最近、北朝鮮のことがニュースで問題になっているようです。アメリカの大統領が行動力のあるトランプ氏になったことで、中国を巻き込んで、北朝鮮の核とミサイル開発をやめさせようとしています。
そうしたニュースを見る中でテレビや新聞等で報道される視点とは異なることについて気がつくことがありましたので書いていきたいと思います。
■アメリカはアメリカのことが第一
トランプ大統領はアメリカファーストというスローガンを掲げ、アメリカのことを第一に考えると言っています。これは今に始まった話ではなく、昔からアメリカはアメリカの利益を最優先に考えていまして、それはアメリカ人の投票によって選出されたアメリカ国民のための大統領ですから、アメリカ第一に考えるのは当然と言えば当然です。トランプさんはそれを口に出して露骨に遠慮なくやることもあると宣言しているだけのことです。本質的には今も昔も変わりません。
現在、北朝鮮のミサイルは中距離から長距離へと進化し、アメリカ本体にまで到達するという段階へと近づいているようです。それで、アメリカとしては、そうなる前に叩き潰しておきたいわけです。
しかし、そこで思うのが、北朝鮮のミサイルはすでに韓国や日本、アジアの国々には到達可能であるということです。まもなく届くという話ではなくて、もう完全に射程範囲にあります。
アメリカは、これまで日本を含むアジアの国々に核ミサイルの脅威があっても、本格的に対策することはありませんでした。それが、アメリカ自身の脅威になるとなると話が違ってくるわけです。まさにアメリカファーストです。アメリカにとって危険だから、動きはじめたのです。逆に言えば、アメリカにとって脅威がなければ、日本やその他の国に脅威があっても、重要度は下がってくるということです。
■核やミサイルが本質ではない
もしも、私が金正恩の立場だったらと思って考えてみました。祖父から三代にわたって引き継いできた最高権力者としての地位、そして彼を取り巻く側近たちの地位を守るのが、彼の死守するものです。その先には祖国統一ということもあるかもしれませんが、それは現在の地位あってのものですから、まずは現在の地位が盤石になることが最優先です。
しかし、他の国からは悪人扱いされ、血眼になって地位を守る、そんな生活に疲れたからといって、今さら普通の生活をすることはできません。一般の人と同じような生活を望めば、あっという間に命が狙われます。
そうであればもはや覚悟するしかありません。石にかじりついてでも北朝鮮国家元首としての地位を維持するか、そうでなければ死ぬかです。
亡命を提案してはどうかという意見もあります。例えば中国に亡命するとか…。しかし、それはこれからの一生を囲まれた空間で生活することを意味します。ある程度、食べ物や生活環境のリクエストは受け付けてもらえるかもしれませんが、すべてが自由とはならず、かごの中の鳥のように、むなしい一生を過ごすことになりそうです。そのような選択をするとは思えません。
覚悟を決めた金正恩にとって迷いはありません。地位を脅かそうとするものに対しては、徹底して対抗する可能性があります。仮にアメリカが北朝鮮を攻撃して国内に被害がでたとしても、最低限守るべきものである地位さえ残れば良いのです。
うまく金正恩の首をとっても、その先のことを想定している可能性もあります。血縁者による後継や、それが幼齢なら摂政による継続に備えているかもしれません。
そうなってくると、この金一族による世襲システムを確実になくすには、北朝鮮の中枢まで軍で抑えて、体制自体を崩壊させるしかありません。
トランプ大統領は、核やミサイル開発をやめさせるのが目的であって、体制の変更までは望んでいないと言いました。それは本心ではありません。意味がありません。閉鎖的な独裁体制をどうにかしない限りは、根本的な解決になりません。
金正恩の兄である金正男氏の殺害、拉致被害等、国際的な問題行動もありますし、北朝鮮国内に大きな災害があった場合には人道的な支援が必要になるかもしれません。そうした時に、開けた国家でない場合、正常なやりとりができません。
北朝鮮という国の国家体制という部分にまで言及し、それを否定することは、内政干渉とか、多様性の問題ということは言えそうですが、現実的で正直な話としては、金一族体制がなくなって、文化や経済交流のある開けた国家になってもらうのが、周囲の国にとってもっとも安全なことで、それを望んでいるのです。
■核やミサイル開発は間違っているというが
多くの国の人たちは、彼らが核やミサイルを開発することは間違っていると言います。それは間違っているというより、周囲の国の人たちの脅威となるため、安心できないということです。
もしも、彼らが核実験を繰り返し、核兵器の小型化や威力向上に成功し、ミサイルの性能と信頼性を獲得し、そうしたものを移動式のトラックや潜水艦に搭載し、その数が数十、数百、それ以上という単位になったとすれば、もはや武力によって彼らを押さえつけることは不可能です。
それは、力ずくで彼らの体制を転覆させることはできないことを意味します。核とミサイルによって体制が維持できると、かたくなに信じている彼らの考えには、そういう意味では残念ながら同意できます。
覚悟を決めた彼らに対していかなる制裁を行っても、体制を維持さえできるのであれば絶対に屈することはないでしょう。核施設やミサイル施設を部分的に攻撃しても、攻撃される脅威を知った彼らは、なおさらのことあきらめることはないでしょう。
外科的対策をするには、まだ力のついていない今しかチャンスはなく、数年もすれば、手がつけられなくなるその前にやっておかなければならのないのですが、繰り返し言われているように、目と鼻の先にあるソウルに向けられた大量の砲台をどうにかできる画期的なアイディアがなければ、手を出せません。
2017年4月28日金曜日
古いLinuxでyumがYumRepo Errorで実行できない場合
yum installやyum updateを実行すると以下のようなメッセージが表示されて実行できなくなりました。
Loaded plugins: fastestmirror
Determining fastest mirrors
YumRepo Error: All mirror URLs are not using ftp, http[s] or file.
