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2019年10月14日月曜日

VR HMDピッタリの度付きレンズをドイツから購入

VRのヘッドマウントディスプレイ(ヘッドセット)として、HP Reverbを使っています。このVR HMDは2160×2160ピクセルの高解像度が売りなのですが、それ以前の問題として、私の視力にはそれに見合った解像度がありません。左目はそうでもないのですが、右目がかなり悪いです。
HP Reverbは眼鏡をかけて使うことができるものの、私の眼鏡の場合、あらかじめHMDに置いてセットしておいて、それを慎重にかぶる必要があります。それでも、眼鏡のフレームが押されて、レンズが目や皮膚に接触して、レンズが白く汚れたりします。
加えて、眼鏡のレンズと、HMDのレンズが接触するおそれがあり、双方のレンズに傷がつくリスクがあります。

ということで、結局、裸眼で使うことになってしまっているのですが、せっかく、高解像度なHMDを使っているのですから、度付きの専用レンズアダプターを購入してみることにしました。
ドイツの会社でVR Opticianというところが様々な種類のVR HMD用度付きレンズを作っています。ウェブサイトから必要な情報(SPH、CYL、AXS、PD)を入力して、注文します。
正確な情報を知りたい場合、眼科医に行って、測定してもらうしかありません。眼鏡市場のようなところで無料測定してもらっても、1.0と0.5とか一般的な情報までしか分かりません。私の住む地域の眼科医はどこも混んでいて、予約が必要になったりしますし、当然、それなりの費用もかかります。あまりにも面倒なので、物差しを使って自分で測定してしまいました。

SPHのプラス、マイナス等、間違えないように注意してください。近視はマイナス、遠視はプラスです。

私の場合は、片目のみなのでブルーライトカットは入れていません。

金額は39.50EUR、プラス送料6EUR、合わせて45.50EURとなり、日本円で5,700JPYでした。

PayPal経由で支払いましたので、PayPalから支払い通知のメールは来ますが、VR Opticianから受け付けた旨のメールは一切来ません。なにも音沙汰がないので、ちゃんと注文が通ったのか心配になってしまいますが、小規模な海外メーカーですから、そういうものなのかもしれません。その後11日経過してVR Opticianから発送通知メールが来ました。配達番号も記載されています。その番号を用い、郵便局のEMSの配達状況から確認できます。実際はEMSではなく国際書留のようなので、配達には時間がかかります。発送通知メールから8日経過して、現物が届きました。発注日からは約3週間弱かかったことになります。


VR Opticianの眼鏡ケースに入って届きます。レンズは小さな袋に入っています。視力を合わせているのだから当たり前ですが、レンズを通して周囲の景色を見ると、はっきり、くっきりです。


HMDへの装着には、なにも工具は要らず、押し込むだけで簡単です。

頭にかぶってみると、レンズの上側のプラスチック部分がおでこに接触します。HP Reverbはもともと目とレンズの距離が短いのだと思われます。しかし、痛みを感じたり、使えないレベルではないので、問題はありません。
裸眼でありながら、VRの世界がはっきりとした視界になりました。これは一度使い始めると、なくてはならないものになってしまいます。高解像度VR HMDには必須です。
HP Directplus -HP公式オンラインストア-

2019年9月27日金曜日

マグネットで付けられる浴室のボトル置き場

ユニットバスの壁にマグネットが付くというのをご存知の方は多いと思います。そして、マグネット付きのフックなんかを壁に付けて使っている方もおられるかもしれません。
フックは軽いものしかひっかけておくことができません。浴室には、シャンプーやボディソープのボトルなんかもありますが、ひっかけておくのには向いていません。どこか適当な場所に置いておくと、そこにボトルの置き跡が残ってしまいます。もちろん、一週間や一ヶ月程度では、跡は残りませんが、何年にもわたって同じ場所をボトル置き場として使っていると、跡が残ります。
その対策として、以前、ボトルを置けそうな棚状のものとして、吸盤で取り付けるものを使っていました。吸盤では、外れることがありますし、掃除のときに取り外していると、吸盤が弱ってきます。そこで、マグネットで取り付けるタイプの棚を探していたのですが、Amazonに良いものがあったのでそれを購入して使っています。

ボトル3つ程度入る大きさです。裏面はシート状の大きなマグネットが3枚びっしり貼ってあるため、吸着力が強く、シャンプーやボディソープのボトルを置いたままノズルを押してソープを出しても落下しないほどです。ただし、説明書にはそのようにしないように書いてありますし、固めのノズルではやっぱり外れます。ただ、外れたとしてもマグネット式なので、即時、付け直せます。いずれにしても、落ちないように棚の下側を支えながらボトルのノズルを押せば問題ありません。
私が思うこの製品の大きなアドバンテージとして、余計な凹凸が少ない点があります。棚の底に水が抜けるための穴が開いているのは仕方ないものの、底面は完全にフラットになっています。ということは洗うのが楽です。このあたりの構造は、実用現場を意識して設計されているのかどうかは分かりませんが、もしも、意識して洗いやすくしているのだとしたら、私はそういうスタンスを称賛します。

関連製品には、棚以外にもフックや、シャワーヘッド置き場なんかもあるようです。

スマートコンセントで間接照明を自動オンオフ

WifiでON OFFできるスマートコンセント(スマートプラグ)を購入しました。以前からひとつ持っていて、ルーターのリセット用として設置してあります。
スマートコンセントを使うと、スマホからコンセントの電流をオン、オフすることができます。リレーを使っているので、機械的なカチッという音がします。さらにAmzon echo等のスマートスピーカーと連動させることができます。外出先から自宅の電気機器を操作したり、スマホをリモコン代わりにしたり、スマートスピーカー経由で音声操作できるようになります。

以前から使っているスマートコンセントのひとつは、光回線のONUとルーターのリセット用となっています。海外旅行等で不在の時に、自宅のルーターやONUがなんらかの原因で暴走すると、インターネット回線が不通になって、自宅のPCやサーバーにリモートアクセスができなくなります。そこで、ルーターとONUの電源をスマホから遠隔でオフ→オンすることで、強制的にリセットできるようにしています。ルーターがWifiのアクセスポイントでもあるため、普通に考えると、ルーターをオフにした瞬間にインターネットアクセスが失われてしまい、もう遠隔でオンにすることができなくなることになりますが、私の自宅には別のWifiインターネット回線があるので、そちらを使うようにしています。
もっとも、ルーターやONUが暴走するということは稀ですから、ほとんど使うことはなく、保険の意味が大きいです。

今回買い足したスマートコンセントは、間接照明用です。せっかく購入した間接照明も電源のオンオフが面倒で、ただの置物と化していました。これをスマートスピーカーで電源コントロールできるようにするとともに、スケジュール機能を使って、自宅にいる時間帯だけオンになるようにしておきます。
眠った後に、オフになるようにスケジュールしていますが、もしもまぶしかったら、寝たまま音声でスマートスピーカーに消すように指示できます。

購入したのはTECKINというメーカーの製品です。2個セットで2,799円でした。近いうちに、また間接照明を増設したいと思っているので、お得な2つ入りを購入しました。
こちらはSmart Lifeというスマホアプリで設定、操作することができます。Smart Lifeアプリに登録する際に注意しなければならいのは「コンセント」ではなく「ソケット」して登録するということです。説明書にちゃんと書いてあるのですが、私は見落としていました。

2019年9月20日金曜日

ゲーミングヘッドセットVOID PRO RGB Wirelessでケーブルのない自由を謳歌

これまで、LogicoolのG430というヘッドセットを使ってきました。これは、安いのに音質もそこそこ良く、マイク感度が良くて、大変使いよいものでした。

しかし、使っているうちに耳に当たる青いクッションの周囲がボロボロになってきて見た目が悪くなってきました。それも我慢すれば、使えないことはないのですが、購入当初から思っていた最大の不満点が、音が小さいということです。音量をマックスにしても、音が大きくありません。通常のヘッドフォンであれば、音量マックスでは音が大きすぎてとても使えたものではないですが、このヘッドセットは常に最大の音量にして使っていました。音量を上げて迫力のあるゲームプレイをしたいと思っても、すでに最大になっていて、上げようがありません。
このヘッドセットはPCとつながるケーブルの途中にボリュームダイヤルがあり、どうやらそれが音量が小さくなる原因のようです。Windowsのデバイスドライバーかなにかを入れ替えたりすればどうにかなるというものではないので、これで使うしかありません。
また、ケーブルが存在する以上仕方ないのですが、使っているとケーブルがねじれてきます。置くときか、取る時か、知らない間に同じ方向にケーブルをねじり続けるようなクセがあるようです。

