ、どうしても中の商品が欲しくて何回もやっている人ばかりではないし、もともと何百円も入れるつもりでしているとは限らない。数百円程度で買えるチップスターのために、何千円も使おうという人はいない。そんなことなら、むしろ難易度固定で取れない方が、取れないゲームというレッテルが貼られるて客足が遠のくことで、長期的、全体的には、ゲームが公正にならざるをえなくなるのでいいのではないかとすら思える。
客は、難易度が変化するとは知らない人がいるし、ゲームメーカーもそのことを堂々と掲示したくはないだろう。
単純にアンフェアだし、はっきり言うと勘違いしている人を騙しているのだ。今、まさにゲームをプレイしている人に対して、現在、難易度6の状態なので難しいですよ。あと500円使えば、難易度が2くらいまで下がるので、取れると思いますよ。と、正直に言ったとしたら、プレイヤーは興ざめだろう。だから、それは意識せずにやってもらわなければならないことで、言葉の定義付けや法的な問題はどうか知らないが、少なくともプレイヤーが当然に想像する現象とは異なる動作をしているのだ。

だが、ゲームメーカーもゲームの店舗も、商売でやっている。持っていかれる以上に儲けなければ意味がない。
店としても、ある程度は持っていってもらったらいいだろうが、それは収益が得られての話だ。
こうしてあなたが遊べるのは、このゲーム機を維持する費用を得られる仕組みになっているからですよ。というのが店の言い分だろう。それに対し、客側としては騙されるような気持ちになってまでは、ゲームをやりたくないとか、人を勘違いさせるようなゲームなら、どうぞ撤去してください。と答えるのかもしれない。

そんなふうに、このクレーンゲーム。考えれば考えるほどしらけてくる。
クレーンを動かしてドキドキする時間を楽しむゲームと考えればいいのだが、そのわずかなドキドキの対価に100円というのは、なかなかラグジュアリーだ。

値段の高い評判のロゼッタストーンをやるワケ

相変わらずロゼッタストーンで英会話を続けています。
ロゼッタスーンの世界は、いいことも、もう少しと思うこともありますが、それも慣れてしまって淡々と進んでいます。

・スタジオが25分化してひと月
先月、スタジオが25分化し、それにともない変更となった予約画面をしばらく使ってきましたが、やはり、使いにくくなったように思います。
新しい予約画面
選択したレベル、ユニットの空きスタジオをひとつのリストとして表示するため、俯瞰的かつ視覚的に見ることができません。
以前のような一週間分の空きスタジオを表形式で見られる方が、全体像がつかみやすいです。
先日、夜の予約をしたつもりが、朝の予約になっていて気づかず、結果的に無断欠席をしてしまいました。午前と午後の表示を見落としていたためです。
プリファレンスを変更して24時間表示にしたため、もう同じ失敗をしないと思いますが、標準設定のままでは、間違えやすい予約画面のような気がします。プリファレンスの時刻の形式を変更

25分になったことで、50分の時より予約が取りやすくなるかと思いましたが、まだ、そのようになった実感はありません。
私はアメリカ英語版ですが、当日は空きがありませんし、翌日もほとんど残りません。50分のときと同様、結局二日以上先を予約するスタイルは代わりません。土日についても、50分の時と同様で、すぐに埋まってしまいます。
予約の取りやすさよりは、スタジオ出席者の人数の方に変化があるような気がします。
50分のときはマンツーマン率が7%だったのに対し、25分になってからは21%に増えました。スタジオでの出席人数の平均は50分だと2.87人でしたが、25分では2.52人です。
レベルや時期が異なるので単純な比較はできないものの、スタジオ出席人数が減少している傾向が見られます。
人が分散して、出席人数が減ったということかもしれません。

ロゼッタスーンのスタジオは、予約が2つまでできます。2日先を予約できるということは、1つ終わった直後に次を予約することで、平日に限って言えばなんとか毎日スタジオを受けることはできそうです(ロゼッタスーン社が、そのように調整しているということかもしれませんが)。
実際、私は、25分でお手軽になった分、スタジオの予約ペースが増加しています。

・レベルが上がると話し方が速くなる
ロゼッタスーンをはじめたころ、上のレベルが遠い存在に感じていました。気がつけば、いつの間にか私がそのレベルに到達しています。
レベルの高いスタジオを受けると、コーチのスピーキングが速くなっている気がします。「ワッチャホビー」(What's your hobby?)みたいにはじめて言われたときは、頭の中が真っ白になりかけました。これもまた、少しずつ現実的な言い方に近づけてくれているのだろうと前向きにとらえることにしています。
英会話の練習は失敗や無念さの連続で、それを避けて通れないのが現実です。これから、英語を理解したい、英会話をはじめたいという人がいたとすれば、一番重要なのは、文法や語彙ではなく、失敗することを認め、失敗しなければならないことを理解することではないかとすら思っています。
私がこれまでロゼッタスーンのスタジオの中で犯してきた失敗の数々は、数百という単位におよぶと思います。正当な代金を支払っているからと言えばそうですが、こんな人にも根気よく相手をしているコーチには、ありがたいことだと思います。

・ストーリーの朗読が難しい
ロゼッタスーンが4.5にバージョンアップした際に、ストーリーを朗読する機能が追加されました。
表示されている文章を読みあげると、音声解析して、うまくできているか判定してくれるものです。
OKの時は、右側のアイコンがグリーンになり、良くない時はオレンジ色になります。


ときどきやっているのですが、難しいですね。コレ。
少し前に見つけたコツは「流暢に喋る」ことです。丁寧に喋ることよりも、なめらかに喋ると通りやすいようです。
高いレベルのストーリーでは、右側のアイコンがなかなかグリーンになってくれません。通らなくて何度も挑戦していると、なぜか、やればやるほど、通らなくなっていきます。疲れて口が回らなくなるのかもしれません。

何か理由でもなければ、しつこく朗読を繰り返す練習なんてしませんから、このストーリーの朗読機能というのは、疲れるほど英語の発音トレーニングをさせられているわけで、発音練習の効果は高いということになるのでしょう。


ビジネス英語にもロゼッタスーンを英会話スクールとしていかがでしょうか。