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2019年6月11日火曜日

ジェットスターはこりごり、今後の利用は控えます

オーストラリアのLCC、ジェットスターが、7、8月の繁忙期に備えた社員の有給休暇取得等の理由によって6月の便で欠航が出るようです。これにより7500人の乗客への影響が出るそうです。
実は、その中の一人に私が含まれます。ベトナムのハノイ行きの便です。正直まったくあり得ません。何か月も前から航空便を予約して、ホテルも押さえていたのですが、完全に予定が狂ってしまいます。
メールが送られてきて、オプションは3つ。
・第1オプション:翌日の新しいフライトにご了承
・第2オプション:座席が空いている限り、次の利用可能なフライトに移動
・第3オプション:影響を受けたフライトのご返金
これを3日後までに返答しろという、一方的な内容です。
返金というのもおそらくバウチャーによるものでしょう。バウチャーをもらっても使いよくありません。というより、この予約自体をバウチャーで行っていて、使いにくいことはよく分かっています。だいたいバウチャーということは、また次回もジェットスターを使わないといけません。本当は現金を返していただきたいところです。
相手がLCCということもあり、どうしようもないでしょうから、あきらめるよりありません。

4泊5日の予定でしたが、出発便が欠航になりました。前に一日ずらすことも考えましたが、ハノイではそれほどすることがないのに、それではもう一泊分の費用がかかります。選択の余地がないため、後ろにずらして3泊4日になってしまいました。
不測の事態を想定してホテルはAgodaでキャンセル可能にしていましたが、日程が少なくなってしまったため、メインイベントとして考えていたハノイ湾での船上での宿泊はできなくなりました。

以前に台風で関西国際空港が水没して使えなくなった時も、運悪くジェットスターを予約していて、欠航になりました。電話はつながりにくくてやりとりが大変でしたし、他社便が飛びはじめても、ジェットスターの復活は不明で、結局、レガシーの航空会社を使いました。

これだけ使いにくいとなると、いくら安いとはいってもさすがにこりごりです。今後のジェットスターの利用は考えることになりそうです。またLCCとういものの利用方法もよく考えた方がいいです。以前も海外のLCCを利用したことがありますが、勝手に欠航して便を変更するため、予定が狂って困ることがあります。予定の変更は旅行にとって致命的です。LCCはうまく利用したらいいといっても、日程を変えられるというのは、さすがに厳しいです。

2017年12月4日月曜日

フィリピンの空港のぼったりタクシーに乗らなくてよい方法

先日、フィリピンという国に行ってきました。この国にはすでに何度か来たことがあります。
この国でいつも困るのが、空港に到着して最初の移動の時です。空港に到着してホテル等に移動するにあたって、この国では空港に直結する鉄道がなく、空港バスの利用も外国人には難しいです。そのため、タクシーを使うことになるのですが、普通にやると確実にぼったくられます。
まず、空港に到着して出口を出たとたん、「タクシー!タクシー!」と叫びながら近づいて来る人がいます。これについていくと、行先が近く(例えばパサイ)でも、2000ペソ程度をふっかけられます。あるいは、通常2000ペソのところを1800ペソで利用できるというような言い方で勧誘を受けます。それでは日本円で5000円ほどになりますので、かなり高額です。仮にとことん粘ってまけさせたとしてもせいぜい800ペソくらいまでで、やはり割高です。さらに、一般タクシーは危険だと警告されたりするもんだから、外国人旅行者は、この国が危険だという意識もあって、背に腹は代えられないと、ぼったくりタクシーを利用してしまいます。
勝手知らない空港で、タクシーを求めてキョロキョロしているというのは、ぼったくりタクシー業者からしたら、目の前に絶好のエサがウロウロしている状態ですので、しつこく付きまとってきます。
しつこい勧誘を振り切って、空港の端の方でメータータクシーを見つけて、ドライバーに話を聞くと、ちゃんとメーターを使って適正に乗せてくれると言われたりします。しかし、これもぼったくりです。メーターに対する単価が異常で、結局、降りるときに2000ペソ程請求されます。
本物のメータータクシーですと300ペソ程度だったりするのですが、フィリピンの空港では、フィリピン人自身ですらぼったくられることがあるくらい騙されやすく、ましてや海外からの旅行者にとって、まともな料金でタクシーに乗るのは至難の業です。
その国を代表する玄関口の国際空港で、外国人旅行者相手に堂々とぼったくりをやっていて、この国の政府は恥ずかしくないのかと思えてきますが、そういうのが普通の国ですので、感覚が異なります。

そこでお勧めしたいのがUberやGrabといったいわゆる白タクです。フィリピンではGrabの方がややメジャーなようですが、どちらも一長一短があります。
Grabは現金払いです。現金払いということは、ちゃんと乗った後に代金を手渡しで支払うことになるため間違いがありません。ただし、現地通貨が必要ですし、チップのことを考える必要があります。
Uberは事前に登録したクレジットカード払いとなります。現地通貨を持っている必要はないですし、財布を取り出す必要すらありません。チップも事前に設定しておいた割合が自動で支払われます。ただし、クレジットカードの為替手数料がかかるのと、なにかの間違いでちゃんとしたサービスを受けられなかったとしても、自動で支払われてしまうリスクはあります。
どちらのアプリも使えるように用意しておき、自分にとって使いやすい方や用途に応じて使い分けるのがいいのではないかと思います。

UberやGrabを使うには、スマートフォンにアプリをダウンロードして、登録しておく必要があります。インターネット接続も必要ですので、現地で使えるsimカードを購入しておかなければなりません。
アプリの使い方は、この手のITデバイスの扱いになれた方には簡単だと思います。
出発地はGPSで判断されますが、正確な位置を指定した方がいいと思います。到着地は名称で検索もできますし、地図上で地点を指定することもできます。出発地と到着地を結ぶルートに元づいて金額が提示されます。それで問題なければ、検索をかけると、付近を走行中の車両を探しだして割り当てられます。あとは画面に表示される時間、そこで待っているだけです。こちらに向かっている車両の位置がスマホの地図上にリアルタイムに反映されるので、眺めているとおもしろいです。

私は実際に空港で利用したことがありますが、パサイまで150ペソ以下で行くことができました。
空港以外においても、マニラ内での移動に何度も使いましたが、たいへん便利でした。マニラは渋滞が多く、通常のタクシーでは、メーターの料金が気になることがありますし、場合によっては渋滞を理由に割増の料金を交渉されることがあります。そうでなくても外国人旅行者に対してはぼったくりをかけてきます。UberやGrabを使うと、乗る前に料金が決定しているので、そうした心配が一切ありません。

大変便利なサービスですが、注意点としては、なにかの原因でインターネットが使えない状況になるということも想定して、100%あてにしないようにしておく心構えを持っておくべきです。また、田舎の方ではサービスをしている車両がないため、使えない可能性もあります。
あとは、若干の英語力があると、運転手とのコミュニケーションのためにいいと思います。

2017年7月4日火曜日

YouTubeアカウントに関する通知メールでアカウント停止になった場合の心の対処法

YouTubeから突然「YouTube アカウントに関する通知」という件名のメールが来ました。コミュニティガイドラインに違反しているため、アカウントが停止されたというものです。以前にいくつかの動画をアップロードして、少しだけ登録者のいる長く使ってきたアカウントですが、最近は何も動画をアップロードしていなかったので、今更感があり、予想もしていなかったので困惑しました。
利用判断権限を持つ超巨大企業のGoogle傘下のYouTubeさんがダメと言うのですから、一個人の権力では、それに逆らいようがありません。しかし、おかしな動画はアップロードしていないですし、あまりにも今更感があって、少々違和感を感じました。Googleさんのことですから、こういうスパム検出は自動化されていると思われます。誤検出されたのかもしれません。念のため、再調査をしてもらうことにしました。その結果、アカウントの停止は解除されました。

私のアカウントが解除されたのはそれは結構なことでしょうが、これをご覧になっている方は、やはりアカウントが停止されて困っている方かもしれません。
先ほども申しましたが、相手がGoogleさんですから、日本企業のカスタマーサービスのような丁寧な対応は期待できません。理由をたずねても回答は期待できませんし、再調査の依頼をしても回答がないことをもって拒否回答になるという、不人情で機械的なものです。

身に覚えがないのであれば再調査の依頼を一回くらいはしてもいいかもしれませんが、それをしつつも、あまり期待せず、こちらも不人情にスパっとあきらめて、他の方法や考え方に頭を切り替えたほうが、人生が有意義になると思います。
どの程度の痛手かというのは分かりませんが、残念だとしても、あなた自身の幸せのために、冷静に考えて前に進むことをおすすめします。

2017年6月14日水曜日

アドレスにGIVIのリアボックスを取り付けてみた。これは快適だ。

スズキのAddressV125Sというバイクに乗っているだが、シート下のトランクの容量はフルフェイスのヘルメットを入れるとそれでいっぱいになってしまう。ハンドル下にポケットやフックがあるが、小物や買い物袋程度にしか使うことができない。そこでリアに追加トランクを取り付けることにした。
バイクの振動もあるし、雨風にさらされて使うものなので、変に安いものを買っても結局すぐにダメになりかねない。GIVI(ジビ)というメーカーがしっかりしたものを作っているようなのでそちらの製品を購入した。E300N2という型番のものだ。人気製品のようでAmazonで入荷するのに時間がかかった。

リアキャリアに取り付けるのに付属のボルドとナットを使うのだが、ボルトを回すための六角レンチと、ナットを回すレンチが付属していない。通常、こういう製品には必要な簡易工具がついているようなものだが、海外製ということだからか、ついていない。ちょっと痛い。
ナットは手持ちのペンチで挟んで保持することにし、六角レンチはホームセンターで調達してきた。リアキャリアの下という狭い箇所での作業なので、使用する工具もそれを考えておく必要がある。
工具さえあれば、面倒くさいだけで取り付け自体は時間の問題だ。ただし、振動を受けるものなので、しっかりと取り付けておかなければならない。

走行してみて、重量バランスは最初は少し違和感があるがすぐに慣れる。幅もそれほどないので、すり抜けも問題ない。

生活感のある話だが、もっとも入ってほしかったのが、スーパーで5つセットで売っているボックスティッシュペーパーだ。それについては余裕で入る。12ロールのトイレットペーパーもなんとか入った。
もう日常の買い物にはかかせないし、とても便利だ。