Eg. Invalid release/
removing mirrorlist with no valid mirrors: /var/cache/yum/base/mirrorlist.txt
Error: Cannot find a valid baseurl for repo: base
古いCentOSを使っているためのようです。
セキュリティのこともありますからOSごと最新に移行するのがいいに決まっているのですが、ひとまずこのままyumを使えるようにするには古いバージョンが置かれた別のサーバーを見に行くようにする必要があるようです。
/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo を編集します。
[base]
name=CentOS-$releasever - Base
mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&rep
o=os
#baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/os/$basearch/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-5
を以下のように変更します。(赤字の部分)
[base]
name=CentOS-$releasever - Base
#mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&rep
o=os
#baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/os/$basearch/
baseurl=http://vault.centos.org/5.11/os/$basearch/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-5
[base]以外に[update]等、すべて変更します。
「5.11」の部分はバージョン番号です。使っているCentOSのバージョンは
cat /etc/redhat-release
で確認できます。
上記の参照先である http://vault.centos.org/ には各バージョンごとのファイルがそろっていますので、そのバージョンのディレクトリがあるか確認しておいてください。
以上で、yumを実行できるようになっているはずです。
Loaded plugins: fastestmirror
Determining fastest mirrors
YumRepo Error: All mirror URLs are not using ftp, http[s] or file.
Eg. Invalid release/
removing mirrorlist with no valid mirrors: /var/cache/yum/base/mirrorlist.txt
Error: Cannot find a valid baseurl for repo: base
古いCentOSを使っているためのようです。
セキュリティのこともありますからOSごと最新に移行するのがいいに決まっているのですが、ひとまずこのままyumを使えるようにするには古いバージョンが置かれた別のサーバーを見に行くようにする必要があるようです。
/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo を編集します。
[base]
name=CentOS-$releasever - Base
mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&rep
o=os
#baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/os/$basearch/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-5
を以下のように変更します。(赤字の部分)
[base]
name=CentOS-$releasever - Base
#mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&rep
o=os
#baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/os/$basearch/
baseurl=http://vault.centos.org/5.11/os/$basearch/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-5
[base]以外に[update]等、すべて変更します。
「5.11」の部分はバージョン番号です。使っているCentOSのバージョンは
cat /etc/redhat-release
で確認できます。
上記の参照先である http://vault.centos.org/ には各バージョンごとのファイルがそろっていますので、そのバージョンのディレクトリがあるか確認しておいてください。
以上で、yumを実行できるようになっているはずです。
GraphEditでDirectShow Filtersをクリックすると落ちる原因
DirectShowのフィルターを編集してテストできるGraphEdit(graphedt.exe)というMicrosoft製の便利な開発ツールがありまして、それ関係の開発者の方は使われているのではないかと思います。私もそのGraphEditを使っていたのですが、ある時からクラッシュするようになってしまいました。具体的にはフィルターを選択するダイアログにあるツリー表示の中から「DirectShow Filters」をクリックしてツリーを開くとその瞬間にGraphEditが落ちてしまいます。メッセージすら何も表示されないので原因の特定は難しいです。以前にインストールしたDirectShowフィルターの中に問題のあるものが含まれているのだろうという認識でしたが、それがどれなのかは特定のしようがありませんし、そもそも本当にそれが原因なのかも分かりません。
先日たまたまコーデックパックの「K-Lite Codec Pack」というのをアンインストールすることがあって、その後にGraphEditを使うと落ちなくなっていました。どうやらK-Lite Codec Packの中のコーデックのどれかに原因があるようです。具体的にそれがどのコーデックか、までは追及しませんでしたが、少なくともこのことから言えることは、GraphEditのフィルター選択ダイアログのツリーの中の「DirectShow Filters」をクリックした瞬間に落ちる現象がある場合は、インストールされているDirectShowフィルターに問題のあるものがあるということです。それは特定の一つかもしれませんし、コーデックパックをインストールしていれば、そこに含まれているものかもしれません。
ですので、もしもそのような現象に遭われている方は、Windowsの「プログラムと機能」の中から、ひとつひとつコーデックやコーデックパックをアンインストールしていきながら原因を特定してみてはどうでしょうか。ちょっと面倒くさいですけど。
先日たまたまコーデックパックの「K-Lite Codec Pack」というのをアンインストールすることがあって、その後にGraphEditを使うと落ちなくなっていました。どうやらK-Lite Codec Packの中のコーデックのどれかに原因があるようです。具体的にそれがどのコーデックか、までは追及しませんでしたが、少なくともこのことから言えることは、GraphEditのフィルター選択ダイアログのツリーの中の「DirectShow Filters」をクリックした瞬間に落ちる現象がある場合は、インストールされているDirectShowフィルターに問題のあるものがあるということです。それは特定の一つかもしれませんし、コーデックパックをインストールしていれば、そこに含まれているものかもしれません。
