2012年9月5日水曜日

新入社員や未経験者のプログラミング言語の習得方法

コンピュータソフトウェアを作成するには、通常、プログラミングという作業を行う。コンピュータソフトウェアの開発には設計やテスト等もあるのだが、実際にプログラムを作る工程はプログラミングと呼ばれる。
プログラミングとはプログラムを書くことであり、そのプログラムには様々な種類がある。例えば、C++やJAVA、PHP等と呼ばれる。
プログラミングは、そうしたプログラミング言語を使える人が行うのだが、その習得方法について、勘違いをしている人がいるようだ。

昔、マトリックスという映画があった。近未来を描いたSF映画だ。
その中で、何度か登場したシーンなのだが、これはSFだなあと思えるものがある。
頭にヘッドギアのようなものをつけて、CD-ROMをセットし、スイッチポンすると、あっという間に特殊スキルが身につくのだ。
これを使うと、カンフーとかヘリコプターの操縦方法を数秒で習得できる。パソコンソフトのように、いろんな種類のスキルを収録したCD-ROMが存在する設定で、それを次々と脳にインプットしていけば、どんどんスキルが身につく。
現実は、格闘技であれば筋力トレーニングが必要であるし、スキルは経験をもとに身につくものなので、脳に何か入れて済むものではないが、映画の世界なのでなんでもありだ。

しかし、これと似たような期待をする人が現実にもいる。
資格試験もそのような性格のものの一種だ。資格試験に合格しているからといって、想定されるスキルがあるかどうかは分からない。その可能性を当然のものとして意識しておかないと、資格試験の合格者を誤って見てしまうことがある。資格試験を完全に意味のないものととらえることもないが、能力判定には限界があることは理解しておかなければならない。

プログラミング言語の習得についても、同じような勘違いをしている場合がある。
特定の手順。具体的に言うと講習を受けたり勉強をすればプログラミング能力が身につくと考える人がいる。
ある会社では、勉強会のようなものを開催して、プログラミング能力がほとんどない人にプログラミングを習得させようとしていたりしていた。私はこれは効果的な方法に思えない。
なぜなら、プログラミングは修練だからだ。別の言い方をすれば筋力トレーニングなのだ。
実際に繰り返しプログラミングを経験することで技能は定着する。失敗や間違いを繰り返して成長し、その人なりのプログラミングスタイルが確立していく。

プログラムを書いた後、コンパイルとかビルドという処理を通す必要のあるプログラミング言語があるのだが、プログラムを少し書いた後、コンパイルを行うと、コンパイラから必ずエラーとしてプログラムの記述間違いが指摘される。プログラムの記述を間違えさえしなければ、何もエラーにならないのだが、人間というものは絶対に間違いを犯すので、99.999%エラーを吐く。さらにコンパイルやビルドの処理を終えても、いざ実行してみれば、一度目は、まず思った結果にならない。何度もトライアンドエラーして、徐々にまともに動くようになる。
プログラミング作業は理屈や計算通りにいかないのだ。間違えずに書けばコンパイルエラーにならない。だけど、実際は間違える。なら、間違えずに書けと言っても、現実は絶対に間違えるのだ。間違えずに書けば、エラーはでないはずだし、書いた本人もわざと間違えては書かない。だが、現実はほぼ確実に間違えて書いている箇所がある。コンパイルエラーにならないように間違えずに書けというのは現実には無理難題だ。理想通りにはならない。そのような現実はコンパイルエラーのことだけに限らない。

プログラムを100人に書かせると、よっぼど単純なプログラムを厳密な規約で書かせないかぎりは、100通りのプログラムが作成される。
決まったやり方なんてものはなく、同じ事をあらゆる方法で記述できる。
プログラムのベターな記述方法についての議論はあるだろうが、そんなことにこだわっていてはいつまで経って製品はできあがらない。プログラムの記載方法に関する機微にいつまでもこだわっている必要はなく、よほど冗長とかということでもなければ、常識的に支障がないのであれば問題ないのだ。
コンピュータープログラミングは工業製品のように同じものを量産するものではない。創造的な作業だ。だから、定型的なプロセスで能力が身につけられるという、わかりやすい話ではない。

プログラミングの講習を行っても、すべての事を網羅することはできない。
ファイルの取り扱い方法やネットワーク、オブジェクト指向プログラミングの基礎的なことを学習することはできるが、今後必要になるだろう、あらゆるすべてのことを網羅することは不可能だ。それに使いもしないものは忘れるに決まっている。必要としていない暗号のようなものを丸暗記ではそれほど詰め込めない。
知らないことは、必要になったときに書籍やインターネットで調べたり、ソースコードを解析したり、場合によっては自分で調査、試行錯誤して理解するものだ。そのように自分で調べるから身につくし、どのみち現実のプログラミング作業はそういうものだ。