蓋をロックする機構にクセがあって、特に閉めるときが難しい。難しいというよりコツがある。上からスライドさせるようにパネルを押さえてロックする。コツをつかめば簡単に閉められるようになる。変な操作をすると、ロック機構がロック?することがあるらしい。説明書にその時の解除方法がかかれている。このあたりの作りの微妙さが海外製品らしい。

バイクにリアボックスを付けているのは、おっさんくさいので、かっこ悪いと思ったが、どうせおっさんだし、実用性の方が重要なので恰好は二の次だ。実際つけてみるとかっこ悪くもない。
便利で、一度使い始めると手放せなくなる類の製品になるだろう。

セブンイレブンのお弁当サービス「セブンミール」は時間の節約に最強

セブンミールというセブンイレブンのお弁当サービスがある。ウェブで予約しておくと、配達してくれたり、店舗で受け取ることができる。いつも利用しているのはおまかせ御膳という510円のもの。量がちょっと少な目で、体形に気をつけている私にはちょうどいい。一応は日替わりなので、毎日利用しても大丈夫だ。

最大のメリットは、夕食の買い物にかかる時間の節約。セブンイレブンというコンビニで受け取ることができるので、通勤途中にある店舗を指定して立ち寄れば、わざわざスーパーに行かなくてよい。受け取りは入り口入ってすぐにあるレジだ。店舗の中まで入っていく必要がない。歩く距離も最小限だ。セブンイレブンとしては、ついでに店の物をなにか買い物してもらうことを期待する部分もあるのかもしれないし、実際、その思惑通り、まんまとそうすることもあるのだが、特に必要なものがないときは、本当に最小限の時間しかかからない。貴重な生きる時間の消費を最小限にできて、他のことに時間をまわすことができる。

食の楽しみということもあるので、文字通り消化するだけの夕食ライフをセブンミールだけで送るというのは、味気ないものがある。しかし、いちおうは日替わりということと、味に関しては、うまいとは言えないが普通に大丈夫であり、安定した低カロリーという点もあって、これはこれでありだと思う。

ただ、日替わりとはいえバリエーションがまだまだ少ない。できれば365日メインのおかずが重なることがないというくらいバリエーションを開発してほしい。それから、オムニというウェブサイトで予約するのだが、その操作がやりにくいし、注文完了までクリックする回数が多すぎる。頻繁に利用するにはかなり面倒だ。支払いもクレジットカード等で事前にできるようにして、店舗では本当に受け取るだけにすればさらに時間短縮になる。店舗に入ってすぐにレジがあるとはいえ、並んでいる人がいると待たされてしまう。そればかりはしかたないかもしれないが、その時間すらもったいない。宅配ボックス的な暗証番号みないたもので受け取れるとか、なにかアイディアがほしい。
あと、まだまだこのサービス自体がマイナーなので店舗で新人の店員さんにセブンミールと言うと、どの銘柄のタバコかと聞かれることがある。セブンなんとかというタバコがあるので、タバコのことかと勘違いされるようだ。今さらだが、セブンミールの名前を変えるとか、店員さんの教育をするとか考えたほうがいい。

安くて、時間の節約になるセブンミールというサービス。一人暮らしの人も多いし、忙しくてせっかちな世の中。特に平日は仕事に固定的に時間を取られて、ただでもプライベートな時間が少ない。生きる時間をもっと作るためにも、こうしたサービスは有効だ。もっと宣伝して、クオリティを上げれば、利用者も増えそうなポテンシャルがある気がする。

フローリング床のホコリ対策で毎日ピカピカ

フローリングの床の部屋に住んでいるとよく分かるのだが、ホコリが毎日のように床に積もる。掃除機をかければいいんだが、毎日となると手間だ。
そこで見つけたのが、クイックルワイパー。ずっと前に買ったままほどんど使わず放置していたが、よく考えてみればそれを使えばいい。
クイックルワイパーとは長い柄の先にある板状の部分に紙製のナプキンのようなものを取り付けて床を拭き掃除できるものだ。考えてみればこれは本当によくできている。今まで使わなかったのがもったいなく感じる。

掃除機は重いし、電源コードがあるので、掃除をするのに「さあ、やるか」と、ちょっと踏ん切りがいる。クイックルワイパーだと軽いのでパッと取ってささっと掃除することができる。騒音がないので、時間を気にする必要がない。私はいつも出勤前の空き時間を使って掃除している。マンションなのでまだ就寝中の人がいる可能性を考えて近所迷惑にならないよう掃除機は使いたくない時間帯だ。狭い部屋なので、クイックルワイパーで掃除にかかる時間はたった1~2分だけ。静かなのでテレビを見ながらできる。

クイックルワイパーに付けて使う紙は使い捨てで簡単に取り換えできる。取り付けも4個所を指で押し込むだけの極めて簡単なもの。その押し込む部分が上側にあるので、取り外して捨てる時に汚れた部分を手で触る必要がない。この仕組みはなにかでパチンと紙を止めるような仕組みがあるのではなく、穴が切ってあるだけのところに押し込むという言い方は悪いが、貧乏くさいというか、しっかりした作りに思えないのだが、実はシンプルで十分なものだし、取り付けも取り外しもかえって簡単にできる。

壁と床の直角になった隅の部分もきっちり拭くことができるし、必ずしも床だけでなく、壁のように垂直な部分も拭くことができる。
これを毎日やるようになってからは、いつでも床がピカピカで気持ちがいい。クイックルワイパーなんてローテクで、原始的な掃除器具だと思っていたが、よく見ると実はちゃんと考えられているし、掃除能力も高い。フローリングのお宅には必需品だと思う。

2017年6月13日火曜日

通帳記入を放置しておくと思わぬ落とし穴が、そして印鑑登録を何度も

最近は、まったく貯金通帳を使わなくなった。キャッシュカードで十分だからだ。通帳記入ができないので履歴が残らなくなるが、それは大昔にあきらめた。今、通帳記入をしても過去の履歴は全部記入されない。しかし過去の履歴がなにかの役に立つこともないし、過去の思い出を眺めていても、未来の幸せにはあまり関係ない。それより通帳記入に行く手間と時間を考えると、人生を浪費する分不幸だ。通帳記入しなくても普段の生活になんの影響もないので、通帳記入を完全に残したいというのは気持ちの問題でしかない。

ただ、盲点があって、貯金通帳をどうでもいいと思っていると、印鑑の方についても意識がなくなってしまう。その結果、銀行印がどれだったか分からなくなる。複数の銀行口座、複数の印鑑を持っていると、どの組み合わせになっているのか、もはや記憶にない。たまに銀行印が必要になった時に、適当に印鑑を使うと、印影が異なると言って突き返される。しかたないので、銀行印の再登録をしてもらったことが何度もある。幸い無料でやってくれるので助かるが、銀行にとっては迷惑だ。

ということで、以前間違えたときに付けたであろう目印が印鑑に書いてあった。「非銀行印」と書いてある。なるほど、これは銀行印ではないということだ。これならこの印鑑を間違えて使うことはないだろう。しかし、それが銀行印でないことは分かったが、どれが銀行印かは分からない。「非銀行印」ではなく「銀行印」と書いてあるものがないので困る。そして、結局、銀行でまた印鑑を再登録してもらった。こんどはちゃんとこの印鑑に「銀行印」と書いておく。

2017年5月26日金曜日

最近の賃貸マンションの契約はややこしい

長く住んできたマンションを離れ、新しいマンションに引っ越そうとしているのですが、賃貸マンションの契約も昔とちがって最近はなにかと変わってきているようです。

まず、入居審査というものがあります。
申込書を記入し、その内容を入居先のオーナーが審査します。それに数日要します。今どきの賃貸マンションは手付金を払ってその場で入居確定になるわけではないようです。申込書を記入すると、その物件はそれ以上の入居者募集を停止するのが一般的ではあるようですが、オーナーの方針によっては、入居者の募集が継続されたり、複数の応募者がいれば、比較される可能性があります。

入居審査にパスしても、今度は家賃の支払いにクレジットカードの作成を求められることがあります。例えばVISAの「住まいの家賃サービス」というものもそのひとつです。
その申し込み用紙には名前や住所、生年月日といった本人の個人情報は当然ですが、勤務先の業種、年収や勤続年数の記入欄があり、保証人と保証人の持ち家等の情報、保証人自筆によるサインも要求されます。家賃の支払い用クレジットカードですから、入居者に関する情報の記入欄もあります。はっきり言って記入項目がかなり多くてかなり面倒くさい申し込み用紙です。保証人が遠方に住んでいる場合は、サインひとつのためにわざわざ郵送して書いてもらう必要もあります。クレジットカードですから審査に通らない可能性もありますし、それが判明するにもまた日数がかかります。
痛いのは、その加入に家賃の50%以上の手数料がかかるうえ、月々および年ごとに手数料がかかります。そうした費用は保証の対価ですから、退去したときに返ってくるわけではありません。
このようなものがあるのは、家賃の支払いの保証のためなのですが、手続きの煩雑さや費用面において賃借人の負担があまりにも大きすぎます。特に真面目にきっちり家賃を支払っており、貯蓄もある程度ある者から見ると、無用な保証のためにお金をどぶに捨てているような感覚です。
家賃を踏み倒されないように、マンションのオーナーの自己防衛ということは理解できますが、手続きにかかる時間や、次々と判明するわけのわからない費用負担にいいかげんうんざりします。マンションのオーナーにとっても家賃支払いの心配はあるとしても、借りる人に無用な負担はかけさせないですめばその方がいいベターであり、こうした仕組みが、貸主、借主双方にとって本当に良いことなのか考える必要があると思います。

賃貸マンションの契約も昔はもっと簡単なことだったような気がするのですが、気のせいでしょうか。あるいは、時代の流れなんでしょうか。

2014年2月21日金曜日

バギオからバナウェへKMS Linesバスで移動

フィリピンの避暑地バギオ(Baguio)から棚田で有名なバナウエ(Banaue)まで、バスで移動することができるのですが、情報がとても少ないようですのでここに記載しておくことにします。
バス会社はKMS(Kiangan Motor Service) LINESというところで、ローカルなバス会社なため予約システムや公式ホームページすらありません。唯一、facebookがあるのみです。
事前予約しようとするなら、そのfacebookからメッセージを送るか、facebookに記載の番号に電話をするか、あるいは直接窓口に行くしかありません。といってもたいていは予約なしで乗車できると思います。

2014年2月現在、バギオからバナウエには、朝8:00発と夜21:30(9:30PM)発の便があるようです。





KMSのターミナルの場所ですが、ほとんどなにも情報がないため観光客には分からないのではないかと思います。一番いいのはタクシーに乗って運転手に聞くことですが、だいたいの場所も分かっていないと、タクシーを使う距離なのかすら分かりません。タクシー運転者が場所を知らない可能性や英語が通じないこともありえます。

KMSのバギオのターミナルの正確な位置はこちらになります。
バギオのKMSターミナル位置
バーナムパーク(Bumham Park)の北西です。


こんな雰囲気のところで、この写真では道路の右にバーナムパークがあります。


 知らないと分かりにくいですが、この看板が目印です。


こちらのカウンターでチケットを購入します。

私は朝8:00の便を利用しましたが、途中3回のトイレ休憩を挟んで、バナウエには16時前に到着しました。


20人乗りのマイクロバスでした。

バナウエではBanaue Tourist Informationの前に到着します。
バナウエ到着地点
このすぐ東の坂を下ったところにバナウエのKMSのオフィスがあります。
バナウエのKMSターミナル位置


右側の小屋がKMS予約オフィス。
道の上の建物がBanaue Tourist Informationです。


バナウエのKMSオフィス


 この看板によるとバナウエ発、バギオ行に関しては、朝7:00発と夜18:00(6:00PM)発があるようです。

注意!
このページの情報は2014年2月時点のものですので、現地に着いてから電話で問い合わせて確認したり、計画修正に備える等、誤りや変更に対応できるようにしておくことをおすすめします。

2012年11月27日火曜日

NEXUS 7やiPad miniの用途は?買ったほうがいいのか?