ですので、もしもそのような現象に遭われている方は、Windowsの「プログラムと機能」の中から、ひとつひとつコーデックやコーデックパックをアンインストールしていきながら原因を特定してみてはどうでしょうか。ちょっと面倒くさいですけど。
2017年4月27日木曜日
格安simのデメリットである通話料も格安にする方法
最近は、格安simへ移行する人が増えています。私も格安simへ移行しました。契約したのはDMMモバイルです。大変安くなって助かるのですが、欠点というか、注意したいのは、通話料が高くつく可能性があるということです。DMMモバイルの場合、一般電話への通話は30秒で20円です。通常のキャリアと契約した場合は、定額だったり、もう少し安かったりしますから、場合によっては通話料が大きくなることがあります。
DMMモバイルではDMMトークというアプリを使うことで、それを半額の30秒10円にすることができます。このアプリが使える状況では、使わない手はありません。
私の場合は、Skypeを使うことでさらに格安にしています。Skypeのプリペイドプランでは、携帯電話へは1分10.81円、固定電話へは1分2.26円と、かなり安くなります。ただし、最初の接続時には4.82円、携帯電話へは8.75円の接続料金がかかります。つまり、携帯電話に電話した場合、最初の1分で約20円かかり、それ以降1分ごとに約11円かかります。DMMトークアプリを使うよりさらに安いわけですが、固定電話への通話だと相当安いです。
ただ当然ながらSkypeの場合にも欠点がありまして、1500円の前払いになりますし、1500円を超えると通話が止まってしまいます。またデータ通信なのでその分のデータ通信容量を消費します。このあたりを理解した上で、あまり通話を使わない人なんかには、これもひとつの選択肢になると思います。
あとは、自宅にパソコンがあって、インターネットが使えるなら、パソコンのSkypeから電話するのがもっとも快適です。パソコンならヘッドセットが使えるのでハンズフリーですし、音響環境も良くなります。そもそもSkype同士なら通話料は無料ですし、ビデオ通話も可能で、普段から通話を頻繁にするような人は最初からSkypeメインに移行するのも悪くありません。
WindowsのSkypeでしたら、通話を録画、録音することもできます。そういうこともパソコンならではのメリットです。
DMMモバイルではDMMトークというアプリを使うことで、それを半額の30秒10円にすることができます。このアプリが使える状況では、使わない手はありません。
私の場合は、Skypeを使うことでさらに格安にしています。Skypeのプリペイドプランでは、携帯電話へは1分10.81円、固定電話へは1分2.26円と、かなり安くなります。ただし、最初の接続時には4.82円、携帯電話へは8.75円の接続料金がかかります。つまり、携帯電話に電話した場合、最初の1分で約20円かかり、それ以降1分ごとに約11円かかります。DMMトークアプリを使うよりさらに安いわけですが、固定電話への通話だと相当安いです。
ただ当然ながらSkypeの場合にも欠点がありまして、1500円の前払いになりますし、1500円を超えると通話が止まってしまいます。またデータ通信なのでその分のデータ通信容量を消費します。このあたりを理解した上で、あまり通話を使わない人なんかには、これもひとつの選択肢になると思います。
あとは、自宅にパソコンがあって、インターネットが使えるなら、パソコンのSkypeから電話するのがもっとも快適です。パソコンならヘッドセットが使えるのでハンズフリーですし、音響環境も良くなります。そもそもSkype同士なら通話料は無料ですし、ビデオ通話も可能で、普段から通話を頻繁にするような人は最初からSkypeメインに移行するのも悪くありません。
WindowsのSkypeでしたら、通話を録画、録音することもできます。そういうこともパソコンならではのメリットです。
2016年5月9日月曜日
SONYのノイズキャンセリングBluetoothワイヤレスヘッドフォンMDR-EX31BN レビュー 飛行機での試用
外出先でAndroidスマホ用にヘッドフォンが欲しかったので、SONYのMDR-EX31BNを購入してみました。
耳の穴に差し込むインイヤータイプです。イヤーキャップは3サイズ用意されていて、私には一番大きいサイズが合いました。
・Bluetoothワイヤレスは快適
Bluetoothによるワイヤレス接続なので、手に持って操作することの多いスマホの扱いが自由になるのはかなり便利です。
ただし、Bluetoothですので若干の遅延があります。音楽を聴く分には気になりませんが、アクションゲーム等のタイミングがシビアな使い方では問題になる可能性はあります。激しいゲームをされる方はBluetoothヘッドフォンは使わない方が無難だと思います。
・デジタルノイズキャンセリング
デジタルノイズキャンセリングにより周囲のノイズを強力に消し去ります。
航空機や自動車内で試用したところ、特にエンジン音が大幅に抑えられます。ヘッドフォンをつけていると静かで快適でした。車の運転中の使用にはさすがに危険を感じますが、航空機内では手放せなくなりました。
ノイズキャンセリングは手元のリモコンで、オン/オフができ、危険な状況ではオフにして使用することもできます。また、状況に応じたノイズキャンセリングモードを自動選択する機能も備わっています。
一般的なヘッドフォンに搭載されたアクティブノイズキャンセリングというのは、人の話し声というのは消せないことが多いです。よく人の話し声は何かとっさの時に危険なので、あえてキャンセルしないようにしているということが言われますが、現実には、わざと消さないようにしているのではなく、技術的に難しいのではないかと思います。現に、人の声を消すことができることやってみせた上で、人の声を通すように再設定できるようなアクティブノイズキャンセリング技術は見たことも聞いたこともありません。
そもそも本質的に人は他人の声を聞き取る能力が高い必要があり、人の声には敏感です。そういう意味でもなかなか人の声を聞こえないようにはできないのではないでしょうか。
MDR-EX31BNについても同様で、人の声を消す目的にこのヘッドフォンを使うとすれば、耳の穴をふさぐことによる防音効果と、ノイズキャンセリングで音量を弱めた上で、音楽や他のシンプリーノイズ等を再生して、声をかき消すことならできるかもしれません。
また、マイクで集音した波形と逆位相の波形をリアルタイムに生成するという原理から、連続的でない、とがったような音や高音域は苦手になりがちです。
キーボードのタイプ音のような、カチカチと波形的にシャープな音は、アクティブノイズキャンセリングではほとんど消せません。
・音質は良
音質はSONYの一般的な音質です。SONYの音に慣れている私には標準的な音に聞こえるので違和感がありません。インイヤータイプの小さなヘッドフォンですから、重低音なんてものは期待していません。
Bluetoothですが、クラシック音楽をしっかり聞くようなことはしないですし、BGM的に使っている分には気にならず十分に高音質です。
・操作性
本体には、電源兼再生停止ボタンと、選曲、音量、ノイズキャンセリングのスイッチがあります。これらは大変便利で、慣れてくると見なくても手探りで操作できます。ワイヤレスですから特に活きてくると思います。
・欠点は?
