2012年4月10日火曜日

英語のできない人がロゼッタストーンのStudioレッスンを受けるとき

ロゼッタストーンにはstudioというのがありまして、コーチの他、最大4人までの学習者が参加するオンラインによるグループレッスンです。
studioは、現在、販売されているロゼッタストーンの要素の中でとても重要な役割となっており、目玉、本命の機能と言っても言い過ぎではありません。
アメリカ英語のLevel1~5までセットになった製品は定価で79,800円、およそ8万円です。そこに15ヶ月分のstudio参加権が付属しています。
courseというパソコンによる自動学習ソフトだけだったら、私はこの製品に3万円程度の価値しか考えないかもしれません。courseは、音声認識があったり、全体のボリュームもあるため、よくできているのですが、8万円と言われると高い感を否めません。
残りの5万円はそれ以外の機能、特にstudioに対するものであると考えています。
仮に、その5万円を20回分のstudioで割ると、一回あたり2,500円かかる計算になります。studioは追加料金なしに何回でも受講できますので、その倍の回数、40回受講すれば、一回あたり1,250円まで下がります。1回、50分間のレッスンで最大4人まで参加します。欠席者も多いので、だいたい平均3人として考えると、ひとりあたりの時間換算で4500円程度の費用となります。
つまり、40回受講した場合、それぞれの人が、1時間あたり4500円支払っている計算になります。
こうして計算すると、ロゼッタストーンが必ずしも安いわけではありません。安すぎてクオリティが落ちても意味がありませんから、こんなものであろうとは思います。

私はまだLevel1のstudioしか参加したことがありません。
どのネイティブコーチも、非常にスローペースで話し、何か答えるたびにGood!、Excellent!、と、大きくうなずいて、褒めてくれます。間違った回答をすると、正しく直してくれます。
同じレベルのstudioを受講すると、ほぼ同じ内容が出題されることから、進行手順がマニュアル化されていることが分かります。
そうしたことから、それなりにトレーニングを経たコーチが行なっていることがうかがわれます。

ロゼッタストーンは、子供が母国語を覚えるように、自然に言語を学習できるようになっていることになっています。そのため、学習対象言語の赤ちゃんレベルからはじめることができるそうです。
courseの方は、誰にも見られていない自習ですから、知らないなら、知らないなりに、なんとかがんばったとしても、studioはどうでしょうか?生身の人間を相手にするレッスンで、何も知らない人が、本当に受講して、ついていけるでしょうか?
例えば、アルファベットの「T」を「てー」と発音したり、「D」を「でー」と発音するような方も世の中にはおられます。
英語のえの字も知らない方が、ロゼッタストーンを始めたとしたら、私は、正直、さすがに厳しいと思います。
studioはcourseの進み具合に応じて段階分けされたものを受講します。あるレベルのcourseを終了したら、その内容に沿った内容のstudioを受講します。ですので、courseがしっかりできていればstudioは、問題なくできるという理屈になるのですが、現実はcourseでやっていない内容や、それを超えた内容がstudioには出てきます。また、たとえcourseでやったことでも、それをすぐに使えるようになるはずがありません。

一番初歩のstudioであっても、コーチの話す内容を理解できなければ、何を聞かれているのか分からないので、会話が成立しません。その場合、画面に書いて示してもらうことができますが、それでも文章を理解する能力が必要ですし、そもそもアルファベットというものを学んでいなければなりません。
studioが、courseに出てきた単語だけで構成できるのであれば、courseをしっかりやっておけ、ということも言えるかもしれませんが、初期のcourseの中で、studioに必要となるすべての単語を網羅することはできないでしょう。

あまりにも何もできないと、他の参加者もいるグループレッスンという形式では、迷惑とまでは言わないまでも、公平に進められなくなるような気がします。
ロゼッタストーンをはじめるには、せめて「What is this?」や「Ask me.」といった単純なフレーズを、ゆっくり言われて、聞きとり、意味を理解するヒアリング力が必要です。
逆に言えば、その程度が理解できれば、ロゼッタストーンをはじめることができると思います。
たしか、オンラインサービスの参加には最低年齢の制限があったような気がしますし、ロゼッタストーン自体、6ヶ月以内返品可能となっているのは、いくらなんでもそのレベルでは、という方が購入したときのことがあるのかもしれません。

それにしても、日本人にとって英語であれば、まだ少しは知っている可能性が高いのでいいのですが、まったく知らない言語のとき、studioがどのようになるのか心配というか疑問です。
例えばロシア語なんかをゼロからやったとすれば、studioはどうやって行なっているのでしょうか。おそらくロゼッタストーンだけでは難しいような気がします。

0 件のコメント:

LinkWithin

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...