最近、VRのヘッドマウントディスプレイを購入しました。しかし、それに付属するスピーカーの使い心地が良くありません。幸いスピーカーだけを取り外すことはできますから、これを機会に新しいヘッドフォンを調達することにしました。
HP Reverb
HP Directplus -HP公式オンラインストア-

VRヘッドマウントディスプレイは、フライトシミュレーターで使うため、無線交信のためにマイクが必要です。また、Skype通話にも流用したいです。そのため、単なるヘッドフォンではなく、マイクも装備しているヘッドセットである必要があります。マイクというものは意外に難しくて、十分な感度を持たないヘッドセットが売られていたりします。しゃべった声をきちんと拾うには、マイクブームがあって、口の位置まで持ってこれるものでなければなりません。
ケーブルがねじれる問題を解消したいということと、ルームスケールのVRゲームもプレイするので、ワイヤレスが希望です。
つまり、以下の条件を満たすものを探すことになります。
・ゲームで使える音質と音量
・感度のよいマイク
・遅延のないワイヤレス
もちろん、大枚をはたけば、条件を満たすものはいくらでもあるでしょうが、貧乏人にはそう簡単にはいきません。
しかし、いくら条件を挙げても最終的には使ってみないと分かりません。検討して Corsair Gaming VOID PRO RGB Wireless という製品を購入してみました。1万円と少しで購入できました。この手のゲーミングヘッドセットとしては高いものではありません。

望み通りワイヤレスですが、さすがにゲーミングヘッドセットなので、音声の遅延を感じることはありません。重量感があるのは、バッテリーを内蔵しているためかもしれません。大きめのスピーカーも重量に影響していると思います。その分、音量は大きく、マックスにしたら確実に耳がおかしくなります。音質はいいとは言えませんが、悪くもありません。SONYのような音楽鑑賞に適した明瞭な音ではないですが、おもちゃのような音でもありません。ゲーム使用なら問題はありません。
マイクの感度は、音量メーターを見ている限り、ぼそぼそしゃべっても高く上がらないので高感度ではなさそうなものの、音声認識ソフトで普通に認識しているので問題はないと思います。ウィンドスクリーンのスポンジが付属しているのもグッドです。

ヘッドセットのLEDの色や点灯速度を変更することができます。どうでもいい機能ですが、ゲーミングPCの世界ではそういうのが流行っているようです。マイクブームを上にあげるとマイクをオフにすることができ、下ろせばオンになります。その場合、英語の音声でマイクがオンになったとかオフになったと教えてくれるのはなかなか使い勝手の良い機能です。
欠点としては、やや重いです。それもあるし、頭を挟み込む側圧が弱いので、激しい動きをするとヘッドフォンがずれる可能性があります。
電源ボタンを長押ししないと、オン、オフができません。ですから素早いオンオフはできません。

高くない価格なのに、マイクがついたヘッドセットであり、ワイヤレス、音質もそこそこで、悪くない製品だと思います。


2019年9月13日金曜日

HTC Vive Cosmosの予約開始 詳細スペック判明 買いか?

2019年9月12日、海外ではHTC Vive Cosmosの予約が始まりました。価格は699USDです。日本では公式ウェブサイトも更新されており、9月20日午前10時から予約が始まります。価格は税別で89,882円。税込では97,073円、10月以降は消費税10%ですから98,871円くらいになりそうです。その他、送料等がかかるかもしれません。


初期のHTC ViveやHTC Vive Proまではベースステーションを使ったトラッキング方式を採用していましたが、HTC Vive Cosmosでは、インサイドアウトトラッキング方式が標準となります。HMDに内蔵したカメラで捉えた周囲の映像から、HMDの動きを推定すると同時に、手に持ったハンドコントローラーのLEDのパターンを撮影してトラッキングします。この方式であれば、ベースステーションの設置が不要になりますので、VR環境のセットアップが容易になり、可搬性も高まります。よくあるWMRのHMDでは、HMDの前面に2つのカメラを搭載しているものが多く、その場合、ハンドコントローラーを頭の上や、腰のあたりまで下げてしまうとカメラの撮影範囲から外れてトラッキングが狂ったり、ロストしてしまいます。HTC Vive Cosmosでは、前面に2つのカメラだけでなく、上下に2つ、左右に2つと計6個のカメラを搭載しており、ハンドコントローラーを頭の上や、下の方に持って行っても最大限追跡できるようになっています。こうしたところは、HTCだけあって、激しいゲームでの実使用感を考えて作られています。それでも、背中に回したり、カメラとコントローラーの間に腕や脚が入るような姿勢があった場合には、ロストする可能性があります。そのような場合も考えてか、オプションとして従来のベースステーションを用いたトラッキング方式も使えるようになっているようです。これは外部トラッキングモッドという、拡張モジュールという形で実現されており、将来的には、これを活用した思いがけない使い方が登場するかもしれません。

ディスプレイの解像度は両目で2880×1700です。片目ではその半分の1440×1700となります。HTC Vive CosmosのライバルとなりえるOculus Rift Sの1280×1440より少し解像度が高いです。HTC Vive Proの1440×1600からは微増です。視野角(FOV)は従来と変わらず110度、リフレッシュレートは90Hzとなります。
公式サイトでは、「Real RGB」と宣伝されていますので、ペンタイル方式ではなく正真正銘のRGBディスプレイということだと思います。ピクセルの隙間であるスクリーンドアエフェクトも最小化されています。
HMDのディスプレイ部分はフリップアップ機構で持ち上げて、HMDを脱ぐことなく現実世界に戻ることができます。現実世界とVR世界を素早く行き来できそうです。
IPDの調節も可能です。

高音質のスピーカーも搭載しています。

両手に持つコントローラーは独自のデザインで、親指部分がパッドではなくスティックになりました。トリガー部分が2つのボタンになっているようですが、それはサイドボタンが移動しただけかもしれません。

その他、VIVEPORTへのアクセス権がついています。VR HMD購入初めて方にとって、最初からたくさんのソフトを使えるというのは、大きなメリットだと思います。



ディスプレイの解像度が1440×1700でFOVが110度というのは、なかなかの性能ですが、他のHMDと比較して驚くほどではありません。特に価格が10万円近いことから考えると、物足りない気もします。解像度を上げれば、CPUやGPUの要求性能も高くなってきますから、視線追跡等による3Dグラフィックスの描画軽減技術が実用的ではない現状では、このあたりがバランスなのかもしれません。
コントローラーやサウンドについて、特に革新的な挑戦はみられません。
基本的に今までの延長戦上での正常進化という域を脱していないように思いますが、そんな中で、今まで見かけなかったものはMODによる拡張性です。さすがにディスプレイパネルを取り換えられるほどの拡張性はないと思いますが、拡張インタフェースの仕様や、そのサードパーティーへの公開、実際にどのようなオプションが考えられるのか、HMD自体の寿命への貢献があるか等が気になります。

他社、VR HMDとの競争では、やはり価格がネックになると思います。Oculus Rift Sは、ほぼ半額で購入できます。それで普通にVRゲームを遊ぶことはできますから、ライトなVRユーザーであれば十分です。むしろライトなVRユーザーにとって、5万円ですら安くありません。
アドバンテージは解像度が少し高いことですが、10万円という価格を安く思わせるほど、ずば抜けたものではありません。
高性能なスピーカーが、HMDに付属しているのは便利ですが、私の個人的な価値観で言えば、不要です。手持ちのより高品質なヘッドフォンを使えれば問題ありません。むしろHMDにスピーカーが付いていることで、装着しにくかったりします。スピーカーはなくして価格を安くしてもらった方がありがたいくらいです。


私自身は初期型のHTC ViveとHP Reverbを持っています。
ガンガン遊ぶゲーム用途として、初期型のHTC Viveの置き換えとしてこのHTC Vive Cosmosは候補の一つになりえます。
HP Reverbの方は、フライトシミュレーター等の高画質を要求される用途で使っていますが、ゲームをターゲットとしたHTC Vive CosmosのようなHMDではまだ置き換えられなさそうです。

HP Reverbについては、 HP Directplus -HP公式オンラインストア- をご覧ください。
最近のHMDの比較表は別の記事「高解像度VR HP ReverbでX-Plane 11を飛んでみた」に掲載しています。