使うには充電が必要です。一回の充電で何時間ももつので、一日一回で大丈夫ですが、USBコネクタをつないで充電する手間があります。
ワイヤレスと言っても、本体と両耳の間はケーブルがあります。収納時にケーブルが絡まったりするような問題は完全には解消されません。
・結論
ワイヤレスでデジタルノイズキャンセリングが搭載されたSONYの高音質な、普通に問題なく使えるヘッドフォンですので、ほとんどの方におすすめできます。
耳の穴に差し込むインイヤータイプです。イヤーキャップは3サイズ用意されていて、私には一番大きいサイズが合いました。
・Bluetoothワイヤレスは快適
Bluetoothによるワイヤレス接続なので、手に持って操作することの多いスマホの扱いが自由になるのはかなり便利です。
ただし、Bluetoothですので若干の遅延があります。音楽を聴く分には気になりませんが、アクションゲーム等のタイミングがシビアな使い方では問題になる可能性はあります。激しいゲームをされる方はBluetoothヘッドフォンは使わない方が無難だと思います。
・デジタルノイズキャンセリング
デジタルノイズキャンセリングにより周囲のノイズを強力に消し去ります。
航空機や自動車内で試用したところ、特にエンジン音が大幅に抑えられます。ヘッドフォンをつけていると静かで快適でした。車の運転中の使用にはさすがに危険を感じますが、航空機内では手放せなくなりました。
ノイズキャンセリングは手元のリモコンで、オン/オフができ、危険な状況ではオフにして使用することもできます。また、状況に応じたノイズキャンセリングモードを自動選択する機能も備わっています。
一般的なヘッドフォンに搭載されたアクティブノイズキャンセリングというのは、人の話し声というのは消せないことが多いです。よく人の話し声は何かとっさの時に危険なので、あえてキャンセルしないようにしているということが言われますが、現実には、わざと消さないようにしているのではなく、技術的に難しいのではないかと思います。現に、人の声を消すことができることやってみせた上で、人の声を通すように再設定できるようなアクティブノイズキャンセリング技術は見たことも聞いたこともありません。
そもそも本質的に人は他人の声を聞き取る能力が高い必要があり、人の声には敏感です。そういう意味でもなかなか人の声を聞こえないようにはできないのではないでしょうか。
MDR-EX31BNについても同様で、人の声を消す目的にこのヘッドフォンを使うとすれば、耳の穴をふさぐことによる防音効果と、ノイズキャンセリングで音量を弱めた上で、音楽や他のシンプリーノイズ等を再生して、声をかき消すことならできるかもしれません。
また、マイクで集音した波形と逆位相の波形をリアルタイムに生成するという原理から、連続的でない、とがったような音や高音域は苦手になりがちです。
キーボードのタイプ音のような、カチカチと波形的にシャープな音は、アクティブノイズキャンセリングではほとんど消せません。
・音質は良
音質はSONYの一般的な音質です。SONYの音に慣れている私には標準的な音に聞こえるので違和感がありません。インイヤータイプの小さなヘッドフォンですから、重低音なんてものは期待していません。
Bluetoothですが、クラシック音楽をしっかり聞くようなことはしないですし、BGM的に使っている分には気にならず十分に高音質です。
・操作性
本体には、電源兼再生停止ボタンと、選曲、音量、ノイズキャンセリングのスイッチがあります。これらは大変便利で、慣れてくると見なくても手探りで操作できます。ワイヤレスですから特に活きてくると思います。
・欠点は?
使うには充電が必要です。一回の充電で何時間ももつので、一日一回で大丈夫ですが、USBコネクタをつないで充電する手間があります。
ワイヤレスと言っても、本体と両耳の間はケーブルがあります。収納時にケーブルが絡まったりするような問題は完全には解消されません。
・結論
ワイヤレスでデジタルノイズキャンセリングが搭載されたSONYの高音質な、普通に問題なく使えるヘッドフォンですので、ほとんどの方におすすめできます。
2016年3月8日火曜日
Saitek Pro Flight Yokeのデッドゾーン問題をBU0836Xで解決
近頃すっかり下火になったフライトシミュレーターですが、最近、無性にやりたくなって、X-PLANEというフライトシミュレーターを購入してみました。
フライトシミュレーターを楽しむには、ジョイスティックが必要です。昔買ったSaitekのCyborg Xというジョイスティックを引っ張りだしてきました。ところが、Windows10に対応させるドライバーが提供されていなくて、使うことができません。このCyborg Xは写真での見た目にはサイバーなデザインでかっこ良く見えるのですが、実物は作りがしっかりしておらず、使い良いものではありません。
ともかく、ジョイスティックが使えないので、また買い直すしかなくなってしまいました。ドライブゲームでのハンドルコントローラー代わりも兼ねて、今度はフライトヨークというハンドル型のフライトシミュレーター用コントローラーを探してみることにしました。
今時、フライトシミュレーター関係のコントローラーなんて、売っているところはないですが、Yodobashiにあるようなので、実際に店頭に行って、SaitekのPro Flight Yokeという製品を購入しました。他にSaitekのPro Flight Cessna Yokeという製品もあり、ハンドルの回転角度が左右90度まで曲がるので、そちらの方が良さそうだったのですが、売り切れていましたので、しかたなくPro Flight Yokeの方を購入しました。
それで、Pro Flight Yokeでフライトしてみるのですが、左右にフラフラ揺れたり、ピッチのコントロールもとてもやりにくいです。
機体が左に傾いた時、ヨークを右に切ると、右に大きく傾きすぎ、それを修正するために左に切ると、今度は左に傾く、といったことを繰り返してしまいます。
車のドライビングゲームでハンドルコントローラー代わりとして使った時も、車をまっすぐ走らせるのがとても難しいです。
このヨークはエルロンとエレベーターにスプリング入っていて、手を放すとスプリングでセンター位置に戻ります。しかも、曖昧な中心感覚ではなく、ここという位置でカチッと止まります。これでは、センター付近のスプリングが切り替わる位置でスムーズなコントロールができません。
また、片手による微妙な操作ができないほど、スプリングが強すぎます。スロットルを併用したクロスコントロールは筋力トレーニングになってしまいます。
そうしたことから、機体がふらついたり、車がまっすぐ走らない原因があるのではないかと考えました。
Pro Flight Yokeの裏蓋を開けて、エルロンのスプリングを取り外して、センターに戻らないようにしました。エルロンは自分でセンターが分かるので、もともとスプリングは不要です。エレベーターはスプリングを取り外し、代わりに輪ゴムを使って強度を落とすとともに、センターが曖昧になるようにしました。
Pro Flight Yoke自体の操作感はだんぜん良くなったものの、それでもまだ、実際に飛行機を飛ばしたり、車を運転した時の操作感が改善されません。
キャリブレーションか何かでどうにかならないか調べていたところ、Windowsの「ゲームコントローラーの設定」で、おかしい部分があることを発見しました。