AppleのiPad mini、GoogleのNEXUS 7、Amazonのkindleに、これからMicrosoftから出るとか出ないとか。近頃、小型のタブレット端末が続々登場しています。物欲を刺激してくれる商品で、私も欲しくなってきます。
それで真剣に購入を検討しましたが、なんとか踏みとどまって、今は見送ることにしました。


なんに使う?
そもそも、こうしたタブレット端末はどうした用途に使うものなのでしょうか。
インターネットの掲示板や質問サイトでも、
「iPadを買ったのですが、何に使ったらいいですか?」
「欲しいと思っているのですが、何に使えますか?」
というような、本末転倒な、使うことではなく買うことが目的になってしまっている話を見かけます。

一般的な用途として考えられるのは
・ウェブ閲覧
・地図閲覧
・ドラマ、映画、YouTube鑑賞
・メールチェック
・電子書籍リーダー
・音楽プレーヤー
・ゲーム
他にもあると思いますが、だいたい上記のようなものではないでしょうか。
これらが、タブレット端末を用意してまでしたほうがいいことかと考えると、私は疑問に思えています。
屋内で使うならデスクトップパソコンが最強ですし、ある程度の可搬性が必要ならノートパソコンがあります。屋外で使うならスマートフォンがあります。
パソコンとスマートフォンの中間で、どっちつかずの中途半端な感じがします。

屋内でパソコンの代わりにタブレット端末を使ったとしても、画面サイズや文字入力等の操作性に制限がありますし、複数アプリケーションソフトウェアを連携して使うような複雑なことをし始めれば、はじめからパソコンを使ったほうが快適だったということになりかねません。本当に閲覧するためだけに使うのなら使えるのかもしれませんが、逆に言えば見るだけのことしかできないものとも言えます。
ウェブブラウザやアプリケーションソフトウェアを複数ウィンドウで開いて、キーボードやマウスでパッパと切り替えながら作業するようなことをしたくなってくると、タブレット端末では苦しくなって、結局パソコンに向かうという姿が予想できます。

映画やドラマを鑑賞するにも、地デジやBlu-rayといった高解像度の映像がある時代で、大小好きな画面を選べる環境があるとしたら、せっかくの楽しみをわざわざ小さい画面で見ることもありません。
タブレット端末で映像ソフトを見るとすれば、外出していて、1~2時間以上どうしてもじっとしていなければならず、他にやることがないという状況ですが、例えば新幹線や飛行機で長距離移動しているような場合くらいしか思いつきません。しかも、事前に映像ソフトを端末にコピーして用意しておかなければなりません。しょっちゅう新幹線や飛行機に乗っている人というのも、そんなに多いわけではありません。

書店で見かけた新書を電子書籍でも売っているのか探したことがあるのですが、見つからないことが多く、電子書籍はまだ充実しているとはいえないように思っています。自炊といって、買ってきた本をカットして、スキャナで取り込み、電子化した後、画面で読むようなことは、一部の人がすることで、世の中の普通の人はそんな遠回りなことをしません。
本というのは結局一回しか読まないことが多く、同時に何冊も読みません。そのとき手元に欲しい本があるとしても一冊だけです。読み終わった本を端末内に何冊も置いておけて邪魔にはなりませんが、役にも立ちません。
電子書籍のメリットのひとつに、普通に本を買うよりちょっと安いということがあります。しかし、その前に端末を購入する費用がかかっていることは忘れてはなりません。
他のメリットは、読み終わった後、本をゴミとして出す必要がない程度です。

音楽プレーヤーとしてみても、タブレット端末は過剰にでかいですし、ゲームをするにも専用機のように本格的にはいきません。

一部には、ツイッター、Facebook等のSNSに使うという人もいます。
SNSというのは、自分のしていることを他の人に伝える行為です。普通の人は自分のことを誰かに実況中継する必要はありません。学生が友達同士でしていることはあるかもしれませんが、そうした年代はタブレット端末よりスマートフォンの方に興味がありそうですし、タブレット端末を買うような金銭的余裕もないのではないでしょうか。
だいたい、現実には、インターネットで情報発信するような人というのは少数派で、普通の人はツイッターもFacebookもやりません。

仕事で使う機会も、多くは考えられません。
タブレット形状なので、打ち合わせ等で他の人と一緒に画面を見るとき便利ですが、画面サイズから考えて、大勢を相手にするのは無理です。少人数が相手ならノートパソコンでも、ひとつの画面を一緒に見ることはできます。
外出先での、スケジュール管理や資料閲覧、調べ物に使えるかもしれませんが、限界が大きそうです。私の場合なら限界の少ないノートパソコンを使います。

ハードウェアのことばっかり
ブログやYouTubeで、iPad miniやNEXUS 7についてレビューされているのをいくつも見ることができます。
そのようなものを見ていると、話題はハードウェアのことばかりです。

Retinaディスプレイでないとか、タッチのレスポンスが気持ちいいとか、触った質感がどうとか・・・
それも大事かもしれませんが、問題はそれを使ってなにができるかです。何もできないのでは、どんなに優れたハードウェアも意味がありません。

iPad miniやNEXUS 7は300g以上の重量がある上、ポケットに入れるには厳しいサイズです。単体ではWi-fiのみしか接続できなかったり、できたとしても、その端末専用のsimカードを契約するのも費用的な問題があります。それでモバイルルータを持てば重量がさらに100g程増加します。スマートフォンでテザリングしてまで使うなら、最初からスマートフォンを使えばいいことですし、画面サイズが少し大きいメリットのために、プラス300gを持つのも荷物です。

現実的な用途
現実的な用途として、タブレット端末は、トイレに入っている時、使うのが便利なそうです。

ようするに、タブレット端末の必要性といいますか、これがないとどうにもならないという絶対的な用途はありません。
はっきり言うと暇つぶしにしかなりません。
暇つぶしも立派な用途だと思いますが、タブレット端末が出番になる暇でさえ多くありません。暇があったとしても他にもっといい選択肢があるからです。

毎日の生活の中で、平日の仕事中はタブレット端末をいじって遊んでいるわけにはいきませんし、家に帰れば暇があったとしても、画面が小さく、できることに限界があるタブレット端末を選ぶとは思えません。
休日に外出するとしても、目的があって出るのであって、暇な時間を作るために出るのではありません。外出時のちょっとした隙間時間にすることならスマートフォンで十分でしょう。

タブレット端末はサイズの大きい機能限定版スマートフォンと言えそうです。
しかし、スマートフォンと比較すると、サイズが大きくて重いので日常的な持ち運びには不便です。電話ができないので、必ずしもいつも持っている必要性を感じません。機能的にみてもスマートフォンで代用できます。画面サイズが大きい等の利点はありますが、出かけているとき、それを活かすような暇はありません。出かけている時のわずかな暇時間ならスマートフォンを触っているぐらいで十分です。

タブレット端末に限らず、情報端末を使ったからといって、空腹が満たされたり、物を別の場所に移動できたりするわけではありません。
できることと言えば
・情報入手
・情報発信
・コミュニケーション
・クリエイティブなこと
・時間つぶし
・効率化で時間を作る
このうち、クリエイティブなことをしたり情報発信するのは極一部の人で、普通の人でできる能力を持っている人はいませんし、能力があってもしません。
情報を入手したり、コミュニケーションは、パソコンやスマートフォンでもできます。タブレット端末ではできないことこそあれ、タブレット端末でなければできないものがあるわけではありません。
タブレット端末を時間つぶしには使えますが、忙しい人が時間を増やす用途には使えません。

今は購入を見送り
実際は、私の場合、用途がないこともないのですが、サイズと重量から、外出時に持ち歩くのは大変なのと、スマートフォンで我慢できそうな気がしたため、まだ時期尚早と判断し、購入を思いとどまりました。
今、インターネットで購入すれば数日はかかりますし、量販店でも取り寄せになるようです。買おうかどうか悩んでいたので、即入手できていたら買ってしまっていたかもしれません。
強力に物欲をそそりますが、冷静に見れば、そんなに使うものではないと思っています。

2012年11月22日木曜日

本当の禁煙方法…薬やグッズの効果、眠気等の症状を超えてメリットが…

私は20年間タバコを吸っていましたが、5年前に禁煙をはじめてから今日まで一本もタバコを吸っていません。これからも一生吸うつもりはありません。吸いたいとも思いません。
どうやったらタバコを吸わなくなれるのでしょうか。簡単なことです。吸わなければいいのです。

タバコを吸うという余計なことをやめる

まず、禁煙という言葉がよくないかもしれません。なぜなら、タバコを吸うのを禁止するというネガティブなニュアンスに聞こえるからです。
タバコを吸うのをやめるというよりは、人並みに戻るというのが正確です。衣食住のような、生きるのに必要なものではありませんし、人間にとって害になりえるものを習慣化しているというのは、不自然なことです。それをもとに戻すということです。
タバコをやめるというのは、しなければならないことや、したいことを、禁止するというのではなく、する必要がないことや、したくもないことを、しなくても良くなるというポジティブな話です。
禁じるという表現や考え方には、マイナスのことを努力して行わなければならないようなイメージを受けます。そうではなくて、今より良くなる嬉しいことをしようというのですから、むしろ、希望のある楽しみなことなのです。