2019年9月9日月曜日

高解像度VR HP ReverbでX-Plane 11を飛んでみた

HTC Viveを購入して、もう3年も経過しました。最近では、使っているのは、X-Plane11がほとんでです。
HTC Viveは出た当初から解像度不足が指摘されていましたが、同時期に発売されたOculus Riftも同じ解像度でしたので、その当時に製品化できるレベルはそんなもので仕方ないと納得していました。X-Plane11のようなフライトシミュレーターでは、コックピットの計器パネルの細かい文字を読める必要がありますが、HTC Viveのような低解像度では困難です。その対策として内部解像度を上げてしのいでいました。内部解像度というのは、フライトシミュレーターの描画を高解像度で行い、HMDのディスプレイへはそれを低解像度に縮小して表示するというものです。それによって解像感が向上します。

この3年間の間に、少し解像度が改善された後継機HTC Vive Proが発売され、Odyssey、Oculus Rift S、さらに大幅な解像度アップを実現したPimaxも登場し、今後はVive Cosmosという製品も発売されるようです。私は、初代HTC Viveの低解像度で我慢しつつ、そうした状況を見ながら、いつか性能と価格のバランスのとれた製品が発売されるのを待っていました。
そんなある日、海外のウェブサイトで、HP(ヒューレットパッカード)のReverbという高解像度で手ごろなWMRのHMDが話題になっているのを見かけました。日本でも日本HPから発売されており、価格はキャンペーンということもあいまって、最終的な支払い金額で言うと、49,486円でした。私にとって、なんとか許容できる範囲でしたので、購入することにしました。


HP Directplus -HP公式オンラインストア- にて購入。
9/1に発注して9/6に到着しました。おそらく在庫があったようで思ったより早かったですが、今時、在庫があるのなら翌日、下手をしたら当日に届いてもおかしくない時代ですから、HPのこういう動きの緩慢さはいかにも大手メーカーらしいです。配達業者はヤマト運輸なのでなにかと便利ではあります。

2019年9月現在の代表的なHMDのスペックは以下の通りです。
HTC ViveHTC Vive ProHTC Vive CosmosOculus RiftOculus Rift S
解像度(片目)1080×12001440×16001440×17001080×12001280×1440
視野角110度110度110度110度110度
リフレッシュレート90Hz90Hz90Hz90Hz80Hz
重量470g555g651g470g550g
実売価格¥89,000¥101,520699USD¥49,800
プラットフォームSteamVRSteamVRSteamVROculusOculus

Pimax 5K PlusPimax 8KOdyssey+Valve IndexHP Reverb
解像度(片目)2560×14403840×21601440×16001440×16002160x2160
視野角200度200度110度130度114度
リフレッシュレート90Hz80Hz90Hz80/90/120/144Hz90Hz
重量470g593g644g500g
実売価格¥88,738¥46,798日本未販売¥49,486
プラットフォームSteamVRSteamVRWMRSteamVRWMR

それぞれに一長一短があるため、一部分のみを強調してどれがいいとは言えません。どのHMDが一番良いかは、使う人の用途や何を望むかによって変わってきます。
私の場合は、X-Plane等のフライトシミュレーターで使いたいです。そうなると、
・計器パネルが読める高解像度
・視野角が広い
・長時間着用
といった点が重要になります。それでいうとPimax 8Kが第一候補になりそうです。Pimax 8Kは解像度が4K+4Kですので、解像度がもっとも高く、しかも視野角が200度もあるため、一番適しているように思えます。しかし、実はインターネット上のレビュー記事を見ていると、それよりも解像度が低いはずのPimax 5K Plusの方が文字の視認性が高いという結果が出ています。フライトシミュレーターにおいて、計器パネルの文字の読みやすさが重要ですのでそれでは意味がありません。文字の視認性は解像度だけではなく液晶パネルの特性も関係してくるようです。
では、Pimax 5K Plusが良いかというと、横方向の視野角が200度もあるということは、その分ピクセル密度が粗くなります。実際、縦方向は1440ピクセルしかありません。横方向の高解像度は視野角の拡大に費やされている格好です。
価格が高いのと、Amazonの商品レビューでトラブルが多そうなことも心配です。
そういうわけで、ずっと手を出すのは躊躇していました。

最近、海外のウェブサイトを読んでいてHP ReverbというHMDが存在することを知りました。日本でも買うことができます。
視野角は広くありませんが、解像度は縦横2160ピクセルあります。つまりピクセル密度が高いということです。PPIでは、Pimax 5K Plusが534、HP Reverbは1056になります。価格もPimaxよりはずっと安く、これこそが待っていたものではないかと思って、衝動的に飛びついてしまいました。


HP Reverbのハードウェア

到着したHP ReverbのHMDはシンプルな形状です。写真で見た時、前面がカーペットのようになっていて、触ると気持ちいいのかと思っていましたが、実際はそんなにふわふわしたものではありませんでした。

IPDをメカニカルに調節する機能がありませんので、両目の間の距離はソフトウェアでの調節のみに限定されます。使う人によっては、それが致命的な問題になることがあるかもしれません。
スピーカーが標準で付いています。HMDを被る時は、サイドに開いた状態で固定して、被りやすくできますし、使うときはバネで耳に押し付ける力がかかります。耳に当たるように位置や角度は自在に調節できます。音質は良くありません。オンイヤータイプなので、使っていると耳が痛くなってきます。

幸い、取り外すことができますし、ピンジャックが付いていて好きなヘッドフォンに変更することができます。

マイクはHMDの下側にあります。
眼鏡をかけて使うことができますが、眼鏡をかけたまま、さっと被るのは難しいと思います。

HP Reverbのコントローラー

コントローラーはWMRのもので、両手用に2つ付属しています。使いやすいものではありませんが、使えないことはありません。Viveコントローラーにもあった親指で操作するタッチパッドに加えてスティックが増えたのは、単純にありがたいです。このスティックとタッチパッドは同じ入力信号ではありませんので、別々の機能を割り当てることができます。フライトシミュレーターのように手元のボタンにいろいろ割り当てたい用途には便利です。

トラッキングの追従性は高いですが、HMDの前面カメラで捉えられない位置に持っていけばロストします。ルームスケールでゲームをするにはまったく不向きです。そのような用途ではViveやRiftをお勧めします。そもそもHMDのケーブルが3.5mしかありませんので、広いエリアでは使えません。
ひとつのコントローラーに2つの単3乾電池をセットします。そのため4つの単3乾電池が付属しています。この電池は3日でなくなってしまいましたので、充電式のバッテリーを交換用も含めて計8個用意しておくのがよさそうです。

HP Reverbのソフトウェア

WMR HMDですから、Windowsに接続すれば認識します。しかし、一度HMDをシャットダウンすると、Windowsを再起動しない限り、HP Reverbを再度使うことができなくなりました。これは、Windows10のバージョンを1803から1903にアップグレードすることで解決しました。
WMRのソフトは、使いやすいと思います。VRゲーム中にコントローラーのWindowsボタンを押すと、VR空間内にウィンドウが表れて、サウンドの音量を変えたり、他のアプリを起動したりできます。
WMRでSteamのアプリを使うには、Windows Mixed Reality for SteamVRをインストールする必要があります。X-Plane11で使うためにも必要です。

X-Plane 11での使用感

さっそくX-Plane 11で飛んでみました。
HMDのディスプレイ解像度が高いですから、計器パネルの文字を読むことができます。Zibo737のコックピットの機長席に座って、機長側のFMSは読めますが、副操縦士側のFMSはぼやけて読みにくいです。こうなってくると私の視力が原因でぼやけるのか、解像度が原因なのかが、分からなくなってきます。
HUDはかなり読みやすくなりました。


HTC Viveに比べて色味は全体的に薄くなります。言い換えると鮮やかさが少なくなります。例えば、夕焼けはViveのディスプレイの方がきれいに見えます。しかし、不自然に強調された濃い色でなくなるので、Ortho4xpの地形は、よりフォトリアリスティックとは言えます。黒が黒としてしっかり出ません。夜間飛行では、コックピット内に霧がかかったように白っぽくなります。そうした状況では明暗と色合いのコントラストがはっきりしたViveのディスプレイの方が、きれいに見えます。
雲は白く見えます。いや、雲が白いのは当たり前ですが、Viveの場合スクリーンドアエフェクトがあるため、全体的にざらついています。HP Reverbでは、なめらかな白い雲になります。そういう部分は見違えるようになります。
夜間の星空は、Viveの大きなドットの星ではなく、細かいドットになるので、HP Reverbの方が段違いです。見えなかったものも見えるようになります。着陸アプローチ時に滑走路の白いライトだけでなく誘導路へ導く青色のライトも見えるようになります。