なにより一番言いたいのは、必要ないことは習得できないし、必要なことは自然に習得するということ。必要ないことを学習しても、使わなければ忘れてしまうので、無駄に終わる。
だから、私はプログラミングのもっとも最適な習得方法というのは、実際にプログラミングを行うことだと思う。
プログラミングできない人にプログラミングさせるというのは、鶏が先か、卵が先か、みたいな話で、荒療治のように聞こえるが、例えば現存するプログラムの一部を修正させるようなことからはじめて、徐々に規模の大きなものをやらせることは可能だ。
痛みやかゆみを感じずに、楽してなにかを習得することはできない。簡単に習得できるものなら、そんなものに価値はない。プログラミングはそれなりに価値の認められる技能ではあるが、それは誰でもが短時間でたやすくできることではないからだ。
長い目で見て、たくさん痛い思いをしながらでなければ、血や肉にならない。

講習や勉強会のようなものを経て、プログラミング技能者が生産されるというような発想は、マトリックスのスイッチポンと同じようなもので、ないものねだりのありえない希望だ。
講習や勉強といった眠たいことをさせるのは、本人の意欲を失わせるばかりで時間の無駄にしかならない。実際の業務などの意味あるプログラミングをさせる中で習得させたほうが、本気で取り組むため、圧倒的に学習効果が高い。
ミスされることを恐れて、現実のプログラミング業務に従事させないのもいいが、いつまでも無駄な時間を費やしているわけにもいかないわけで、結局は業務にあたらせて、たくさん失敗しながら成長してもらうよりしかたないし、そこからが本当の学習になる。

銀の弾丸はない。

新しくなったロゼッタストーンでスタジオスケジュールが表示されず予約できない

先日、ロゼッタストーンがリニューアルバージョンアップしましたが、トラブルらしきものが起こっているようです。
スタジオスケジュールの画面が正常に表示されないことがあります。画面が出ないのでスタジオの予約ができません。
いつまでも通信中を示す輪っかが回っている状態で、スタジオスケジュールが表示されません。
この画面で止まったままになる

正常な場合は、このように表示されます。
正常な時の表示

この画面が出せないと、スタジオの予約ができないので、スタジオに参加できません。
いつもこのようになるのではなく、ときどきこの状態になり、数時間に渡ってスタジオ予約画面が出なくなります。
新機能の画面下にある英語チャットでも、ときどきこの話題が出ていますので、多くの人がそのような経験をしているようです。

以下、少々、技術的な話になりますが、
まず、画面でグルグル回っているものは単なるアニメーションGIF画像かなにかですから、通信状態をつぶさに表すものではありません。AJAX通信等でユーザーを待たせるときに、「サボっているのでなく、なんかやってますよ~」というパフォーマンスを見せるために、よくこのような表示を使います。
実際の通信状態を調べてみましたところ、おかしくなっているときであってもスケジュール用のデータファイルは正常にダウンロードされています。ダウンロードは6、7秒で終わっています。その後はグルグル画像が回っているだけで、一生懸命なにかやっているふりをしていますが、裏で何かしているわけではありません。ぼーっとしてるだけですので、いつまで待っていても無駄です。
ダウンロードされているデータファイルの中身は一見正常なJSON形式に見えます。その詳細までは解析していません。

以上のことから考えられる原因として、次のようなことが推測ができます。
1.ダウンロードしたファイルのフォーマットが壊れている。
2.ダウンロードしたファイルをクライアントプログラムが処理できない。

1の場合、サーバーサイドの問題ですので、サーバー側での対応が必要となります。
いつでもスケジュール画面が出ないわけではないので、特定の条件で作成されるデータファイルが正常な形式で作成されていないのかもしれません。
あるいは、サーバー側システムになんらかのトラブルがあって、正常なデータファイルが作成されないのかもしれません。

2の場合、クライアントプログラムのアップデートが必要になるかもしれません。
クライアントプログラムがアップデートされれば、自動配布されるでしょうから、それで解決するのではないかと思います。

コンピュータソフトウェアに不具合は付き物です。動作テストはしているでしょうが、想定していない思いがけない問題があったのだと思います。
ユーザー側の立場としては納得いかないものがあるかもしれませんが、「あることは証明できるが、ないことは証明できない」という、論理的に誰にもどうしようもない摂理があります。
コンピュータソフトウェアを作ったとしても、バグがあることを証明することはできますが、バグがないことを証明することはできません。ですので、通常、コンピュータソフトウェアのテスト過程においては、不具合が枯れてきて、統計的に不具合が残存する可能性が限りなく低下したことをもってテストが完了したと見なします。これは、「まあもうバグはないだろう」と妥協するものであって、不具合が確実に0になったことを証明するものではありませんし、誰にもできません。
それ以降、不幸なことに不具合が発見されたときは、そのときに、最善の対処をするしかありません。
だからといって、コンピュータソフトウェアの不具合を容認しては、それに甘えてテストを十分に行わないということが起こりますので、問題が起こったなら起こったで、そのときは責任を負うことが求められます。

