2017年6月8日木曜日

シャットダウンとシャットアウトを混同してる?

最近テレビを見ていると街頭インタビュー等で、「シャットダウン」とう言葉を使っているのを見かけることがある。例えば、「そうした意見をシャットダウンするのは問題がある」「北朝鮮からの輸入はシャットダウンするべきだ」といった感じだ。どうにも違和感を感じる。シャットダウンと言って真っ先に思い浮かぶのがコンピューター等のなんらかのシステムを停止したり、電源を落としたりすることである。先の例で言えば、何かを停止するというより「締め出す」「受け入れない」というニュアンスで使われているように思う。それならば「シャットダウン」ではなく「シャットアウト」の方が自然だ。もちろん、重々承知の上であえて「シャットダウン」という言葉を選んで言っているのであれば別だが。
広く使われているMicrosoft製のOSであるWindowsの最新バージョンであるWindows 10では、電源を切る操作を「シャットダウン」と表記している。そうしたところで「シャットダウン」という言葉を目にする機会が増えてきていて、最近では「シャットダウン」と「シャットアウト」を混同しているのではないかという気がする。