2019年6月11日火曜日

ファーウェイの問題で叩かれて強くなる中国

最近、中国の会社ファーウェイが、アメリカによって排除される動きがあるようです。
日本人としては、中国とアメリカでは、同盟国であるアメリカに味方したくなります。それが、いいことかどうかは別にして、中国企業が弱るのは、都合が悪いことではないように思えます。

Googleがアメリカ政府に対し、懸念を伝えたというニュースがありました。ファーウェイが独自にAndroidに代わるOSを開発するかもしれないということです。これを読んで、それはありえると思いました。すぐにではなくても、長期的にみれば中国あるいは中国企業としてもアメリカに依存して、アメリカの方針に左右されてしまう状況は、変えていきたいはずです。今すぐは、頭を下げてAndroidを使わせてもらったとしても、長い目で見ると考えなければいけない課題になるはずです。
また、客観的冷静に考えてGAFAと呼ばれるような、Google、Apple、Facebook、Amazonのような企業による独占状態は良くないように思います。競争原理は働きませんし、彼らやアメリカ政府の匙加減ひとつで、日本を含む世界中の個人や企業が、損失を被る可能性があります。そうならないためには、彼らがサービスや商品を提供しなくても困らない代替手段が存在しているべきです。
そういう意味で、今回の件に関しては、できればファーウェイが、GoogleのAndroidに代わる独自のOSを作成することに期待してしまいます。
ただ、それが中国企業なので不安を感じてしまうのですが、仮に日本企業だったらどうかといえば、力不足でやっぱり不安です。中国ならアメリカに対抗しても違和感がありませんし、対抗できる力を付けつつあります。残念ながら日本企業では、頼りになりません。

今、アメリカが現在の立場の強さを使って、相手が自分より強くならないように守りに入っていますが、これが、むしろ相手を強くすることになりそうな気がします。

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