リニューアルなんかしなくても、安定した以前のままでいいという意見もあるかもしれませんが、それは既存ユーザーの視点であって、ロゼッタストーン社も競争の中で商売をしているのですから、ずっと同じ場所にとどまっているわけにはいきません。他者の追撃への警戒がありますし、成長させないソフトウェアでは、社内的なモチベーションも維持できません。ある程度の周期で、リニューアルを繰り返すことで、営業における宣伝材料にもなるでしょう。
ならば、それはロゼッタストーン社の都合であって、既存ユーザーはそのようなことに関心がないということも言われるでしょう。
リニューアルするなら、既存ユーザーにもメリットがある形で行わないと理解を得られにくくなるということだと思います。

このスタジオ予約画面が出せないというのは、そこそこ大きな問題ですので、すぐに対処されるでしょうし、現状、このようになったときはしばらく待ってみるしかありません。
予約さえできれば、スタジオの参加自体は正常にできています。
今は改善されるのを待ちましょう。

2012年9月4日火曜日

本の検索と入手する4つの方法 書店・Amazon通販・電子書籍と無料の図書館

最近、読書がおもしろい。
もはやネタが飽和して質の低下した映像メディアや、インターネットコンテンツばかり見ているせいか、いまさらながら本を読むのが新鮮に感じる。

いままで欲しい本があったとき、私は書店を利用していたのだが、近頃は図書館の利用もなかなか便利なことが分かった。
それも含めて、本を入手する手頃な方法を考察してみたい。

・書店は最新の本を即時、新品で入手できる
本を買いたいと思う人に求められることは、当然その本が手に入ることが必要最低の条件だが、それに加えて早く簡単に手に入ればありがたい。
書店で本を購入するにあたっては、たいていの場合、それに応えてくれる。
私の場合、勤務している会社の近くに書店があるので、昼休みを有効利用して買いに行くことができる。
書籍を検索する端末があって、書籍名や著者名で探すことができる。検索結果を印刷できて、本の置かれた棚の場所が分かるようになっている。インターネットで紹介されている本を探すようなときに、とても重宝する。
書店を利用すれば、最新の書籍や雑誌を新品で手に入れることができて、しかも交通費も余計な時間もかからない。
欠点としては、あまり売れないマイナーな本は置いていないことがある。商売なので売れない本を置かないのは当然だ。その場合、取り寄せになってしまうが、それなら、次に挙げるAmazonを使う手もある。書店で取り寄せにしてしまうと、いつ届くか見当がつかないので、あまり使い良くない。

・Amazonは書店にない最新の本を、新品で数日後に入手できる
Amazonで本を購入する場合、輸送のため即時入手はできない。
ただし、在庫があればたいてい2~3日後には届くので、書店に置いていないようなときは、いつ届くか見当がつく分、Amazonを使う方がかえって気が楽だ。
コンビニへ配達してもらうことで、24時間好きなときに受け取りに行ける。私の場合、勤務する会社の数件隣にコンビニがあるし、自宅近くにもあるので、受け取りにコンビニを使うのに支障ない。
Amazonでは本一冊でも、送料がかからないので、そのあたりも心配ない。
だが、やはり欲しいと思ったその時にさっさと入手できず、数日間、受け取りに行くことを気に留めておかなければならないのがちょっと面倒に感じる。

・電子書籍は超便利で超即時性
書店やAmazonよりも、劇的に早く簡単に入手する方法がある。AmazonのKindleや楽天のkoboに代表される電子書籍を利用する方法だ。これなら、インターネット経由で端末から購入できるので、すぐに入手できるし、売り切れもない。
それに加えて、本を収納する場所を必要とせず、出かけるときは複数の書籍を一つの端末で持ち運べる等、電子書籍ならではのメリットがある。
ただ、いかんせんコンテンツが少ない。古い書籍どころか、最新のものですら網羅されていない。読む本がなければ、端末だけあってもしかたがない。
たとえ数冊程度読みたい本が対応していたとしても、その後も読みたい本が存在する確率が高くなければ、1万円近くするような端末を買うのは、とても得には思えない。
ただし、今後もっとコンテンツが充実し、うまく機能すれば電子書籍は他を脅かす圧倒的な存在になる可能性を秘めていると思う。