タバコを吸う人は、タバコを吸うことにメリットがあるかのように言われることがあります。
・仕事の道具として
・仕事の休憩のために
・喫煙所に集まって雑談
・コミュケーションのきっかけとして
・ささやかな気晴らし
・リラックス
・ストレス解消
・ファッション

現実には、タバコを吸わずに仕事をしている人はたくさんにいますし、それが普通です。現在となってはタバコを吸わない方が圧倒的に多数派です。タバコを使うことで業務に貢献できるという状況は、一般的には認めにくいです。
気晴らし、リラックス、ストレス解消になるというのは実は逆効果です。
昔の刑事ドラマや、中学生のように、今、タバコを吸うことを誰もかっこいいとは思いません。

私がタバコを吸っていたころ、タバコを吸わない人たちを、生真面目で堅物な印象に感じていました。タバコを吸う人たちの方が、砕けた感じで接しやすいように思っていました。タバコを吸わない人は、見た目的に、子供っぽいというか、青臭く見えました。
今になって考えてみれば、人間性については偏見ですし、若く見えるのは、体が侵されていないので、顔色や肌の状態が健康だったからではないかと思います。

タバコをやめることで、タバコを吸う人を苦しめている様々な不幸を取り払うことができます。
・タバコを切らさないように、常に注意しておく必要がなくなる。
・定期的にタバコを吸う時間と場所を確保することに意識する必要がなくなる。
・口や手、服、身体中がタバコ臭くなることを心配する必要がなくなる。
・灰皿を洗うことも、灰皿周辺に散らばる灰を掃除する必要もなくなる。
・毎月、給料の一部をドブに捨てなくて済む。
・四六時中、ゴホゴホ言っていたり、咳払いをして、他人からうるさがられなくなる。
・歯が汚れなくなる。歯周病になりにくくなる。
・会議が長引いても眠たくなくなる。
・頭が悪くならなくなる。
このように、余計な手間、費用、時間をかけなくて済むようになることばかりです。
タバコを習慣化するというのは、毎日、ずっとタバコを念頭に行動する必要に縛られています。
本人はタバコを嗜んでいるつもりなのですが、実態はタバコに取り憑かれているのです。

タバコをやめれば、タバコを買う必要がなくなるので、タバコ代がかかりません。それが月に1万円であれば、給料が1万円増えるのと同じ事です。
その分を自分のための使うこともできますし、自分のためでなくても、親しい誰かが喜ぶようなことに使うことを思い描けば、タバコよりも幸せな気分になれるのではないでしょうか。

夜、風呂に入った後、タバコがなくなりそうなのに気づいて、わざわざ服を着て買いに行かなければならないとか、タバコを吸うために寒い中、窓を開けたり、ベランダに出たりとか、バカバカしいことをしなくても良くなります。

タバコを吸う人は、朝、目覚めた時や、しばらくタバコを吸っていないと、頭がぼんやりしてきます。そこで、タバコを吸えば、すっきりして目が覚めます。
なにか難しいことを考えなければならないようなとき、ついタバコに手が伸びてしまいます。タバコを吸うことで頭を活性化して、集中力を出すことができるからです。
こうした現象は、タバコを吸うことで、能力を向上させられるものだと錯覚させます。
実際は、タバコを吸っていないと、能力が低下しているのです。いつも、なんとなく眠たくて、ぼーとしていて、タバコを吸ったときだけ一時的に脳が活性化します。能力が低い位置から高い位置へ相対的に変化するものだから、タバコが能力を向上させているかのように思い違いをするのです。
タバコを恒常的に吸うことで、脳が麻痺し、タバコが入っていない時は、能力を発揮できない脳に退化し、タバコを吸ってようやく一人前に頭が働くようになります。

タバコを吸うことによるメリットとデメリットは、明らかであり、シリアスな話、どう見てもタバコを吸うことは不合理です。

禁煙方法

タバコを吸っていたころ、会社の喫煙所でよくこんなセリフを聞きました。「去年、2週間禁煙していた」「また、禁煙しようと思っている」
禁煙がイベントのようになっています。タバコをやめるのは一時的ではありません。一生するものです。正確には、するのではなく、しなくするものです。禁煙するのではなく、タバコを吸うという余計なことをしないようにするということです。
一生、禁煙しつづけて苦しまなければならないのではなく、タバコの呪縛から解き放たれて、これからの一生を楽に過ごせるということです。

ほとんどの人は、禁煙は難しいとか、苦しいかのようにマインドコントロールされています。
薬やグッズを使って禁煙しなければならないかのように勘違いしています。
体内のニコチンを少しずつ減らしていき、徐々に慣れさせていくと言えば、いかにももっともらしいですが、そんなことする必要ありません。
特別に何かを使ったり、やったりすることで、禁煙しようとしますが、反対です。なにもしなければいいのです。
噂や固定観念のような思い込みに左右されず、ただ素直に吸わなければいいだけのことです。

禁煙を思い立ったら、残ったタバコもライターも灰皿も、もういらないので、捨てるか誰かにあげてください。

禁煙をはじめたとします。
すると、2時間くらいで、タバコを吸わなければならないような気がしてきます。
この段階は無視をすれば大丈夫でしょう。
数時間経過すると、口の中に違和感が出てきます。口の中がタバコの煙で汚されておらず、いつもと違う状態になるからです。長年汚れ続けていたのが変化したのですから、敏感な口中は、当然、その変化を察知するでしょう。ここで、やっぱりおかしくなってきたからダメだ。というのは都合のいい言い訳にできますが、違和感があるだけで、痛みや苦しさがあるわけではありません。今後、汚れ続けていた口の中が、少しずつ綺麗に戻っていくのです。

さらに、脳に違和感を感じるようになります。
ぼんやりとして、眠たくなるのです。
そのようにタバコがないと、普通にしていられない脳に退化しているのです。
ここから数週間から数ヶ月かけて、この眠気との戦いになります。はっきり言って仕事に支障がでかねない程、眠たいです。夜早く寝ても、それでも昼間眠たいです。
退化しきった脳はすぐに元に戻りません。

数ヶ月経つと、あまりにもゆっくりな変化なので気付きませんが、脳は正常な状態に戻ってきています。
1~2年経過すれば、眠気もなくなり、健常者と同じようになります。

そうなると、タバコを吸っている人が、頭が悪そうに見えることでしょう。
なにせ、タバコを吸っていた経験があるわけですから、タバコを吸う人の立場を知っています。
タバコをやめない人が、タバコをやめた人に対して、タバコを吸うもっともらしい理由を言っても、分かりきったことですから、言い訳にしか聞こえません。

タバコをやめると食事が美味しくなるという話があります。私は、残念ながらそのようには感じませんでした。
仮においしくなったとしら、今度は太る心配が出てきそうですが、これも簡単なことです。食べなければいいだけです。
私はダイエットの経験もあるので知っています。本当に食べなければいいだけのことです。正確には「余計なものを」食べなければいいのです。
まあ、でも、タバコをやめて食事がおいしくなったとしたら、まずは、その幸せを楽しむのもいいでしょう。

2012年10月12日金曜日

おすすめシェーバー ブラウンとラムダッシュの深剃りを比較評価 洗浄液でピカピカ

しばらく前に使っていたラムダッシュというPanasonicのシェーバーですが、充電バッテリーが弱く、すぐに一回分すら持たなくなってパワーダウンするようになりました。それでコンセントを常時、差し込んだまま使っていました。
それでも使えているだけマシなのでしょうが、ぜんぜん深剃りができず、シェービング後、手で触れると、細かい剃り残しがあるような状態でした。深剃りしない方が肌にはいいのでしょうが、手で触れて残っているのは気分がよくありません。

数年間我慢して使ってましたが、そろそろ買い換えることにしました。
もちろん、もうPanasonicにはしません。一時的にPanasonicに浮気してしまいましたが、ずっと前にも使っていたブラウンに戻ることにします。
私が購入したのは、ブラウンシリーズ7というやつで、2万3千円以上しました。

これは7月頃に購入したので、すでに3ヶ月程経過しています。十分使用感は分かりました。
はっきり言って、これは良かったです。ブラウンに戻ったのは大正解でした。
私は歯ブラシもブラウン製を使っていますので、ブラウンの製品は結構信頼しています。
ブラウンはドイツのメーカーです。シェーバーにせよ電動歯ブラシにせよ、日本のメーカーを抑えて先頭に立つような企業です。世界的に販売しているわけですから、リコールのリスクを考えると、品質面ではかなり神経を使っているのではないかと想像しています。実際、ブラウン製品は、しっかり、カチッとした作りを感じます。部品がグラグラしたり、ガタついた感がありません。
電動歯ブラシやシェーバーは手に持って使うものです。うっかり床に落とすこともあるでしょう。というより私はよく落とします。ブラウン製品はその程度では壊れません。
最近、ブラウン製の電動歯ブラシを買い換えて、その前に使っていたのもブラウン製です。前に使っていた歯ブラシが壊れたので買い換えたのですが、いくらブラウン製品でもいずれは壊れます。それは、おそらく電源ボタンが機械的に壊れたのではないかと思います。何年も使ってのことですから、十分働いてくれたと思います。電源ボタンが壊れたので、電源を切れなくなってずっと動き続けていました。でも、なかなかバッテリーが終わりませんでした。Panasonicのシェーバーは、すぐにバッテリーがダメになったのとはえらい違いです。
私は日本人ですから、日本のメーカーにも頑張ってもらいたいですし、日本製品の品質が高いことは分かっていますが、ブラウン製品を見ると、あんまりメード・イン・ジャパンを偉そうには言えません。

ブラウンのシェーバーの話に戻ります。
このシェーバーは深剃りができます。シェーバーの性能を評価するとき、見るべきポイントは、鼻と口の間や、顎の下といったきれいに剃り切るのが難しいところです。そういう箇所は、さすがに一回通過しただけでは、手で触ると残っています。鼻と口の間は、数回、低速通過させれば、手で触れて分からない程度に剃れます。顎の下については、手で触れてなぞると、残っている感触がありますが、刃が接触しない場所なのかもしれません。
首振りヘッドは、相変わらず追従性が高いです。ヘッドが顔の表面にぴったりくっついてきます。
この剃り心地はPanasonicからブラウンに変えて、あ~これこれ!と思える喜びでした。