Windowsのゲームコントローラーの設定では、エレベーターとエルロンの位置を+記号で表示しているのですが、これがセンター付近で動きません。エルロンを左から右に一定速度で動かした際に、センター付近で+記号が動いていません。エルロンの中心から左右10度程度デッドゾーンがあるようです。エレベーターについても同じです。
関連する情報がないか、ウェブサイトを探していたら、海外のフォーラムで古くから話題になっていました。
それによると、Pro Flight Yokeのファームウェアのキャリブレーションプログラムがそのようになっているのではないかという結論です。書き換え不可能なファームウェアがそのようになっているため、パソコンにセンター付近の入力データ自体が入ってきていません。ですので、デバイスドライバー等によるパソコン側のソフトウェアでどうにかして解決するような方法はありません。お手上げです。
センターにデッドゾーンがあっては、まともな操作は不可能です。
たとえば、本当の自動車の場合、ハンドルには遊びがあります。しかし、フィードバックもあるため、ドライバーはハンドルの重みから切れる強さを感じることができます。
Pro Flight Yokeにはフィードバックがないため、どこから切れだすのかが分かりません。
道なりにまっすぐ走行している車を少し左に進路変更したいと思い、ハンドルを左に切り始めたとしたら、数度回した位置で、画面の車体が動くことでハンドルが効きはじめることが分かります。車体は左へ動いていくので、今度は道なりにまっすぐに戻すため、ハンドルを右に切るのですが、センターのデッドゾーンを超えて数度右へ回したところで、ようやくハンドルが効きはじめます。
左右にちょっとずつハンドルを切って微調整しながらまっすぐ走行するシーンは普通にありえるのですが、デッドゾーンがあるために、操作が困難です。
左に行き過ぎたと思って、右に切っていってもデッドゾーンの中ではまったく効かず、あるところで突然ハンドルが効き始めます。それで左に戻そうとしても、またデッドゾーンを経て、あるところまで切っていったところで、突然効き始めます。その効き始める位置にフィードバックがないため、感覚的に効き始めることを知覚することができず、左右にオーバーコントロールを繰り返して、フラフラとした運転になってしまいます。
まともに操作できないとなると、フライトシミュレーターもドライビングゲームもやろうという気が起きなくなってしまいました。もはやPro Flight Yokeはただの粗大ゴミです。
以前買ったジョイスティックCyborg XのクオリティーやWindows10対応のドライバーが提供されない件、それと今回のことから、今後私はSaitek製品の購入には、かなり慎重になると思います。
海外のフォーラムで話されていた唯一の解決策は、Pro Flight Yokeのセンサー部分までは使うが、それ以降はBU0836Xというジョイスティックボードに置き換えるというものです。その方法であれば良好なようです。最後の手段として、Pro Flight Yokeを使えるものに変えられるか試してみることにしました。
BU0836Xは自作でコックピットを作るような人のためのボードで、8軸のアナログ入力、32のデジタル入力、8方向のハットスイッチ入力を配線することができて、それをWindowsのゲームコントローラーとして認識させるものです。
こちらのサイトから購入しました。49.99GBPとエアメイルの送料5.95GBP合わせて55.94GBP、日本円で9千円くらいでした。Saitek製品のクオリティーのために要らぬ散財です。なぜかPayPalでは支払いができなかったので、クレジットカードを使いました。
エアメイルですと料金は安いですが、到着に時間がかかり、追跡もできません。約一週間でイギリスから送られてきました。
もう少し安いBU0836Aの方でも使えるかもしれません。そちらの場合、接続がピンコネクタによるものになりますが、パソコンのパーツショップあたりで使えそうな部品を探してきた方が、ひょっとすると安上がりになるかもしれません。
先ほどのフォーラムに配線方法の写真があったので、それを参考に作業しました。
もともとハンダ付けされている配線をハンダゴテで溶かして外した後、新しいリード線をハンダ付けしなおします。そして付け直したリード線をBU0836Xに配線します。
BU0836X自体はPro Flight Yoke内にあるビスで固定しておきました。
BU0836Xとパソコンを繋ぐのにBタイプのUSBケーブルが必要です。とりあえずプリンターのUSBケーブルで代用しました。
ハンダゴテでケースの一部を溶かして穴を開け、USBケーブルをケースの外に出しました。
BU0836Xを接続すると、Windows10にはゲームコントローラーとして認識されます。ゲームコントローラーの設定からちゃんとキャリブレーションをとることができます。
X-PLANEやドライビングゲームで試したところ、当然ですが、中心付近の微妙なコントロールができるので圧倒的に操作しやすくなります。操作しやすくなるというよりは、ようやくまともに操作できるようになったと言った方が正しいかもしれません。
これから、SaitekのPro Flight Yokeを購入しようとする人がおられた場合、おすすめしません。センター付近にデッドゾーンがあるのはSaitekに言わせれば仕様ということになるのでしょうが、致命的な操作性の悪さです。
すでに購入してしまった人は、あきらめて粗大ゴミとして出してしまうか、追加投資と手間をかけてまで、上記のような対応をとるかということになってしまいます。
フライトシミュレーターを楽しむには、ジョイスティックが必要です。昔買ったSaitekのCyborg Xというジョイスティックを引っ張りだしてきました。ところが、Windows10に対応させるドライバーが提供されていなくて、使うことができません。このCyborg Xは写真での見た目にはサイバーなデザインでかっこ良く見えるのですが、実物は作りがしっかりしておらず、使い良いものではありません。
ともかく、ジョイスティックが使えないので、また買い直すしかなくなってしまいました。ドライブゲームでのハンドルコントローラー代わりも兼ねて、今度はフライトヨークというハンドル型のフライトシミュレーター用コントローラーを探してみることにしました。
今時、フライトシミュレーター関係のコントローラーなんて、売っているところはないですが、Yodobashiにあるようなので、実際に店頭に行って、SaitekのPro Flight Yokeという製品を購入しました。他にSaitekのPro Flight Cessna Yokeという製品もあり、ハンドルの回転角度が左右90度まで曲がるので、そちらの方が良さそうだったのですが、売り切れていましたので、しかたなくPro Flight Yokeの方を購入しました。
それで、Pro Flight Yokeでフライトしてみるのですが、左右にフラフラ揺れたり、ピッチのコントロールもとてもやりにくいです。
機体が左に傾いた時、ヨークを右に切ると、右に大きく傾きすぎ、それを修正するために左に切ると、今度は左に傾く、といったことを繰り返してしまいます。
車のドライビングゲームでハンドルコントローラー代わりとして使った時も、車をまっすぐ走らせるのがとても難しいです。