・図書館は大量の蔵書と即時性
最近、意外に便利だと思ったのが、図書館だ。
書店に本がなかったときや、少し古めの本であれば、図書館をあたるのは良い方法だと思う。
私が住んでいるところでは市内に複数の図書館があって、そのうちいくつかは、20時頃まで開いているので、会社帰りに寄ることができる。欲しい時に早く入手できるのが大きい。こういうものは、熱のあるうちに手にしてこそ満足できる。
図書館も進歩しているようで、最近はインターネットから蔵書を検索ができるようになっている。書籍名等から検索して、市内のどこの図書館にあるかと、現在の貸出状況が分かる。目的の本が見つかればその場で予約することができる。たとえ貸し出し中でも、次に借りるための予約がとれる。借りた本は2週間以内に返却しなければならないのだが、延長もインターネットからできるようになっている。
返却は、借りた図書館でなくても、市内のどの図書館に返却してもよく、休館日や時間外なら返却ポストに入れておけばよい。
もちろん公立図書館の利用は無料なので、買うには迷うが、ちょっと気になる程度の本でも気軽に借りられる。
図書館の利用にも欠点がある。新品ではないし、期限までに返さなければならない。自分の物でないので扱いも大切にしなけばならない。利用対象者は市内に居住しているか、市内に通学、勤務している人に限定される。雑誌のようなものも一部はあるが、貸し出ししていない。
図書館の豊富な蔵書と、即時入手可能なメリットはとても大きい。現在ではインターネットに対応していることでその利用価値が高まっているように思う。

結論は、、、
→古めの本は図書館
→最新の本は書店
→最新で書店にない本はAmazon
→電子書籍は今後に期待
やはり将来的には電子書籍が一般化した状態になるのだろうか。

2012年9月3日月曜日

どハデに進化したロゼッタストーン4.5 最新版はここが変わった

先日よりロゼッタストーンがアップデートされ、バージョン4.5になりました。最新版での進化と、退化?を紹介します。

ウェブブラウザからログインする
 まず、アプリケーションソフトウェアのような形式ではなく、InternetExplorer等のウェブブラウザで使うような形式になりました。
以前のようにアプリケーションソフトウェアとしても起動できますが、その場合はコースのみ使用可能で、オンラインサービスのスタジオとワールドは使えません。ウェブブラウザからはコース、スタジオ、ワールドすべて使えます。もうアプリケーションソフトウェアとして使う意味は、あまりありません。

ウェブブラウザベースへの変更があって、しばらくしたある日、さらに大きな変更が加えられました。
真っ先に気がつくのが背景画像がど派手になったこと。私はアメリカ英語版を使っているだけですが、他の言語ではどのようになっているのでしょうか?
このようなデザインの変更は好みの問題ですので、良くなったと言う人もいれば、前の方がいいと言う人もいるでしょう。

見た目以外で見ていくと、画面下にチャットが追加されました。すべてのオンライン中の人が発言できるチャットです。基本的に英語で会話する場所ですが、なぜか、ときどき韓国語やイタリア語らしき言葉も飛び交っています。
誰でも参加できる英語チャット
ロゼッタストーンって、こんなたくさん人がいたのかぁ、と、眺めたり、暇なら誰でも発言できます。

チャットのすぐ右には以前からあったコネクションがあります。
一緒にスタジオを受けたことがある人や、一緒にゲームをしたことがある人がコネクションとして表示されています。
そこにある人とプライベートチャットできるのは今までと同じですが、さらにコネクションから削除したり、特定の人からのコンタクトをブロックすることが可能になりました。私は男なのであまり使うことはないように思いますが、いろんな人が参加する場所なのでそういうものが必要になる人もいるのかもしれません。
コネクション
他には、なくなったものとして、コネクションで、他の人のレベルとユニットを見ることができなくなりました。
スタジオを何回も受けていると、何回か一緒になったことがあるメンバーというのが出てきます。そういう人は、おなじような時期にロゼッタストーンを始めていて、近いレベル、ユニットのことが多いです。何回も同じになると名前を覚えてしまって、同級生のような親近感を感じるようになります。ときどきその人がどこまで進んでいるのか気になって、進捗状況を見ていたのですが、今回のアップデートで見ることができなくなってしまいました。
また、一緒にスタジオに参加した人で、妙に上手な人がいたときなど、その人のレベルが気になることがあります。レベルを確認して自分より上だったら、ちょっと安心したり…ということもできなくなりました。
ただ、自分の進捗を他の人に知られたくないという人にはこの方が良くなったと言えるのでしょう。
それとは代わって、今現在、何をしているのかは筒抜けになりました。
今、コースをしているのか、どのゲームをしているのかが、リアルタイムで表示されてばれてしまいます。これも一長一短です。ただ、それさえもステータスを非表示にすることができます。

・コースはアクティビティのアイコンが大型化した
コースの内容自体は変わりありません。コースに入る前の表示方法が変わりました。
カラフルになったことと、ユニットが通し番号に変わりました。以前はそれぞれのレベルでユニット番号が1~4までありましたが、今回はレベル1~5までで、ユニット番号が1~20まで通して振られています。これがなんのための変更かは分かりません。
ユニットは通し番号に変更
ひとつのユニットには5つのレッスンがあり、それが、コアレッスン、リスニング、発音等のアクティビティに分かれています。それら一つ一つのアクティビティアイコンが大きく表示されるようになりました。見やすくてクリックしやすいのですが、その反面、全体像が見渡しにくくなったように思います。数十あるアクティビティアイコンの中から、9つしか表示されていないので、ユニット全体の中の進捗が把握しずらいという意味です。
実際のところ、コースは順番に進めるものなので、ひとつひとつのアクティビティのアイコンをクリックすることはあまりありません。その下にある次のアクティビティに進むための大きなリンクをクリックすることがほとんです。そうであれば、クリックする機会の少ないアイコンは小さくても問題ありません。たぶん実用性よりもデザイン的な面を重視した変更がなされたということでしょう。