以前のPanasonicのシェーバーは、使うとヘッドの中にヒゲがたまっていきます。中にたまっているヒゲは、使っているときにポロポロ落ちてきたり、シェーバーそのものをうっかり床に落としてしまうと、衝撃でヒゲが溢れ散ったりしていました。
ヘッドの中のヒゲは、時々掃除が必要です。まず、ヘッドの蓋と刃を外して、付属のブラシでヒゲを掃きます。組み立てなおして、専用の洗浄剤をつけ、シェーバーを数十秒間空動作させます。さらに水道の流れに晒しながら空動作させて洗浄剤を洗い流します。もう一度ヘッドを開けて、ブラシで部品をひとつひとつ掃除します。放置して乾燥させたら組み立て直して、最後に刃にオイルを塗布します。それでも、細かい隙間にヒゲくずが残りますが、そんなところは掃除が困難なので、神経質に考えないようにするしかありません。
ただ、購入した当時は水洗いできることが売りの一つでした。

今、ブラウンのシェーバーを購入して、上のようなことをする必要が一切なくなりました。
シェーバーを使った後は、充電台に戻します。すると、汚れを3段階で自動判断してランプが点灯します。それを見て、掃除したいと思えば、洗浄ボタン押すだけです。はい、押すだけです。後は、勝手に掃除して、乾燥までやってくれます。私は、ほぼ毎日洗浄しています。
ひと月程度使ったとき、本当にこんなのでキレイになっているのかと思って、ヘッドの中を見てみました。もう、まるで新品のようにピカピカです。ヒゲくずの一本も残っていません。毎日、まっさらのような状態のヘッドで気持ちよくシェービングしているということです。
そうは言っても、この便利さには代償があります。そう、洗浄液が必要ということです。カートリッジ式になっていて、交換するだけのことですが、ランニングコストがかかります。購入時に3個付属していたので、私はまだそれを使っていますが、なくなれば3個セットで約2,000円を購入することになります。たぶん一回の洗浄あたり10円程度はかかっていそうです。年に数千円で、数十回自分で掃除することから開放され、いつもピカピカなことを考えれば、まあ私は納得です。

というわけで、3ヶ月ほど使った今のところは大満足です。おすすめです。
教訓は、ブラウン製品を買っておけば間違いないということでした。


今後、使っていて何かあったら、また報告します。

2012年9月24日月曜日

フィリップスとブラウン比較 どちらの電動歯ブラシが良いか

ブラウンの電動歯ブラシを使っていましたが、壊れてしまったようです。
ボタンを押してもうんともすんとも言いません。それどころか、ポルターガイストのように誰も手を触れていないのに突然、動き始めたりします。ボタンを押して止めても、しばらくするとまた勝手に動き始めて、止めても止めてもきりがありません。結局バッテリーを使いきるまで動いていました。

生活必需品ですから、壊れてしまっては新しいのを買うしかありません。さっそくエディオンという家電量販店を見に行くと、ブラウン製の他、フィリップスの電動歯ブラシが目に入りました。二万数千円のハイエンド歯ブラシで、その名はダイヤモンドクリーンと言います。充電器は透明なコップのようなものにラフに置くだけでできます。USB充電もできて、旅行等の外出で活躍することがあるかもしれません。
ソニッケアー ダイヤモンドクリーン HX9333/04
これは音波式と呼ばれるタイプの電動歯ブラシです。フィリップスではソニックケアーと言っています。正直、何が良いのかよく分かりませんが、なんにせよブラシが振動することに変わりありません。それで、どんなに超高速に動いたとしてもブラシが歯に接触できなければ意味がありません。水流が起こって歯垢を除去するような作用がある可能性もありますが、水流程度で流れ落ちれば苦労しません。
もともと現代の技術で作られているこのような形態の歯ブラシでは、歯の隙間や歯周ポケットの清掃には限界があると思っています。どうやっても届かない部分があります。ですから、私は諦めて歯間ブラシとフロスを併用しています。電動歯ブラシは、本当に細かい部分はあきらめるとしても、なるべく多くの場所を磨くために、ヘッドが適度にコンパクトであることが大切です。
フィリップス製のものはヘッドの大きさは極端に大きなものではないのですが、ブラウンで最近出ている歯間ワイパー付きの大きいタイプではなく、以前からある安いタイプのものが私にとって大きさ的には一番でした。

よく考えると、フィリップス製のものは、グラスコップとか、周辺ギミックにコストがかかっているのですが、肝心のブラシ部分は別にたいしたことないのではないかと疑いはじめました。
まだ未使用のブラウン製替えブラシが残っていることもありますし、ここはやはり無難にブラウン製を選ぶことにしました。
ブラウン製もハイエンドのものは、2万円以上します。液晶ディスプレイの表示で歯磨き時間を指導してくれる「歯磨きナビ」という、たいそうなものが付属しています。
オーラルB デンタプライド5000 歯磨きナビ付 D345355X
私はこんなものはいりません。それでワンランク下の安いタイプで、割安感のある「プロフェッショナルケア2000」(D205142N)を買おうと思ったのですが、残念ながら、エディオンでは売り切れていました。
オーラルB スリム&ベーシックモデル D205142N

ふと、横の棚を見ると、ハイエンド歯ブラシと同じようなものが一万数千円であります。ひと世代前のもので在庫処分品のようです。これにも、「歯磨きナビ」をはじめ、いろいろ付属していますが、とりあえず歯ブラシがないという現状を解決するためのベターな選択はこれだろうと思い、こいつを購入しました。

ひと世代前とは言え、ハイエンドな高級機なので、余計なものが色々付属しています。例の歯磨きナビの他、舌を磨くブラシ、ホワイトニング用のブラシ、それに新タイプのブラシである歯間ワイパー付のものが付属していました。他にはブラシを付け替えながら使う家族向けの歯ブラシ置きトレーや、携帯用収納ケースも付属しています。どれもいりません。
でも、せっかく歯磨きナビというのがついているので、試しに一緒に使ってみました。
口の中の歯を右上、右下、左下、左上の4箇所のブロックに分け、それぞれを30秒間ずつ磨くための時間の目安を表示してくれます。歯磨きナビというのはそれだけのことです。秒数と磨くブロックを示すだけです。え~と・・・こんなものは秒針付きの時計があれば済むことだと思うのですが、これにどういう必要性があるのでしょうか?
だいたい1ブロックを30秒では磨ききれません。歯の表、裏、かみ合わせ面の3面を、それぞれ10秒ずつなぞることになるのですが、10秒では本当になぞるだけになってしまいます。
1ブロックに7~8本の歯があるのですから、10秒ではひとつあたり約1秒当てるだけで次々と移動していくことになります。これではサッと表面に当てることだけしかできません。かなり雑な磨き方になってしまいます。
モードを変えると15秒に変更できますが、それでも足りませんし、いちいちモードを設定するのも面倒です。
歯ブラシを傾けたりしながらブラシの角を歯の隙間に当てたり、奥歯の裏までブラシを回りこませようとしたりしていると、時間がなくなってくるので、急いでやらなければなりません。
この歯磨きナビは、しっかり磨かすためではなく、ルーズに磨かせるためのナビのようです。

ブラウンの歯ブラシは丸型で反転駆動します。ブラシの丸い形状は歯を包み込むようにするためのようです。確かに歯にあてて表面を磨くのに適した形状ではあります。しかし、歯磨きで重要なのは表面を磨くことではありません。重視するべきは、つるつるの表面ではない、歯の隙間や歯周ポケット等のやっかいなところです。虫歯や歯周病の原因になるのはそういう難しいところであって、つるつるの表面なんて虫歯になりません。

ブラウンの新タイプのブラシは毛の中に歯間ワイパーというゴムブラシが付いていて、これが歯の隙間を磨くためのものらしいです。他の毛と同じ高さしかないこのようなゴムが、他の毛と同様に作用できることはあっても、隙間にまでリーチして磨き上げる効果を発揮するようには見えません。歯ブラシ側が歯に合わせてくれるという、この手の発想は、うまく機能しないことが多いです。
現状では、手で磨く従来型の歯ブラシを使う時と同様に、電動歯ブラシであっても、自分の腕と手を動かして歯ブラシの当て方をコントロールし、ブラシの届きにくい歯の隙間等には自分でもっていくしかありません。

電動歯ブラシの最大の意義は、細かい歯ブラシの動きを自動でやってくれることです。
あれだけの往復運動を人間の手でしていたら、どれだけ手がだるいことになるか。人間はブラシを前後に微動することから開放され、ブラシを歯にくまなく接触させていくことに集中できます。
手動歯ブラシでも同じ事ができればいいのですが、我々は歯磨きだけをして生きているのではありません。手動歯ブラシでたっぷり時間をかけて磨いていられない現実を解決してくれる電動歯ブラシはとても素晴らしい製品です。手が疲れないので、ブラシを歯の隙間に丁寧に持っていく余裕も生まれます。

歯磨きナビ。不要かと思いましたが、歯磨きしていない時は時計を表示しています。ちょうど洗面に時計がなかったので、まったく役に立たないこともなさそうです。

2012年9月11日火曜日

なんのために生きているのか。生きる意味

私は、神や幽霊は、存在(実在)しないと考えている。
正確に言うと、神や幽霊の存在を言われても、それを認められるだけの証拠がない。納得のいく「確からしさ」すらない。存在を示すそれらしいものがなければ、現状においては、ないと考えるのが自然だ。それで何も問題ないし、それ以上追求する必要もない。

ところで、もし、あなたの目の前に幽霊が現れたとしたら、あなたはどうするだろうか?
テレビや映画でありそうなシーンのように、悲鳴をあげて怯えるだろうか?
子どもや女性はどうか知らないが、ある程度の大人の男性であれば、そういう反応とは少々違うのではないだろうか。
大人の男性は、なにも怖いものがないとまでは言わないが、暗闇程度でそれほど恐れるものでもない。

暗い山中で、半透明の人影が、あり得ないところに浮かんでいたとしたら、あなたはどうするだろうか?