このヨークはエルロンとエレベーターにスプリング入っていて、手を放すとスプリングでセンター位置に戻ります。しかも、曖昧な中心感覚ではなく、ここという位置でカチッと止まります。これでは、センター付近のスプリングが切り替わる位置でスムーズなコントロールができません。
また、片手による微妙な操作ができないほど、スプリングが強すぎます。スロットルを併用したクロスコントロールは筋力トレーニングになってしまいます。
そうしたことから、機体がふらついたり、車がまっすぐ走らない原因があるのではないかと考えました。
Pro Flight Yokeの裏蓋を開けて、エルロンのスプリングを取り外して、センターに戻らないようにしました。エルロンは自分でセンターが分かるので、もともとスプリングは不要です。エレベーターはスプリングを取り外し、代わりに輪ゴムを使って強度を落とすとともに、センターが曖昧になるようにしました。
Pro Flight Yoke自体の操作感はだんぜん良くなったものの、それでもまだ、実際に飛行機を飛ばしたり、車を運転した時の操作感が改善されません。
キャリブレーションか何かでどうにかならないか調べていたところ、Windowsの「ゲームコントローラーの設定」で、おかしい部分があることを発見しました。
Windowsのゲームコントローラーの設定では、エレベーターとエルロンの位置を+記号で表示しているのですが、これがセンター付近で動きません。エルロンを左から右に一定速度で動かした際に、センター付近で+記号が動いていません。エルロンの中心から左右10度程度デッドゾーンがあるようです。エレベーターについても同じです。
関連する情報がないか、ウェブサイトを探していたら、海外のフォーラムで古くから話題になっていました。
それによると、Pro Flight Yokeのファームウェアのキャリブレーションプログラムがそのようになっているのではないかという結論です。書き換え不可能なファームウェアがそのようになっているため、パソコンにセンター付近の入力データ自体が入ってきていません。ですので、デバイスドライバー等によるパソコン側のソフトウェアでどうにかして解決するような方法はありません。お手上げです。
センターにデッドゾーンがあっては、まともな操作は不可能です。
たとえば、本当の自動車の場合、ハンドルには遊びがあります。しかし、フィードバックもあるため、ドライバーはハンドルの重みから切れる強さを感じることができます。
Pro Flight Yokeにはフィードバックがないため、どこから切れだすのかが分かりません。
道なりにまっすぐ走行している車を少し左に進路変更したいと思い、ハンドルを左に切り始めたとしたら、数度回した位置で、画面の車体が動くことでハンドルが効きはじめることが分かります。車体は左へ動いていくので、今度は道なりにまっすぐに戻すため、ハンドルを右に切るのですが、センターのデッドゾーンを超えて数度右へ回したところで、ようやくハンドルが効きはじめます。
左右にちょっとずつハンドルを切って微調整しながらまっすぐ走行するシーンは普通にありえるのですが、デッドゾーンがあるために、操作が困難です。
左に行き過ぎたと思って、右に切っていってもデッドゾーンの中ではまったく効かず、あるところで突然ハンドルが効き始めます。それで左に戻そうとしても、またデッドゾーンを経て、あるところまで切っていったところで、突然効き始めます。その効き始める位置にフィードバックがないため、感覚的に効き始めることを知覚することができず、左右にオーバーコントロールを繰り返して、フラフラとした運転になってしまいます。
まともに操作できないとなると、フライトシミュレーターもドライビングゲームもやろうという気が起きなくなってしまいました。もはやPro Flight Yokeはただの粗大ゴミです。
以前買ったジョイスティックCyborg XのクオリティーやWindows10対応のドライバーが提供されない件、それと今回のことから、今後私はSaitek製品の購入には、かなり慎重になると思います。
海外のフォーラムで話されていた唯一の解決策は、Pro Flight Yokeのセンサー部分までは使うが、それ以降はBU0836Xというジョイスティックボードに置き換えるというものです。その方法であれば良好なようです。最後の手段として、Pro Flight Yokeを使えるものに変えられるか試してみることにしました。
こちらのサイトから購入しました。49.99GBPとエアメイルの送料5.95GBP合わせて55.94GBP、日本円で9千円くらいでした。Saitek製品のクオリティーのために要らぬ散財です。なぜかPayPalでは支払いができなかったので、クレジットカードを使いました。
エアメイルですと料金は安いですが、到着に時間がかかり、追跡もできません。約一週間でイギリスから送られてきました。
もう少し安いBU0836Aの方でも使えるかもしれません。そちらの場合、接続がピンコネクタによるものになりますが、パソコンのパーツショップあたりで使えそうな部品を探してきた方が、ひょっとすると安上がりになるかもしれません。
先ほどのフォーラムに配線方法の写真があったので、それを参考に作業しました。
もともとハンダ付けされている配線をハンダゴテで溶かして外した後、新しいリード線をハンダ付けしなおします。そして付け直したリード線をBU0836Xに配線します。
BU0836X自体はPro Flight Yoke内にあるビスで固定しておきました。
BU0836Xとパソコンを繋ぐのにBタイプのUSBケーブルが必要です。とりあえずプリンターのUSBケーブルで代用しました。
ハンダゴテでケースの一部を溶かして穴を開け、USBケーブルをケースの外に出しました。
BU0836Xを接続すると、Windows10にはゲームコントローラーとして認識されます。ゲームコントローラーの設定からちゃんとキャリブレーションをとることができます。
X-PLANEやドライビングゲームで試したところ、当然ですが、中心付近の微妙なコントロールができるので圧倒的に操作しやすくなります。操作しやすくなるというよりは、ようやくまともに操作できるようになったと言った方が正しいかもしれません。
これから、SaitekのPro Flight Yokeを購入しようとする人がおられた場合、おすすめしません。センター付近にデッドゾーンがあるのはSaitekに言わせれば仕様ということになるのでしょうが、致命的な操作性の悪さです。
すでに購入してしまった人は、あきらめて粗大ゴミとして出してしまうか、追加投資と手間をかけてまで、上記のような対応をとるかということになってしまいます。
2016年2月21日日曜日
VAIO Duo 11のシートバッテリーの代わりにモバイルバッテリーを増設
私が使っているSONYのVAIO Duo 11は、バッテリー残量80%から2~3時間連続使用(カタログスペックではなく実運用において)できます。負荷の高いゲームなら1時間くらいです。使用可能時間をもっと増やしたいと思って、シートバッテリーを購入しようと思ったのですが、すでに生産中止となっています。サードパーティ製のバッテリーですと25,896円とのことで、純正が入手困難になっているため、足元を見られている感じです。
近頃は大容量のモバイルバッテリーがあります。そうした中で使えそうなものがないかと探してみると、Energizer XP18000という製品がありました。VAIO Duo 11のACアダプターと同じ10.5V出力があって、プラグの変換チップの中に外径4.7/内径1.7mmというものがあります。VAIO Duo 11のACアダプターの出力プラグは外径4.8/内径1.7mmですから、少しばかりサイズが合いません。でも、わずか0.1mmの差ですから、ひょっとしたら使えるかもしれないと思って購入してみました。