・ワールドは、ゲームの構成変更と音読の加わったエクスプローラー(前ストーリー)
ワールドはゲームとストーリーがありましたが、今回Play、Talk、Exploreと分けられました。分け方を変えただけで中身は同じものです。上に書いたチャット機能もワールドの一環として扱われているようで、ゲームに招待するのに使うことができます。
Play、Talkはゲームです。Playは、BUZZBINGO、Picari、MemGo!、PROSPEROという会話の不要なゲーム、Talkは、identi、Contrast、Meta tag、REPLICA、Chatoniumといったチャットか音声による会話、もしくはMeta tagではキーボード入力が必要なゲームです。
一人で遊べるもの、相手が必要なもの、会話はチャットか音声かといった違いをそれぞれ選択できます。
今回少し便利になった点としては、ゲームのパートナーを希望する人がいたとき、通知音と表示で知らせてくれるようになりました。その代わり、以前は知ることができた待機中の人数は分からなくなりました。
パートナー希望の表示

あと、ゲームが終わった後に、一緒にゲームをした人をコネクションに追加するか尋ねられるようになりました。私はどちらでもいいようなことなので、手間が増えることを考えると、強制的にコネクションに追加する以前の方式でも良かったのではないかと思います。
ゲーム終了後のコネクション追加確認
相手にはリクエストが送られる

Exploreは以前ストーリーと呼ばれていたものです。
ユニットごとに数本のストーリーが用意されていて、以前はコースを終えないと、対応するユニットのストーリーを見られなかったのですが、今回からすべてのストーリーを見られるようになりました。
すべてのストーリーが見られる
テキストと音声による朗読を聞ける他、今回から自分で読んで録音できるようになりました。
発音中のテキストの色が、順次変わっていき、ちゃんと発音が認識されているかを確認できます。すべて発音すると、添削された結果が表示されます。
録音の添削結果
自分が読んだ内容は録音されているので、聞き直すことができます。ただし、自分が喋った声を自分で聞くのは変な気分です。
音読は今回のアップデートの目玉の一つだと思います。

ワールドの構成
 Play
  BUZZBINGO
  Picari
  MemGo!
  PROSPERO
 Talk
  identi
  Contrast
  Meta tag
  REPLICA
  Chatonium
 Explore
 チャット

・スタジオはほぼ変化なし
スタジオの中身は変化ありません。
予約の仕組みも変更ありません。
インタフェース上のちょっとした変化はありますが、使用感に大きな違いはありません。
2件の予約を表示できる

その他、私は使っていないので恩恵を受けていませんが、TOTALe Companion HDの学習履歴の同期が可能になっているようです。

これは以前からですが、全体的に動作が遅く感じられます。
ユーザーIDとパスワードを入力してログインするにも、使えるようになるまで十数秒以上かかりますし、スタジオの予約ではユニット毎の予約状況をサクサクと切り替えて見られるという感じではありません。

今回のような突然の大ニューアルがあるとき、既存のユーザーにとっては、戸惑うことが多いのではないかと思います。
やりたいことが以前のようにできず、やりたいことをする前に、また機能の配置や使い方を覚えなければなりません。だから少しイライラさせられて、前の方が良かった~!という否定的な感想になりがちです。
それはこの手のリニューアルに付き物ですので、仕方ないのですが、一部の使い勝手のことや機能的に後退した部分については残念な気がします。
その代わり、ストーリーの音声認識といったように、思いがけず新機能を使えるようになったのはありがたいことです。

最後に、新しいバージョンのヘルプが作られているようなのでご紹介しておきます。
http://resources.rosettastone.com/totalehelp/ja-JP/Default.htm

無料のフリーソフトウェアにサポートはあっても、有料のシェアウェアにサポートはない

最近では、数が少なくなってきているようだが、ネットでは、フリーソフトウェアやシェアウェアと呼ばれるオンラインソフトウェアが公開されている。
基本的な考え方では、フリーソフトウェアは無料で、シェアウェアは有料だ。

