HP Reverbは眼鏡をかけて使うことができるものの、私の眼鏡の場合、あらかじめHMDに置いてセットしておいて、それを慎重にかぶる必要があります。それでも、眼鏡のフレームが押されて、レンズが目や皮膚に接触して、レンズが白く汚れたりします。
加えて、眼鏡のレンズと、HMDのレンズが接触するおそれがあり、双方のレンズに傷がつくリスクがあります。
ということで、結局、裸眼で使うことになってしまっているのですが、せっかく、高解像度なHMDを使っているのですから、度付きの専用レンズアダプターを購入してみることにしました。
ドイツの会社でVR Opticianというところが様々な種類のVR HMD用度付きレンズを作っています。ウェブサイトから必要な情報(SPH、CYL、AXS、PD)を入力して、注文します。
正確な情報を知りたい場合、眼科医に行って、測定してもらうしかありません。眼鏡市場のようなところで無料測定してもらっても、1.0と0.5とか一般的な情報までしか分かりません。私の住む地域の眼科医はどこも混んでいて、予約が必要になったりしますし、当然、それなりの費用もかかります。あまりにも面倒なので、物差しを使って自分で測定してしまいました。
SPHのプラス、マイナス等、間違えないように注意してください。近視はマイナス、遠視はプラスです。
私の場合は、片目のみなのでブルーライトカットは入れていません。
金額は39.50EUR、プラス送料6EUR、合わせて45.50EURとなり、日本円で5,700JPYでした。
PayPal経由で支払いましたので、PayPalから支払い通知のメールは来ますが、VR Opticianから受け付けた旨のメールは一切来ません。なにも音沙汰がないので、ちゃんと注文が通ったのか心配になってしまいますが、小規模な海外メーカーですから、そういうものなのかもしれません。その後11日経過してVR Opticianから発送通知メールが来ました。配達番号も記載されています。その番号を用い、郵便局のEMSの配達状況から確認できます。実際はEMSではなく国際書留のようなので、配達には時間がかかります。発送通知メールから8日経過して、現物が届きました。発注日からは約3週間弱かかったことになります。
VR Opticianの眼鏡ケースに入って届きます。レンズは小さな袋に入っています。視力を合わせているのだから当たり前ですが、レンズを通して周囲の景色を見ると、はっきり、くっきりです。
頭にかぶってみると、レンズの上側のプラスチック部分がおでこに接触します。HP Reverbはもともと目とレンズの距離が短いのだと思われます。しかし、痛みを感じたり、使えないレベルではないので、問題はありません。
裸眼でありながら、VRの世界がはっきりとした視界になりました。これは一度使い始めると、なくてはならないものになってしまいます。高解像度VR HMDには必須です。
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