このモバイルバッテリーを購入
購入して、接続してみたところ、残念ながら動きませんでした。
プラグの外径が合っていないわけですから、接点が接触していない可能性があります。プラグをグリグリ動かしてみたりしましたが、反応がありません。

モバイルバッテリー付属の4.7mmのプラグ変換チップ
プラグの問題ということであれば、プラグだけ変えれば済む話です。
外径4.8/内径1.7mmのプラグをこちらから発注しました。

発注した外径4.8/内径1.7mmのプラグ
Energizer XP18000付属の12Vコードをハサミでプッチンして、銅線をこのプラグに繋ぎます。どうか接触不良にはならないことを期待します。
接続して試したところ、それでもダメです。反応しません。
ほぼあきらめかけて、なにか情報がないかインターネットで調べていたら、Energizer XP18000を紹介しているウェブサイトの中には10.5V出力ではなく12Vと書かれている記事があります。よく調べていくと、Energizer XP18000ではなく、Energizer XP18000Aという末尾にAが付いた商品名のものがあり、その場合は12V出力になっているようです。
私が購入したのはEnergizer XP18000Aの方で12V出力です。10.5V出力タイプのEnergizer XP18000はAmazonで取り扱い中止になっていましたので、すでに販売していないのかもしれません。気が付かず12Vの方を買ってしまいました。
実際に何ボルト出ているのかテスターで確かめてみました。

使用したテスター
測定すると、やはり12Vが出ていました。
ならば、その12Vを10.5Vに降圧します。
「DC-DC 直流電圧 コンバータ 降圧型 5v-24v → 0.93v-18v」を使います。
このDC-DCコンバーターは、5~24Vの範囲の入力を0.93~18Vに降圧できます。説明書は付属していませんが、使い方は簡単です。入力側と出力側に+、-端子がありますので、マイナスドライバーで接続端子のネジを締めて、コードの銅線を接続します。出力電圧の調整は、テスターでモニターしながら、調整ネジをマイナスドライバーで回すことで行います。
VAIO Duo 11に10.5Vが入ると、ようやく反応しました。
しかし、一見うまくいったように見えたのですが、ちょっと負荷がかかるとすぐに電源入力が止まってしまいます。
Energizer XP18000Aの出力が追いつかないため、電圧降下しているようです。使っていない時に充電するだけならこれでも使えそうですが、使いながら電源供給するには問題があります。
Energizer XP18000Aの背面に貼ってあるラベルには12Vは2Aとあります。つまり、24Wでは足りないようです。しかし、その下に19Vで3.5Aと書いてあるのを見つけてしまいました。19Vなら3.5Aまで供給できるみたいです。VAIO duo 11用ACアダプターの10V4.3A=43Wを超える66.5Wですので、これならいけるかもしれません。

Energizer XP18000Aの裏側ラベル
さっそく、19Vのケーブルをハサミでプッチンして付け替えてみたところ、使えました。高負荷時でも、電源供給できています。
当初の目的である外部バッテリーの接続を達成できました。
(2016/03/03追記 高負荷時は電源供給が追い付かないことがあります。)
必要になったものは
Energizer XP18000A 15,790円
外径4.8/内径1.7mmのプラグ+送料 575円
DC-DCコンバーター 656円
合計17,021円でした。折角購入したので外径4.8/内径1.7mmのプラグを使いましたが、ひょっとしたらEnergizer XP18000Aに付属の外径4.7/内径1.7mmのプラグ変換チップでもいけたかもしれません。
電圧を測るのに使ったテスターは2,000円くらいでした。
DC-DCコンバーターは100円ショップで買ったプラスチックケースに入れています(高温注意!)。

見た目はカッコ悪いです。冷却のため、穴を開けています。
VAIO Duo 11のバッテリーの仕様は7.4V/5,300mAh、純正シートバッテリーは7.4V/4,830mAhです。Energizer XP18000Aは3.7V/18,000mAhだと思うので7.4Vでは9000mAh相当です。数値上はシートバッテリーの2個分近い容量があることになりますが、Energizer内部や追加したDC-DCコンバーターによる変換ロスがあると思われますので、その分目減りするはずです。
バッテリー容量を検証するために、VAIOにCPU Stressで負荷をかけてテストしてみました。CPU StressはCPU使用率を100%にキープできるので、テストのために早くバッテリーを消耗できます。
Windows8.1の電力オプションはバランスモードでテストしました。バランスモードでは、Energizerのバッテリーで動いている間は電源接続扱いになるため、その分ハンディキャップになりますが、設定を変えるのが面倒なのでそのままテストしました。
まず、VAIO Duo 11が80%充電された状態で、満充電のEnergizerを接続するところから始めます。
開始して2時間47分(167分)後に、Energizerのバッテリーが尽き、内蔵バッテリーに切り替わりました。内蔵バッテリーは80%から減少をはじめていき、1時間13分(73分)後に10%となったところで、Windowsのバッテリー残量低下警告が表示されました。
内蔵バッテリーが10%になるまでに、Energizerで167分間動作し、内蔵バッテリーで73分間動作しました。
CPU Stressで負荷をかけなかったとすると内蔵バッテリーで2時間以上は持つと思いますので、それで考えるとEnergizerでプラス4時間以上、合計6時間以上はいけそうです。
電力オプションを調整したり、WiFiを止めたりすれば、バッテリーの持ちはさらによくなります。まだちゃんと試していませんが、実用上は8時間くらいもつのではないかと予想します。
重量についてですが、純正シートバッテリーは約345g、Energizer XP18000Aは約515gです。およそ1.5倍です。重量は増えますが、容量も増えますし、スマホ等のUSB電源としても使えるメリットがあります。
本当は純正品が一番いいのですが、今回のように十分な出力のあるモバイルバッテリーで電源を供給できるのであれば、かならずしも純正のバッテリーにこだわる必要がなくなります。容量や価格等、自由度が広がりますし、モバイルバッテリー自体を複数持てば、それだけ長時間使えるようにもできます。
VAIO Duo 11をご使用中の方で、バッテリー容量が欲しい方は、このような方法を試してみるのもありかもしれません。
簡単な工作でできるとは言え、保証はありませんし、ショートや逆接続等による事故もありえますので、十分ご注意ください。