誰でもが使いやすいようにコンピュータソフトウェアを作ることは、根気が要る作業だ。製作者は大変なストレスを抱えながら作ることになる。世の中に、コンピュータソフトウェア技術者はたくさん存在するが、技術者であれば、フリーソフトウェアやシェアウェアのようなものを、すぐに作れるわけではない。簡単に作れるのであれば、フリーソフトウェアやシェアウェアに、あまり存在価値はない。コンピュータソフトウェア技術者という職業も成立しない。いくら技術者でも、人の役に立つそれなりに形のあるものを作ろうとすれば、苦行を強いられ、簡単に作れないから価値がある。
コンピュータソフトウェアの技術者は、他人が作成したソフトウェアを見た時に、そのソフトウェアが内部で行なっていることの実現方法を憶測できることがある。だが、実現方法を知っていても、それで同じ物を作ることができるわけではない。コンピュータソフトウェアを作り上げるというのは、手間と時間が必要で、最後まで逃げることなく粘り強く取り組まなければならない。それがなにより難しい。普通は、途中で挫折して完成までたどり着けないものだ。
コンピュータソフトウェアの制作は、流れ作業か、作る方法のようなものがあって、それに沿って作業をすれば、自然と組み上がるものではない。その証拠に、同じ物を作っても、作る人によって、できあがるプログラムコードはまったく異なる。
実現する目的のイメージが決まっていても、そこまでどのように持っていくかというのは、頭を使うことであり、それをコードに落としていくのはとても骨の折れることだ。

それほどまでに、面倒な思いをして作られるソフトウェアならば、他人に配布するにあたっては、作者は対価を貰いたいだろう。にも係わらず無料で提供されるソフトウェアが存在するのには、もちろんなにか理由がある。
ひとつは対価を得るほどの価値のないもの。数時間程度で作れるようなものであれば、あまり価値はない。BMIを計算するだけとか、基本的な画像ファイルを表示するだけのもの等、簡単に作れるものは、誰かがすぐに対抗の無料ソフトを作れてしまうため、有料にできない。
次に、好意から無料にしているものがある。自分のために作ったので、他人でも使えるようにしたものや、みんなが役立つためを思って作られたようなソフトウェアだ。実は、この他人への好意というのは大変なモチベーションを生み出す。古くからあるフリーソフトウェアはこのような意志で作られたものが多い。ソフトウェアは完成まで作り続けることが難しいのだが、公開したときのことを思い描くことで、モチベーションを持続できる可能性がある。
それも、近年、インターネットが普及して、よく理解していない人へ裾野が広がり、製作者への扱いが無礼で無神経になったことや、インターネットをフィールドにする企業活動が支配的になっていること等、様々な環境変化で、アマチュアによるフリーソフトウェアは数が少なくなってきた。
他は、アフィリエイトによる収益を狙ったもの。試用版として配布されているもの等がある。

フリーソフトウェア作家は、有料にできるものなら、有料にしたいのが本音だろう。だが、有料にするとシェア(市場占有率)は極端に小さくなる。
ドネーションソフトウェアと呼ばれる任意の寄付による収益化もあるのだが、ほとんど送金はない。人は必要に迫られるまで、わざわざ金を支払わない。

フリーソフトウェアと比較してよく言われることに、シェアウェアにはサポートがある/サポートが必要というのがある。有料のメリットとして操作方法等、サポートが受けられるというのだ。これは特に製作者サイドではなくユーザーが言っていることが多い。製作者は有料ユーザーにはサポートを保証するとか、シェアウェア代金にサポート費用が含まれているとは明言していないが、ユーザーが勝手にシェアウェアが有料なのはサポートが受けられるからだと解釈するのだ。
これはまったく逆である。フリーソフトウェアにこそサポートはあれど、シェアウェアにサポートはない。有料だからサポートがある、というのは理に適っているように聞こえるが、事実上は逆だ。
シェアウェアの対価はそのソフトウェアに対してのものだ。ならば追加でサポートが必要なら、そのためのサポート料金を支払わなければならないことになる。
シェアウェアの代金がサポート料だと言うなら、シェアウェア自体の代金はどこにあるのかということになる。また、サポートが必要なユーザーと不要なユーザー間で不公平が生じる。製作者がメール対応や調査に費やす時間と工賃を考えると、数千円程度のシェアウェアでは、ほとんど何もできない。
それに、多くのソフトウェア製作者は、たとえサポート料金をもらってもサポートなどしたくないだろう。アマチュアのソフトウェア製作者はソフトウェアを作ることに興味こそあれ、他人を世話することには関心がない。
シェアウェア作者はサポートのために料金を受けているのではなく、ソフトウェアの対価として受けているつもりだ。料金の意味の受けとり方に齟齬がある。

逆にフリーソフトウェアなら別だ。金銭的な損得勘定がない分、製作者はサポートに対する見返りを意識しない。製作者の気分次第で、無尽蔵にサポートが可能だ。義務がない分、気持ちのよいサポートが受けられる。

フリーソフトウェアにするか、シェアウェアにするかは製作者の方針の違いであり、サポートの有無は関係ない。有料にする理由付けとして、サポートがあるとか、バージョンアップや不具合対応が受けられる等というのは、ユーザーが有料を納得するために考えたつじつま合わせに思える。
シェアウェア製作者は、代金と引き換えにサポートを約束なんてしたら、大変なリスクを背負うことになる。