私が思うに、まず、最初はそれがどういうものかをじっと観察するだろう。
それが幽霊らしきものだと思ったら、あなたの口から出るのは
「ギャ~~~~~~!!!」
ではなく、たとえば
「え~と・・・、すみません。これはどういうことですか?」
ではないだろうか。
幽霊が目の前に出たからといって、大人の男性がすぐに大声で悲鳴を上げるとは限らない。
はじめはなにかの冗談とすら思うかもしれない。

次に、注意深い人なら、確認できるポイントがたくさんある。
相手がこちらを視認できているのか。会話ができるか。まばたきはするか。服は来ているか。服や髪は風でなびいているか(空気との物理的接触が確認できるか)。3次元的に見えるのか。陰影はどちら方向についていて、光源はどこにあるのか(陰があれば光との物理的接触が認められる。自ら発光していれば、他の物を照らしているか)。
カメラを持っていれば、是非撮影したい。
本物だとしたら世紀の大発見だ。何事もなく帰ることができたなら、次はじっくり準備をしてから再訪して、存在を確かめたい。

しかし、残念ながら、そんなうまい儲け話はない。幽霊は存在しない。
私は、なにかの邪魔をしたいのでも、批判しているのでもない。幽霊や神は私にとって、感覚的にはサンタクロースと変わりないのだ。別に積極的に否定する必要はない。
言えることは、現状において、存在すると予想できるだけの事実に乏しく、存在しないと考えるのが自然だということだ。

突然、話は変わるが、最近、生きることに意味があるのか、ということに疑問を持つようになった。
そんなことを考えるのは、毎日が淡々と過ぎていくような日々を送っているからだろう。とりあえず何不自由なく生活しているものの、大きな夢もなく、むしろ現実に絶望感すら持っているからだ。
それで、「あ~あ、なんのために生きているのやら」というセリフが出てくる。

今更ながら、その答えが分かった。ようやく気がついた。
答えは「生きることに意味はない」だ。

地球上には、人間の他にも様々な生物が生きている。人間に一番近いのは猿。それから、犬、猫、鳥、魚、トカゲ、虫、微生物、植物・・・大量の生物が生きている。
地面を歩いているアリを見て、いちいち生きている意味を感じない。踏んづけて殺しても、世界を変える大事とは思わない。
私が死んでも、世の中なにも変わらない。世界中の大部分の人は私が死んだことを知ることもない。いなくなれば世界的に知れ渡るような存在、総理大臣や合衆国大統領でも、いなくなったらなったなりに世界は動いていく。世の中すべての人にいくらでも代わりはいる。
人間だけは他の生物と違うなにかがあるだろうか。私はそんな都合のいいことを思わない。単に猿を進化させたもので、人間も他の動物と大差ない。いや、人間が何か特別な存在だとしても、その人間ですら、毎日のように生まれ、死んでいく。他人が生まれて死んでいくことに、ひとつひとつ意味を考えていられない。
人が生きることに特別な意味はないのだろう。生きる意味があるとすれば、食物連鎖の一部になっている程度の理由で、期待したようなものではない。

そもそも、生きることに意味がなければならないなんていう決まりはない。
生きることに何か意味を求めるのは、神や幽霊と同じことなのだ。
人間はただ生物学的に誕生したものに過ぎない。死ねば土に帰り、分解され、他の物に生まれ変わる。
残念ながら、私やあなたがここに生きていることに意味はない。ないものを信じている。信じたいのかもしれないが、神や幽霊と同じように現実を冷静に見てみると良い。宗教的に信じるのは構わないが、物質的には特別な事象はない。

生きることに意味がないとすれば、意味のないことを続けるより死んだらいいのだろうか。
別に死ななくてもよいと思う。生物には生存欲があるし、死ぬのは楽ではない。死ねば悲しむ人がいるかもしれない。
心配しなくても、いずれは死ぬ。
ただ、正しいことをし、やりたいことをやって、生きていけばそれでいいのではないかと思う。

中川淳一郎氏の「ウェブはバカと暇人のもの」を読んだ書評というか感想

「ウェブはバカと暇人のもの」なんて本を見つけた。結構有名な本のようだが、こんなことを言っている本があるとは知らなかった。
著者の中川淳一郎氏に興味をもったので、「今ウェブは退化中ですが、何か? クリック無間地獄に落ちた人々」という本も読んでみた。

これら書籍の内容には、感情的な表現も多々見られるが、ほぼ共感できるし、意味は理解できる。
どのような内容かは、検索すればいろんなサイトが出てくるので、あまり書かないが、インターネットを全面的に肯定するものではなく、あえて否定的な見方でも書いたものだ。
特にウェブサービスの提供サイドに立った経験をしたことがある人ならば、よく分かる内容だと思う。
このような視点で見ている人がちゃんと実在することを明確に知ったことは、私にとって救われたような気持ちだ。
この著者はけっこう強気に書いていて、あまり弱音を吐かないだろうが、私は正直言って、インターネットのユーザーには失望した。ウンザリきている。現在は、それを通り越して、割り切るようにしているだけだ。
割り切るというのはインターネットユーザーのことをどうせバカ…というと言葉は悪いのだが、期待できない存在だと疑ってかかっていることだ。あきらめながらインターネットユーザーに接するというのは、本当は楽しくない。悲しい気分だ。だが、仕方がない。

この書籍は、インターネットのことを批判的ともとれる内容で書かれている。その舞台となるインターネット上で見られる感想では当然反感を買われることになる。
たとえば、「自分がウェブで金をもらう立場のくせに、そのウェブを批判している」という失笑のようなものがある。
著者は、自分がインターネットの中に身を置いているからこそ、あえて自分のフィールドを批判しているのだ。自分のことを良いと言っていては手前味噌になってしまう。
そのような、断るまでもなく分かっていることですら、指摘されてしまうということに痛々しさを感じてしまう。
インターネットの中にいる著者が、インターネットを厳しい目で見ているのは、インターネットの中にいる人だからこそ。そういう理念なのはあらためて書き表すまでもなく分かりきっている。それにもかかわらず、「おまえはインターネットから稼いでいるだろうが!」というピントはずれな指摘には、涙が出そうだ。
そんなことだから、続編的な存在の「今ウェブは退化中ですが・・・」という本では、「いや、だからインターネットの中にいるからこそインターネットの汚点を書いてんのでしょ」みたいなことを長々と説明したり、いちいち反論を想定して断りを入れるのはもう嫌だ、と釘を刺さなければならなくなっている。
思慮深さどころか、ほんの少しの想像すらできない。薄い表面しか見えない。リンゴの皮が赤だから、中まで赤色だと思っているように。
もっとも、そのようなことをいう人は、自分の非は認めてはいけないというような価値観なのかもしれないし、そもそも本質的なことへの意見ではないので、なんでもよいのだが、想像を絶する無思慮ということだけだ。

最近、日本周辺の一部の島をめぐって領土問題が起こっている。それに例えて言うなら、とにかく日本の領土だと主張するだけで、根拠を聞いても話がまったく通じないような人達。根拠は自分サイドのメリットのみで、洞察がない。
領土問題について主張する人の中で、問題になっている領土が、相手国の主張を理解した上で、国際法や歴史的に見て、日本の領土であると論じることができる人がどれくらいいるだろうか。私はできない。私が不勉強なだけならいいが、本当のところ、学者か、よほど勉強している人でなければ、しっかりとした根拠をもって日本の領土だと主張できる人はなかなかいないのではないだろうか。それは日本側の立場でなく、相手国の国民もそうだろう。
知らないのに主張しているとしても、こう言うならまだいい。「領土が自国のものであれば、都合がいい。正直言って、難しいことは分からんが、自国にとって有利な方を主張するだけだ」。そう開き直っているのなら、ある意味問題ない。いや問題ないことはないとしても理解できんでもない。そうではなく、自分の熟考で正当性を確信しているのでもないのに、まるで正当であることを知っているかのように真顔で主張されるから、頭が痛い。

こういう人達とは、どうやっても会話が成立しない。論理的に話ができない。自分都合だけの意見でしかない。なにを言っても無駄でイライラする。できることは、なるべく早く気づいて相手にしないことだけだ。

変な人はインターネットの一部だけで、大多数はまともな人達だと思われるかもしれない。
インターネットに限らず、世の中のほとんどの人は、いちおう善人だ。インターネットにいる人達も同じだろうと思う。どこにでもいる普通の人だ。だが、実は、その普通の人こそが、あまり賢くない張本人だと思う。

日本人の全員が大学を卒業しているわけではない。どちらかと言えば大卒は少数派だ。そういう私自身も大学を出ていない。私は、学歴と頭の良さが一致するとは思っていないし、頭の良さと人間性は別だと思っている。しかし、世の中の人が知的な人ばかりではないということを示唆することのひとつだと思う。社会で働く人達も知的労働者ばかりでなく、高度な知能を必要としていない職業も多い。
感覚的、感情的な判断で生きている人ばかりで、日常的に逐一頭を働かせる人は多くない。

インターネットを利用している人の目的は、調べ物をしたり、コンテンツを楽しむことで、ほとんどの人は見るだけ。投稿や発言はしない。古い言葉だが、ROMと呼ばれる人達が大多数だ。このブログでも、今日現在、アクセス数は3万近くあるが、コメントは一件もない。通常、インターネットで発言する人の影には、数百倍、数千倍の見ているだけの人が隠れている。
だから、インターネットで発言するわずかな人の言うことをとって、すべての人の意見とは言えない。一部のおかしなことを言う人を見て、インターネット全体が変人ばかりだと決め付けることはできない。
それはある程度正しいと思うのだが、私はそうでもないとも思っている。インターネット上の発言を見て、「こいつら自分都合の浅はかなことばっかり言ってんなあ」と思いながら冷静に見ている人も中にはいるだろうが、実は、浅い発言と同じような考え方の人もかなり多いのではないかと感じている。
その理由は、アクセス解析だ。自分のサイトのアクセス解析を見れば、たとえ発言しない人達でも、どんな考えを持っているかを伺い知ることができる。
どのページをどれくらいの時間見ているか。どのリンクをクリックしてページを遷移しているか。どういうキーワードで検索してやってきたか等、アクセス解析に表れる。訪問者はなにかを投稿しているつもりはないし、誰にも見られていないと思っているだけに、とても正直な動きをする。アクセス解析の記録は嘘をつかない。
日々、アクセス解析の内容を見るにつけ、変な人は必ずしも一部の人達だけでないことが分かってしまう。

考えてみれば、賢い人が少ないのは当たり前。
もしも、あなたがそれなりに学がある人だとすると、あなたは稀な人だ。
人の知的階層を図示したとすれば、ピラミッド型になるだろう。頭の良い人ほど頂点に近く、人数は少なくなっていく。ピラミッドの底辺に近づくほど人数が飛躍的に増加する。世の中のほとんどの人は、それほど高い知能を持っていないのが現実だ。頭の良くない人が多いのは当前で、頂点に近い人から見れば、あまりにも程度が低い人が多く見えてしまう。
インターネットでは、そういう普通の人の浅い考えによる思いつきがフィルタされることなく出てしまう。その結果、粗雑な発言ばかりで埋め尽くされてしまう。

