2018年7月27日金曜日

タイマーや外出先から家電操作、RS-WFIREX3の良いところと不満点

私が住む部屋のエアコンは三菱製なのですが、これのタイマー機能がとても使いにくい仕様になっています。オンとオフのタイマーを今から何時間後に行うかという相対指定で行います。時計を内蔵していないので、具体的な時刻を指定してエアコンをオン/オフすることができません。しかも、オンとオフのタイマーを同時に使うこともできません。例えばエアコンをつけたまま寝て、1時間後にエアコンをオフにし、7時間後にオンにするというような使い方はできません。
使いにくいエアコンのリモコン

オール電化なので、深夜電力が安いプランで契約しています。午後11~午前7時までは電気代が大幅に安くなります。エアコンは、起動してから部屋の温度が下がるまでが一番電力を消費します。そこで、朝、エアコンをつけるタイミングを午前7時よし少し前にすれば電気代が得です。しかし、時計を内蔵していない三菱のエアコンでは、オンにする時刻をピンポイントで指定することはできません。寝る前にタイマー予約するにしても、30分単位なので、正確な時刻を指定するにはセットするタイミングを見計らう必要があります。現実にそんな面倒なことはやっていられません。

そんなことを考えていたとき、汎用リモコンという製品が存在するのを思い出しました。それであれば設定できるのではないかと思って、調べていたところ、もっと便利なスマート家電コントローラというものが存在しているのを見つけました。Amazon EchoやGoogle Homeで家電をコントロールする際に使うもののようですが、スマホから直接使うこともできます。スマホがリモコンになり、しかも外出先から遠隔操作することができます。タイマー機能もちゃんと持っています。エアコンに限らず、テレビ、シーリングライト、扇風機等、赤外線で操作するものはなんでもコントロールできます。
この手の製品はいくつかあるようですが、ラトックシステムのRS-WFIREX3という製品を選びました。Aamzonで6,872円と、少々値が張ります。
製品自体は手のひらサイズに小さくて軽いです。USBケーブルが付属していますが、電源は付いていません。なんらかのUSB電源が必要です。私は、その辺に転がっていたポケットWiFiの充電器を流用しました。それと2.5GHzのWiFiが必要になります。
ラトックシステムのRS-WFIREX3

設定は、説明書に沿ってやっていけば簡単です。一度設定すると、装置の中に設定情報が記録されるので、電源を抜いて他のコンセントへ移動することができます。と、言いたいところですが、なぜかできませんでした。他のコンセントに移動すると、赤色LEDが点滅してWiFiに再接続してくれません。しかたないのでリセットして再設定しなおしました。このあたり、製品としてちょっと不安定かもしれません。
WiFiにつながるようになったら、専用のスマホアプリにコントロールする家電製品を追加していきます。ある程度の家電はプリセットされていますが、存在しない場合は学習させる必要があります。一部、学習できなかった機能(NEC製シーリングライトの光色切替)がありましたが、普段使わない機能なので問題はありません。

RS-WFIREX3は温度、湿度、照度という3つのセンサーを内蔵しています。それらで外出先から部屋の状態を確認することができます。
例えば、部屋にペットを飼っている場合、外出先から部屋の温度を確認して、必要に応じてエアコンを遠隔操作することができます。温度が一定の値に達したら通知を受けるように設定することもできます。
部屋の温度、湿度、照度をどこからでも確認

アプリにはタイマー機能があり、分単位で家電をコントロールできます。一回だけでなく、毎日繰り返し実行するように設定することもできます。平日や土日等の曜日単位に指定することはできますが、祝祭日には対応していません。
タイマーを複数作成可能

マクロという機能があり、複数の操作を連続して一括で行うことができます。例えばエアコンと扇風機の電源を同時にオンにするようなことができます。しかし、マクロといっても単に連続実行するだけで、内蔵のセンサーの状態や日時等を条件にするようなことはできません。

「リモコンデータ受け渡し」を使うことで、設定データをXML形式でエクスポート/インポートすることができます。設定のバックアップをとったり、他のスマホへコピーすることができます。

アプリから家電を操作したときのレスポンスもは、スマホが同じWiFiネットワーク内にある時は安定しており、早いですが、外出先から操作すると、はじめに数秒かかることがあります。問題を感じるほどのタイムラグではありません。
赤外線という性質から、リモコンから家電までの間に光を妨げるものがあってはなりませんので、RS-WFIREX3の設置場所や家電、家具の配置に注意する必要があります。
エアコンのコントロール画面例

話は少し変わりますが、以前、スマートコンセントというのを別の製品を購入して、ルーターの電源コントロール用に使っています。ルーターですからめったに電源を操作することはなく、放置しており、それで問題ないのですが、ついでにそちらの状態を確認したところ、操作不能になっていました。スマートコンセントにあるボタンの操作も、スマホアプリからの操作もできません。いろいろ試行錯誤したのですが、原因が分からず、いったんは放置してみることにしました。
少し詳しい人であれば気が付くと思いますが、スマートコンセントにしても、赤外線の家電コントローラーにしても、どこか外部のサーバーに接続しているだろうことが想像つきます。それは、サーバーが止まるようなことがあれば、それらの装置を屋外から使うことができなくなることを意味します。
実際、スマートコンセントをしばらく放置していると、復活していましたので、やはりサーバーが原因の可能性が高いです。
こうした機器は外部のサーバーに依存しており、サーバーを維持するメーカーの信頼性が問題になります。そのあたりが盲点になりえるかもしれません。

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