2014年4月16日水曜日

オンライン英会話で上達するためには教材を使わない

カリキュラム、コース、マテリアル、教材・・・オンライン英会話スクールによって言い方は異なりますが、これらはオンライン英会話のレッスンで行う学習方法のことです。具体的には、テキストブックを用いるものであったり、インターネットの記事を使うものであったりするのですが、カランメソッドやグローバリッシュ等、独特のカリキュラムを持っているスクールもあります。

どのカリキュラムで英会話レッスンをすれば良いかということは、学習者のレベルや、何を目的とするかによって変わってきますし、状況は各人で千差万別であって、どれが良いとも悪いとも一概には言えません。
それにもかかわらず、私は少し思うことがあって、この記事を書いています。オンライン英会話にはオンライン英会話に適した学習スタイルがあるような気がするのです。

例えば学校のテストで点数を取ることを目的としてオンライン英会話を使うのは適していないと思います。そういうことは塾でするほうが効果的です。TOEICや英検目的であれば多少は意味があるような気がしますが、私はやったことがないのでよく分かりません。
そうした試験対策といった類のものではなく、私は英語での会話力という実用目的で考えたときに何が有効かということを考えています。

オンライン英会話スクールの中にはテキストブックを用いて文法レッスンをしているスクールが多くあります。現実的に考えて、英語の文法を知らない人が、英語で文法を説明されても理解するのは難しいと思います。不可能とまでは言いませんが、英語の文法を知らないレベルの人が、英語で文法を説明されるのですから無理があります。もともとある程度の文法を知っていて、復習や補足的な理解のためにあえてオンライン英会話で文法を学習するという意図や、文法の説明を受けることそのものがリスニング力の向上につながるという意図で受けることも考えられますが、文法レッスンの性格から講師が一方的に話している時間が長くなりがちで、リスニング力はともかくスピーキングの機会が少なすぎます。

そしてなにより、残念なことに文法を理解しても英語を話せるようにはならないということです。文法が不要という意味ではなく、文法だけでは話せるようにはならないということです。英語に整然とした法則性のようなものがあると信じて、それを組み合わせることで英語を縦横無尽に使いこなせるようになるという望みは幻想です。自然の言語というのはそのような単調なものではなく、例外や自然な言い回しが無数にあり、簡単にはいきません。

それでは文法が不要かと言えばそうではありません。文法も必要なのですが、その頻度が問題です。

人間は何かを覚えようと思っても、自分の意思で覚えられません。苦労なく記憶をコントロールできません。コンピュータのメモリのように、通電している間は確実に覚えておけるというような仕組みではありません。
文法でも単語でもそうですが、学習したからといってそれですぐ永久記憶になりません。学習したその時は使えても、継続的に使えるものとしては身につかないのです。
テキストを用いた文法レッスンでよくあるのが、文法の基礎を学習した最後にOwn sentenceといって学習した文法を用いて学習者自身が自らの言葉を作る練習をします。学習した文法を使えるものに変えるためのトレーニングです。しかしそれとて、記憶や能力が廃れるのにそれほど時間を要しません。Own sentenceを作ることで、その時だけでなく永続的に使える能力になるのなら英会話の習得にこれほど苦労しません。


英語は勉強しても身につかない。私は、この難題の存在から目をそらしたり、気づかないふりをしたくありません。誰もがうすうす気づいているのに、まるで勉強をすれば英会話ができるようになるかのような錯覚にとらわれるのは、もうそろそろ過去の遺物にしてはどうかと思います。仮にこの問題を解決する良案がないとしても、良案がないことをもって効果のないことをせざるを得ないという理由にはなりません。実際のところこれに気づいている人がたくさんいることは知っていますが、オンライン英会話の現状を見ているとそれが反映されているようには見えません。オンライン英会話もビジネスですから需要のあるカリキュラムを組みます。それがどのような方向かを見ていると、やはり少し違うのではないかと思えます。もっともオンライン英会話スクールは、25分間を埋めるための題材としての役割と、継続してもらうための目標設定の意味としてテキストを用意しているのだとは思います。

文法を勉強したいなら、オンライン英会話で理解し難い英語で説明を受けなくても、書店や図書館で文法書を探したり、インターネットでも無料で英文法を解説しているウェブサイトを見ることができます。文法の基礎だけでなく、それにまつわる表現やプラスアルファの知識でさえも継続的に紹介しているウェブサイトがあります。YouTubeではネイティブの発音や英会話の表現を紹介しているビデオがたくさんあります。
NHKのラジオ英会話では、15分間の番組の中で、会話例、ボキャブラリー、イディオム、表現、発音、リスニングといった英会話に必要な要素が網羅的に無駄なく盛り込まれています。毎日少しずつ効果的に英会話を学習することができます。NHKが作っているだけあって非常に完成度が高いです。
これならオンライン英会話で、わざわざフィリピン人素人講師に教えてもらう必要はありません。
しかし、もちろんこれらをやっても英語を話せるようにはなりません。勉強をいくらやっても英会話はできません。


では、どうすれば良いかということですが、現在ある中で最有力の解決策はやはりオンライン英会話です。しかし、オンライン英会話で勉強をやっても意味がありません。勉強をするなら上に挙げたものでもっと効果的にできるからです。
オンライン英会話は実践の場、あるいはシミュレーションとして活用するのが最良です。それ以外に活かしようがありませんし、それこそがオンライン英会話ならではの強みであり、今までの勉強では実現できなかった英会話の上達を可能にする限られた方法のひとつです。
英会話の能力というのは目に見えて上達しません。英会話の練習を継続していて、ふと一年前の自分を振り返ったときに、そういえば一年前に比べれば少しは成長しているような気がするかもしれないなあ、という程度にしか実感しません。
英会話が使えるようになるためには、膨大な時間の練習が必要です。一日25分では少ないです。はじめは少しずつはじめるのがいいと思いますが、慣れてきたら可能な範囲で増やしていくことをおすすめします。
圧倒的な量の会話練習と、少しの勉強を平行して行うのが現在において最適な英会話の学習方法であろうと思います。

OneNoteを使うときのデスクトップエクスペリエンスのインストール

Windows Server 2008 R2でMicrosoft OfficeのOneNoteを使おうとしたところ、
「デスクトップ エクスペリエンスがインストールされていないため、OneNote を起動できません。インストールするには、[コントロールパネル]の[プログラムと機能]に移動して[Windows の機能の有効化または無効化]をクリックします。」

というエラーが出てきてOneNoteを起動できませんでした。

このデスクトップエクスペリエンスをインストールするには「サーバー マネージャー」を使います。
「サーバー マネージャー」の左側ツリーから「サーバー マネージャー(XXX)」を選択し、右側ペインの「機能の概要」欄の「機能の追加」をクリックします。


「機能の選択」ダイアログが表示されるため、ここから「デスクトップ エクスペリエンス」のチェックボックスをオンにします。


この後、いろいろなメッセージが表示されたり、再起動が必要になることがありますが、後は画面の指示にしたがっていればデスクトップエクスペリエンスのインストールが完了します。

デスクトップエクスペリエンスのインストールができれば、OneNoteは使えるようになりました。