今回取り上げた書籍の著者も、本心はインターネットを残念に思っていて、悪く言いたいわけではないのだろう。
インターネットの汚点を言って、喜んでいるのではなく、悲しんでいるのだ。
しかし、今のところ、どうにもならない。だから、インターネットとは上手に接した方がいいと言っている。

あきらめるしかない。冷めた考え方で対処するしかない。悲しいが今の私に近い気がする。

2012年9月9日日曜日

初めてのコンタクトレンズの処方箋を求めて眼科へ 装着練習

片方の目がぼやけて見えていて、少し前から眼鏡をかけ始めたのですが、使い始めると眼鏡というのはなかなかに邪魔なことが分かります。
ファッション目的で眼鏡をかけるのと違い、眼鏡をかけざるを得ないというところが困ります。人というのは、やらされるとやりたくなくなるものです。
眼鏡をかけていることを忘れてちょっと目もとを触ろうとして、指がレンズに触れてしまうことがあります。一度触ってしまうと指紋を拭かなければなりません。
寝転がったときは耳にかかるツルが邪魔になります。当然、眼鏡をかけたまま寝ることはできません。
レンズにゴミがつくので、毎日拭かなければなりません。面倒くさいです。
フレームは視界を狭くします。
スポーツで使うときは、眼鏡がずれやすく、汗で汚れます。視界が狭くなるのもスポーツでは不利だったり、危険だったりします。
度の入ったレンズというのは、眼球とレンズの間に数ミリから数センチの距離があることで、物が小さく見えるようになります。それで距離感が変わってしまいます。スーパーで買物をするとき、棚の物をつかむつもりが何もない空中をつかんだことがあります。
自動車の運転は、見え方が変わると車間感覚が狂うので、狭いところでの運転が不安になります。眼鏡をかけないときの視界のボケよりも、距離感が変わることの方が危険に思えます。

そのような眼鏡の欠点に気づくと、コンタクトレンズを使ったらいいんではないだろうかと考えるようになりました。
コンタクトレンズなら、視界が広いですし、ものが小さく見えるようになりません。目の周りに器具がないので、今までどおり顔に触れることや、寝転がることができます。
コンタクトレンズと言えば、容姿を考えて使う人が多いように思っていましたが、機能性という意味でも眼鏡に勝る便利な面があります。

もちろん、コンタクトレンズのリスクや欠点にも留意しなければなりません。
眼球に直接触れるものですから、知らず知らずのうちに目を傷つけてしまうことがあります。そのため医師による定期的な検査がかかせません。
装着や脱着は手を清潔にしたり、鏡が必要になったりします。長時間の装着はできません。特にたまにしか使わない人は、最大でも4~6時間程度の短い時間しか装着できません。
それにコンタクトレンズでは脱着の手間がかかるので、どのみち眼鏡は必要です。

先日、コンタクトレンズの処方箋をもらうために眼科へ行きました。
まず最初、コンタクトレンズをはめる前に医師の目で眼球を検査します。
問題ないと判断されると、視力を測定した後、コンタクトレンズの度数を決めます。
決定した度数のコンタクトレンズが看護婦さんの手で入れられます。
その後、コンタクトレンズの種類や注意事項、リスクについて念入りに説明され、コンタクトレンズを装着した状態で、もう一度医師のチェックを受けます。
最後に、コンタクトレンズを付けたり外したり、着脱練習をします。

私は毎日使わないので、1日使い捨てタイプのコンタクトレンズを選びました。


コンタクトレンズは小さなパッケージに一個ずつ入っています。
パッケージを開けて、液体に浸かったコンタクトレンズをすくい取ります。透明の液体に透明のコンタクトレンズが入っているので、あまり見えません。指を入れてすくい取ると、取り出すことができます。
人差し指の上に置いて、裏表を確認します。とても柔らかい素材なので裏返しになっていることがあります。裏返っているのは、コンタクトレンズの縁が反り返ったように見えることで分かります。
ソフトタイプのコンタクトレンズは指でつまみ持つことができないほど、極薄でふにゃふにゃです。指の腹に乗せている時は、なんとかお椀状の形状を保っていますが、ちょっとしたことでぺしゃんこに潰れます。潰れたら、液体に浸して、ほぐすことで形状を戻します。そのため、パッケージの液体は開封後も捨ててはいけません。
着脱には、両手を使います。
目の中が見えるように、鏡に20~30cmくらいまで顔を近づけ、両方の手でまぶたの上下をひっぱり押さえることで目を閉じられないようにしながら、片方の人差し指の上に乗ったコンタクトレンズを眼球の上に当てます。眼球に吸い付くように馴染めば、自然に装着できます。
取り出すときは、装着時と同じように両手で目を開いておいて、片方の手の人差し指と親指でつまみ取ります。
濡れた状態のコンタクトレンズは眼球の黒目の上に置くと、1~2秒でジワッと眼球に馴染んで張り付きます。もたもたしてコンタクトレンズが乾いてくると、眼球に付きません。その時はパッケージの液体に浸して濡らしなおします。
眼球にコンタクトレンズを置くというのは、指の上に乗ったコンタクトレンズを眼球に触れさせるということです。初めてであれば、眼球に触れるということ自体が怖いので、ついつい瞬きをしてしまいます。眼球の寸前にコンタクトレンズがある状況で瞬きをすれば、まぶたでコンタクトレンズをはさみ潰してしまいます(つぶれたら液体に浸してほぐし戻します)。そのため目をつむらないように上下のまぶたを両手の指でしっかり押さえておくことが重要になります。その方法は、左手の中指で上まぶたを押さえ、右手の中指で下まぶたを押さえます。
外すときは、黒目の上に乗ったコンタクトレンズを親指と人差し指でつまみとります。これは指で眼球に直接触れることとほとんど変わりません。目についたコンタクトレンズを触ることなく何かの衝撃で弾き飛ばすようなものではありません。直接指で触れて取り出します。

何度か付けたり外したりして、練習します。
練習中は看護婦さんが横についていました。
この看護婦さんは見た目はそんなに悪くないのですが、笑わないし、セリフは敬語の棒読みで、まったくフレンドリーでなくて、なんか冷たい感じなのが、ちょっとあれでしたが、まあ、見た目が悪くない分いろんな患者さんがいるだろうし、ルーチンワーク化してしまっているのでしょう、きっと。

コンタクトレンズの装着と取り外しができるようになったら、ようやく許可がおります。
そのまま、そこでコンタクトレンズのセットを購入しました。30個入で約3000円しました。私は片目だけなので30回分ですが、両目の人は15回分ということになります。

装着感ですが、意識すると異物感を感じます。異物感というのは眼球では感じていないと思います。眼球とまぶたの間にあることで、瞬きした際にまぶたの縁が眼球上にあるコンタクトレンズの厚さ分の段差を感じるのではないかと思います。コンタクトレンズの厚さといっても極薄ですが、まぶたの感覚が敏感なので、コンタクトレンズの存在を感じてしまうのだと思います。
それでもうまく入ったときは、コンタクトレンズの存在をまったく感じません。このうまく入った時というのはどういう時か分からないのですが、あまり何度も失敗せずスムーズに入った時のような気がします。この状態では自分でもコンタクトレンズが入っていることが分かりません。鏡を見てコンタクトレンズを目視することで、存在を確認できます。

コンタクトレンズは視界が広く、邪魔なフレームはなく、見え方も自然です。
そんな素晴らしいコンタクトレンズですが、リスクや使い方に注意を要するので油断は禁物です。
しかし、眼鏡では不便な状況ではとても有用に使えることが分かりました。

2012年8月31日金曜日

寄せ餌フィッシングみたいに無料、無料って、もういいかげんシラケるので、そろそろ進歩しませんか

私がまだ中学生か高校生だったころ、当時はDVDやBlu-rayなんてものはなくて、VHSというビデオテープにテレビ番組を録画して見ていた。テレビ番組の開始日時、終了日時、チャンネルを入力して予約しておけば、自動で録画してくれる。なにも難しくはない。
だが、私の母はそのビデオの録画予約ができなかった。そういう機械物は苦手だった。

少し前に、田舎に帰った時の世間話の中で、母から「最近、無料、無料とよく聞くが本当に無料なのか?」と訊かれた。
ちょうどテレビを見ていて、何かのCMが流れていたのだが、そこでもたまたま「無料」という言葉が流れたので、「ほら、また無料と言っている」と、訊かれた。
それに対して、私がなんて答えたかはっきり覚えていないが、おそらく否定するように答えたと思う。

言われてみると確かにそうで、世間ではやたらと無料という言葉が使われている。
なにをするにしてもコストがかかるはずなのだから、なにひとつ無料でできるわけがない。私自身や、これを読んでいるあなたに対しても、わざわざ世の中の誰かが無料でなにかをくれたり、なにかサービスをしてくれるような動機なんてない。
対価を支払って、物を買ったり、サービスを受けるのであれば分かるが、ただでもらえる必然性がないのだ。当たり前の話である。
もしも、無料のものがあるとしても、そこには無料でできる理由がなければならない。
必要なコストは税金で賄われているとか、他の方法で回収しているとかなら分かる。
本当に無料であなたにサービスする人が存在するとしたら、とてつもないお人好しか、最近よほどいいことがあって、いたたまれないほど誰かに親切にしたいとか・・・とにかく、普通ではない理由がある。そしてそんなことはほぼあり得ない。

自動車整備会社が「車検見積り無料」という、キャンペーンを展開していた。
たしかに車検の見積りは無料でしてくれるだろう。嘘ではなく本当に無料のはずだ。
だが、見積りに来る人は車検がしたい見込み客である。まさに車検が必要なカモが無料につられてやってくるのなら、そんなうまい話はない。
本当に見積りだけする人なんてほとんどいないし、見積りなんて言っても、パソコンの定形入力フォームに打ち込めば、自動計算してプリンターから出てくる。コストなんてほとんどかからない。その分の人件費は、それ以上の効果を考えれば微々たるものだ。

