2011年11月23日水曜日

世の中にはまだ他人を思いやる人も残っている

ここのところ、というか、今年はずっと嫌な気分の一年だった。
そんな日々の中、先日めずらしくいいことがあった。
ポストに警察からのハガキが入っていたのだ。
遺失物の連絡である。
思い当たることがあったので、瞬時に分かった。

先日、ノートパソコンのメモリをインターネット通販で購入したのだが、動作せず、それで別のメモリに交換してもらって、それでも動作しない。どうやら相性が悪いようで返品、返金対応してもらうことになっていた。
それで、メモリを返品のための封筒に入れて用意しておき、昼休みに郵便局に持っていこうと思っていたのだが、会社に出勤すると、封筒がどこにも見当たらない。どこかで落としたのだ。
メモリの返金といってもたかだか2、3千円程度。完全にあきらめていたところ、わざわざ警察署に届けてくれた人がいた。
確かに自分だったら届けるかもしれないし、それが普通だと思う人もいるだろうが、ここしばらく嫌なことばかりで人間不信になっていたので、これが奇跡的な出来事に感じた。

警察署に行き、簡単な書類に記入して、印鑑を押し、身分証明書を見せると、無事、受け取ることができた。
落とした場所を教えてくれたが、お礼は結構ということで、届けてくれたのはどんな方か分からない。

メモリがどうとか、金額がどうとか、そういう問題ではない。
世の中には、まともな人がちゃんと存在することを認識できたことで、今の私の心を浄化してくれた気がする。

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