2011年11月30日水曜日

メール広告 ウェブサービス 望まれないものには効果がない

前記事で、so-netさんのメールが、配信停止操作をしても送られてくる件について書いたが、望まれないことをするということには考えさせられることがある。so-netさんに文句を言っているのはない。一般的なサービスとしての考えだ。
so-netさんは無償のサービスではないが、仮に無償だったとしたらどうだろうか?
無償でサービスを使うからには、ユーザーはあまり文句は言えない。サービスを使わなくなった後も、メールを送ってくるというのであれば問題だが、サービスを無償で利用する引き換えに、広告メールを受信しなければならないという決まりだとすれば、後はユーザーの選択次第だ。サービスは使いたいが、自分にとって不要なものは送るなという、いいとこ取りというわけにはいかないだろう。ただ、そうした場合であっても、サービス提供者に再考を促すことはできる。たまに気に入らないことがあるとすぐ癇癪を起こす人を見かけるが、現状が気に入らなくても、明日は分からない。サービス提供者の立場やこれから先のサービスのあり方を冷静に考え、よりよい方策をサービス提供者に提案することはできる。

ユーザーが望まないようなことをやり過ぎることは、ユーザーが離れるというようなマイナス面ではなく、何よりもプラスに働かないことがある。
その理由はユーザーが望んでいないからだ。必要のない人に必要のないものを押し付けても必要とされない。
必要としない人に広告メールを配信しても読まれないし、広告効果はない。
それならば、メールを読まないと仕方がないようにする方法はある。
メール本文のどこかにコードを埋め込んで、それを入力しないと本サービスを使えなくしたり、メールの文章を読んで意味を理解しないと分からないようなクイズを本サービス利用時に回答させる等の方法もひとつだろう。
ユーザーは渋々メールを読む。だが、それはメールの中から目的となる情報だけを目を皿のようにして探すだけだ。興味のないメールの内容や、広告には目もくれず、本サービスを利用するための答えとなる部分だけを、一生懸命見つけようとする。
ならば、さらに・・・と、イタチごっこを繰り返しても良いが、押せば押すほどユーザーは離れていく。
こうなってくると、メールを送る方も気持ちいいものではないはずだ。

広告メールを例にしたが、それ以外のサービスをする場合にも同様だ。
望まないサービスを押し付けるのは難しい。
だから、何もするな、メールを送るな、と言いたいのではない。
何事も効果的なやり方には工夫がいるということだ。

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