言うまでもない当たり前のことを言っているように思われるかもしれない。
そう、それを認識している分には問題ない。
インターネットでは、GoogleやYahoo、通話やゲーム、各種情報サービスが無料で提供されている。
そのようなサービスを受けていて、無料が当然と考えている人が存在しているフシを感じる。
無料がありがたいと言うのであれば、分からないでもないが、無料が当然と考えるとすれば危険を感じる。
無料には、無料でできる理由があるはずだ。無料であれば、懐が痛まないので、そうしてもらったほうが助かるだろう。だが、今言っている話は、どちらの方が自分にとって都合がいいかという話ではない。無料のサービスを受けるなら受けるとしても、なぜ無料なのかを意識しておく必要があるということだ。

企業が無料というのは本当に無料ではない。それ自体は無料でも、必ず何かの方法、どこかで回収しなければならない。
無料というのは、単に餌であり、オトリだ。
無料でできる意味を理解した上で、その無料を使うのは悪いことではないが、なぜ無料なのかを考えずに利用するのは、逆にいいように利用されるだけになるだろう。

無料に釣られて騙されるバカは放っておけばよいと思うかもしれない。
だが、以前、母は私に「無料と言っているのは本当に無料か」と訊ねた。
私の母が、ややこしい社会の駆け引きを考えて言っているのかどうかは分からないが、少なくとも直感的には、無料というのに疑わしさを感じているのではないかと思う。その直感は、正しい。
しかし、わざわざそのようなことを訊くというのは、ただで貰えるのなら、貰っておいた方が得なのではないかと、気持ちにゆらぎがあるからではないかと思う。
私の母は高齢で、それほど学がある人ではないので、少し心配に思うのだ。

人は無料という言葉に弱い。
その弱さにつけこむズル賢さと、無料に群がる意地汚さ。
そんなこと分かりきった上で、それを利用しようとする寒々しさ。
そう考えていると、無料ばっかりというのは、喜ばしい気持ちになれない。

費用の高いインプラント手術 実際やってみて噛み心地はどうだった?

若いうちは実感がありませんが、年齢を重ねるごとに体の完全性が失われていきます。
歯についてもそうで、普通の人でも30代40代あたりから、一本ずつ、失われていきます。

歯の一生は赤ちゃんの時から始まります。最初に乳歯が生え、6歳頃から乳歯は永久歯に生え変わります。その永久歯が虫歯になって痛くなると、歯科医院へ駆け込みます。虫歯初期の治療で歯に損傷が少ないうちは、銀歯やセラミックによる詰め物でしのげますが、そうした人工物は口中で次第に劣化していき、数年~数十年で外れたり、摩耗することで交換が必要になります。付け替える際に、更に歯を削る処置が必要になって、そのたびに歯は小さくなっていきます。特に深い虫歯の歯は神経を抜いているため、脆くなりやすく、劣化が早まります。中年になるとさらに歯周病の脅威もプラスされ、それ以上の治療ができなくなった歯は、最後に抜歯して終わります。

歯の失われた箇所は、取り外し可能な部分入れ歯や、両隣の歯で人工歯を支えるブリッジという方法で、補います。
部分入れ歯は、口の中に常に異物を入れている感覚があります。食後は、入れ歯の金具に食べたものが引っかかって残ったりするので、口臭の原因になります。
部分入れ歯は隣の歯に金具を掛けて保持し、歯茎の上に乗せられます。歯茎という柔らかい部分に載せられた歯では保持力が弱く、食べ物をまともに噛めません。金具を引っ掛けている隣の健康な歯にも負担がかかります。
寝る前には部分入れ歯を取り外して清掃する等メンテナンスが欠かせません。
ブリッジの場合は、固定式ですが、部分入れ歯と同じような問題があります。
これらの方法は、保険治療が可能なため、費用的には大きなメリットがあります。

その他に、インプラントと呼ばれる治療方法があります。
これは大変高額で、しかも保険適用外です。相場としては1本あたり40万円前後の値段です。
医療費控除という制度があって、年間の総医療費の10万円を超える部分について、所得控除を受けられます。
例えば、給与や賞与等の所得が500万円あったとして、社会保険等が差し引かれた後、300万円程度の所得が残るとします。そこからさらに、年間の総医療費から10万円を引いた金額を差し引くことができます。その結果、年間の所得が少なくなりますので、その分の所得にかかる10%前後の所得税を支払わなくても良いことになります。
インプラントで40万円かかったとして、40万円-10万円=30万円の所得控除で10%の税率なら3万円還付されます。この場合、インプラントの治療費が40万円だとすると、37万円になったので、7.5%引きということです。
実際の還付は、税務署に申告して受け取ります。

40万円が37万円になっても、高額な医療費には違いありません。
しかし、それが金額に見合ったものであれば、治療を受けることもやぶさかではありません。
特に部分入れ歯やブリッジによるデメリットを考えると、多少高額でも快適な食生活を送りたいと思えます。

歯の状態は人によって異なるため、確実に支障なく治療できるとも限りません。
インプラントの治療を受けるにあたっては、金額が高い、安いということだけでなく、信頼できる医師で、保証期間が長いことも重要です。

私自身、実際にインプラントの治療を受けました。
奥歯という一番重要な歯を2本失ったため、インプラントという強力な方法で補うことを選びました。
反対側の歯は使える状態なので、そちらだけ使いつづけることもできますが、それが調子が悪くなったときに困ることになります。また、片方だけで噛んでいると顔のバランスが悪くなっていきます。
費用は80万円以上、治療期間は半年かかりました。

最初に2時間にわたる手術を受けました。部分麻酔なので意識はあります。顔全体を覆うカバーをし、専用室で休憩なくずっと治療を受けます。
手術によって埋め込まれたインプラントは、半年間待って顎の骨と一体化させます。その間、定期的にチェックを受け、歯の型や色をサンプリングします。
半年経った後に、ようやくセラミック製の歯を取り付けました。

インプラントは顎の骨に強く固着されているため、固いものでも噛むことができます。実際に煎餅をバリバリ食べても問題ありません。
インプラントの歯が通常の歯と100%同じ感覚かというと、そこまでは完璧とは言えません。
私の奥歯は片方が通常の歯で、もう片方がインプラントですので、それぞれを指でトントンと叩いてみると、感覚があきらかに異なります。
インプラントの歯は感覚がなく、通常の歯と比較すると、顎の骨に固定された人工の歯であることを実感します。
ただ、何か食べて噛んでいるときは、大きな違いを感じません。少しだけ感覚の違いはあっても、心地悪さはありません。
インプラント側で噛むことに注意や意識する必要がなく、両方の歯で安心して食べられます。

高額な費用以外にも、インプラントには欠点があります。
通常の歯科治療より大掛かりな手術が必要ですので、失敗の危険性があります。そのことで訴訟も起こっているようです。
インプラントは人工の歯ではないので、虫歯になりません。しかし歯周病にはなります。ですので、通常の歯と同じか、それ以上のメンテナンスが必要です。
異常の早期発見と寿命をできる限り長く維持するためには、定期的に歯科医院へ通い、清掃と継続的なチェックを要します。

2012年8月3日金曜日

Huluのアカウントホールドの期間設定の仕組み

Huluに加入しているのですが、最近全然見ていません。
おもしろいコンテンツがないのではなくて、時間がないからです。もともと暇つぶしに見るようなものですから、暇がなければ見ることもありません。
それでも毎月980円を支払っていて、たいした額ではないのですが、もったいないような心情になります。

それで、たしかアカウントを一時停止する機能があったのを思い出して、探してみると「アカウントホールド」というものがあることが分かりました。
これは最長12週間までアカウントを保留したまま、視聴不可能状態にして、課金を延長するというものです。
例えば、毎月10日に支払っていたとして、2週間アカウントホールドすると次回の支払いが14日延期されて24日に変わります。ですので2週間分支払いをしていないのと同じ事になります。
最大の12週間を設定すると84日間(約3ヶ月)まで延期できる計算になります。

最長の12週間(約3ヶ月)を使えば、12週間後、自動再開された時に、またアカウントホールドをしなおすことで、継続的に支払いを延期することができます。

アカウントホールドの期間設定は約束ではありません。ただし、この機能を使えるのは3ヵ月で3回以内という制限があります。また、設定期間が終わると自動再開します。
いつでもキャンセルして再開できますので、長めの期間を設定しておくのがいいのではないかと思います。
といいますか、利用者側の立場で考えると、なんのために短い期間を設定することがあるのか分かりません。
なにかHulu側の都合かもしれません。


アカウントはいつでも再開可能

長期の出張や旅行、あるいは季節によって、huluを見ないことがあるというのは誰でも普通にありえることです。
まったく見ない時期があることを踏まえてトータルで利用料を考えることもできるのですが、利用者としては、見ない時にまで支払いをして損をしているような心理になるものです。
そのあたりを考えて、見ない時の分は支払わなくても良いという安心感を与える機能であると思います。

2012年6月28日木曜日

ルンバ故障 ショップによる修理保証には注意

ルンバがホームベースに戻らなくなった件で、以前、ACアダプターが壊れたのではないかと書いていました。
このルンバはインターネット通販でリファービッシュという中古品を購入したのですが、そのACアダプターをよく見ると、購入したショップ名が書いてあります。



つまり、純正品ではなくショップブランドのACアダプターに変更されているということでしょうか?
だいたい、これまでいろんなPC機器や電化製品を購入してきましたが、ACアダプターが壊れたことなんて一度もありません。
ショップによる製造ということであれば、販売価格とコスト削減のために、品質に不安のある製品であってもおかしくありません。
このACアダプターは信用できません。修理に出しても、どうせまた同じACアダプターに変わるのに決まっています。
修理に出せばショップによる保証で修理工賃は無料とのことですが、修理もなにもチープな自社製のACアダプターに交換するだけで、修理なんてなにもありません。
そして交換部品代金は保証範囲外ですから負担しなければなりません。それは新しいACアダプターを購入するのと同じことです。
加えて、梱包手間や梱包材の費用、送料もかかります。
これは事実上、何一つ保証がなく、全面的にこちらが負担するのと変わりません。それどころか、壊れた上にACアダプターをもう一個買うようなものです。

AmazonでACアダプターだけ購入することが決定しました。
送料を考えるとこちらの方が安くつきそうです。



上がAmazonで購入したACアダプター。ほとんど同じものです。

届いたACアダプターをつなげてみると、ルンバは問題なく動くようになりました。
このACアダプターも純正品ではないと思いますが、同じ事です。

今回の教訓は
・保証の中に交換部品代金が含まれていることが大切(場合によっては実質的に保証がないのと等しい)
・修理に出す時に送料負担や梱包が必要
・中古品は中身が全部純正品とは限らない