思いがけないうれしい誤算ですが、体感フレームレートが上がりました。表示されるフレームレートの数値に違いはないのですが、体感的には確実に上がっています。シミュレーター内の時間の経過が早くなったようです。つまりViveの時は、時間が遅く進んでいたようです。ViveはCPUの負荷が大きいのかもしれません。WMRはWindowsネイティブで動くため、処理効率の面で有利なのだろうかと想像しています。


もはやフライトシミュレーターにVRは必須と言ってしまいます。周囲の景色、空間認識、コックピットの機器の操作等、次元が異なります。高解像度のHP Reverbも登場しましたが、まだ十分とは思いません。しかし、現状においてもすでに、通常のディスプレイに戻ろうという気になりません。機材と予算があるなら、フライトシミュレーターはVRをおすすめします。

HP Reverbは公式ストアから購入しました。
HP Directplus -HP公式オンラインストア-

2019年6月13日木曜日

セブンイレブンの買い物でnanacoのポイントが改悪

まいどこの手のものではよくあることですが、nanacoのポイントが改悪されました。今までセブンイレブンで買い物をすると100円につき1ポイント=1円の還元だったのが、7月から200円で1ポイントに変わります。1%還元が0.5%還元に半減します。
実際のところ、nanacoは税抜き価格に対して端数切捨てでポイントが付くので、セコイ臭いがしていました。530円の買い物をしても6ポイントは付きません。税抜き490円から端数切捨てで400円に対してポイントがつくので4ポイントです。
今回の改悪で、これが200円単位の端数切捨てで、ポイントも半減ということになってしまいます。つまり640円の買い物をしても税抜き590円でして、200円単位に切捨てして、400円となり、さらに200円で1ポイントですから2ポイントとなります。
もともと私はセブンイレブンでは、ほとんどnanacoを使っていなかったので実害はないのですが、ポイント半減となるとセブンイレブンでnanacoを使う優位性が大幅低下です。
通常は客寄せで、最初は魅力的な特典をつけておき、十分利用者を獲得したところで、改悪となるのですが、nanacoはまだそんなに地位ではないような気がしますし、それとも、他のポイント制度との競争に勝てそうにないので、やる気がなくなったということでしょうか。

2019年6月11日火曜日

ジェットスターはこりごり、今後の利用は控えます

オーストラリアのLCC、ジェットスターが、7、8月の繁忙期に備えた社員の有給休暇取得等の理由によって6月の便で欠航が出るようです。これにより7500人の乗客への影響が出るそうです。
実は、その中の一人に私が含まれます。ベトナムのハノイ行きの便です。正直まったくあり得ません。何か月も前から航空便を予約して、ホテルも押さえていたのですが、完全に予定が狂ってしまいます。
メールが送られてきて、オプションは3つ。
・第1オプション:翌日の新しいフライトにご了承
・第2オプション:座席が空いている限り、次の利用可能なフライトに移動
・第3オプション:影響を受けたフライトのご返金
これを3日後までに返答しろという、一方的な内容です。
返金というのもおそらくバウチャーによるものでしょう。バウチャーをもらっても使いよくありません。というより、この予約自体をバウチャーで行っていて、使いにくいことはよく分かっています。だいたいバウチャーということは、また次回もジェットスターを使わないといけません。本当は現金を返していただきたいところです。
相手がLCCということもあり、どうしようもないでしょうから、あきらめるよりありません。

4泊5日の予定でしたが、出発便が欠航になりました。前に一日ずらすことも考えましたが、ハノイではそれほどすることがないのに、それではもう一泊分の費用がかかります。選択の余地がないため、後ろにずらして3泊4日になってしまいました。
不測の事態を想定してホテルはAgodaでキャンセル可能にしていましたが、日程が少なくなってしまったため、メインイベントとして考えていたハノイ湾での船上での宿泊はできなくなりました。

以前に台風で関西国際空港が水没して使えなくなった時も、運悪くジェットスターを予約していて、欠航になりました。電話はつながりにくくてやりとりが大変でしたし、他社便が飛びはじめても、ジェットスターの復活は不明で、結局、レガシーの航空会社を使いました。

これだけ使いにくいとなると、いくら安いとはいってもさすがにこりごりです。今後のジェットスターの利用は考えることになりそうです。またLCCとういものの利用方法もよく考えた方がいいです。以前も海外のLCCを利用したことがありますが、勝手に欠航して便を変更するため、予定が狂って困ることがあります。予定の変更は旅行にとって致命的です。LCCはうまく利用したらいいといっても、日程を変えられるというのは、さすがに厳しいです。

ウーバーイーツを配達員がリアルに紹介するブログを開設しました。

ウーバーイーツをご存知でしょうか。東京や大阪などの都市部で行われている食品宅配サービスです。海外でタクシーのシェアリングサービスを提供しているUber社によるものです。街中で背中に大きな箱を背負った配達員を見かけるようになり、あちこちの飲食店が加盟していっています。急速に普及しており、すでに利用されたことがある方も多いと思います。
このサービスを利用するにあたり、不安やトラブルがあるかもしれません。あるいは、配達員として働いてみたいという方もおられるかもしれません。そうした方を意識いしてウーバーイーツの配達員から見た、ウーバーイーツのサービスについて、本当のところを紹介するブログを開設しました。
ウーバーイーツは、今までにない形態のサービスです。働き方や、サービスの仕方、企業の方針が独特で、良いところも悪いところもあり、考えさせられます。そうしたところも深堀りして書いていきたいと思います。

2019年6月4日火曜日

X-Plane11をGTX970からRTX2070へ換装したら速くなるのか

X-Plane11を非力なグラフィックボードであるGTX970で、しかもVRで飛んでいたのですが、最近、X-Planeがアップデートされたからか、飛行中にやたらなにか(たぶんシーナリー)をロードしているようで、VR画面を維持できなくなっていました。
そろそろ、次世代のVRHMDも考えたくなってきていますので、その前にグラフィックボードを強化しておくことにしました。あまり高いものは買えませんが、コストパフォーマンスのいいRTX2070をチョイスしました。

これで、フレームレートがヌルヌルになるか、少なくとも改善するだろうと思って、さっとくBoeing737-800のコックピットに乗り込んだところ、うーん、あんまり変わりない気が・・・変わらないことはないんですが、ヌルヌルとはいきません。
タスクマネージャーで確認したところ、GPUの負荷は余裕があるのですが、今度はCPUがボトルネックになっているようです。実はCPUはi7-2600という古いもので粘っていまして、典型的なSandy bridgeおじさんです。
X-Planeはシングルコアの性能による部分が大きいらしく、そういう点で、i7-2600は不利なのですが、しかし、特定のコアに偏っているわけではなく、全般的に負荷が高いです。シングルコア性能にせよ、マルチコア性能にせよ、いずれにせよ限界ということです。
ただ、それにしても、フレームレートがあまり上がらないのは、X-Planeの作りによるものではないかという疑いも感じ始めてきました。まるで上限フレームレートがあるかのようにも思えます。CPUの負荷が高いというのは何をやっているんでしょうか。シミュレーション計算をがんばっているのかもしれませんが、VRのことも考えると、シミュレーションは少しごまかしてでもフレームレートを上げてくれた方がいいような気もします。
新しいグラフィックAPIであるVulkanへの対応という話もあるようですが、CPU側が足を引っ張っていては意味がないかもしれません。

2018年7月27日金曜日

タイマーや外出先から家電操作、RS-WFIREX3の良いところと不満点

私が住む部屋のエアコンは三菱製なのですが、これのタイマー機能がとても使いにくい仕様になっています。オンとオフのタイマーを今から何時間後に行うかという相対指定で行います。時計を内蔵していないので、具体的な時刻を指定してエアコンをオン/オフすることができません。しかも、オンとオフのタイマーを同時に使うこともできません。例えばエアコンをつけたまま寝て、1時間後にエアコンをオフにし、7時間後にオンにするというような使い方はできません。
使いにくいエアコンのリモコン

オール電化なので、深夜電力が安いプランで契約しています。午後11~午前7時までは電気代が大幅に安くなります。エアコンは、起動してから部屋の温度が下がるまでが一番電力を消費します。そこで、朝、エアコンをつけるタイミングを午前7時よし少し前にすれば電気代が得です。しかし、時計を内蔵していない三菱のエアコンでは、オンにする時刻をピンポイントで指定することはできません。寝る前にタイマー予約するにしても、30分単位なので、正確な時刻を指定するにはセットするタイミングを見計らう必要があります。現実にそんな面倒なことはやっていられません。