原則、フリーソフトウェアもシェアウェアもサポートはない。特にシェアウェアは金銭的な損得がある分、割に合わないようなサポートはできない。
フリーソフトウェアは製作者の気持ち次第だが、ないと考えるのが前提だ。

2012年8月31日金曜日

寄せ餌フィッシングみたいに無料、無料って、もういいかげんシラケるので、そろそろ進歩しませんか

私がまだ中学生か高校生だったころ、当時はDVDやBlu-rayなんてものはなくて、VHSというビデオテープにテレビ番組を録画して見ていた。テレビ番組の開始日時、終了日時、チャンネルを入力して予約しておけば、自動で録画してくれる。なにも難しくはない。
だが、私の母はそのビデオの録画予約ができなかった。そういう機械物は苦手だった。

少し前に、田舎に帰った時の世間話の中で、母から「最近、無料、無料とよく聞くが本当に無料なのか?」と訊かれた。
ちょうどテレビを見ていて、何かのCMが流れていたのだが、そこでもたまたま「無料」という言葉が流れたので、「ほら、また無料と言っている」と、訊かれた。
それに対して、私がなんて答えたかはっきり覚えていないが、おそらく否定するように答えたと思う。

言われてみると確かにそうで、世間ではやたらと無料という言葉が使われている。
なにをするにしてもコストがかかるはずなのだから、なにひとつ無料でできるわけがない。私自身や、これを読んでいるあなたに対しても、わざわざ世の中の誰かが無料でなにかをくれたり、なにかサービスをしてくれるような動機なんてない。
対価を支払って、物を買ったり、サービスを受けるのであれば分かるが、ただでもらえる必然性がないのだ。当たり前の話である。
もしも、無料のものがあるとしても、そこには無料でできる理由がなければならない。
必要なコストは税金で賄われているとか、他の方法で回収しているとかなら分かる。
本当に無料であなたにサービスする人が存在するとしたら、とてつもないお人好しか、最近よほどいいことがあって、いたたまれないほど誰かに親切にしたいとか・・・とにかく、普通ではない理由がある。そしてそんなことはほぼあり得ない。

自動車整備会社が「車検見積り無料」という、キャンペーンを展開していた。
たしかに車検の見積りは無料でしてくれるだろう。嘘ではなく本当に無料のはずだ。
だが、見積りに来る人は車検がしたい見込み客である。まさに車検が必要なカモが無料につられてやってくるのなら、そんなうまい話はない。
本当に見積りだけする人なんてほとんどいないし、見積りなんて言っても、パソコンの定形入力フォームに打ち込めば、自動計算してプリンターから出てくる。コストなんてほとんどかからない。その分の人件費は、それ以上の効果を考えれば微々たるものだ。

言うまでもない当たり前のことを言っているように思われるかもしれない。
そう、それを認識している分には問題ない。
インターネットでは、GoogleやYahoo、通話やゲーム、各種情報サービスが無料で提供されている。
そのようなサービスを受けていて、無料が当然と考えている人が存在しているフシを感じる。
無料がありがたいと言うのであれば、分からないでもないが、無料が当然と考えるとすれば危険を感じる。
無料には、無料でできる理由があるはずだ。無料であれば、懐が痛まないので、そうしてもらったほうが助かるだろう。だが、今言っている話は、どちらの方が自分にとって都合がいいかという話ではない。無料のサービスを受けるなら受けるとしても、なぜ無料なのかを意識しておく必要があるということだ。

企業が無料というのは本当に無料ではない。それ自体は無料でも、必ず何かの方法、どこかで回収しなければならない。
無料というのは、単に餌であり、オトリだ。
無料でできる意味を理解した上で、その無料を使うのは悪いことではないが、なぜ無料なのかを考えずに利用するのは、逆にいいように利用されるだけになるだろう。

無料に釣られて騙されるバカは放っておけばよいと思うかもしれない。
だが、以前、母は私に「無料と言っているのは本当に無料か」と訊ねた。
私の母が、ややこしい社会の駆け引きを考えて言っているのかどうかは分からないが、少なくとも直感的には、無料というのに疑わしさを感じているのではないかと思う。その直感は、正しい。
しかし、わざわざそのようなことを訊くというのは、ただで貰えるのなら、貰っておいた方が得なのではないかと、気持ちにゆらぎがあるからではないかと思う。
私の母は高齢で、それほど学がある人ではないので、少し心配に思うのだ。

人は無料という言葉に弱い。
その弱さにつけこむズル賢さと、無料に群がる意地汚さ。
そんなこと分かりきった上で、それを利用しようとする寒々しさ。
そう考えていると、無料ばっかりというのは、喜ばしい気持ちになれない。

費用の高いインプラント手術 実際やってみて噛み心地はどうだった?

