2014年4月28日月曜日

DMM英会話のキャンペーンが安いのには裏がある

DMM英会話はフィリピンに3箇所の拠点を持っています。セブ本社、マニラ、ダバオです。それぞれの地域で、講師に支払うレッスンあたりの報酬が異なります。それらの金額はすでに判明しているのですが、ここでは仮に平均65ペソだとします。一方、生徒が支払う金額は半額キャンペーンによってレッスンあたり100円未満ですから、現在の為替で43~44ペソです。これだけ見ると、DMMはレッスンをするたびにおよそ20ペソの赤字を出すことになります。
レッスンあたり100円というのは、生徒が毎日すべてのレッスンを消化した場合の単価ですから、実際には放棄される分があります。計算上は3割以上放棄されれば赤字ではなくなりますが、これ以外にも、振替チケット、体験レッスン、設備費、広告費、日本人スタッフの人件費等々、様々なコストがあります。
いずれにせよ、赤字か、ぎりぎりでやっていると思われます。他社の状態から考えても普通では無理な価格です。

私の場合、そんなDMMの懐具合なんてどうでもよくて、ただ安く英会話レッスンができればそれでいい・・・とはならず、DMMが何を企んでいるのかがとても気になります。知ってどうにかなるものではないですが、単純に興味を持ってしまいます。

拡大を続けるDMM英会話

現状、オンライン英会話は儲かるビジネスではありません。フィリピン人講師の賃金は安くていいのですが、その分単価が安く、売上規模が大きくありません。大量の講師を集め、大量の生徒を集めないと、まとまった金額になりません。
それにもかかわらず、DMMが参入した理由は、もちろん金を儲けるためです。DMMが目をつけたからには、必ずどこかに金の匂いがしているはずです。DMMは営利企業ですから、儲けるためにやっているにもかかわらず、今儲けているようには見えない。それはなぜか?

DMM英会話はオンライン英会話ビジネスが今後巨大化することを見込んでいると思います。少なくとも数百倍になると見ています。日本のみではなく海外も視野に入れていると思います。今の赤字は将来の巨額の利益から見れば、ちっぽけな金額なのです。まだ苗が小さい今のうちに、大きなシェアを獲得しておいて、将来の莫大な収益を狙っています。これはDMMが何か悪いことをしているというのではなく、当然の企業活動です。

そう考えると、DMMが今の段階で一番したいことは、市場占有率を速やかに拡大することであろうと思います。広告、キャンペーンを駆使し、早く大多数の生徒を獲得したいだろうと思います。そのためには他社からの乗り換えを歓迎しますし、他社を取り込んでしまうのも手かもしれません。
市場で十分なシェアを獲得しはじめたころ、DMMは次の段階へと移行し、収益の出る価格体系に変えて、オンライン英会話の裾野の拡大を図り、いよいよ実り始めた果実の収穫をはじめるでしょう。

逆にDMMが嫌がることを考えてみますと、シェアの拡大を阻まれることや、十分なシェアが獲得できないうちにオンライン英会話市場が急成長しはじめることだと思います。

こうした私の妄想が当たっているかどうかはともかく、ありえない安さには必ず裏があるはずです。私はただ英会話をしながら、こうしてあれこれウォッチングもして楽しんでいるだけです。

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