そんなことを考えていたとき、汎用リモコンという製品が存在するのを思い出しました。それであれば設定できるのではないかと思って、調べていたところ、もっと便利なスマート家電コントローラというものが存在しているのを見つけました。Amazon EchoやGoogle Homeで家電をコントロールする際に使うもののようですが、スマホから直接使うこともできます。スマホがリモコンになり、しかも外出先から遠隔操作することができます。タイマー機能もちゃんと持っています。エアコンに限らず、テレビ、シーリングライト、扇風機等、赤外線で操作するものはなんでもコントロールできます。
この手の製品はいくつかあるようですが、ラトックシステムのRS-WFIREX3という製品を選びました。Aamzonで6,872円と、少々値が張ります。
製品自体は手のひらサイズに小さくて軽いです。USBケーブルが付属していますが、電源は付いていません。なんらかのUSB電源が必要です。私は、その辺に転がっていたポケットWiFiの充電器を流用しました。それと2.5GHzのWiFiが必要になります。
ラトックシステムのRS-WFIREX3

設定は、説明書に沿ってやっていけば簡単です。一度設定すると、装置の中に設定情報が記録されるので、電源を抜いて他のコンセントへ移動することができます。と、言いたいところですが、なぜかできませんでした。他のコンセントに移動すると、赤色LEDが点滅してWiFiに再接続してくれません。しかたないのでリセットして再設定しなおしました。このあたり、製品としてちょっと不安定かもしれません。
WiFiにつながるようになったら、専用のスマホアプリにコントロールする家電製品を追加していきます。ある程度の家電はプリセットされていますが、存在しない場合は学習させる必要があります。一部、学習できなかった機能(NEC製シーリングライトの光色切替)がありましたが、普段使わない機能なので問題はありません。

RS-WFIREX3は温度、湿度、照度という3つのセンサーを内蔵しています。それらで外出先から部屋の状態を確認することができます。
例えば、部屋にペットを飼っている場合、外出先から部屋の温度を確認して、必要に応じてエアコンを遠隔操作することができます。温度が一定の値に達したら通知を受けるように設定することもできます。
部屋の温度、湿度、照度をどこからでも確認

アプリにはタイマー機能があり、分単位で家電をコントロールできます。一回だけでなく、毎日繰り返し実行するように設定することもできます。平日や土日等の曜日単位に指定することはできますが、祝祭日には対応していません。
タイマーを複数作成可能

マクロという機能があり、複数の操作を連続して一括で行うことができます。例えばエアコンと扇風機の電源を同時にオンにするようなことができます。しかし、マクロといっても単に連続実行するだけで、内蔵のセンサーの状態や日時等を条件にするようなことはできません。

「リモコンデータ受け渡し」を使うことで、設定データをXML形式でエクスポート/インポートすることができます。設定のバックアップをとったり、他のスマホへコピーすることができます。

アプリから家電を操作したときのレスポンスもは、スマホが同じWiFiネットワーク内にある時は安定しており、早いですが、外出先から操作すると、はじめに数秒かかることがあります。問題を感じるほどのタイムラグではありません。
赤外線という性質から、リモコンから家電までの間に光を妨げるものがあってはなりませんので、RS-WFIREX3の設置場所や家電、家具の配置に注意する必要があります。
エアコンのコントロール画面例

話は少し変わりますが、以前、スマートコンセントというのを別の製品を購入して、ルーターの電源コントロール用に使っています。ルーターですからめったに電源を操作することはなく、放置しており、それで問題ないのですが、ついでにそちらの状態を確認したところ、操作不能になっていました。スマートコンセントにあるボタンの操作も、スマホアプリからの操作もできません。いろいろ試行錯誤したのですが、原因が分からず、いったんは放置してみることにしました。
少し詳しい人であれば気が付くと思いますが、スマートコンセントにしても、赤外線の家電コントローラーにしても、どこか外部のサーバーに接続しているだろうことが想像つきます。それは、サーバーが止まるようなことがあれば、それらの装置を屋外から使うことができなくなることを意味します。
実際、スマートコンセントをしばらく放置していると、復活していましたので、やはりサーバーが原因の可能性が高いです。
こうした機器は外部のサーバーに依存しており、サーバーを維持するメーカーの信頼性が問題になります。そのあたりが盲点になりえるかもしれません。

2018年6月8日金曜日

格安のオーダーメード調光ロールスクリーンを購入してみた

窓には、目隠しや遮光のために、カーテンやブラインドを取り付けることが多いと思います。カーテンやブラインド以外ですと、ロールスクリーンを使う方法があります。さらに調光ロールスクリーンというものもあり、それだと明るさを簡単に調節することもできます。
以前、普通のカーテンを使っていたことがあるのですが、しばらく使ったある日、カーテンをバタバタ振ると、大量のホコリが舞うような状態になっていました。洗濯すればいいのでしょうが、洗濯するたびに劣化していきます。ブラインドは個人で使ったことはありませんが、年末の大掃除で会社のブラインドを掃除することがあるので、手入れが面倒なことは知っています。傷みやすく、薄い金属の縁でケガをすることもあります。
ロールスクリーンは表面が滑らかな素材のフラットな構造です。ほこりが付きにくく、もちろん多少は付くでしょうが多くありません。掃除が不要か、するとしても簡単です。部屋の雰囲気もスタイリッシュで、フレッシュになります。
調光ロールスクリーンであれば、明るさの調節は、サイドの紐を数センチ引っ張るだけで行えます。カーテンのように大きく動かす必要はなく、ブラインド並に簡単です。ただし、全開にしたい場合は、全部を巻き上げなければなりませんから、その時は少し手間がかかります。それから、巻き上げ可能な柔軟な厚みのない素材でできているので遮光性には高くありません。

私の部屋には、出窓があって、これまでなにも付けていませんでした。夏になると日が昇るのが早く、太陽の光で早朝に目が覚めてしまいます。そこで、調光ロールスクリーンを使って光を弱めることを思いつきました。遮光性という意味では調光ロールスクリーンでは効果が弱いのですが、逆に光を通すので部屋の中が明るくなるというメリットがあります。調光ロールスクリーンであっても強すぎる光を和らげる目的は達せられるのではないかと思いました。

カーテンでもブラインドでもそうですが、窓にピッタリ合うサイズをオーダーメードすると、そこそこ費用がかかります。私の場合幅139×高100のサイズが必要でした。既定のサイズで売られている調光ロールスクリーンではサイズが合いません。オーダーメードにすると費用はどこも2万円前後かかります。
そんな中、ひとつだけその半分の1万円でできるところがありました。楽天にあるヒロプロジェクト[https://www.rakuten.co.jp/hiroproject/]というところです。1cm単位でオーダーメードできます。1万円でも安いとは思いませんが、相場から考えると安いです。安いというのは品質が心配です。とはいえ、そんなに頻繁に開けたり、閉めたりする窓でもないので、大丈夫だろうと試してみることにしました。

注文してから9日後に発送のメールが来て、韓国からEMSで送られてきたのが、その2日後です。オーダーメードですから少々時間がかかります。郵送はEMSですから早いです。
しかし、問題だったのが、カーテンレールに装着するということで注文したはずなのに、カーテンレールに取り付けるための金具が付属していません。どうしたものかと考えて、もともとのカーテンレールの取り付け金具にカーテンレール部分を固定するネジがついており、それを流用する形でどうにか取り付けることができました。ちゃんとした取り付け方ではありませんが、カーテンレールに固定することはできました。なんとかなりましたが、本当はカーテンレール用の取り付け金具が付属されていて欲しいところです。


最大幅となる上部のロールスクリーンの巻取り部分は注文通りのサイズでピッタリでした。ロールスクリーン部分はそれより幅が狭くなります。高さは注文の仕方が悪かったのかなぜか110cmありました。高さは使い方で調節できるのでそういうものなのかもしれません。巻取り用の紐は110cmあるロールスクリーンの長さよりさらに37cm長く、長すぎです。むしろ、ロールスクリーンより短いくらいでよかったです。紐のどこかにつなぎ目があるのでしょうが、エンドレスな紐なので切って短くするのは難しいです。

