mod_pagespeedというウェブページの表示を高速化するGoogle謹製Apache組み込みモジュールがあります。
コンテンツの内容はそのままに、ファイルのダウンロード回数とダウンロードサイズを最小化することで、ウェブページの表示を速くします。対象はHTMLはもとより、CSS、JAVAScript、画像ファイルにまで及びます。
今回これをCentOSにインストールしてみました。
といっても、ものすごくあっさり使えるようになります。
1.mod_pagespeedパッケージをダウンロード
Installing mod_pagespeed From Packages
上のページに行き、右側から該当のファイルをひとつダウンロードします。
「Latest Beta Version」はベータ版、「Latest Stable Version」は安定版です。
CentOSの32ビット版なら「mod_pagespeed 32-bit .rpm (CentOS/Fedora)」を64ビット版なら「mod_pagespeed 64-bit .rpm (CentOS/Fedora)」をダウンロードします。
2.mod_pagespeedをインストール
そうしたら2つコマンドを入れます。
# yum install at
すでにatがインストールされていたら実行する必要ありませんが、インストールされていたら何も起こらないだけなので一度やっておくといいと思います。
次に、mod_pagespeedをインストールします。
# rpm -U mod-pagespeed-*.rpm
勝手にインストールされて、すぐに終わります。
おめでとうございます。以上で、インストールは終わりです。
すでにApacheに組み込まれていて、mod_pagespeedが有効化されています。
Apacheを再起動してください。
# /sbin/service httpd restart
試しに、何かウェブページを表示してみましょう。もちろん見た目は何も変わらないはずです。
ウェブブラウザのソース表示機能でHTMLソースを表示してみるとHTMLに含まれるJAVAScriptのスペースや改行が詰められていたり、画像がHTML中にエンコードされているかもしれません。
また、サーバーの /var/www/mod_pagespeed の下にキャッシュが作成されているはずです。
はじめはデフォルトの設定で使うのが安全だと思いますが、動作をカスタマイズしたい時には /etc/httpd/conf.d/pagespeed.conf を書き換えます。
とりあえず、mod_pagespeedを無効にしたいときは pagespeed.conf の「ModPagespeed on」を「ModPagespeed off」に変更してください。
pagespeed.confの詳しい設定方法は以下に記載していますので、ご覧ください。
・mod_pagespeedの統計情報を使う
・フィルターをカスタマイズする(作成中)
CSSスプライトでウェブページを高速化する方法
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