若いうちは実感がありませんが、年齢を重ねるごとに体の完全性が失われていきます。
歯についてもそうで、普通の人でも30代40代あたりから、一本ずつ、失われていきます。

歯の一生は赤ちゃんの時から始まります。最初に乳歯が生え、6歳頃から乳歯は永久歯に生え変わります。その永久歯が虫歯になって痛くなると、歯科医院へ駆け込みます。虫歯初期の治療で歯に損傷が少ないうちは、銀歯やセラミックによる詰め物でしのげますが、そうした人工物は口中で次第に劣化していき、数年~数十年で外れたり、摩耗することで交換が必要になります。付け替える際に、更に歯を削る処置が必要になって、そのたびに歯は小さくなっていきます。特に深い虫歯の歯は神経を抜いているため、脆くなりやすく、劣化が早まります。中年になるとさらに歯周病の脅威もプラスされ、それ以上の治療ができなくなった歯は、最後に抜歯して終わります。

歯の失われた箇所は、取り外し可能な部分入れ歯や、両隣の歯で人工歯を支えるブリッジという方法で、補います。
部分入れ歯は、口の中に常に異物を入れている感覚があります。食後は、入れ歯の金具に食べたものが引っかかって残ったりするので、口臭の原因になります。
部分入れ歯は隣の歯に金具を掛けて保持し、歯茎の上に乗せられます。歯茎という柔らかい部分に載せられた歯では保持力が弱く、食べ物をまともに噛めません。金具を引っ掛けている隣の健康な歯にも負担がかかります。
寝る前には部分入れ歯を取り外して清掃する等メンテナンスが欠かせません。
ブリッジの場合は、固定式ですが、部分入れ歯と同じような問題があります。
これらの方法は、保険治療が可能なため、費用的には大きなメリットがあります。

その他に、インプラントと呼ばれる治療方法があります。
これは大変高額で、しかも保険適用外です。相場としては1本あたり40万円前後の値段です。
医療費控除という制度があって、年間の総医療費の10万円を超える部分について、所得控除を受けられます。
例えば、給与や賞与等の所得が500万円あったとして、社会保険等が差し引かれた後、300万円程度の所得が残るとします。そこからさらに、年間の総医療費から10万円を引いた金額を差し引くことができます。その結果、年間の所得が少なくなりますので、その分の所得にかかる10%前後の所得税を支払わなくても良いことになります。
インプラントで40万円かかったとして、40万円-10万円=30万円の所得控除で10%の税率なら3万円還付されます。この場合、インプラントの治療費が40万円だとすると、37万円になったので、7.5%引きということです。
実際の還付は、税務署に申告して受け取ります。

40万円が37万円になっても、高額な医療費には違いありません。
しかし、それが金額に見合ったものであれば、治療を受けることもやぶさかではありません。
特に部分入れ歯やブリッジによるデメリットを考えると、多少高額でも快適な食生活を送りたいと思えます。

歯の状態は人によって異なるため、確実に支障なく治療できるとも限りません。
インプラントの治療を受けるにあたっては、金額が高い、安いということだけでなく、信頼できる医師で、保証期間が長いことも重要です。

私自身、実際にインプラントの治療を受けました。
奥歯という一番重要な歯を2本失ったため、インプラントという強力な方法で補うことを選びました。
反対側の歯は使える状態なので、そちらだけ使いつづけることもできますが、それが調子が悪くなったときに困ることになります。また、片方だけで噛んでいると顔のバランスが悪くなっていきます。
費用は80万円以上、治療期間は半年かかりました。

最初に2時間にわたる手術を受けました。部分麻酔なので意識はあります。顔全体を覆うカバーをし、専用室で休憩なくずっと治療を受けます。
手術によって埋め込まれたインプラントは、半年間待って顎の骨と一体化させます。その間、定期的にチェックを受け、歯の型や色をサンプリングします。
半年経った後に、ようやくセラミック製の歯を取り付けました。

インプラントは顎の骨に強く固着されているため、固いものでも噛むことができます。実際に煎餅をバリバリ食べても問題ありません。
インプラントの歯が通常の歯と100%同じ感覚かというと、そこまでは完璧とは言えません。
私の奥歯は片方が通常の歯で、もう片方がインプラントですので、それぞれを指でトントンと叩いてみると、感覚があきらかに異なります。
インプラントの歯は感覚がなく、通常の歯と比較すると、顎の骨に固定された人工の歯であることを実感します。
ただ、何か食べて噛んでいるときは、大きな違いを感じません。少しだけ感覚の違いはあっても、心地悪さはありません。
インプラント側で噛むことに注意や意識する必要がなく、両方の歯で安心して食べられます。

高額な費用以外にも、インプラントには欠点があります。
通常の歯科治療より大掛かりな手術が必要ですので、失敗の危険性があります。そのことで訴訟も起こっているようです。
インプラントは人工の歯ではないので、虫歯になりません。しかし歯周病にはなります。ですので、通常の歯と同じか、それ以上のメンテナンスが必要です。
異常の早期発見と寿命をできる限り長く維持するためには、定期的に歯科医院へ通い、清掃と継続的なチェックを要します。