設置した感想としては、巻き上げの動作はスムーズで問題ありませんし、見た目もきれいです。やはり、窓にピッタリ合っているのは違和感がありません。

韓国製ということで、ハングルの文字があります。気に入らなければはがすことができます。

2018年3月1日木曜日

FSXを卒業してPrepar3DとX-Planeどちらを買うか迷った結果

私は昔からパソコンのフライトシミュレーターが好きで、MicrosoftのFlight Simulatorでずっと遊んでいました。一時期はやめていたこともあるのですが、ここ2~3年はSteam版のFSXを購入し遊んでいました。特にVRヘッドマウントディスプレイのHTC Viveを購入して、FlyInsideというアドオンでのVR飛行体験は衝撃的でした。フライトシミュレーターにVRは絶対に欠かせないと確信しました。現状はヘッドマウントディスプレイの解像度が低いという問題がありますが、将来そこが解決されると、フライトシミュレーターにVRは必須になると思います。
FSXは2006年に発売されたソフトウェアです。すでに10年以上経過しており、世の中の環境はずいぶん進化しました。現在の水準で作り直したとすれば3Dグラフィックスなんかは見違えるはずですが、FSXはそうした状況に置いてけぼりです。そうかといって代替になるソフトウェアがない状態でした。X-Plane10も購入しましたが、ATCがまともに誘導してくなかったり、FMSにオートパイロットを任せると、とんでもない状態になったりと、完成度が低くて結局まったく使わなくなりました。それとは別にPrepar3DというFSXの改良版があるのですが、価格が2万円以上で、機能的にもFSXで事足りそうだったので、購入する気になりませんでした。
しかしその後、Prepar3Dがv4になり、ネイティブでVRに対応すると同時にパフォーマンスが大幅に改善しました。X-Planeも11になって、現在(2018年3月時点)ではベータ版ではあるもののネイティブでVR対応しています。
そのような世間の動きを見ていると、そろそろFSXを卒業する時ではないかと思いはじめ、Prepar3Dv4とX-Plane11、両ソフトウェアを検討した結果、今回はX-Plane11を購入してみることにしました。金額がPrepar3Dより大幅に安く、所詮はFSXベースであるPrepar3Dに比べて、大きな変化が期待できます。X-Plane11Steam版であればセールで安く買えることがありますが、待っているのはあまりにも時間の無駄なので、今は円高ということもあって本家ウェブサイトから購入しました。本家はダウンロードする際に夜の時間帯でかなり速度が遅くなりました。Steamはこれまで使ってきた限り、高速な回線を持っているようですので、そういう点ではSteam版でもいいと思います。

X-Planeで心配なのは完成度です。FSXはMicrosoftという超巨大企業が作ったものですから、ある程度の品質で作られています。X-Plane10は不安定であったり、作りこみが甘い点が見られました。しかもX-Plane11のVR対応はまだベータ版ですので、ますます心配です。
まだ、X-Plane11を購入して使いはじめたところなので何とも言えないですが、一週間ほど使ったところで、プログラムが落ちたことが2~3回ありました。若干使いにくいと思う部分もあります。ただ、現在進行形で作られているものですから、改善、改良は継続的に行われています。プラグインによるユーザーサイドからの補完もあります。つい先日もVR4というバージョンがリリースされ、重大な問題が発覚すると、24時間以内にVR5が緊急リリースされました。開発が完全に終了したFSXと比べると、まったく期待が持てます。
X-Plane11は、グラフィックスやサウンド等、FSX時代から大幅に進化しました。フレームレートが重視されるVRで使いたいので3Dグラフィックスのパフォーマンスが重要なのですが、非力なGTX970であっても私が使う分には問題ない性能です。FSXの時はタキシングで機体がドリフトするため、不自然で使っていて気分がよくなかったのですが、X-Planeになればそういう細かい点も異なります。
デフォルトで選択できるBoeing737-800という機体に、ZIBOというMODを追加すると、有料機体アドオンに匹敵するような機体にグレードアップできます。

しかし思うのは、Prepar3Dもそうかもしれませんが、X-Planeにおいても情報は海外が多いです。英語がある程度理解できると有利ですが、英語を見ただけで敬遠してしまうような人だと、最近のフライトシミュレーターを使いこなすのはちょっと大変かもしれません。

2017年12月4日月曜日

フィリピンの空港のぼったりタクシーに乗らなくてよい方法

先日、フィリピンという国に行ってきました。この国にはすでに何度か来たことがあります。
この国でいつも困るのが、空港に到着して最初の移動の時です。空港に到着してホテル等に移動するにあたって、この国では空港に直結する鉄道がなく、空港バスの利用も外国人には難しいです。そのため、タクシーを使うことになるのですが、普通にやると確実にぼったくられます。
まず、空港に到着して出口を出たとたん、「タクシー!タクシー!」と叫びながら近づいて来る人がいます。これについていくと、行先が近く(例えばパサイ)でも、2000ペソ程度をふっかけられます。あるいは、通常2000ペソのところを1800ペソで利用できるというような言い方で勧誘を受けます。それでは日本円で5000円ほどになりますので、かなり高額です。仮にとことん粘ってまけさせたとしてもせいぜい800ペソくらいまでで、やはり割高です。さらに、一般タクシーは危険だと警告されたりするもんだから、外国人旅行者は、この国が危険だという意識もあって、背に腹は代えられないと、ぼったくりタクシーを利用してしまいます。
勝手知らない空港で、タクシーを求めてキョロキョロしているというのは、ぼったくりタクシー業者からしたら、目の前に絶好のエサがウロウロしている状態ですので、しつこく付きまとってきます。
しつこい勧誘を振り切って、空港の端の方でメータータクシーを見つけて、ドライバーに話を聞くと、ちゃんとメーターを使って適正に乗せてくれると言われたりします。しかし、これもぼったくりです。メーターに対する単価が異常で、結局、降りるときに2000ペソ程請求されます。
本物のメータータクシーですと300ペソ程度だったりするのですが、フィリピンの空港では、フィリピン人自身ですらぼったくられることがあるくらい騙されやすく、ましてや海外からの旅行者にとって、まともな料金でタクシーに乗るのは至難の業です。
その国を代表する玄関口の国際空港で、外国人旅行者相手に堂々とぼったくりをやっていて、この国の政府は恥ずかしくないのかと思えてきますが、そういうのが普通の国ですので、感覚が異なります。

そこでお勧めしたいのがUberやGrabといったいわゆる白タクです。フィリピンではGrabの方がややメジャーなようですが、どちらも一長一短があります。
Grabは現金払いです。現金払いということは、ちゃんと乗った後に代金を手渡しで支払うことになるため間違いがありません。ただし、現地通貨が必要ですし、チップのことを考える必要があります。
Uberは事前に登録したクレジットカード払いとなります。現地通貨を持っている必要はないですし、財布を取り出す必要すらありません。チップも事前に設定しておいた割合が自動で支払われます。ただし、クレジットカードの為替手数料がかかるのと、なにかの間違いでちゃんとしたサービスを受けられなかったとしても、自動で支払われてしまうリスクはあります。
どちらのアプリも使えるように用意しておき、自分にとって使いやすい方や用途に応じて使い分けるのがいいのではないかと思います。

UberやGrabを使うには、スマートフォンにアプリをダウンロードして、登録しておく必要があります。インターネット接続も必要ですので、現地で使えるsimカードを購入しておかなければなりません。
アプリの使い方は、この手のITデバイスの扱いになれた方には簡単だと思います。
出発地はGPSで判断されますが、正確な位置を指定した方がいいと思います。到着地は名称で検索もできますし、地図上で地点を指定することもできます。出発地と到着地を結ぶルートに元づいて金額が提示されます。それで問題なければ、検索をかけると、付近を走行中の車両を探しだして割り当てられます。あとは画面に表示される時間、そこで待っているだけです。こちらに向かっている車両の位置がスマホの地図上にリアルタイムに反映されるので、眺めているとおもしろいです。

私は実際に空港で利用したことがありますが、パサイまで150ペソ以下で行くことができました。
空港以外においても、マニラ内での移動に何度も使いましたが、たいへん便利でした。マニラは渋滞が多く、通常のタクシーでは、メーターの料金が気になることがありますし、場合によっては渋滞を理由に割増の料金を交渉されることがあります。そうでなくても外国人旅行者に対してはぼったくりをかけてきます。UberやGrabを使うと、乗る前に料金が決定しているので、そうした心配が一切ありません。

大変便利なサービスですが、注意点としては、なにかの原因でインターネットが使えない状況になるということも想定して、100%あてにしないようにしておく心構えを持っておくべきです。また、田舎の方ではサービスをしている車両がないため、使えない可能性もあります。
あとは、若干の英語力があると、運転手とのコミュニケーションのためにいいと思います。