近頃は大容量のモバイルバッテリーがあります。そうした中で使えそうなものがないかと探してみると、Energizer XP18000という製品がありました。VAIO Duo 11のACアダプターと同じ10.5V出力があって、プラグの変換チップの中に外径4.7/内径1.7mmというものがあります。VAIO Duo 11のACアダプターの出力プラグは外径4.8/内径1.7mmですから、少しばかりサイズが合いません。でも、わずか0.1mmの差ですから、ひょっとしたら使えるかもしれないと思って購入してみました。

このモバイルバッテリーを購入
購入して、接続してみたところ、残念ながら動きませんでした。
プラグの外径が合っていないわけですから、接点が接触していない可能性があります。プラグをグリグリ動かしてみたりしましたが、反応がありません。

モバイルバッテリー付属の4.7mmのプラグ変換チップ
プラグの問題ということであれば、プラグだけ変えれば済む話です。
外径4.8/内径1.7mmのプラグをこちらから発注しました。

発注した外径4.8/内径1.7mmのプラグ
Energizer XP18000付属の12Vコードをハサミでプッチンして、銅線をこのプラグに繋ぎます。どうか接触不良にはならないことを期待します。
接続して試したところ、それでもダメです。反応しません。
ほぼあきらめかけて、なにか情報がないかインターネットで調べていたら、Energizer XP18000を紹介しているウェブサイトの中には10.5V出力ではなく12Vと書かれている記事があります。よく調べていくと、Energizer XP18000ではなく、Energizer XP18000Aという末尾にAが付いた商品名のものがあり、その場合は12V出力になっているようです。
私が購入したのはEnergizer XP18000Aの方で12V出力です。10.5V出力タイプのEnergizer XP18000はAmazonで取り扱い中止になっていましたので、すでに販売していないのかもしれません。気が付かず12Vの方を買ってしまいました。
実際に何ボルト出ているのかテスターで確かめてみました。

使用したテスター
測定すると、やはり12Vが出ていました。
ならば、その12Vを10.5Vに降圧します。
「DC-DC 直流電圧 コンバータ 降圧型 5v-24v → 0.93v-18v」を使います。
このDC-DCコンバーターは、5~24Vの範囲の入力を0.93~18Vに降圧できます。説明書は付属していませんが、使い方は簡単です。入力側と出力側に+、-端子がありますので、マイナスドライバーで接続端子のネジを締めて、コードの銅線を接続します。出力電圧の調整は、テスターでモニターしながら、調整ネジをマイナスドライバーで回すことで行います。
VAIO Duo 11に10.5Vが入ると、ようやく反応しました。
しかし、一見うまくいったように見えたのですが、ちょっと負荷がかかるとすぐに電源入力が止まってしまいます。
Energizer XP18000Aの出力が追いつかないため、電圧降下しているようです。使っていない時に充電するだけならこれでも使えそうですが、使いながら電源供給するには問題があります。
Energizer XP18000Aの背面に貼ってあるラベルには12Vは2Aとあります。つまり、24Wでは足りないようです。しかし、その下に19Vで3.5Aと書いてあるのを見つけてしまいました。19Vなら3.5Aまで供給できるみたいです。VAIO duo 11用ACアダプターの10V4.3A=43Wを超える66.5Wですので、これならいけるかもしれません。

Energizer XP18000Aの裏側ラベル
さっそく、19Vのケーブルをハサミでプッチンして付け替えてみたところ、使えました。高負荷時でも、電源供給できています。
当初の目的である外部バッテリーの接続を達成できました。
(2016/03/03追記 高負荷時は電源供給が追い付かないことがあります。)
必要になったものは
Energizer XP18000A 15,790円
外径4.8/内径1.7mmのプラグ+送料 575円
DC-DCコンバーター 656円
合計17,021円でした。折角購入したので外径4.8/内径1.7mmのプラグを使いましたが、ひょっとしたらEnergizer XP18000Aに付属の外径4.7/内径1.7mmのプラグ変換チップでもいけたかもしれません。
電圧を測るのに使ったテスターは2,000円くらいでした。
DC-DCコンバーターは100円ショップで買ったプラスチックケースに入れています(高温注意!)。

見た目はカッコ悪いです。冷却のため、穴を開けています。
VAIO Duo 11のバッテリーの仕様は7.4V/5,300mAh、純正シートバッテリーは7.4V/4,830mAhです。Energizer XP18000Aは3.7V/18,000mAhだと思うので7.4Vでは9000mAh相当です。数値上はシートバッテリーの2個分近い容量があることになりますが、Energizer内部や追加したDC-DCコンバーターによる変換ロスがあると思われますので、その分目減りするはずです。
バッテリー容量を検証するために、VAIOにCPU Stressで負荷をかけてテストしてみました。CPU StressはCPU使用率を100%にキープできるので、テストのために早くバッテリーを消耗できます。
Windows8.1の電力オプションはバランスモードでテストしました。バランスモードでは、Energizerのバッテリーで動いている間は電源接続扱いになるため、その分ハンディキャップになりますが、設定を変えるのが面倒なのでそのままテストしました。
まず、VAIO Duo 11が80%充電された状態で、満充電のEnergizerを接続するところから始めます。
開始して2時間47分(167分)後に、Energizerのバッテリーが尽き、内蔵バッテリーに切り替わりました。内蔵バッテリーは80%から減少をはじめていき、1時間13分(73分)後に10%となったところで、Windowsのバッテリー残量低下警告が表示されました。
内蔵バッテリーが10%になるまでに、Energizerで167分間動作し、内蔵バッテリーで73分間動作しました。
CPU Stressで負荷をかけなかったとすると内蔵バッテリーで2時間以上は持つと思いますので、それで考えるとEnergizerでプラス4時間以上、合計6時間以上はいけそうです。
電力オプションを調整したり、WiFiを止めたりすれば、バッテリーの持ちはさらによくなります。まだちゃんと試していませんが、実用上は8時間くらいもつのではないかと予想します。
重量についてですが、純正シートバッテリーは約345g、Energizer XP18000Aは約515gです。およそ1.5倍です。重量は増えますが、容量も増えますし、スマホ等のUSB電源としても使えるメリットがあります。
本当は純正品が一番いいのですが、今回のように十分な出力のあるモバイルバッテリーで電源を供給できるのであれば、かならずしも純正のバッテリーにこだわる必要がなくなります。容量や価格等、自由度が広がりますし、モバイルバッテリー自体を複数持てば、それだけ長時間使えるようにもできます。
VAIO Duo 11をご使用中の方で、バッテリー容量が欲しい方は、このような方法を試してみるのもありかもしれません。
簡単な工作でできるとは言え、保証はありませんし、ショートや逆接続等による事故もありえますので、十分ご注意ください。
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