2012年10月16日火曜日

ロゼッタスタジオ25分版を受けてみた 短時間化の明暗

とうとうスタートしましたロゼッタストーンのスタジオ25分版。
さっそく25分のスタジオを受けてみました。

予約画面は見通しが悪くなった
50分から25分に変更されたことで、予約画面がガラッと変更されました。
デザインや操作方法の変更以外で機能的に変わったのは同一ユニット内で「レッスン2」と「レッスン4」が選択できるようになったことです。
レッスン2というのはレッスン2が終わった段階で受けるレッスン1と2の分のスタジオ、レッスン4というのはレッスン4が終わった段階で受けるレッスン3と4の分のスタジオということだと思います。

この予約画面で良くなった点としては、予約済のセッションが左下に表示されるようになりました。
予約作業中に、今どのセッションを予約しているのかが、明確に分かります。

レッスン2・4の選択、日付、曜日、開始時刻、終了時刻を指定すると、右側に該当するセッションが一覧表示されます。
この一覧に相当するものは、以前は一週間分の曜日が列として表示されていて、それぞれの日の予約可能セッション枠を縦に表示する形式でした。変更された今は、検索条件に一致するセッションがひとつのリストとして表示されるようになっています。この一覧リストは曜日、日付、時刻、午前/午後を文字として読みながら探すことになりますので、以前の表形式に比較すると直感的ではなくなりました(いちおうスクロールしていくと日毎に背景色の濃さが変わりますが)。
30分単位になってセッション数が倍増したこともありますし、リストに3週間分のうち6件しか見えていないので、全体像が分かりにくく見通しがよくありません。

あと、注意する点として、デフォルトでは朝8時から午後10時の範囲が選択されています。その範囲内のセッションしか表示されていませんので、他の時間のセッションを表示したいときは、表示範囲の時刻を変更してください。

スケジュールのサーバー検索速度は依然として遅いです。
予約画面だけでなく、ロゼッタストーンのオンラインに関わる操作は、なにをしても一律に遅いんですよね。

25分でお手軽になった
25分のスタジオを受けてみました。これまでに何度か受けたことがある内容が分かっているユニットです。題材は50分のときの一部が25分として使われていました。50分から25分に時間が変わったことで内容の変更はありません。
コーチと出席者二人だけでしたので、時間が短くなったことによる物足りなさはそれほどでもありませんでした。一日の中でスタジオに一時間使うのは結構大きいですので、25分くらいの方が気軽に受けられそうな気がします。ただし、4人出席となると、25分を共有するのは厳しいかもしれないとも思いました。
いっそのこと、ReFLEXのように予約なしで受けられると本当に気軽になるのですが、さすがに難しい注文でしょうか(ReFLEXはコーチがずっとスタンバイしているってこと?)。

先日、ロゼッタストーンの広告について書いた記事でもそうですが、損得を時間単価で考えてしまいがちです。50分が25分に半減するのは、利用者にとって損したような気がするかもしれません。
ただ、よく考えると、利用者が求めるのは金銭的価値ではなく、英会話の学習効果です。安ければありがたいというのは分かりますが、それは英会話の学習効果があって、その上でさらに安ければありがたいという話です。本当に求めるべき単価は、費用÷スタジオの時間ではなく費用÷学習効果ではないでしょうか。
英会話は使わなければできるようになりません。そのためにスタジオは効果的です。スタジオ出席への敷居を下げるという意味では、お手軽になったのは良いことだと思います。そうした方向の改善はロゼッタストーン社にとっても利用者にとってもプラスだと思います。
ただし、時間を短くすることが良いという意味ではありません。お手軽になるというのは、スタジオを怖がっているような人が出席しやすくなったり、これまでよりスタジオに頻繁に出席しやすいという意味です。