2017年10月23日月曜日

ヨドバシのポイント割引は10%ではなく実際は約9%である

家電量販店のヨドバシカメラでは「10%ポイント還元」といって、購入価格が10%割引であるかのように錯覚する表現が使われている。ヨドバシカメラでなにか購入すると、その代金の10%に相当するポイントが加算され、次回の買い物時にそのポイントを用いて、割り引かれた金額で購入することができる。
しかし、「10%ポイント還元」という表現を、10%割引だと思っていると、損をしてしまうことがあるかもしれない。

まず、ヨドバシカメラではじめてなにかを購入するときは、ポイントをまったく持っていないので、代金の全額を支払う必要がある。したがって最初は0%引と言える。そして、後日、他の商品を購入すると、その商品が前回購入した商品代金の10%相当のポイント分、安くなる。仮に、前回も今回も同じ1,000円の商品を購入したとしたら、1,000円+1,000円-100円=1,900円となり、この2回分をトータルで考えると5%引きということになる。そう、冷静に考えてみると10%引きにはならない。
だが、このようになるのは最初だけで、それ以降はちゃんと10%引きになると思われるかもしれない。しかし、実は、ポイントは購入した金額に対して付与されるもので、ポイントを使って割り引かれた金額分については、新たなポイントは付与されない。先の例で言うと、2回目の購入では900円しか支払っていないので、付与されるポイントは90円分だ。

これを、分かりやすいようにシミュレーションしたのが以下の表だ。


これは50回分の買い物した場合のケースだ。「販売価格」の列は、10万円未満の金額をランダムに生成した。
「ここまでのトータルの割引率」という列は、一回目の買い物からの累計の割引率だが、この数字はどこまで行っても10%にはならず、おおむね9%前後に収束する。
個々の買い物では、10%を超える割引率になったり、場合によっては100%割引になることもあるのだが、トータルで支払っている金額は絶対に10%引にはならない(理論上約9.09%)。
ちなみに、もう少し還元率の良いゴールドポイントカードプラスを使うと11%ポイント還元となるので、以下のようになる。理論上は9.9%で、こちらであれば、いちおう10%近い割引率になる。


Amazon等、他店と価格比較をするときは、こうした点を念頭に置いておかないと損をすることになりかねない。ヨドバシカメラの価格は10%ではなく少なくとも9%割引で計算するべきである。実際に支払う金額は表示価格に0.9ではなく0.91を乗じて求めなければならない。

あえてここで屁理屈をこねると、1円の商品を購入して、10%還元で0.1円分のポイントをもらい、切り上げて1円分のポイントとなり、次回の買い物で1円の商品を購入したとしたら、1円で2円分の買い物ができることになるので、50%引きということになる。だが、そんな非現実的な話をしても仕方がない。実際的なシミュレーションは上記の通りだ。

ちなみに、私は、ヨドバシカメラで、よく商品を購入している。価格も安く、実店舗、インターネット通販どちらもあり、とても便利だ。
Amazonも併用している。送料無料を目的にプライム会員になっているが、年会費が必要で、年会費なしで送料無料のヨドバシカメラとは、一概にどちらが安いとは言えない。

ヨドバシカメラは、若干アナログ的なところやスピード感にばらつきを感じるが、基本的には分かりやすい仕組みで運用されているように思う。それだけに、10%還元というのも、ポイント付与分は除外したりせず、販売価格に対してきっちり10%を還元するようにすると、ここに書いているようないちゃもんをつけられることはなく、顧客にとって分かりやすくなるだろう。ぜひとも検討してもらいたい。もちろん、利益に直撃するため、そう簡単な話ではないのは分かるのだが。

2017年8月18日金曜日

感心するほど徹底した実用性重視の携帯型扇風機

真夏に屋外で行動するというのは大変です。ただ外を歩いているだけでも汗をかいてしまいます。うちわや扇子が手放せません。
現代では、高効率のモーターや高密度のバッテリーの進化もあって、ハンディタイプの扇風機というものがあります。
以前その手の商品を購入したことがあったのですが、羽がむき出しになっているため、収納と安全性を考えてペラペラのナイロン製でした。やわらかい羽では回転すると空気抵抗に負けて寝てしまうので、しっかり風をかくことができず、十分な風量を生み出せません。これでは使いものにならないと思ってゴミ箱にしまっておいたら、いつのまにか、なくなっていました。まあ、そんなものかと思っていたのですが、最近、頻繁に屋外に出かけるようになると、さすがに暑さに我慢ならなくなってきました。うちわは持ち運びに不便だし、扇子は耐久性がなくてすぐに傷んでしまいます。そもそもそういう人力のものではすぐに腕が疲れます。
あらためて調べてみると、今ではいろんな製品が出ているようです。その中で、見た目がぜんぜんシャレてない、パソコンのファンかと思うような、ただ黒いだけの、実用性のみという雰囲気のものがあったのでそれをチョイスしてみました。値段もほかのものよりちょっとだけ高かったことから、やはり性能重視なんだろうと、意気込みを感じたのもあります。いい年したおっさんなので、格好は関係ありません。ただ涼しければそれで問題ありません。

熱中症対策研究所製のウェアラブル扇風機「抱っこファン」 Amazonで2,800円

この製品には、これまた安っぽい黒いプラスチック製の取り付けアダプターがついていまして、面テープのバンドでとめるという単純な方法で、帽子やら腰ベルト等あらゆるもに取り付けることができるようになっています。
しかし、これがその不格好さとは裏腹に想像以上にちゃんと機能して、私はザックの肩ベルトに付けているのですが、思った以上にしっかり取り付けられます。しかも扇風機の向きを自由に調整できます。試しに腰のベルトにも取り付けてみたのですが、想像以上にしっかり取り付けられます。伸縮性のある面テープのバンドによる取り付けではぐらついたりして不安定そうと思ったのですが大丈夫でした。
最初、腰に付けてみたときは、ブーンと音を発する扇風機を腰に付けた状態で外を歩いている姿を想像して、自分でうけていたのですが、実際に外に出れば街の騒音でファンの音はかき消されますし、誰も見向きもしないでしょう。

風量は3段階に切り替え可能です。屋内で使うのであれば一番弱いモードでも十分ですが、じっとしているだけでも汗をかくような夏の屋外ですと、最強にしたくなります。
風量はなかなか強く、実用的なレベルだと思います。強くすると騒音が大きくなるのと、バッテリーの消耗が早くなりますが、それでも4時間くらいはもってくれそうです。
取り付けアダプターには本体をただ差し込んでいるだけですので、取り外しに工具もいらず、本体をそのまま手で持って使えば、ドライヤーを送風で使うようにして体の好きな場所に風を当てることもできますし、服の中に風を送り込むこともできます。テーブルにおいて卓上の扇風機としても使えます。

付属の2000mAhのリチオムイオンバッテリーで動作します。USBで充電でき、スマホ用のモバイルバッテリーからも充電できます。内臓のバッテリーが尽きたらモバイルバッテリーから給電して使うことができるのも大きいです。これによってバッテリー残量を気にせず使えますし、丸一日回し続けることも可能になりそうです。
見た目はおしゃれとは言えませんが、実力重視のこの製品。夏によく外出をする人は手放せなくなるかもしれません。

2017年6月14日水曜日

アドレスにGIVIのリアボックスを取り付けてみた。これは快適だ。

スズキのAddressV125Sというバイクに乗っているだが、シート下のトランクの容量はフルフェイスのヘルメットを入れるとそれでいっぱいになってしまう。ハンドル下にポケットやフックがあるが、小物や買い物袋程度にしか使うことができない。そこでリアに追加トランクを取り付けることにした。
バイクの振動もあるし、雨風にさらされて使うものなので、変に安いものを買っても結局すぐにダメになりかねない。GIVI(ジビ)というメーカーがしっかりしたものを作っているようなのでそちらの製品を購入した。E300N2という型番のものだ。人気製品のようでAmazonで入荷するのに時間がかかった。

リアキャリアに取り付けるのに付属のボルドとナットを使うのだが、ボルトを回すための六角レンチと、ナットを回すレンチが付属していない。通常、こういう製品には必要な簡易工具がついているようなものだが、海外製ということだからか、ついていない。ちょっと痛い。
ナットは手持ちのペンチで挟んで保持することにし、六角レンチはホームセンターで調達してきた。リアキャリアの下という狭い箇所での作業なので、使用する工具もそれを考えておく必要がある。
工具さえあれば、面倒くさいだけで取り付け自体は時間の問題だ。ただし、振動を受けるものなので、しっかりと取り付けておかなければならない。

