2018年6月21日木曜日

自宅のルーターを遠隔でリセットする方法

自宅に24時間稼働のWebサーバーを置いています。それがルーター経由でインターネットにつながっています。ルーターはNEC製のAterm WR8700Nという古いものですが、機能や性能は十分備わっているので、いまだに使っています。WiFiのアクセスポイントとしても使えます。このルーターは基本的には安定稼働してくれているのですが、まれにフリーズすることがあります。熱で暴走するのかとも思いましたが、フリーズするのは暑い時期だけではないので、ルーターの中のファームウェア等に問題があるのではないかと思っています。100%の信頼性こそありませんが、99%は正常に動作しているのでだいたいは問題なく使えています。
ただ、めったにフリーズしないとは言え、会社に出勤していたり、旅行で家を離れている時が心配です。フリーズを回復するにはコンセントを抜いて、さしなおすしか方法がありません。それをするには自宅にいる必要があります。
特に海外旅行に出ているときは、数日間、家に帰れませんから手も足もでません。

それを解決する方法を考えていたのですが、スマートコンセントというのがあるのを見つけました。コンセントの電源オンオフをスマホから操作できるものです。
スマートコンセントはWiFiでインターネットにつながります。それをスマホのアプリからインターネット経由で操作できます。実際にやってみたところ、スマホから電源操作した瞬間に即時スマートコンセントの電源も切り替わります。
しかし、問題があって、ルーターがフリーズすれば、ルーターのWiFi機能も止まってしまいます。そもそもルーターの電源をオフにするということは、インターネット接続自体が止まります。
ということは、スマートコンセントをコントロールするためのWiFiは別系統で用意する必要があるということです。それには、別途WiFiルーターを用意するか、あまっているスマホがあれば、格安SIMを使ってテザリングする方法が考えられます。私の場合は賃貸マンションに住んでいて、J:COMの無料WiFiが使えることを思い出しました。そのためにさっそくJ:COMに連絡をとり、無料のWiFiを設置してもらいました。最大12Mbpsという、低速回線ですが、スマートコンセント用としてはなんの問題もありません。
これで、海外にいてもスマホから、ルーターのリセットが可能になりました。

スマホから簡単操作

ちなみに、Aterm WR8700Nには、WOL(Wake On LAN)のパケットを送信する機能も備わっていますし、ルーターやサーバーはUPSにつながっています。よほどのことがなければ遠隔管理に問題はなさそうですが、サーバー自体がフリーズした場合は、完全な対処はできません。いちおう、2台目のバックアップサーバーがあるので、そちらに切り替えることはできますが、フリーズしたメインサーバーの再起動やリセットには、電源ボタンやリセットボタンを操作する仕組みが必要です。