走行してみて、重量バランスは最初は少し違和感があるがすぐに慣れる。幅もそれほどないので、すり抜けも問題ない。

生活感のある話だが、もっとも入ってほしかったのが、スーパーで5つセットで売っているボックスティッシュペーパーだ。それについては余裕で入る。12ロールのトイレットペーパーもなんとか入った。
もう日常の買い物にはかかせないし、とても便利だ。

蓋をロックする機構にクセがあって、特に閉めるときが難しい。難しいというよりコツがある。上からスライドさせるようにパネルを押さえてロックする。コツをつかめば簡単に閉められるようになる。変な操作をすると、ロック機構がロック?することがあるらしい。説明書にその時の解除方法がかかれている。このあたりの作りの微妙さが海外製品らしい。

バイクにリアボックスを付けているのは、おっさんくさいので、かっこ悪いと思ったが、どうせおっさんだし、実用性の方が重要なので恰好は二の次だ。実際つけてみるとかっこ悪くもない。
便利で、一度使い始めると手放せなくなる類の製品になるだろう。

セブンイレブンのお弁当サービス「セブンミール」は時間の節約に最強

セブンミールというセブンイレブンのお弁当サービスがある。ウェブで予約しておくと、配達してくれたり、店舗で受け取ることができる。いつも利用しているのはおまかせ御膳という510円のもの。量がちょっと少な目で、体形に気をつけている私にはちょうどいい。一応は日替わりなので、毎日利用しても大丈夫だ。

最大のメリットは、夕食の買い物にかかる時間の節約。セブンイレブンというコンビニで受け取ることができるので、通勤途中にある店舗を指定して立ち寄れば、わざわざスーパーに行かなくてよい。受け取りは入り口入ってすぐにあるレジだ。店舗の中まで入っていく必要がない。歩く距離も最小限だ。セブンイレブンとしては、ついでに店の物をなにか買い物してもらうことを期待する部分もあるのかもしれないし、実際、その思惑通り、まんまとそうすることもあるのだが、特に必要なものがないときは、本当に最小限の時間しかかからない。貴重な生きる時間の消費を最小限にできて、他のことに時間をまわすことができる。

食の楽しみということもあるので、文字通り消化するだけの夕食ライフをセブンミールだけで送るというのは、味気ないものがある。しかし、いちおうは日替わりということと、味に関しては、うまいとは言えないが普通に大丈夫であり、安定した低カロリーという点もあって、これはこれでありだと思う。

ただ、日替わりとはいえバリエーションがまだまだ少ない。できれば365日メインのおかずが重なることがないというくらいバリエーションを開発してほしい。それから、オムニというウェブサイトで予約するのだが、その操作がやりにくいし、注文完了までクリックする回数が多すぎる。頻繁に利用するにはかなり面倒だ。支払いもクレジットカード等で事前にできるようにして、店舗では本当に受け取るだけにすればさらに時間短縮になる。店舗に入ってすぐにレジがあるとはいえ、並んでいる人がいると待たされてしまう。そればかりはしかたないかもしれないが、その時間すらもったいない。宅配ボックス的な暗証番号みないたもので受け取れるとか、なにかアイディアがほしい。
あと、まだまだこのサービス自体がマイナーなので店舗で新人の店員さんにセブンミールと言うと、どの銘柄のタバコかと聞かれることがある。セブンなんとかというタバコがあるので、タバコのことかと勘違いされるようだ。今さらだが、セブンミールの名前を変えるとか、店員さんの教育をするとか考えたほうがいい。

安くて、時間の節約になるセブンミールというサービス。一人暮らしの人も多いし、忙しくてせっかちな世の中。特に平日は仕事に固定的に時間を取られて、ただでもプライベートな時間が少ない。生きる時間をもっと作るためにも、こうしたサービスは有効だ。もっと宣伝して、クオリティを上げれば、利用者も増えそうなポテンシャルがある気がする。

フローリング床のホコリ対策で毎日ピカピカ

フローリングの床の部屋に住んでいるとよく分かるのだが、ホコリが毎日のように床に積もる。掃除機をかければいいんだが、毎日となると手間だ。
そこで見つけたのが、クイックルワイパー。ずっと前に買ったままほどんど使わず放置していたが、よく考えてみればそれを使えばいい。
クイックルワイパーとは長い柄の先にある板状の部分に紙製のナプキンのようなものを取り付けて床を拭き掃除できるものだ。考えてみればこれは本当によくできている。今まで使わなかったのがもったいなく感じる。

掃除機は重いし、電源コードがあるので、掃除をするのに「さあ、やるか」と、ちょっと踏ん切りがいる。クイックルワイパーだと軽いのでパッと取ってささっと掃除することができる。騒音がないので、時間を気にする必要がない。私はいつも出勤前の空き時間を使って掃除している。マンションなのでまだ就寝中の人がいる可能性を考えて近所迷惑にならないよう掃除機は使いたくない時間帯だ。狭い部屋なので、クイックルワイパーで掃除にかかる時間はたった1~2分だけ。静かなのでテレビを見ながらできる。

クイックルワイパーに付けて使う紙は使い捨てで簡単に取り換えできる。取り付けも4個所を指で押し込むだけの極めて簡単なもの。その押し込む部分が上側にあるので、取り外して捨てる時に汚れた部分を手で触る必要がない。この仕組みはなにかでパチンと紙を止めるような仕組みがあるのではなく、穴が切ってあるだけのところに押し込むという言い方は悪いが、貧乏くさいというか、しっかりした作りに思えないのだが、実はシンプルで十分なものだし、取り付けも取り外しもかえって簡単にできる。

壁と床の直角になった隅の部分もきっちり拭くことができるし、必ずしも床だけでなく、壁のように垂直な部分も拭くことができる。
これを毎日やるようになってからは、いつでも床がピカピカで気持ちがいい。クイックルワイパーなんてローテクで、原始的な掃除器具だと思っていたが、よく見ると実はちゃんと考えられているし、掃除能力も高い。フローリングのお宅には必需品だと思う。

2017年6月13日火曜日

PowerDirector15を買った。ちゃんと使える動画編集ソフトに成長している

動画編集ソフトが必要になって、どういうのがいいか探していたところ、PowerDirector 15というのが売れているらしいことを見つけた。PowerDirectorと言えば昔にちょっと使ってみたことがあって、ものすごく使いにくかった記憶がある。とにかく、やたら落ちまくる。なにかひとつ編集するだびにセーブしておかなければならなかった。機能も十分とは言えず、歯がゆい思いをすることが多かった。
他にはEDIUSというのも使ったことがあって高機能でよかったのだが、ちょっと値段が高い。でも、やりたいと思ったことがちゃんとできるソフトだった。PowerDirectorも売れていて、インターネット上の評判も悪くなさそうなので、以前の悪いイメージを気にしつつも、値段はそれほどでもないし買ってみることにした。
PowerDirector 15にもいくつか種類があって、一番高いUltimate Suiteというのを買った。高いといっても1万4千円程度。これには、動画や音に様々な効果を付けたりするソフトも付属されている。だからちょっと高い。こうしたソフトを使えば、単なる動画編集にとどまらない変わった動画を作ることができる。ただし、使いこなすには、それなりの才能も必要だろう。

PowerDirectorを使ってみた感想としては、15作目ともなると完全に安定している。いくつか動画を作ってみた感じでは、落ちたことは一度もない。
動作も軽快とは言わないが、問題ない。例えばなにかクリックして瞬時に動作しない場合があっても、マウスから手を放すほど待たされることはない。エンコードも十分速い。
動画をトリミングして、並べて、音を付けて、タイトルを作るという基本的なことに関して、まったく普通に使える。動画をトリミングするにも、ちゃんと一コマずつ開始と終了コマを指定するような細かいこともできる。
トラックも100トラックまで作れるので十分だし、音やタイトルも並み以上の機能で編集できるようになっている。加えて、動画の手ぶれ補正や動画サイトへのアップロードといった付加機能もいろいろある。

ここまでちゃんと使えるのなら、素人が動画を編集するには十分だ。昔の基本的なこともまともにできなかった時代があっただけに、当たり前のことが当たり前に使えるようになっていることにちょっと感動した。でもその当たり前のことができるというのがとても大事だ。
たぶん、VideoStudio等の他社の同価格帯の製品でも同じようなものだと思うが、このクラスの動画編集ソフトで普通に使えるようになっていることを知って、浦島太郎状態になってしまった。